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18議席に20人舌戦 猪名川町議選告示
2003/09/24
任期満了に伴う猪名川町議選が二十三日、告示された。今回から二議席減って一八になった定数に対し、現職十七、新人三の計二十人が立候補した。うちニュータウン出身者は十一人で、女性は新人一人を含む三人。少数激戦が見込まれる五日間の舌戦が始まった。 二十二日時点での有権者数は二万二千六百三十二人。前回を約千人上回ったが、約四千人ずつ増えた一九九一、九五年の選挙に比べ、伸び幅は縮小している。 三万人を目前に人口が頭打ちになり、町税収入が減り続ける中、将来の財政基盤の確立などが課題。居住者が減少するニュータウンもあり、若い世代の移住を促す施策などが求められる。 この日は受け付け開始の午前八時半前から各陣営の関係者が町役場に集まり、手続きを済ませて早速、町内へ。人通りの多い能勢電鉄日生中央駅周辺には選挙カーが行き交い、候補者同士が間近で演説をするシーンも見られた。実績をアピールする現職が目立つ一方、支持者とともに選挙ポスターを張る新人もいた。 投票率は回を追うごとに過去最低を更新。前回(67・13%)を下回るとの見方もあり、町選管は大型ショッピングセンターで放送を流すなどして啓発に力を入れている。不在者投票は二十三日から町役場一階で始まり、二十四日からは日生中央駅前の日生住民センターでも行われる。 投票は二十八日で、即日開票される。