2006年3月下旬

2006-03-16「REAL MAN」
ここんとこ心情吐露しすぎか。
まぁ、いい。
暗中模索。
失敗を恐れるなってことだ。
で今日聴いてた音楽は木村カエラ「Circle」。
この娘の声は強い。
グッと引き寄せられる。
時代に選ばれる人ってのは確かにいるもんで、今の彼女はまさにそうなんだろう。
このアルバム、良いです。
音楽に嘘が無い。
願わくば、レコード会社につぶされないで欲しいね。
仕事終わって、軽く飲んで、外出たら雨。
大雨。
どしゃぶり。
雨が降る日もありゃ、風が吹く日もある。
もちろん陽が射す時もあるってことだ。


2006-03-17「SENTIMENTAL JOURNEY」
昨日の「音楽夢くらぶ」。
HIS目当てで見る。
が前半の薬師丸ひろ子がやけに良い。
名曲揃いで、あの声がまた良いんだわ。
「あなたをもっと知りたくて」の、実に歌謡曲的であり、キャッチーかつポップなメロ。
筒美京平恐るべし。
でHIS。
あー、やっぱ良いなぁ。
なんたって「幸せハッピー」だからね。
素晴らしいよ。
で金曜。
今週もよくがんばりました。
と誰も言ってくれないから久しぶりに自分にご褒美。
タワーでohana「オハナ百景」購入。
聴くのが楽しみだ。
相変わらず帰る気しないのだが、行くとこもないので帰宅。
あっ、今日聴いてたのは久々に聴きたくなってHARPERS BIZARRE「THE SECRET LIFE OF HARPERS BIZARRE」。
ソフトロックの名盤。
小西康陽の解説が着いたリイシュー盤、ご多分に漏れず学生時代に聞きまくったクチです。
書き割りで描かれたドリーミーな世界旅行。
どこか遠くに行きたい夜には、音楽で身体中を満たそう。
で家族が寝静まったところで、部屋の小さなブラウン管で映画鑑賞。
安藤尋監督「blue」観る。
もう数年前の作品。
出演は市川実日子と小西真奈美。
二人の女子高生、友情、恋心、揺れる思春期の心。
柔らかな光、二人を静かに映すキャメラ。
…はい、好きです。
この世界観。
グッとくる台詞満載。
市川実日子良し。
硬質な魅力を持った市川と、柔らかな小西のコントラストが美しい。
しかし、スルメ喰いながら梅酒ソーダ割りをチビチビ飲みつつ鑑賞する30半ばのちょいダメ親父が、なぜ少女の揺れる心に共感しているのか。
男性と女性の心の成長具合にはかなりの差がある。
約20年ぐらいの差があると思うな。
つーことで、ちょうど30半ばのおっさんの心と、思春期の少女の心は非常に近いのだよ。
繊細で乙女なガラスの30代。
そういうことだ。
ってまたバカなことを-と多くの女性は呆れることでしょうが、この意見に賛同するおっさんは意外に多いと思う。


2006-03-18「あの日どこかで」
8時半起床。
もなんか起きる気しない。
布団の中で、「あー」とか「うー」とか唸りながらグダグダ。
なんとか起き出して、アンパン喰って、朝から自治会の用事で近所周り…。
で娘と映画観にいく。
「ドラえもん のび太の恐竜2006」。
実はアニメのドラえもんには、思い入れは無い。
断然、漫画のほうが好きだった。
アニメのドラえもんと漫画のドラえもんでは「絵」がまるで違いすぎて、子供ながらに「…違う」と思ってたから。
で今回の映画は「2006」と銘打ってるだけあって「今」の「画」になってる。
以前のものより漫画ドラに近い絵ではあるんだが、その動き方とかデフォルメの仕方が、なんつーかピクサー以降という感じで、過剰と言えば過剰。
それとしずかちゃんがやけに萌え度高め。
どーなのよ、それは。
それと「ピー助」の声に神木隆之介君ってなんの意味もないだろ。
棒読みだし。
これには冷めたね。
でも力の入った作品ではある。
娘共々、原作漫画読み込んでるので「まぁ、健闘してたけどね…」って感想。
で夜、家族寝静まってからまた部屋の小さなブラウン管でビデオ。
WOWOWのドラマW「春、バーニーズで」市川準監督観る。
出演は西島秀俊、寺島しのぶ。
うぅ、まさに30男の揺れる心境。
市川準監督のテンポ、画の空気感、生理的に好きとしか言えないもので。
今、生きている現実の時間とどこかに忘れてきたもう一つの時間。
切り裂かれ、捨ててきたはずの時間が、現実の中でふいに呼びかける。
そんな時間「あるわけない」ものなのに、男は弱いから、時々そっちに逃げ込みたくなるんだ。
わかってるんだ。
もちろん、現実の暮らしを大事にしてないわけじゃないんだよ。
でも…ふいに襲われてしまう。
グッときたね。
わかるよ、わかりすぎるよ。
たまんねーな。


