2006年7月下旬


2006-07-16「アンブレラ」

さすがに今年の26時間テレビはつまんないなぁ。
結局数分しか見なかった。
なぜかKBS京都では昨日、今日と2夜続けて「水曜どうでしょう」スペシャル。
この前からABCでも土曜深夜に始まったし、なぜか関西では週2回見れてしまうという状況。
しかしどちらも微妙に古い…。
大泉洋主演の「東京タワー」だが、脚本がMONOの土田英生氏だとか。
故・久世光彦が太鼓判を押したという脚本。
観る気なかったが、これはチェックせねば。
映画のほうは松尾スズキ脚本ってこっちはこっちで気になる。
主演オダギリジョーだし。
で昨日は「どうでしょう」観て就寝。
疲れがたまってたのか今朝は起きられずに10時起床。
ベーコンエッグにバターロール、ヨーグルトの朝食。
それから家族で電器屋&おもちゃ屋&100円ショップなどを回る。
WOWOWで熱海五郎一座公演「静かなるドンチャン騒ぎ」すっかり忘れててアタマ数分観れなかったが観る。
伊東四朗不在の為、「伊東」→「熱海」、「四朗」→「五郎」ということで熱海五郎一座。
三宅&小倉のSETvsラサール&渡辺の赤信号の軽演劇合戦の様子。
のびのびとコント演技を披露する渡辺正行が思いのほか良い。
客演の辺見えみりが唄上手いのにもちょっと驚いた。
ま、内容的にはもっと面白くできそうにも感じたが。


2006-07-17「労働者M」
今日は朝から会社でイベント仕事。
強烈な雨と風の中、吹き飛ばされそうなテント支えたり、荷物運んだり、トラロープひいたりするような地味でハードな現場。
12時間以上、外で立ちっぱなし。
身体中ズクズクですっかり冷え切る。
足がイテー。
そんな訳で今日は寝ます。


2006-07-18「あ、」
昨日の疲れをズルズルと引きずったままの1日。
ゆっくり仕事しようと思ったら、会議。
また炎上させてしまった…。
ズルズルと残業。
なんか片付かない。
外に出ると湿気が多くてうんざり。
雨も降ってんだか降ってないんだか。
帰りに聴いてたのはヨシンバ「4」。
一聴しての印象は、雄大さと繊細さが交じり合った感じ。
アレンジが良くって耳に残る。
もうちょと聞き込むことにしよう。
聞き込むほどに沁みていくであろう予感がある。
帰ったら先日の人間ドックの結果が。
やはり身体いろいろガタがきてる。
近々精密検査に行かねば。
ご飯食べながら娘が一生懸命観てるドラマを横から。
加藤ローサちゃん、犯罪的にカワイイぜ。
ってそんなこと言ってる場合か、俺。
新聞見たら、アフリカの81歳の男性(6人の妻とのあいだに45人の子供有り!)が7番目になる22歳の女性と結婚という記事。
…。
どんな状態なんだ!全く想像すら出来ん。
七人の嫁はん。
むーん。


2006-07-19「パーキング・メーター」
朝、「スッキリ!」ですっきりしない顔の極楽とんぼ・加藤氏を観て、いたたまれない気持ちになる。
昼、近くのファミマでフライドチキンを買って食べる。
美味しい。
いや、それだけ。
明日から出張なので頑張って黙々と仕事。
夜は得意先さんの送別会。
仕事片付かず1時間ばかり遅刻しちゃったが、割と気楽な感じで楽しく飲む。
帰ってきたら12時過ぎ。
時間過ぎるのはえーよ。


