99年4月下旬

99.4.30
仕事。
出張、休み明けの机の上はメモだらけでいやになる。
なんだかバタバタしてるうちにもう夜。
7時前から会議。
全く。
8割がた不毛な会話。
9時終了で帰宅。
帰って10時半。
「気分は上々」ぼんやり見ながら一人食事。
・・・おもしろくない一日が過ぎる。


99.4.29
休日。
妻はバイトなので一日娘と遊ぶ。
午前中、湖岸の公園へ。
天気はいいが風が少し強く肌寒い。
シーソーやブランコに乗り、ベンチに座り湖を眺める。
水のある景色は本当にいいものだ。
帰ってチャーハンを作り二人で食べる。
ねぎと卵と干しえびだけのシンプルチャーハンはうまくできた。
水っぽくなる原因はタマネギだったんだな。
で食後に娘と自転車に乗って湖岸経由でアーカスまで。
ロッテリアでポテトとシェイクのおやつ食べぶらぶら散歩。
風が強くなってきてさすがに寒いので帰る。
そろそろ昼寝するかなと思ったが寝る気配なし。
家でひたすら遊び続ける。
BGMはピチカートにロジャーニコルスにハースマルティネス。
かなりいい選曲だと思うがわかってんのかな。
で6時前になって娘は眠りに。
夕食の準備にとりかかる。
うなぎ丼と味噌汁のみ。
ちょうど妻が帰ってくる時間に仕上がるようばっちり仕込む。
で帰ってきたとこで娘も起きたのでみんなで夕食。
あとはテレビ見ながらだらだら。
「恋の奇跡」おもしろい。


99.4.28
最終日。
真面目に仕事。
昼は相変わらずビバリー聞きながら車中で食事。
久々にモスバーガー食べる。
しかしハンバーガーって無性に食べたくなるときがあるんだけどいざ食べるといつもなんか後悔するんだよな。
この気持ちはなぜ?
で商談終え熊谷で車返す。
レンタカー屋の美人のお姉さんが駅まで送ってくれた。
なんか気のきいたことをと思いつつ結局一言もしゃべれなかった。
どうしてこうも美人に弱いのか。
駅では何かあったのかテレビの取材してる。
ルックルックのレポーターが何やら喋ってる。
何があったのかな?
で新幹線で東京まで。
東京駅で少し時間あったので散髪屋へ。
かなり伸びてたので思い切って短くしてもらう。
しかしなかなか散髪屋に希望の髪型を伝えるのは難しい。
いつも決まった散髪屋にいけばいいのだが、なかなかいい店が見つからなくてここ数年流浪の民と化して様々な散髪屋を渡り歩いてるのだ。
で結局、今日も思いは伝わらなくなんかおかしな頭になってしまった
。家に帰り着いたとたん、妻に笑われる。
「東野幸司みたい」とは妻の弁。
そんな気は毛頭ないのだが・・。


99.4.27
富岡では飯食わないと言ったとこだがホテルで朝食。
今日もざくっと仕事。
昼は相変わらずビバリー聞き移動しながらサンドイッチの昼食。
夕方まで真面目に働き群馬県太田市のホテルへチェックイン。
ここんとこ出張のたびに行ってる和食レストラン「夢庵」でかれいのおろし煮の夕食。
手軽に魚が食べられるのが嬉しい。
ひさびさに満足いく食事してコンビニでプリンと野菜ジュース買ってホテルへ戻る。
後は出張報告書きながらテレビ三昧。
「さんま御殿」藤崎奈々子ちゃんかわいいなぁ。
「古畑任三郎」今回も岡八郎、元怪物ランドの郷田ほずみ、夏木ゆたかとかマニアックかつ絶妙なキャスティング。
岡八郎はまりすぎ。
「ジャングルテレビ」まだやってたのか?ゲスト大竹まこと氏。
シティボーイズライブもうすぐだなぁ。待ち遠しい。
「これがキャイーンだろ」ウド氏は最高だ。もうなにやってもおかしい。


