OFF!!'s Weekly Chart log
<<2004年4月25日付ランキング>>
1
ヒックスビル in 音楽感謝
2
「バイバイ・ブルース」ヒックスビル
3
カーネーション in 音楽感謝
4
「まんが道・藤子不二雄A展」
5
「銀河鉄道999」松本零士
<解説>
そんな訳で解説です。
行ってきました「音楽感謝」at京都・拾得。
出演はカーネーションにヒックスビル。
で一位は今回、ヒックスビル!
すんばらしい演奏で感激、感動したっすよ!!
ヒックスビルはもうデビュー時からずっと聴いてたけど、ライブは初体験。
予想を遥かに上回るステージで、いっしょに行った友人ともどもニッコニッコしっぱなしだった。
中森、小暮両氏の息の合ったギタープレイはまさに痒いところに手が届く、絶妙の「いい塩梅」。
何度も「そう、それっ!そこっ!最高」とのけぞったね。
そしてそして真城めぐみ嬢の歌声の豊かさ!
昨今「歌姫」と呼ばれる上っ面だけの「ソウルフル」なヴォーカリストが多い中、この歌声は貴重だ。
彼女の歌声はいろんな表情を持っている。
全てを包み込むような母性的な優しさをみせたかと思うと、大人の女の凛とした強さを見せる、かと思えば友達以上恋人未満な実に胸キュンなキュートさ覗かせたりと、はっきりいって胸を打ちぬかれたね。
いや、本当に素晴らしいバンド。
一生ついて行きます。
でそのライブで、カーネーションの最強のリズム隊をゲストに演奏されたのが超が付く名曲「バイバイ・ブルース」。
イントロ聴いた時点でちょっと泣きそうになった。
ほんと、大好き!としか言えない。
家帰ってからもうずっとリピートしっぱなし。
前から言ってるんだけど、こう唄、ぜひ堺正章氏にカヴァーしてもらいたい。
いや、ヒックスビルは素晴らしかったが、もちろん我らがカーネーションも最高だったよ。
思わず「最強や・・」とつぶやいたね。
今のカーネーションは、はっきりいって世界最高のロックバンド、21世紀最強のスリーピースだ!
リズムのぶっとさ、そのキレがあってコクがあるダイナミズム。
そしてギタリスト・直枝氏はライブの度に「いい音を鳴らしてる」感が強まってて、男も濡れるぐらいに痺れる。
もちろんヴォーカリスト・直枝氏も素晴らしい。
真城めぐみ嬢もそうだが、やっぱいいヴォーカリストって曲によっていろんな表情を見せてくれるんだよな。
こうなったら次のワンマンライブ、会社さぼってでも行くしかないな。
そしてもうすぐ発売の「Angle」は即買いでよろしく。
京都伊勢丹の美術館「えき」で開催中、「まんが道・藤子不二雄A展」観にいく。
どちらかというとF派な俺だが、もちろんA先生も好き。
叙情とエンターティメントそしてブラック、ナンセンス、シュールまでという揺れ幅の広さは漫画界随一。
その独自の感覚とビジュアルセンスはティム・バートンより20年早い。(「怪物くん」をティム・バートンに映画化して欲しい)
で初めてみるA先生の生原稿。
その迫力にはビビッたね。
白いF、黒いAと呼ばれるように、黒を基調としたA先生のビジュアルセンスは、日本人離れしていて、一コマ一コマにアートを感じる。
黒と白のコントラストを極限まで追求した「絵」は魂をグイグイ揺さぶる。
で今回さらに驚いたことは、カラー原稿の美しさだ。
モノクロで強烈なセンスを発揮するA先生だが、カラー原稿もこれまた強烈だった。
とにかく色使いが美しい。
原色を多く使いながらも、どぎつくなくて「美しい」という言葉がぴったり。
A先生、やっぱり天才だ。
でも一つ漫画。
ふと入った喫茶店で松本零士「銀河鉄道999」を読む。
傑作やがな・・。
初めて映画を観て泣いたのは、小学3年生の時に観た「銀河鉄道999」映画版だった。
ラストシーン、メーテルは鉄郎にキスをして一人消えていく。
そして鉄郎はその別れの悲しさをこらえ走り出すのだ。
いずれ全巻読み直さなあかんようやな・・。

<<2004年4月18日付ランキング>>
1
「アイデン&ティティ」田口トモロヲ監督
2
友近
3
中村獅童
4
ユニクロのジャージ
5
耳かき
<解説>