2006-07-21「浮かび方」
昨日から出張で東京に一泊して数時間前帰りつく。
なかなかにハード。
本当はもう一泊してゆっくりしたかったが、土曜の朝には家にいろ!令が出たのでそうもいかず。
でまずは昨日。
雨の中、8時京都発の新幹線で東京へ。
自分で作ってきたおにぎりを食べて、後は音楽聴いて、本読んで、ちょっとうたた寝してといい感じ。
11時には東京支社に着いて、そのまま某CMコンクールの公開審査。
先日作ったラジオCM、はしにも棒にも掛からず…。
点数的には38社中7番目(ま、同点が10社もあったけど)で十分満足。
その後、某放送局のホールで行われたパーティーに出席。
端っこでウロウロしてただけだけど。
でその後、社長、東京支社の人たちと食事&飲み会。
アットホームな感じで楽しく。
社長が行きつけだったというカラオケスナックで2次会。
いつものごとく「さらば恋人」なんぞを歌い、結局ホテルに帰りついたのは夜中の2時。
翌朝、支社近くの茶店でモーニング。
そぼ降る雨を眺めながら、クロワッサンにコーヒー。
で朝から夕方までみっちりセミナー。
昨日の疲れもあって、午後になって急に睡魔が…。
大人なのでなんとか我慢する。
で帰りの新幹線まで時間が有ったので、汐留まで出る。
岡本太郎の「明日の神話」観にいく。
ほぼ日でダウンロードした岡本敏子さんの解説聞きながら。
さすがに迫力ある。
写真ではわからなかったが、真ん中の骸骨のとこの質感が立体的で面白い。
実は岡本太郎の絵は好みじゃない。
でもこのタイミングで東京に来てるのも何かの縁。
時間をかけてゆっくり見る。
岡本太郎の絵は、「解き放たれてる」とは思わない。
むしろ「解き放たれたい」という思いの強烈さを感じる。
「芸術は爆発だ」と言った人だが、「爆発したい」という想いが「爆発」してるように思う。
心の一番奥の核の部分で解き放たれない何かをずっと持ってたんじゃないだろうか。
いや、勝手な解釈ですが。
でもこういう公開のされ方、観る人を巻き込んだ形になって、そこで初めて作品が解き放たれる、爆発するんだな。
そこまで込みなんだな。
そういう意味で岡本敏子さんの存在が大きくなってくる。
男にとって、自分を肯定してくれる女性の存在は大きい。
岡本敏子に出会えた岡本太郎は羨ましい限り。
だって大抵の男は、肯定してくれる女性に出会えないどころか、否定されまくって生きてくんだから…。
って俺だけ?
で東京駅に戻って大丸の地下街で弁当物色。
まい泉のとんかつ弁当にした。
出張の帰りに新幹線で食べる弁当はなんて美味いんだろうな。
ゆっくり堪能して、後はCD聴いて、本読んで、うたた寝して京都へ。
とりあえず行き帰りで聴いてたのはヨシンバ、ミホミホマコト、鈴木祥子、レムスイム、さかな、畠山美由紀。
読んでた本は北村薫「空飛ぶ馬」。


2006-07-22「ある日」
出張で疲れてるとこに、無意味に夜更かししてしまったので、今朝目覚めたらもう10時。
娘とベーコンエッグの朝食。
それからソファでぼんやりテレビ観たり、本読んだり。
昼は冷やしうどん食ってまたぼんやり。
ウトウトと昼寝までしてしまう。
午後3時目を覚まし、娘にせがまれプールに行くことに。
今年初泳ぎ。
去年出来た市の施設にある室内プール。
身体動かして、少しリフレッシュせねば。
プールは空いてて快適。
水の中にいると、不思議と頭の中の雑念が消えてくような気になる。
1時間ばかりゆっくり泳ぐ。
プールから出て、バイト終わりの妻と合流し、そのまま近くの回転寿司へ。
晩御飯作るの面倒だなぁってことで。
そんな休日。


2006-07-23「木漏れ日の停戦」
今日も結局10時起床。
寝ても寝ても寝たりない。
朝食はベーコンエッグとヨーグルト、Pascoの超熟ロールが美味しい。
で家族で京都の実家へ。
父、さらに痩せたよう。
なかなか身体の調子安定しないとのこと。
何するって訳でもないが、僕らが行くことで少し気晴らしになれば。
娘は裁縫上手のおばあちゃんと人形の洋服作りに熱中。
ソファでテレビ観てたら、またウトウト。
なんか寝てばっかりの休日。
ダメだ、こりゃ。