99.4.26
5時起きで出張。
新幹線で妻が持たせてくれたおにぎりの朝食。
東京駅で車借り埼玉県飯能市からスタート。
ビバリー聴きながら秩父へ移動。
昼食は名物の手打ちそば。
うまい。
でラストの商談地、鴻巣市まで車飛ばしざっと仕事済ます。
そこから今日の宿泊地、群馬県富岡市まで2時間かけ激走。
以前、富岡市では2度と飯食わないと宣言したが結局ほかに食うとこなく冨岡に到着。
こうなりゃリベンジだという訳で飯屋探す。
商店街の小さなラーメン屋に入る。
こういう店が案外うまかったりしてとか思いながらラーメンとチャーハンをオーダー。
「わかりました」と親父は答えたもののなにやら奧でごそごそしてるばかりで一向に作りはじめる様子がない。
5分近く待ってても厨房に動きはなく心配になってきたところに10数人のおばはん達が乱入。
どうやらなじみ客で予約してたらしい。
リーダーらしきおばはんは親父に「じゃあ、全員しそ餃子!」とオーダー。
親父は全く下準備してなかった様で「急いで作るから」と皮を丸く伸ばす作業から始めている。
おいおい、まさか今から皮伸ばしてタネ詰めて焼くのかい、それも10数人分。
そしたら俺のオーダーはいつ・・。
思わず親父に「ラーメンは・・・」と力無く聞くと「ごめんね、この後作るから!」との返事。
「待ってられるかい!どあほ!予約あるんやったら先言わんかい!」と怒るのがもはや常識だがこの現実に打ちひしがれ何も言わずそっと店を出たのであった。
こうなればしかたない。
途中で見かけたほかほか弁当屋へ直行する。
唐揚げ弁当買ってホテルに帰る。
ホテルで食うほか弁ほどわびしいものはないが背に腹は変えられない。
で部屋に入りスーツを脱いでおもむろに弁当の蓋を開ける。
しかしそこで私は信じられない光景を見ることになる。
確かにオーダーは唐揚げ弁当だった。
レシートにもカラアゲと書いてある。
弁当屋のおばはんは俺に弁当を渡すとき確かに「お待たせしました。唐揚げ弁当です」と言っていた。
だが目の前の弁当には「生姜焼き」が・・。
幻覚を見てるんじゃと2、3度頭を振ってもう一度弁当に目をやる。
・・・生姜焼き・・。
確かに弁当屋からホテルに行く車中、生姜焼きの匂いがするなぁと感じていた。
しかし付け合わせに入ってるのかなと楽天的に考えていたのだ。
それにしてもこんなことが有り得るのか?
思わず「どっきり?」とカメラを探すがそうではなさそう。
まるで町中で俺に満足な飯を食べささないようにグルになってるとしか思えない。
本当にもう富岡市では飯は食わない。
再度、宣言する。
この街は鬼門だ。
恐ろしや、富岡市。


99.4.25
9時起き。
妻が掃除してる間、部屋で娘とCD聴く。
ピチの「恋のルール・新しいルール」に二人してのる。
で選挙行ってそのまま買い物。
で「雷波少年」「電波少年」見つつうどんの昼食。
でみんなで自転車にのってパルコまで。
ちょっと妻と娘に待っててもらいタワーレコードでピチカートファイヴ「darlin' of discotheque e.p.」HIRTH MARTINEZ「I'M NOT LIKE I WAS BEFORE」購入。
妻が本見たいというのでその間、娘と楽器屋で遊ぶ。
とりあえず娘には楽器やらせたい。
ピアノもいいしギターもいい。
女性ドラマーなんてのもかっこいい。
しかし得てして親の思惑とは裏腹に音楽なんか全く興味持たなかったりするんだよな。
スポーツとかやられちゃったらどうしよう。
もし音楽に興味もってもハードロックとか聴かれたら話合わへんがな。
でおやつにパン買って帰る。
そろそろ昼寝の時間だが疲れてないのか娘は寝る気配なし。
しょうがないのでアンパンマンのビデオ見たりして遊ぶ。
妻は買ってきた、けらえいこ「7年目のセキララ結婚生活」読んでほくそ笑んでる。
で結局、娘は寝ることなく夕食の時間。
「神出鬼没タケシムケン」チェック。
前回の人気コーナーランキング1位がイタコ選手権だった。
違うだろ!と思うのは私だけ?
で途中、娘にせがまれいっしょに風呂に。
でビデオで「いろもん」「ガキの使い〜」「鶴+龍」見る。
娘はソファの上でいつのまにか寝てしまった。


