OFF!!'s Weekly Chart
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そんな訳で解説です。 行ってきました「磔磔」での鈴木祥子ライブ。 今回はフィーチャリング・カーネーションということで、行くしかないでしょう。 僕の敬愛する2大ミュージシャンの夢の競演。 ツアー明けのカーネーションは、自信に満ち溢れた凄みあるステージ。 わずか1mほどの至近距離で聴く、ロッキンな直枝氏の歌に鳥肌立ちまくり。 そして「磔磔」といえば鈴木祥子。 カーネーションをバックにギターを抱えて歌う祥子さんの美しいこと。 頬にまとわりつく髪や胸元に落ちる汗はセックスよりも官能的であった。 この人は本物のロッカーだなぁ。 おもしろいと聞いていた佐野眞一氏渾身のノンフィクション「東電OL殺人事件」が文庫で出たので早速購入し読了。 97年に起きたこの事件は当時かなりセンセーショナルな話題となりワイドショーあたりでも大きく取り上げられたので憶えてる人も多いでしょう。 エリートOLでありながら最後はわずか2000円で体を売る娼婦にまで自らを貶めていった被害者の心の闇。 「人間」の抱える深い闇を探ろうと試みる筆者はそのあまりの深さに呆然と立ち尽くすしかなかった。 そしてこの本を読み終わった翌日の新聞には容疑者として捕まったネパール人ゴビンダ・プラサド・マイナリ氏に「無期懲役」のという審判が下った。 そのタイミングに自分でも驚くが、その記事の扱いの小ささにもかなりショック受ける。 はっきり言って、ゴビンダ氏は無罪だと思う。 その辺り、この本でもかなり深く掘り下げられているが、冤罪の可能性が極めて高い。 やりきれない思いばかりが残る事件で、真実さえも飲み込んでいった深い闇の前で僕もまた立ち尽くすしかないのだ。 なにげにヒックスヴィル99年作「Mileage」聴き返す。 これが素晴らしくいい。 松本隆氏の詞も絶品で再評価されるべき傑作。 久々のフィギュアは藤子不二雄Aだ。 怪物くんにハットリ君。 F派の俺だが、A氏のブラックと叙情を併せ持つ感性にもグッとくるわけなんだよ。 ロック温故知新という訳でもないが、ロッキンタイムの「ロッキンタイム」を今更ながら聴く。 これはいいですねぇ。 土曜の午後、娘と本読みながらなにげに流しておいたら見事にはまった。 晩秋に聴くレゲエ、これもまた良し。 |
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そんな訳で解説です。 浅草キッドの新作本「濃厚民族」は深作欣二、山城新伍、テリー伊東、石倉三郎、百瀬博教、高橋がなり、萩本欽一、そしてビートたけしなどなどまさに「濃厚」な男達との対話集。 キッドの惚れこみ具合、それに答える男達。 男が惚れる男の素顔。 田原総一郎編、古館伊知郎編なんかは特におすすめしたい。 ドラマ「マンハッタンラブストーリー」おもろ。 小泉今日子最高!と今こそ言いたい。 初回とは打って変わってテンション高い演技、100%の笑顔。 20年前に小林信彦氏が指摘していたが、その笑顔の裏にちらつく「陰り」こそがキョンキョンの深さなのだ。 birdの新作「DOUBLE CHANCE」がいい。 プロデュースは田島貴男。 でそこに収められたブラジリアンな「VIVA!SPA」という曲がとにかくいい。 birdのフェイク一発という乗りの良さ、初期のオリジナルラブをちょっと思い出した。 「FLIP SIDE of the moon」というサイトはインターネット始めた当初からよく見てるんだけど、そこで「好きなもの100個並べる」というFAVORITE THINGSというコーナーが楽しい。 僕も以前、「私家版ソーロング20世紀」ということで同じようなことしたんだけど、改めて100個選んでみると、もう100個に収めるのが大変だったよ。 でこっそり僕も参加してるので探してみてね。 でそのFAVORITE THINGSの元ネタ、ムッシュかまやつの「我が名はムッシュ」を聴きたくなって改めて聴きなおす。 で「二十才のころ」にグッとまたくる。 僕の「二十才のころ」はこんな風におしゃれなものではなかったが、それでも想い出すとちょっとセンチメンタルな気分になる。 ま、大学のサークルの男友達とバカ話ばっかしてただけなんだけどね・・。 |