2006-07-24「たとえば」
月曜。
今日も朝から雨。
会社に着くと、机の上には書類の山。
一気にテンション下がる。
妻と娘はご近所の奥さん&チビッコ軍団でキャンプ。
そんな訳で今晩は一人。
帰りにスーパーに寄って、半額になった寿司と惣菜諸々。
帰って風呂入って、ビール呑みつつ夕飯。
平日、家で飲むことなんてないんだが、今日はちょっと開放的な気分で。
寂しくないって言っちゃ嘘になるが、楽しくないって言っても嘘になる。
我、もし独身ならば…としばし妄想。
いかんいかん、そんな楽しすぎる生活を考えたら…。
スーパーで買ってきたデザート(抹茶のムース)食べつつ優雅なひとときを。


2006-07-25「憧れのヒコーキ時代」
昨日は山川直人「コーヒーもう一杯」の2巻を読む。
「あーもう好きだなぁ、この世界」と思う。
ちょっとノスタルジックでちょっとセンチメンタルで。
つくづく「基準は切なさ」を実感。
抱きしめたくなるような漫画。
今日聴いていたのはShi-Shonen「Do Do Do」。
年に何回か無性に聴きたくなる。
細野さんのノンスタンダードレーベルからこのミニアルバムが発売されたのは85年12月16日。
僕は85年12月15日の夕方、駅前のレコードショップ「サウンドライフ・タキ」で購入した。
14歳だった。
この年の4月に出た彼らのアルバム「シンギング・サーキット」をいたく気に入った僕は、発売を知ってすぐ予約しにいった。
タワーレコードもHMVもなかった頃だ。
ましてやAmazonなんてとんでもない。
町の小さなレコード屋にはこうして早くから予約しとかないと入荷すらされない。
僕は毎月メモ片手に田舎の小さなレコード屋で買うには少々マニアックなレコードばかり予約してたから、すっかり顔馴染みになって数年後には逆に「コレとコレ、頼んどいたから」と店長に言われるようになっていた。
当時僕はラジカセしか持ってなくて、レコードを買うとまず兄貴の部屋のステレオでカセットテープに録音。
それから部屋のラジカセで聴き倒すというパターンだった。
「Do Do Do」もそうだった。
レコード袋を抱えて、兄貴の部屋へ。
ステレオのスイッチを入れて、レコードを取り出す。
レコードクリーナーをシュッと一吹きしておもむろにターンテーブルに乗せる。
カセットデッキにレコードといっしょに買ってきたカセットテープ「HF-PRO」を入れて少し進ませる。
Recボタンを押してまずはレベルを調整。
うまい具合にレベルがあったらプレーヤーのボタンを押す。
ゆっくりとターンテーブルが回って、アームが動き、レコードの溝に針が落ちる。
ポツっという音を聴いてからカセットデッキのRecボタンとPlayボタンを同時に押す。
新しい音楽との出会いの瞬間。
1曲目の「瞳はサンセットグロウ」のイントロが鳴り出す。
僕はその時、音楽の魔法にかかった。
忘れられるわけない、あの瞬間を。
ちょっとノスタルジックで、ちょっとセンチメンタルな、僕の大好きなポップソング。
今でもこの曲を聴くと、僕は14歳になる。
で相変わらず仕事はバタバタだが、今日はどうしても行かなきゃならないところがある。
そうタワーレコードに行かなきゃ。
06年7月26日はカーネーションのニューアルバム「WILD FANTASY」の発売日。
だからあの頃みたいに発売日の前日にレコード屋に駆け込む。
今日の日記はここまで。
今から「あの瞬間」を味わうんだ。