そんな訳で解説です。
みうらじゅん原作、宮藤官九郎脚本、田口トモロヲ監督といういやが上にも盛り上がる映画「アイデン&ティティ」が滋賀会館シネマホールでかかったので早速観にいく。
92年(実に12年前)に発表された原作はもちろん初版で持ってるし、もう何十回と読み込んでいる。
みうらじゅんの代表作であり、この作品がある限りみうらじゅんのことは信用できる。
僕にとってもバイブルみたいな作品。
普通思い入れがあると、変にいじって欲しくないと思っちゃうもんだけど、田口トモロヲが撮るって聞いて、もうすっかり安心した。
そして出来上がった作品は宮藤、田口両氏の原作に対する愛とリスペクトが感じられ原作同様大好きな映画になった。
実に真っ正直な青春映画であり、男の子の映画である。
仲間との友情と女への愛、この普遍的な感情、それに対する不器用なぐらいに真っ正直な態度。
だから感動する。
友情は計算なんかじゃないし、恋愛はゲームなんかじゃない。
役者陣もみなはまり役でバンド四人の佇まいは本物のそれだった。
中島を演じた峯田和伸はその下手くそさゆえのリアリティがあり、中村獅童(絶品)大森南朗、マギーの3人はそのリアリティに引っ張られて、技術以上の熱い何かを感じさせた。
かなり難易度の高い彼女役は麻生久美子の存在感があってこそ成り立ったと思う。
あの役を演じられる女優さんを思いつかないもん。
で宮藤の脚本が素晴らしい。
原作の台詞に限りなく忠実でありながら、その構成、時間軸の絶妙な再構築でより原作の主題を際立たせお見事。
脚本家としての技術力の高さに改めて感心。
テレビ「よしもと笑激ライブ」で友近のソロライブ「風来嬢」観る。
友近、おもろい、うまい、素晴らしい。
過去に「女イッセー尾形」と呼ばれる人は何人かいたが、やっと本当にその域に到達できる人だと思う。
もうテレビとかいいから、年に1回、ライブでたっぷり芸を見せて欲しい。
もうレベルが違う。
で前出の中村獅童。
「阿修羅のごとく」ではコメディリリーフとして、真面目で気の弱い青年を怪演してて、「おっ」と思ったが、「アイデン&ティティ」でもまたまた好演。
中村がジョニーを演じることで原作より一歩踏み込んだバンドのドラマ性が生まれた。
緩急をつけられる幅のある役者さんだな。
去年買ったユニクロのジャージをここんとこ休日には着用している。
ジャージは楽だなぁ。
それだけ。
毎週末、ボケッとテレビを見つつ、耳掃除をする。
が愛用の木製耳かきが見つからず。
見つからないとますます耳掃除したくなるもんで、もう堪らない。
綿棒なんかじゃ、我慢できない。
あぁ耳かきよ、一体どこへ・・。
結局1週間見つからず、100円ショップで「木製耳かき2本セット」購入。
さぁ、掻くぞ!

<<2004年4月11日付ランキング>>
1
「ぼくんち」西原理恵子
2
「小西康陽作品集 きみになりたい」 
3
「阿修羅のごとく」森田芳光監督
4
漁火
5
池脇千鶴 in 「きょうのできごと」
<解説>
そんな訳で解説です。
西原理恵子の「ぼくんち」読了。
これはすっばらしい作品。
名作!!っていまさらですかね・・。
凶暴なる叙情の世界、さりげなく「生」の意味を問い、胸を少し締め付ける。
先週に引き続き「小西康陽作品集 きみになりたい」を聴き続けてる。
絵に描いたようなアイドルポップ「日曜はダメよ」(三浦理恵子)、ピチの傑作ファーストアルバム「カップルズ」に収録されててもおかしくないぐらいの名曲・「有給休暇」(松本伊代)などなど何回聴いてもあきないなぁ。
森田芳光監督「阿修羅のごとく」を滋賀会館シネマホールで観る。
かっちりと作られた日本映画。見応え有り。
そしてこれは女優で観る映画で、八千草薫から深田恭子まで、新旧の女優達の演技が楽しめる。
大竹しのぶはやっぱ別格だなぁとか深田恭子はまだまだですなとか、黒木瞳って上手いのか下手なのかよくわからんなとか深津絵里ちゃんは最高!とか思いながら観るとまた楽し。
出演シーンは少ないが強力な存在感を放つ桃井かおりと意外に木村佳乃が僕的には良かったな。
でいきなり「漁火」って何?