99.4.22
早起きして家族で大阪、鶴見の「スヌーピータウン」まで出かける。
スヌーピー好きの妻に前から連れてってくれと言われてたのでやっと約束果たす。
娘も「わんわん、いっぱい」と喜んでる。
ステージでチャーリーとルーシーとスヌーピーのぬいぐるみショー。
巨大な着ぐるみのスヌーピーはほとんど「まんまちゃん」。
妻がルーシーの着ぐるみが誰かに似てると言い出す。
そういえばこの顔どっかで見たことあるなぁと考え導き出されたのがVシネマでお馴染みの俳優「竹内力」。
見れば見るほど似てる。
でショーの途中、観客の子供とスヌーピーが体操するところで娘も参加。
さっとスヌーピーの隣りの一番いい位置にポジショニングしたときは笑った。
だがスヌーピーにキスされびっくりして逃げ出してきた。
しかしこうして数十人の子供見ても我が娘がダントツにかわいい。
と他の親も思ってんだろうな。
4時間ばかり遊んで大津に帰る。
疲れ切ってしまい、家についたとたん娘と昼寝。
結局2時間も寝てしまった。
アーカスにこだま、ひびき師匠が来るので見に行くつもりだったが娘は一向に起きる気配ないので断念。
一人、大津駅まで出張の為の新幹線の切符買いに行く。
そしたらなんと駅でこだま、ひびき師匠と遭遇。
切符買い終えふと顔あげたら目の前にこだま師匠。
びっくりして声もかけられなかった。
これから新快速乗って大阪まで帰るのだろうか。
今や日本屈指の漫才コンビも営業大変だな。


99.4.23
出張明け仕事。
会議もあり多忙につぐ多忙。
月曜からも出張なので準備もしなきゃなんないし、たまらん忙しさ。
でなんとか仕上げて夜は会社でボーリング大会。
東京に長期出張中の後輩と話してるうちにお互いビバリーの愛聴者であることが判明。
ニッポン放送だけが出張中の楽しみ。
ビバリー中心に出張スケジュールたてるのは当然という結論にいたる。
でボーリングの方はさっぱり。
奇跡は起きることなく、あいかわらずのさえない男ぶりに自分でもあきれる。
それにしても多いに盛り上がる他レーンを見てやはり俺にはこういう場を盛り上げる、こういう場で盛り上がるという能力が全く欠如していることを再確認。
「イエー」だとか「ヒュー」なんて言いながら楽しそうにしてる奴らを見て「おいおい冗談だろ、まさか本気で楽しいわけないでしょう」と心の中で思う。
しかしそれがどうやら「あれっ、そんな風に感じてるの俺だけ」ということに気付いてしまいどうしようもない気持ちになってしまった。
なんだかいたたまれなくなりそそくさと帰る。
一人、金曜の夜の心斎橋を歩いてると世界中からたった一人取り残されたような気になる。
なんだか自分ばかり「はずれくじ」ひいてるみたいだ。
地下鉄のホームで眼鏡を外しうすぼけた人の群を眺めてると押し寄せてくる孤独感につぶされそうになる。
金曜の夜はさすがに人が多く、11時過ぎだというのに車内は満員でやたら蒸し暑い。
一体、俺のこの気持ちはいつまで続くんだろう。
帰って寝ている娘にキスする。娘の冷たい右頬だけが今の俺の唯一の拠り所なのかもしれない。


99.4.22
最終日。
藤沢のホテル出て横浜市内から川崎あたり回る。
和風レストラン「夢庵」でランチ食べ、即車に戻る。
ビバリー木曜はやはり最高だ。
高田文夫、清水ミチコのしゃべりあいのスピード感、ばかばかしさ、車中で爆笑する。
でまぁなんとか終了。
新横浜で車返し新幹線で一路京都まで。
駅前の本屋でナンシー関「聞く猿」購入し車中で読了。
辛口な批評というか実にまっとうな意見。
バカをバカと言ってあげるまっとうさ。
そしてこの人の文章には芸がある。で大津に帰りつく。
久々、娘と対面し早速いっしょに風呂入る。
後はダウンタウンDX見て明日の仕事に備える。


99.4.21
9時前ホテル出て東京都下回る。
東村山のイトーヨーカドー内のパン屋で買ったあんぱんとクリームパンが激うま。
スーパーの屋上に車止め、ビバリー聞きつつ昼休み。
ゲスト大橋巨泉氏。
俺も巨泉氏見習い「俺流」で生きていきたいもんだが今の俺は全く駄目だ。
見上げた空に自衛隊機が飛んだ。
立川から横浜まで回って終了。
藤沢のホテルに入る。
近くのとんかつ屋で夕食。
閉店間際のイトーヨーカドーで100円引きシール貼られたティラミスと牛乳買い、ホテルに持ち帰る。
部屋で出張報告書きながらデザート。
スプーンもらい忘れたので牛乳についてるストローでティラミス必至で食べる。
俺はこんなところで何やってんだ!