2006-07-26「オフィーリア」
昨日、今日と聴き続けているのはカーネーション「WILD FANTASY」。
カーネーションが新たに立ち上げたハリケーン・レコーズからこのアルバムが発売されたのは06年7月26日。
僕は06年7月25日の夜、会社からの帰り道の途中にあるタワーレコード大津店で購入した。
35歳だった。
今から約20年前、ラジオから流れてきた彼らのデビューシングル「夜の煙突」をいたく気に入った僕は、アルバム「Duck Boat」(片面がカーネーション、片面がムーンライダーズの鈴木博文と直枝さんのユニット「政風会」)を皮切りに、以降のアルバム、シングルの全てをほぼ発売日に買った。
タワーレコードやHMVが出来るまではせっせと駅前のレコード屋で予約して、コロムビア移籍後は随分入手しやすくなって予約することはなくなったけど、それでも発売日の前日には待ちきれなくてレコード屋に行った。
Amazon限定なんてことは20年前には考えられなかったけど、そんなレコードも迷わず買った。
部屋には小さなパイオニアのコンポ。
なかなかゆっくり聴く時間もなくて、聴くとしても夜中だから折角のスピーカーも開店休業。
夜10時を過ぎて、PCに向かっていろんな言葉を眺めたり、紡いだりしながらヘッドフォンで聴くというパターン。
「WILD FANTACY」もそうだった。
レコード袋を家人に見つからないようにこっそり部屋へ。
はやる気持ちを隠して、ご飯を食べ、シャワーを浴びる。
娘を寝かして、自分の部屋に入る。
コンポのスイッチをいれ、CDの透明のカバーを破る、焦れば焦るほどうまく破けない。
CDを取り出し、一眺めしてCDトレイに乗せる。
ディスプレイにトータルタイムが表示されて、おもむろにPLAYボタンを押す。
軽くシュッという音がする。
新しい音楽との出会いの瞬間。
1曲目の「オフィーリア」のイントロ、エレキギターのコードストローク、ドラムとベースがかぶさる。
僕はその時、音楽の魔法にかかる。
カーネーション史上、いやロック史上最もロマンティックで美しいラブソングかもしれない。
ここじゃないどこか、宇宙に繋がる扉が開かれる。
直枝さんの歌声の深み、極上のメロディーが胸に響く。
歪んでるのにクリア、ギターの音像がとにかく素晴らしい。
エンジニア・鳥羽修の手腕が光る。
スティールに絡むギターソロの壮大な美しさ。
この瞬間を忘れることはない。
かなりロマンティックで、最高に切ない、僕の大好きなロックミュージック。
この曲が今、35歳の胸に刻まれる。
って既に一曲目で最高。
続きは明日。
今日は中島らもの命日。
ちょうどお通夜だったので、空に向かって手を合わせる。


2006-07-27「SOUL POWER」
朝、強すぎる日差しを浴びながら通勤。
もちろんBGMはカーネーション「WILD FANTASY」。
信号待ち、ジリジリと照りつける太陽。
イヤフォンからは「SOUL POWER」が流れてくる。
なんかたまらない気持ちになる。
今まで、カーネーションの音楽に何回も何回も背中押されてきた。
うまくいかないことも多いけど、そう「おれの眠れる心に/気合のストレート」だ。
キング・オブ・ガレージソウル。
とびきりのメロディーが、いつでも人生のそばにある。
音楽で世界を変えることはできないかもしれないけど、音楽は聴く人の人生を、その生き方を変える。
僕は知ってる。


