OFF!!'s Weekly Chart
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そんな訳で解説です。 キリンジ兄、堀込高樹のソロ「Home Ground」は期待以上の出来。 ポップスとして非常に優れた音楽でありながら、どっかイビツで、どっかねじれてて、一筋縄ではいかない。 難しいというより、ニヤリとさせられてしまう。 恐ろしくロマンティックかと思えば、ド変態だったりする。 こーいう音楽、もう大好きです。 akikoの新作「LITTLE MISS JAZZ&JIVE」は小西康陽プロデュース。 タイトル通りakikoがJAZZ&JIVEを唄いまくるアルバム。 キュートでヒップで心が躍る音楽。 「I WANT YOU TO BE MY BABY」のスウィングするヴォーカル!なにもかも忘れさせてくれるような音楽の楽しさに満ちてる。 「親切なクムジャさん」観る。 パク・チャヌク監督の、凄まじいまでの「映画力」に唸る。 最高のテクニシャンでありながら、テクだけに逃げない演出。 残酷なまでに美しい映像センス。 参ったね、もう。 NONA LEAVESの新作「LOVE ALIVE」のカップリングがこの「クリスマス・タイム」。 毎年、この時期になると何十ものクリスマスソングが作られるが、そのほとんどが商売ッ気丸出しの粗悪品と言っちゃっていい。 で若きポップマエストロ・西寺郷太のペンによるこの曲は、さすがにポップミュージックとしての完成度が高く、歌そのモノの力でマジックを感じさせてくれる。 クリスマスの夜、ふいに街からこの曲が流れてきたら、それだけでミラクルになりえる。 そんなド名曲 明治製菓「たけのこの里〜チーズケーキ味」がやけに美味しかった! いや、それだけ。 |
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そんな訳で解説です。 行ってきました、カーネーションのライブ「御堂筋横断」@大阪バナナホール。 実に3人だけで3時間20分というお腹一杯のステージ。 3人体制になって以降、相当数のライブをこなしているカーネーション。 出来る限りは観にいってますが、今回は現時点でのまさに集大成というべきライブ。 ハードでタフでラフでロマンティックで、つまりは最高にロック。 この日の「あの日どこかで」はこれからカネファン達の語り草になるであろう名演。 その場に立ち会えたことを誇りにすら思う。 いや、とにかく素晴らしいライブ。 で同じく1位にしたのが京都の小さなメキシコ料理店、エル・ラティーノで行われたあがた森魚のライブ。 あがたさんの歌とギター、サポートはパーカスのみというシンプルな構成。 なんつーか、その音楽のコアな部分に触れるような、喜びと感動があった。 あがたさんから発せられる音楽が、ダイレクトに胸に響く。 その間には何もない。 ただ音楽があって、その音楽があらゆる感情を揺さぶり、僕をどこかへ連れて行く。 やっぱ音楽好きだわ、もう音楽に恋してるんだって思うそんな2本のライブだった。 北野武監督「TAKESHIES'」は、百聞は一見にしかずという映画で、まずは観ることをお勧めする。 全部の評論的外れだから。 っつーか、100人観たら100通りの感じ方があってこそが映画。 一つの答えしかない映画が多すぎるのがおもしろくないとこなのです。 で難解というよりはストレートに内的宇宙を描き出す、北野武そのものの映画。 ここまで全部さらけ出しちゃうんだ…っていうとこに感動した。 激しくダンスし続ける北野監督。 単純にスゲーカッコイイ!と思う。 ゲントウキのライブ「京都松虫通り」@磔磔。 対バンはラリーパパ&カーネギーママ。 若き実力派、二組によるライブは、音楽への愛情を感じさせる非常に好感の持てるもので、磔磔の雰囲気とも相まってかなり幸せな気分にさせられた。 そしてそこで起こったミラクルがアンコールでの「愛しの第六惑星」。 ふらりと立ち寄ったあがた森魚さんを呼び込み、二組があがたさんをサポートする形での演奏。 世代を超えた音楽の絆。感動しちゃった。 新宿末廣亭にて古今亭菊乃丞の落語に接する。 歌舞伎役者みたいなシュッとしたルックス、流れるような心地よい口跡。 実に気持ちのいい噺っぷりにいっぺんでファンになった。 いや、いいなぁ。 |