99.4.20
枝雀師匠死去。
ご冥福をお祈りします。
で7時半ホテル発、船橋で車借りスタート。
まずは市川市。
ざくっと商談し八日市場市へ移動。
昼も食べずに商談。
70過ぎの老社長は志村けん演じるじいさんとしゃべりかたが激似で笑いそうになるが必死に我慢。
戦後、闇米販売で大儲けした話を嬉々としてしゃべり続ける老人にうんざりしつつもあいそ笑い。
こりゃだめだ。
続いて旭市へ。
これまたしゃべりの女社長につかまり、売上げに全く結びつかない話に付き合わされる。
でここからの移動がすごい。
房総半島の端っこ、千倉町まで実に3時間走り続ける。
その間にコンビニおにぎり。
今日初の食事。
で最後の商談6時半終了。
さてここからまた東京調布まで移動ってんだからたまらん。
ひたすら激走に次ぐ激走。
木更津市で餃子の王将発見。
やきそばと鳥のからあげの夕食。
小学校の時から王将ではいつもこのメニュー。
食に関しては保守派なのだ。
で東京アクアラインに突入。
がらがらの海ほたるで意味なく小便。
東京湾の真ん中で風に吹かれるサラリーマンが一人。
絵にならねぇな。
首都高に入り高層ビルの間を走り抜ける。
ライトアップされた東京タワーの横を通り過ぎた時、東京を感じた。
ラジオから松田聖子「小麦色のマーメイド」。
なんて名曲。初期、松田聖子作品は名曲揃い。
そしてその歌声はまさに奇跡。
そんなこと思いつつ10時、やっとホテル着。
なんとこの時点で走行距離は400キロ。
部屋入っても疲れきって寝るだけ。


99.4.19
今日は健康診断で胃の検査あるので朝食抜き。
で会社行って早速健康診断。
会社前につけられたバスでレントゲン。
バリウムは何回飲んでも慣れない。
口の回りを白くして台の上で転がされ、時に腹を押さえられてのレントゲン撮影。
まさに凌辱。
レントゲン終了後、みんながみんな犯されたみたいな顔して出てくるのがなんだか笑う。
血液抜かれたり、心電図とったりして終了。
バリウム流す為の下剤飲んで仕事に戻る。
昼回って下剤ききだす。
これ以上の描写は止めておきましょう。
で4時会社から出張。新大阪から新幹線に飛び乗り東京まで。
2時間半、寝られずぼんやり窓の向こう眺めてすごす。
で東京駅から総武線に乗り換え今日の宿泊地、船橋へ。
船橋でいつも行く定食屋で生姜焼きの夕食。
さぁ、明日は朝一から得意先回りホテル入って寝る。


99.4.18
9時起床。
眠い。
前日は寝たの結局4時。
朝からクラムボン「はなればなれ」、KC'S「バンガロウメタルヘッズ」、はっぴいえんど「風街ろまん」立て続けに聞く。
ラーメンの昼食後、やることもないので家族で出かける。
アーカスに行こうかと思ってたが駐車場いっぱいでしょうがないのでそのまま少しドライブ。
結局、マクドナルドでポテトだけ買いそのまま帰る。
雨の日はやはり家が一番。
ビデオで「いろもん」。
妻は昼寝にはいったが娘は寝る気配なし。
佐藤雅彦監督「kino」ビデオで。
ピースな波動に満ち溢れた短編集。
これから先、度々見ることになるだろう。
優れた作品に出会うとなぜか自分でも何かを作りたくなる。
娘も寝たのでコンピューターに向かってあれやこれやとHPリニューアルのデザイン考える。
どんなに幼稚でも自分で作っていこうと決意する。
新番組「神出鬼没タケシムケン」見る。
ビートたけし、志村けんの共演。
はっきり言って心配でしょうがなかったが思ったより笑えてまずは一安心。
しかし両手放しで喜べるかと言えばそうはいかない。
まず二人が変装して結婚披露宴に紛れ込むってのはまずまず。
「子供たちに贈る歌」と題し二人が被り物で「枝豆5兄弟」なんて歌を歌うのは笑った。
志村の抜群のコント演技はさすが。
いくらの作り物を頭にかぶり、よろけてみせる一瞬の動きがたまらない。
後、浅草キッドしきりの「ガッツの部屋」ツービートこっそり復活の「南極28号」まではOK。
しかし「勝ち抜けイタコ選手権」はどうかな。
いかにもたけしのりだが、古すぎる。
確かに会議室で「イタコ選手権なんてくだらなくていいなぁ」と言ってる間はおもしろい企画だがそれを具体化するともはやさぶい。
これが10年前ならまだよかったろう。
たけしのしゃべりが絶頂だったころならどうにでも突っ込んで力技で笑わせてくれただろうが、今やそうはいかない。
このシチュエーションで突っ込みいれていくのなら浅草キッドのほうが断然笑わせてくれるだろう。
どうせなら志村、たけしがイタコに扮しコント見せてくれたほうがはるかに良かった。
やはり大御所二人が自らの肉体を使ってくだらないことをすることに意義があるのではないか。
あと1ヶ月ぐらいの間に微調節はされるでしょうが期待してるだけにちょっと苦言を呈してみました。