2006-07-28「PARADISE EXPRESS」
金曜。
今週はなかなかにヘビーかつハードだった。
けど、大丈夫。
カーネーション「WILD FANTASY」聴いてたから。
最新作が最高作。
彼らの3枚目のアルバム「エレキング」、コロムビア移籍後の3枚目「ガールフレンド・アーミー」が大好きな僕には、3人になってからの3枚目となるこのアルバムは既に相当なお気に入りだ。
今作を聴いて感じたことをちょっと書いておこう。
まず「言葉」について。
直枝さんの詞作は今回大きな変化をしていると思う。
次の段階、もう一段上のレベルに達しているよう。
僕は20代の終わり、カーネーションの音楽、特にその言葉について「都市生活者のブルース」だと書いた。
そこで歌われる心象風景は、まさに「僕」そのものだったし、胸の奥で軋んでいるなにかが共鳴してるのがはっきりわかった。
生活の中で歩いたり、走ったり、立ち止まったりしてそこから見えてくるもの。
静かに耳をすまして、目を自分の内側に向けてみる。
純化された感情の原石が、言葉になってる。
そんな感じ。
そして今作は自分の内側のその先、まるで終わりのない宇宙に繋がっていくような「物語」を感じさせる。
「WILD FANTASY」というタイトル、もうこのタイトルしかないと思う。
共感なんてレベルを遥かに越えている。
宇宙の法則-大袈裟に言うとそこに触れている。
もちろんそれは言葉だけを抜き出して語れるものじゃない。
音の塊に乗っかって、唄として唄われた時にその扉が開かれるのだ。
で音について。
実は最初「きれいにまとまりすぎてる」という部分をマイナス要素として聴いたんだけど、聴き続けるうちにこれだけの音がここまできれいにまとまってるように聴こえてしまうとこが凄いと思うようになった。
一つ一つの音の立ち具合が尋常じゃない。
特に様々な表情を見せるギターの音(ここまでギターの音が「いい」アルバムを聴いたことがない)。
元メンバーでもあるエンジニア・鳥羽修氏の果たした役割は相当に大きいんじゃないか。
まとまって聴こえるのに、それぞれの音に焦点をあわせて聴いてみてもその音像がクリアなのだ。
歪みも含めてクリアに響いて、一音一音が主張してるにも関わらず、殺しあっていないのだ。
これは唸るしかない。
ラストナンバー「PARADISE EXPRESS」。
この曲についてはもう何度かここにも書いてる。
僕のテーマソング。
と勝手に認定する大名曲。
ライブでの勢いある演奏に耳が馴染んでたから、このスタジオ録音版にはちょっと違和感があった。
でも昨日の帰り道、聴いてたら泣けてきた。
心に突き刺さるようなライブヴァージョンとは別の表情。
心に突き刺さった後、音は身体の中心を突き抜けて、無限の広がり見せる。
そして宇宙が地球を包み込むように、身体の全てを包み込んでしまう。
PARADISE EXPRESSは終点の無い銀河鉄道だったのか。
個の先の宇宙。
なんてね。


2006-07-29「MAGIC」
昨日、家に帰ると娘が熱心に「となりのトトロ」観てる。
笑いながら実に楽しそうに観てる。
隣でいっしょに観ることにする。
これは「優しさ」の映画だ。
最初に言っておくけど「優しさ」なんてものをテーマにあげるモノなんて9割がた嘘っぱちだ。
まず信用すべきじゃない。
でもこの作品はそんなリスクを背負ってでも、「優しさ」を真っ当に真っ正直にとり上げて作られている。
1割の本物。
そしてそれを平易にエンターティメントとして伝える技術がある。
子供達が単純に笑いながら楽しみながら見終わった後に残る一粒の感情の原石。
もしかしたらそれが世界を変えるかもしれない。
で今日は朝から娘と市民プールへ。
子供のキラキラと輝く笑顔はいつでも眩しい。
2時間近く遊んで、マクドで昼食。
マンゴー好きの娘はマックシェイク・マンゴリータがお目当て。
僕は相変わらずマックシェイク・チョコ。
で帰って結局ハンバーガー1個じゃお腹いっぱいにならないねぇということでおにぎり作って二人して食べる。
やっぱりこっちのほうが美味しいや。
夕方、京都に出て友人と飲み会。
一年ぶりの京都飲み会。
5時間ばかり喋り倒すことに。
うち4時間ぐらい僕が喋ってたような。今年前半はパッとしない日々であったが、ここにきて「明日の神話」や「WILD FANTASY」の影響で少し光が射してきた。
そんなことでちょっとテンション高め。
話聞いてくれてありがとうと友人に。