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そんな訳で解説です。 キリンジの新作「For Beautiful Human Life」は、秀逸なタイトルも含め、これまた難癖つけようのない出来すぎなアルバムなのですが、特にぶっとんだのは掘込高樹氏の詞世界であります。 30過ぎの常識人、その心のブラックな側面を抉り出したかと思うと、緩やかにロマンティックに揺れる心のひだに触れる。 なんたる職人芸。 凄いの一言です。 小泉今日子が今、いい。 物凄くいい。 宮藤官九郎の新作「マンハッタンラブストーリー」でのはすっぱなタクシー運転手役。 一挙手一投足が全部いい。 あぁやっぱキョンキョンは特別だと思う始末。 なおドラマの方もなかなかおもしろそう。 話はそれるが森下愛子を見ると、その「保存状態」の良さに感動しますね。 カーネーション直枝氏がフェイヴァリットに挙げるニールヤング「渚にて」を聞き続けています。 「SEE THE SKY ABOUT TO RAIN」エンディング間際のハーモニカが、やるせなく果てしなくてグッときちゃう。 毎回、こってりした内容で楽しませてくれる「笑芸人」ですが、今号は喜劇映画特集。 西田敏行、宮藤官九郎インタビュー、クレイジーやドリフ映画から「トラック野郎」、勝新&若山富三郎までやりすぎのラインナップ。 雑誌はこうじゃなくっちゃね。 先週同様TOTEM ROCKの「STAY TUNE」が最高っす。 「目に見えてる/永遠なんて/スグ消えちゃうのさ/嵐の去った/朝の空気のよう・・」 今秋のベストトラック。 |
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そんな訳で解説です。 いきなり一位は「かせきさいだぁ」とヒックスビルの「木暮晋也」が組んだニューバンド・トーテムロックのファーストCD「TOTEM ROCK EP」に収められた「STAY TUNE」という曲。 これが素晴らしくいい。 キタキマユ嬢の美しい歌声で彩られらた、ツボにはまるメロゥなメロディに「青臭いとしかいいようのない/僕のアーリー'80s」がかせきさいだぁによってラップされる。 あぁこの感じ、甘たるい感傷的な感じ、2003年秋のテーマソングに決定。 鈴木祥子のライブ盤は聴き応えあり。 カーネーション直枝氏との「恋人たちの月」とか山本拓夫氏との「舟」とかすんばらしいね。 あぁ磔磔のライブが楽しみだにゃー。 京都・百万遍のパンやマルハベーカリーのクロワッサンはもう20年以上大好きなパン。 昔、祖母の家が近くにあったからもう小学生の時から食ってるんだけど、これがもうめちゃめちゃにうまい。 軽くパリっとしたクロワッサンとはまるで違う、ずっしり重くてモチモチしたここのクロワッサンは麻薬的な魅力がある。 久々に京都に寄ったついでに大量買いしてしまう。 あとここのザラメまみれの「ぶどうパン」も恐ろしくウマイのだ。 ネットいろいろ巡回してたらこんなページ発見。 そこにあったのがこのインターネットラジオ番組「みうらじゅんの仮性フォーク」。 とにかく見て、聴くしかないバカバカしさ。 夢路いとし先生死去。 「音楽と笑いの日々」と掲げている限り、この歴史的な事件を上げない訳にはいかない。 もう聴けないのですね、あの名漫才。 「我が家の湾岸戦争」なんて大好きなネタだったけどねぇ・・。 ご冥福をお祈りいたします。 合掌。 |
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引き続きお楽しみください。 |