2006-03-19「tea cup」
今朝もなかなか起きれず9時起床。
ハムエッグの朝食を食べつつ、なにげに観てたNHKで「ミヤコ蝶々〜おもろうてやがて哀しき…」という古いアーカイブを放送してた。
これが実に良くって、朝から軽く感動。
昭和52年ってことだから、今から約30年前の番組。
ミヤコ蝶々が中村八大のピアノに乗せて様々な歌謡曲を歌うステージ。
まさにエンターティメントなトークが素晴らしい。
観客をぐっと引き寄せる話術はまさに芸術。
特に中盤からの元夫・南部雄二との離婚話からその死を看取る辺りの「おもろうてやがて哀しき」話っぷり、そしてラストの人間讃歌に至る歌いっぷりには感動。
でその後、自治会の引継ぎやらなんやらをこなして、もうお昼。
ヤキソバを家族3人分ちゃちゃっと作って昼食。
午後から娘は友達んちに。
珍しく妻とパルコへ買い物へ。
スーツをやっと1着買う。
それから西武で苺のケーキを三種。
うー、この時期の和菓子に洋菓子、どれもこれも春めいてて美味そう。
今、ここで時間を止めて、全部つまみ食いしちゃいたい!と子供じみた妄想にとりつかれる。


2006-03-20「Heavenly」
月曜。
仕事してると、あっという間に時間が過ぎる。
明日は休みなので、片づけられることは片付けようと黙々と。
気付いたらもう10時を過ぎてる。
さすがに腹が減った。
「オハナ百景」聴きながら帰る。
オオヤユウスケ、原田郁子に永積タカシって良いにきまってんじゃん。
肩肘はってなくて、いい感じにゆるい。
三人の音楽が、優しく重なり合う。
自然と足取りも軽くなる。
音楽が音楽として、そこにある喜び。
ホントは小難しい解説とか批評とかいらないんだ。
こんなふうに音楽があって、共鳴する心があればそれでいい。
って思いながら、それをなんとか言葉にできないかなってね。
それが、僕の歌になるんだ。


2006-03-21「I Don’t Know But You Know」
8時起床。
フレンチトースト作って娘と朝食。
美味しい。
午前中は娘とデート。
アーカスでブラブラ、TSUTAYAでDVD(娘セレクトの「リチャードホール」と「はねるのトビラ」)借りて、本屋で「ドラえもんプラス」の5巻購入。
午後から京都の実家へ。
イロイロ話。
父、明日から検査入院。
その前に皆で早めの夕食を。
今日のところは、こんな感じで。


2006-03-22「ハリケーン」
朝からバタバタと仕事。
午後から会議の為、ポートランド近くの某局まで。
数年ぶりに三宮からポートライナー乗って。
2時間弱のちょっとした小旅行。
できることなら、仕事じゃなく小旅行したいもんだ。
今日はあいにくの雨だったが、気候のいい晴れた日に。
文庫本をポケットに一冊突っ込んで、のんびりと電車に乗って一人で。
いや、やっぱり一人じゃないほうがいいかも。
道中聴いていたのは「GO-GO KING RECORDERS ORIGINAL RECORDING vol.1」。
GGKRスタジオとレコーディング・エンジニア、加納直喜が主役のコンピ盤。
ヒックスビル、堂島孝平など12組のアーティストが参加、でもやっぱり圧巻はカーネーション!
青山陽一と香取良彦(ヴァイブ)をゲストに演奏するは名曲「ハリケーン」。
10分以上に及ぶ渾身のソウルナンバー。
とにかく中盤4分過ぎからの直枝、青山による凄まじくも味わい深いギターの応酬、そこに絡むヴァイブのクールな音色に痺れに痺れる。
いや、ここまでの音楽的興奮は久々。
ひたすらリピートに継ぐリピート。
いまもまたリピート中。
本日軽く10回以上聴く。