2006-07-30「獣たち」
9時起床。
TSUTAYAでめんちかつさんとちょっとした取引。
なんて、鈴木祥子様のチケット買ってきて頂いたので受け取る。
しかしこの「スープの冷めない距離」に音楽マニアの同志がいるというのは心強い。
そのまま家族で買い物して帰宅。
ヤキソバの昼食、外は暑くて出かける気しない。
「漫才アワード」見る。
ベテラン、矢野・兵頭が予選最高得点でこの場に残ってるのがなんとも嬉しい。
ま、優勝しなくていいんだ。
脂の乗った「兵頭話」の面白さはあの短時間ではなかなか難しいだろうし。
でもダイジェスト的にまとめて「この人たちは、ちょっと違う」という強い印象を与えてたのはさすが。
これきっかけで兵頭マニアの高校生が増えるとなんか楽しいじゃない。
で優勝のNON STYLEは妥当。
去年、M-1に出ると予想して外したのだが、今年は確実でしょう。
飛びぬけた面白さではないが、迷いが無いし、手堅い。
ここ2年ぐらいの飛躍的な技術の伸び、そして漫才の構造論を研究した末の戦略が実を結んだのだろう。
時間をかけ自分達のキャラをまず作り上げ、一つの必笑パターンをものにした強み。
ブラマヨ、チュートが本格的に全国区に出て行けば、彼らの関西でのテレビの露出は爆発的に増えるでしょう。
そしてやっと自分達の漫才をみつけた中堅$10が良かった。
正直彼らのコントはくどくて苦手だったけど、そのくどさがあの短時間の漫才の中でいい方向に向いた。
今日の彼らはとても気持ちよかった。
とろサーモンについてはノーコメント。
好みじゃないとしか言えない。
しかしりあるキッズはもがいてるねぇ。
なまじっか才能あるのが難しいところ。
見せ方、聞かせ方にあともう一工夫。
僕は安田氏の才能を相当高く評価してるので、それゆえに期待も高いのだ。


2006-07-31「大人の悩みに子供の涙」
めざましテレビに中川翔子。
そうか中川勝彦の娘だったのか、知らなんだなぁ。
32歳の若さで亡くなった中川勝彦、しょこたんの生き急ぎっぷりの原点はここにあったのか。
なるほどーと妙に納得。
子供の頃、毎週のように中野ブロードウェイに連れて行かれたとか、物心つくかつかないかで鬼太郎全巻与えられたなどグッとくるエピソードもあり、親子二代で紡がれる「中川家サーガ」に俄然興味湧く。
仕事終え、会社出ると空は真っ黒な雲に覆われている。
光が射したと思えば、すぐにまた雲が覆い尽くす。
いつでもそうだ。
だから、もうこんな気持ちは「放っとく」だけ。
で今日聴いてたのはEye Don't Nose「大人の悩みに子供の涙」。
ポカスカジャン+白井良明のユニット。
これが、驚くぐらい本格派なアメリカンロックで実に素晴らしい。
心して聴くべし。
まずは省吾氏のド渋いブルース声、大人のロックの醍醐味。
めちゃめちゃかっこいい。
白井良明、大久保ノブオのツインヴォーカルで聞かせる「大人の悩みに子供の涙」。
原曲はみうらじゅん、映画「アイデン&ティティ」で新たに白井良明により曲をつけられ大名曲になったこの曲、「大人の悩みに子供の涙を流すのさ」というサビがくるたびグッとくる。
今、まさにグッとくるのだ。
ま、なんつーか「大人の悩みに子供の涙」を流す感じなもんで…。
それはまた別の話ですが。
で、タマ伸也作の「EASY HELLO!」はユーモアを携えたアコースティックナンバー。
耳に残るグッドメロディ、コーラスワークも楽しい。
大久保ノブオのヴォーカルが光る「Happy Re:birthday」は作曲も大久保氏で、白井良明の勢いあるギターが最高。
それにしてもここまでの作品とは思わなかった。
ポカスカジャン3人のミュージシャンシップを見出し、引き出した白井良明の手腕。
素晴らしいアルバム。
ぜひ、聴いてほしい。


今あなたがご覧になっているHPは「OFF! 音楽と笑いの日々」です。
引き続きお楽しみ下さい。