99.4.17
やっと土曜まできたぞ。
さっさと仕事終わらし梅田で寄り道。
中古盤屋で遊佐未森「庭」購入。
彼女のデビュー盤「瞳水晶」は大好きで高校生の頃、愛聴してた。
それ以降数枚聴いてたが、どうしても僕の中では「瞳水晶」をこえられずにいつのまにか聴かなくなってたのだけど「ストレンジディズ」のインタビュー読んで久々に聴きたくなったのだ。
で本屋で佐藤雅彦氏のビデオ付きテキストブック「 kino」購入。
相変わらず素晴らしいデザインセンス。
とりあえずタワー一回りして大丸でケーキ買う。
今日は妻の誕生日なのだ。
しかしついに妻も三十路突入。
出会ってもう10年以上たつのか。
大学のギタークラブに入って先輩である彼女をはじめて見た時はなんてかわいいのだと思ったものだ。
クラブには彼女を含め美人の先輩がいっぱいいて、男子高あがりの僕はカルチャーショックを受けてしまった。
しかし僕は今だにそうなのだが女性の前では緊張してしまい話どころか目も合わせられなかった。
そんなわけで出会って即、一目惚れしてからデートに誘うまで実に3年もかかってしまったのだ。
そんな僕も今では平気で屁までこいてしまうのだから時間の流れとは恐ろしい。
時々妻に怒られたりすると「俺があれだけ胸をこがした憧れの先輩は一体どこにいってしまったのか」と思うこともある。
いやー、これ以上は語らないでおこう。
今は今で悪くはないんですよとフォローいれつつ。
で帰りの音楽、細野-森高コンビによる「今年の夏はモアベター」。
「東京ラッシュ」のカバーは去年のベストソング。
最高。
で帰りの車内で松野大介「芸人失格」読了。
松野大介って聞いてすぐ顔が浮かぶ人はどれだけいるだろう。
かって中山秀征とABブラザーズを組んでた人っていっても若い子にはわからないだろう。
氏が小説家になって賞なんかを取ってるってのは数年前から知ってたがこの半自伝というかほぼ自伝的小説は昨年出たときからすごく気になってたのだ。
氏の幼少時代から芸人としてデビューし、コンビの片割れがタレントとして上昇していくのとは逆に転がり落ちていく自分の姿を時に冷静に時に熱く小説として書き上げたもので一気に読み終えてしまった。
ほとんどアル中になってしまった男がテレビの中でうまく振る舞う元の相方を見て思わず吐いてしまうあたりの痛々しいまでの描写。
芸人としての才能のなさを実感しつつテレビタレントにも成り下がれない男の苛立ち、苦悩、恐怖。
中山秀征に嫌悪感を感じる人には一読をお薦めする。
で帰ってバイトの妻を向かえに行って夕食。
そこに京都の両親が娘の顔見たさに来宅。
みんなで買ってきたケーキ食べる。
でひとしきり遊んでもらった娘を風呂に入れてる隙に帰って貰う。
娘はだんだん分かりはじめたからじいさん、ばあさんが帰るとなると悲しそうな顔するんだよね。
でテレビで映画「スリーパーズ」見る。
なかなか重い映画だったが終わった瞬間、次週の予告「釣りバカ日誌2」そのうえ次に続くのが「酔拳2」に「ミンボーの女」。
深刻なデニーロやブラピの後に陽気なハマちゃんにスーさん、それにジャッキー、凄んでみせる中尾彬を見た時「アジア人ってのんきだなぁ。」と真剣に思った。


99.4.16
今日も働きましたよ。
いかん、いかん、また胸に穴が空きだした。
この空虚で孤独な感じ。
誰か俺を愛してくれって気になる。
帰りの音楽、ブライアンウィルソン「イマジネーション」。
時々、ブライアンの歌声を無性に聞きたくなる。
そんな時はいつでもこんな気分の時だ。
帰ってテレビ。
うじきつよしと遊佐未森というよくわからんコンビ司会の衛星の音楽番組。
70年代ロックの特集。
ゲストに細野さんと森高千里。
で細野さんの紹介で流れたのがビーチボーイズ「グッドバイブレーション」の映像。
こういう偶然って好きだなぁ。
しかし凄いサウンド。
ブライアンいっちゃってたなぁ。