2006-03-23「瞬間」
今日もあっちゅう間に時間が過ぎる。
でいきなりですが今日聴いてたのはPolarisのベスト盤「音色」。
改めて曲そのものの良さを実感。
ナチュラルボーンな歌の魅力。
歌が歌だけで成立してる。
いや、もちろんサウンドも素晴らしいのだが、やっぱりメロディに惹かれる。
ポップミュージックは、なにはともあれまずはグッドメロディだと思う。
少なくとも僕はまずそこに耳がいく。
美しいメロディに囲まれている時が、僕にとっての幸せだ。
うん、そうなんだ。


2006-03-25「LIFE IS THERE」
では、まずは昨日の話から。
6時前に起きて、今日は東京出張。
7時9分京都発、東京行きののぞみに乗り込む。
家にあった「コーヒーサンドパン」をかばんに突っ込んできたので、車中で朝食。
軽く一眠りして、リラックスタイム。
そんな訳で車中で聴いた音楽は、プラチナKIT「夏ゆきの雲」。
後にムーンライダーズのトリビュート盤なんかを手掛ける金津ヒロシと、ムーンライダーズやPSY・Sのライブでコーラスを勤め、後に「テッチー」名でソロデビューする本間哲子からなるユニットの2枚目、90年作。
プラチナKITは残念ながら当時ほとんど評価されなかったけれど、二人ともがポップな曲が書けるし、本間哲子嬢の伸びやかな歌声は誰にでも親しめる魅力があった。
プラチナKITをより下世話に単純化したのがドリカムだ-とは言いすぎだろうか。
クラムボン「てん、」。
現時点での最新作。
もはや孤高のバンドと呼んじゃっていいんじゃないだろうか。
鬼気迫る音のせめぎあいをみせたかと思うと、全てを包むようなピースフルな世界観を提示してみせる。
この緩急のバランス。
胸が締め付けられるような瞬間が時折あって、その痛みの感覚こそが、クラムボンの音楽の生々しさを表してる。
空気公団「空風街LIVE」。
ふと聴きたくなるアルバム。
説明のしようもないんだけれど、-好きだなぁ、こういうの-ってことだ。
で東京駅着。
いきなり思い違いをしていて地下道をウロウロ。
地下鉄が無い街に住んでいる身には、複雑に入り込んだ東京の地下鉄は難関なのだ。
矢印を追いかけて乗り場に急ぐのだけど、まるでキツネに化かされてるようで同じ処をただグルグルと回ってるだけなんじゃないかとさえ思う。
そう言えば、もう5、6年前の話。
東京駅で「ややこしなぁ…」とぼやいている大柄の男性が居て、ふと見てみると「レッツゴー三匹」の長作さんだった。
さすがの長作さんも東京ではレッツゴーとはいかないんだなと思った-っていや、別にそれだけの話なんですがね。
で無事、会場に到着。
今日は夕方まで1日、会議&講演。
顔見知りの他局のかたもちらほら居て、軽く挨拶したり。
居眠りしないようにがんばってなんとか終了。
早起きだったから疲れた。
でそのまま東京出張時のお約束、新宿末廣亭に直行す。
それにしてもやけに落ち着く。
桟敷席で笑ってると、こここそが俺の居場所なんじゃないかって気がする。
今日も楽しい出会いがいっぱいあった。
まずは音曲、松乃家扇鶴。
いいぐあいに力が抜けてて楽しい。
前に座ってたおばあちゃんがやけにツボに入ったみたいで、ひーひー笑ってたのが印象的。
それも込みでなんとも楽しい高座。
それから桂幸丸。
「51歳なんですが、落語界ではまだ若手なんですよ-」と時事ネタ漫談風に。
寄席ならではのぼやき、毒舌、に爆笑。
それから北見伸のマジック。
単純に「ほおぉー」って驚ける。
マジックってだれもが楽しめるエンターティメントなんだね。
ちなみに「てじなーにゃ」の山上兄弟は北見伸さんの息子。
でついに、ついに、昔々亭桃太郎師匠!の高座を観ることが出来た。
CDで何度も聴いたあの声が、今目の前で!と一人興奮。
桃太郎師匠、朴訥にボソボソといった具合で、なめらかで流れるような口跡とはほど遠いのだが、それでも、いやそれゆえに最高に可笑しい。
ポーカーフェイスで、ボソボソと繰り出されるストロングスタイルの大爆笑噺「勘定板」。
勘違いが勘違いを生む、ウ○コネタ「勘定板」は、もうどうやったってオモロイ噺なんだが、桃太郎師匠のあの顔、あの声でやられると爆笑の二乗、もう寄席中大笑い。
みんながみんな、次、どんな一言がでるのか?ともう師匠の落語だけに集中してる。
なんとも呑気な集団だ、こりゃ。
今現在、世界で一番ハッピーな空間なのではと思う。
だって、全員子供みたいにゲラゲラ笑ってんだもん。
でここで仲入り。
もう大満足。
でまた凄い人発見、三笑亭笑三師匠。
大正14年生まれってんだから、まごうことなきおじいちゃん。
軽妙洒脱な語り口、仕草、イチイチ可笑しい。
そしてそれが実に気持ちいい。
いやぁ、落語はまだ入り口に立ったところなので、この先いっぱい楽しめるなぁ。
嬉しい。それから曲芸のボンボンブラザーズも凄かった。
鼻の頭に細く折った紙を乗せてバランスをとるんだが、その状態で高座から降りて、桟敷席上ってきて、さらに高座に帰っていくというもう大拍手しちゃった。
あー、寄席は楽しい。
嫌なこと全部忘れられる。
あーついでに今日一日の仕事話全部忘れちゃったや。
ま、いいか。
で東京で一泊と行きたいとこだが、そのまま新宿駅の深夜バス乗り場へ。
もう春休みなんだな、人でごった返している。
バスえらく遅れてて、待ち時間に、三分の一ほど読み残してなかなか読む時間が無かった東野圭吾「天空の蜂」読了。
骨太なエンターティメント。
さすがに面白い。
言ってみれば荒唐無稽なホラ話を、ここまで徹底してディテールを描き、その登場人物たちの心理を丹念に作り上げていく想像力と創造力。
脱帽であります。
でやっとのことバスに乗り込み、一路京都まで。
朝、7時京都着。
7時半には家で朝飯作ってんだから、俺もなかなかにタフだ。
朝風呂に入って頭を覚まし、いつものように土曜日が始まる。
「ベリーベリーサタデー」、何度も言うようだが、今あえて鈴木杏樹がかわいすぎる。
でDVD鑑賞。
青山陽一「Broken Words And Music In Concert」。
はっきり言ってマストバイです!もうね、エロかっこいいってのはこういう音楽のことを言うんだよ!と言いたい。
エロかっこいい、いや、単に衣装が露出過多なだけで、音楽は品行方正で安全パイで人畜無害ってのが多い昨今、謎に満ちて、危険で、妖しい青山氏の音楽を一回でも聴いてみやがれ!本当にかっこいい音楽ってのは、こういうのなんだと思い知るべき。
…とここまで言っちゃうぐらいの作品。
もう一度言っとこう「マストバイですよ」。