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そんな訳で解説です。 山下敦弘監督「リンダリンダリンダ」観る。 「文化系青春映画」はそれだけで大好きですが、変に熱くならない、かといってノスタルジックにならない今作は傑作ですな。 文化祭の微熱、そのちょっとした微熱感にグッとくる。 主演のペ・ドゥナのくるくる変わる表情を見てるだけでも楽し。 そしてブルーハーツ「リンダリンダ」のピュアでロックな響きが、この映画を普遍的な青春映画たらしめているのだ。 青山陽一、西村哲也、大田譲が在籍したバンド・グランドファーザーズのアルバムを改めて聴き直す。 今聴いても全然かっこいい。 幅広い音楽性、ラフさとタフさを兼ね備えた演奏、渋いのに枯れてない…。 いや、良いバンドです。 高野寛の名曲数あれど、「夢の中で会えるでしょう」は代表曲と言っちゃってもいいでしょう。 数ヶ月ごとにこの曲、聴きたくなるんだよね。 いがらしみきおの「ぼのぼの」を10数年ぶりに、娘とともに読みかえす。 べたつかないのに、かわいい絵、各キャラのたちっぷり、呑気と哲学を行き来する言葉…これは日本の「ピーナッツ」なのではと思う。 海原やすよ・ともこは上手いなぁ。 ネタ自体は特別おもろいものではないんだが、漫才師としての技術、その腕の確かさはその「血」のなせる業か。 |
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そんな訳で解説です。 シンガーソングライター・木全務氏と空気公団・山崎ゆかり嬢のユニットがao。 でそのファーストアルバムが「君はひとくせ」。 既に先行してネット配信されていた表題曲の評判が、信頼するブロガーさんたちの間でも高くて期待してたんだが、期待以上の出来ですね。 これは気持ちいい。 全曲のアレンジを手掛けるのは窪田渡という人で、僕は不勉強で知らなかったんだけど、めちゃめちゃいい仕事振り。 この名前は覚えとかなきゃいけないな。 でほとんどが木全作、山崎歌唱というカタチなんだが、よほど相性がいいのだろう、生まれるべくして生まれた歌、そんな感じがする。 最近は、穏やかで、凛として、美しいものに強く惹かれるのだが、そんな音楽。 決して無理してなくて、生活の延長線上に生まれた歌。 だから強くて美しい。 ずっと大切に聴いていきたいな。 あえて天才と呼びたい種ともこの久々の新作が「カナリヤ」。 アコースティックギター、ピアノを中心とした音作りながら、ただ優しいだけの音じゃないとこが、この人らしい。 闇の中の一筋の光。 痛みや傷を乗り越えていくような強さを感じる歌声。 今こそ、聴かれるべき。 先週に引き続きヘビロ中なのが真心ブラザーズ「I'm in Love」。 聴けば聴くほど良いなぁ。 普遍的なラブソングはどんなメッセージソングよりも強く胸に響く。 だって「I'm in Love」だよ。 これ以上のメッセージなんかあるか。 ほぼ日の「はじめての中沢新一」がやたら面白い。 「流動する心」だなんて興奮するな。 物凄くちっちゃな例だけど、例えばこうして書いてる文章も、「非対称的な理論」と「対称性の理論」とのバランスの上で成り立ってるわけで。 「一筋の風を/俺は追いかけてんだ」。その一筋の風を追う学問。 そりゃ、おもしろいって。 友達が教えてくれた「動くパズル」。 これがもうなんちゅーか、「キーッ!」ってなる。 なのにやっちゃうんだな。 時間に余裕があれば、是非。 |
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引き続きお楽しみください。 |