これは香西食玩株式会社は作る珍味系駄菓子。(左図参照)
名称は「魚介類乾製品となってるが、ま、なんちゅーか「ビッグカツ」って駄菓子あるでしょ、あれを細かく切ったみたいな、ま、そんな駄菓子、20円成り。
妻のバイト先に置いてるんだけど、これがおいしいのに売れてない。
そこで豪快に数袋買い取る(ま、10袋買っても200円なんだけど)。
おいしいんだけどなぁ。
行定勲監督「きょうのできごと」観る。
妻夫木聡、田中麗奈、柏原収史、伊藤歩など若手俳優たちがこぞって出演。
で内容は何も無い一日を追った何も起こらない映画。
何も起こらない映画って昔は嫌いじゃなかったというか好きだったが、最近はなかなかそれだけではグッとこれなくなっちゃったな。
年のせいでしょうか。
で映画は学生時代を思い返してちょっと懐かしい感じで悪くないけど、最高ってまではいかないかな。
田中麗奈ちゃんは素晴らしくかわいいが、今回は伊藤歩ちゃんのほうが勝ち。
そして出番は少ないながら、やはり池脇千鶴ちゃんが、演技力、存在感という面でずば抜けている。
例のジョゼとは180度違う役なんだけど、この人は凄い女優さんだなぁと改めて。

<<2004年4月4日付ランキング>>
1
「THE BAND OF 20TH CENTURY」ピチカート・ファイヴ
2
「小西康陽作品集 きみになりたい」 
3
「小西康陽『きみになりたい』を語る」
4
「笑芸人」特集・笑うラジオ
5
ハマコー講演会
<解説>
そんな訳で解説です。
ピチカートファイヴのDVDボックス「THE BAND OF 20TH CENTURY」購入。
過去のビデオ作品はもちろん全部持ってるが、それでもラストライブの模様を収めた「HAPPY END OF THE BAND」やレア映像満載の特典ディスク、小西康陽によるブックレット、さらにタワー購入者特典でさらにDVD一枚となれば買うよねぇ、実際。
毎日、ちょっとずつちょっとずつ観ながら、俺は本当にピチカートファイヴが大好きだ、死ぬほど好きだと叫びそうになる。
娘を膝に乗せ、「恋のルール・新しいルール」のPVを観ながら、なんでこんなにも胸が躍るのかと思ったら、ちょっと泣きそうになった。
ピチカートの音楽と出会ってなかったら、僕はどうなってたかな。
大好きです。
で小西康陽がピチカート以外、様々な女性ヴォーカリストに書いた曲を集めたのが「小西康陽作品集 きみになりたい」。
戸川京子、三浦理恵子、観月ありさ、深田恭子などなどへ提供した楽曲陣はやっぱりどれも小西印。
ガールガールガールの「Boy Boy Boy」なんか最高っすね。
僕はポップ職人達が若くてかわいい女の子に提供した曲が大好き。
実際ここに納められた16曲も宮村優子作品以外は全部持ってて(松本伊代とか岩本千春なんてどれだけ中古盤屋を捜し歩いたことか)、もう数年前になるが自分で小西作品ばかり集めたテープを作ってたぐらい。
ちなみに僕は小泉今日子とか中山忍、そして小西外注楽曲の中で一番好きなクリオラ「アンチ・クリスマスソング」なんかも入れてた。
というわけでこれ第二弾も作って欲しいな。
で上記作品をreadymade internationalでネット購入すると付いてくる特典が「小西康陽『きみになりたい』を語る」。
小西自らが各曲の解説を語るという内容で、曲への思い入れ、制作時の裏話などなどがたっぷり語られてて、ね、欲しいでしょ。
で一番嬉しかったのが小西がプロデュースして市川美和子ちゃんがポンキッキーズで唄った「ぞうさんとくものす」がちょこっとだけど聴けること。
これめちゃめちゃかわいい曲なんだけどCD化されてないんだよねぇ。
2ヶ月に一度のお楽しみといえば高田文夫責任編集「笑芸人」。
今回は「笑うラジオ」特集。
吉田照美、うえやなぎまさひこ、伊集院光の鼎談やビバリー昼ズ15年史など読み応えたっぷり。
3時間かかって読んだよ。
そして付録CDも凄い。
ビバリーのオープニングトークや番組ジングル集に鶴光のオールナイトニッポンや久米宏の貴重な音源なんかが収録。
これは買いでしょ。
ひょんなことからハマコーこと浜田幸一の講演会に。
いや、凄い迫力で笑った。
内容はまぁ、支離滅裂でよくわからんがお客さんの掴み具合がとにかく凄い。
ステージ上には上がらず、最後まで客席の中を歩き回って喋り倒す。
政界裏話や得意の毒舌で客を笑わせ、のせにのせまくり、最後にゃ唄いだすという一大エンタ-ティメント。
政治漫談、演芸として聞くべきで「きみまろ」より絶対オモロ。
しかしまぁ個人的には関わりたくないタイプだけどね。

今、あなたがご覧になっているHPは「OFF!!音楽と笑いの日々」です。
引き続きお楽しみください。