2006-03-26「私の人生、人生の夏」
昨日はさすがに疲れて早寝。
で今朝は早くから、妻と娘は近所の奥さん&チビッコ軍団でイチゴ狩りバスツアーだとかで出て行った。
行ってらっさい-と声かけ、そのまま二度寝。
で8時起床。
テーブルには「洗濯物、猫の餌ヨロシク」とだけ書いたメモ。
ハイハイと洗濯物干して、冷ご飯と味噌汁の朝食。
そして着替えて先日亡くなった叔父の納骨式の為、京都のお寺さんまで出かける。
京都駅で両親と待ち合わせしてタクシーで五条坂へ。
検査入院中の父、これを済ませたらまた病院にとのこと。
思ったより元気で良かったが。
ひとしきり供養を済ませ、納骨も無事終了。
その後、場所を上七軒の料理屋に移し会食。
いつもなら人5倍ぐらい喋り倒す母がいないのでやけに静か。
父入院、兄貴は風来坊ということで、自ずと次男坊に役目が回ってくる。
自分はいつまでも子供で末っ子で中学生みたいな感覚があるんだけど、考えてみたらもう中年の年齢だ。
こういう社交性も身に付けなきゃね。
難しいケド。
ひさしぶりに親戚とイロイロ話。
年上の従兄弟はこのブログを読んでくれてて、面白いといってくれる。
単純に嬉しいことだ。
僕は元来人見知りだし喋り下手なのだが、いつのまにかHPやブログなんかが自分を伝えるという役目を持ってくれているようだ。
確かにここにるのは僕そのものだから。
もちろん自己演出や黙ってる部分もあるだろうが、それも含めてここにいる僕は、限りなく僕そのものなのだ。
最後に出た「ちりめん山椒ごはん」にほっこりする。
親戚と会うと思うのだが、いつか自分の家、自分の血の歴史を調べてみたい。
これは単純に興味。
例えば父親の父親。
若くして亡くなったこの人物のことを僕はまるで知らない。
僕が生まれたときにはすでにおばあちゃんだった、父親の母親。
彼女の人生はどんなものだったろう。
そんなことを思う。
で夕方帰宅。
洗濯物を取り入れ、風呂掃除して、一人の夕飯。
残りのご飯でチャーハン。
3月の終りにはピチカートが聴きたくなる。
部屋でDVDを見る。
筒美京平作曲「恋のルール・新しいルール」のPVが好きだ。
今日はこういうハッピーな曲を聴いていたい。


2006-03-27「フラワードラムソング」
春先はいつも調子が悪い。
花粉のせいもあって、鼻が詰まって頭がボーっとしてる。
ま、ボーっとしてるのはいつもなんだが。
どうもこの季節が苦手だ。
暖かで過ごしやすいはずなのに、体の調子がついていかないから。
昼はコンビニでいなりずしときつねどん兵衛。
揚げでかぶってるよ…。
でも油揚げ大好き!意味なく甘辛く煮たい!
ひとしきり仕事して帰宅。
今日聴いてたのはピチカートファイヴ。
身体が欲している。
最近、この「好きだなぁ」って気持ちはどこから来るんだろうって考えてる。
誰に教えてもらったわけでもなのに、その音を耳にした時、あぁたまらなく好きだなぁって思う気持ち。
音楽だけじゃなくて、絵画にしろ映画にしろ。
例えば何かを「食べたい」って思うのは、その根源に身体そのものがその食べ物の栄養素だとか何だとかを欲してる、必要としてるからだとか。
思うに、なにかに惹かれるってのは、自分に欠けている何かを補おうと魂が欲してるからなんじゃないだろうか。
とびきりにポップな音楽が大好きなのは、きっと僕がそうじゃないからなんだろうな。


2006-03-28「ハッピー・サッド」
代休をとる。
入院中の父が病室を移ることになったので、見舞いもかねて病院へ。
外は穏やかに晴れわたっている。
行きの車中でずっとピチカートファイヴを聴く。
ハッピーでキャッチーな音楽をしこたま聴いていたい気分だ。
病院の食堂で母とランチ。
こうして母と二人でご飯を食べるなんて何年ぶりだろうか。
話、イロイロと。
それにしても大きな病院だけあって、凄い人の数。
ま、年をとればそれなりに身体にもガタがくる。
誰しも皆いっしょだ。
メンテナンスの為に入ってるわけだから、何も心配することはない。
人は欲深いから、ありふれた日常を生きるってことが、かけがえのないことだってことをつい忘れてしまう。
分不相応な刺激や快楽、幸福を望んでしまう。
いつまでも、ふらついてんじゃねーよ-と自分に言い聞かす。
見舞いに来てくれていた伯父を送って帰る。
午前中の天気が嘘みたいに土砂降り。
カミナリが横に走った。
でも明日にはまた晴れるだろう。
帰りもずっとピチカートを聴く。
とびきりハッピーでキャッチーで、そしてサッドな音楽を。


2006-03-30「歩いて、車で、スプートニクで」
昨日は絶不調。
花粉症なのか風邪なのか、尋常じゃなく頭が痛い。
仕事山積みだったが、限界ギリギリだったのでそそくさと帰宅。
メシも喰わず就寝。
そんな訳で日記1日お休み。
で今日は復活。
一応薬飲んで会社へ。
しかし寒い。
冬用コート、再び着用。
ザクザク仕事してあっちゅー間に夜。
会社出ると雪が降ってる。
どーなってんだよ。
ここいきて、いろんなことがずっしりと両肩にのってくるような感覚がある。
ここでどこまで持ちこたえられるか。
どれだけ楽しめるか。
さぁ、どーなんだ俺。


今あなたがご覧になっているHPは「OFF! 音楽と笑いの日々」です。
引き続きお楽しみ下さい。