2003年4月下旬

にしても「B'z、オリコンチャートで10曲中9曲独占!」ってどうなのよ。
僕も相当音楽が好きだし、音楽好きの友達も多いけど、B'z聴いてるヤツなんて居やしないけどな。
つーかB'z好きの音楽ファンなんて普通いないだろう。


休日。
いい天気。
家族で宇治の植物園まで。
ここはなかなか穴場だな。
静かできれいな公共施設ってつまらないけど落ち着くから僕は割りと好き。
のんびりと過ごす。
で行き帰りの車中では娘用のカセットテープ。
ラインナップは先日レンタルしてきた娘選曲のナンバー「ミニモニ」に「きのこの唄」に「なんでだろう」。
合間に小西康陽プロデュースの「ミッキーマウスマーチ」「鉄腕アトム」を紛れ込まし、こっそり情操教育。


大阪出社。
タワーで和田アキ子「潟純_アキコ」、ドリームズヴィルのコンピ盤「ようこそ夢街名曲堂へ」購入。
で久々に友人と飲み。
今年は仕事話では飲まないことに決めたのでCDを交換しつつ音楽&お笑い話を中心に30代をいかに生きてったらいいの?的なトークを。
ついついお酒が進み、どうしたらいいの?これからの俺は!と自問自答。
僕は喋りながら考えるタイプなんだな。


NHKで再放送中の「プリンプリン物語」。
娘が毎日見てるとのことでプリンプリントーク。
誰が一番好き?の問いに娘、即答で「花のアナウンサー!」とのこと。
偉い!僕も子供の頃大好きだった。
「ザンザザンザンザ〜ン」という登場シーンが今でも印象に残ってる。
声をあてていた「つボイノリオ」氏には実は物凄く影響受けている。
小学・中学・高校時代と氏がDJを勤めていた深夜ラジオ「ハイヤング京都」水曜日は毎週欠かさず聞いた。
あまりにくだらなくナンセンスな下ネタにどれだけ笑い転げたことか。
そういえば最近、下ネタってあんまり聞かないな。
もう最低にくだらない下ネタで大笑いしたいもんだ。
それが平和ってもんじゃないのかい。


ビデオで「ピタゴラスイッチ」
「いつもここから」による「アルゴリズムこうしん」が最高な気持ち良さ。
娘と観ながら二人で練習する。


祝日。
水口まで新茶摘みに行く。
家族連れも多いが、オバはん達のバイタリティには恐れ入るな。
「無料」と聞くとどこから集まってくるのか図々しさがリュックを背負い、なんとも言えん配色の服を着たようなオバはん達。
いきなり係員に「お茶ただでもらえるんやろ!どこでもらえんの?新茶、いくらでも摘んでいいの?」とまくしたてるオバはんを横目に「あぁ・・みんなこんなになっちゃうのかな・・」とかわいい女の子達のことを想いながらブルーになる。
でとりあえず新茶摘んで、家に持ち帰る。
レンジで蒸して手で揉んで、ホットプレートで炒ってお茶の出来上がり。
早速飲んでみるが結果、どうなのよ?という感じ。
やっぱお茶は普通に買うべし。


先日、閉館した映画館・滋賀会館シネマホールがファンの要望に推され復活をかけての再上映。
見たかった崔洋一監督作「刑務所の中」がかかったので早速。
これはねぇ、はっきり言ってかなり好きだなぁ。
好きな映画ベストテンに入るぐらい。
原作もおもしろかったが、映画はさらにユーモアが増幅。
大人たちの長い休日。
呑気なアウトロー達は刑務所という異空間でまるで中学生のような無邪気な顔をする。
山崎努の絶品の演技は塀の向こうに広がる高くて青い空に匹敵する。
素晴らしい。


江口寿史が後藤真希を描いたポッカ缶コーヒーの「顔缶」がどうしても欲しくてコンビニやスーパー回る。
がこれがなかなか売ってない。
ボスやジョージアはどこにでもあるのに。
で最後の手段としてコンビニでバイトの妻に仕入れてもらう。
江口寿史としては珍しい太いザクッとした線で描かれた後藤真希のイラストは、彼が描く美少女ほど魅力的ではないがとりあえず満足。


小西康陽プロデュースの和田アキ子35周年特別盤「潟純_アキコ」が最高。
それにしてもこのタイトルは秀逸だな。
和田アキ子のベタな煽り、「悩み無用!」の掛け声とともに始まる「ボーイ・アンド・ガール2003」の「R&Bの女王」ぶり。
窪田晴男がブラスアレンジでまたまたいい仕事してる雄大な「あの鐘を鳴らすのはあなた」
最近の小西プロデュース作では必ずある中盤のジャズ攻勢「星空の孤独」〜「古い日記」〜「夏の夜のサンバ」のソウル・ジャズはこういう和田アキ子を待ってたんだよと言わざるを得ない。
この盤は昨年のムッシュかまやつ「我が名はムッシュ」と対をなす傑作。
でそんな小西のプロデュースぶりから思い起こされるのはTVプロデューサー・井原高志である。
もちろんテレビ創成期から数々のバラエティ番組を手がけたこのプロデューサーのことをリアルタイムで知ってるわけではない。
小林信彦「テレビの黄金時代」で中心的に描かれたこの伝説のプロデューサーが実験性と極上のエンターティメント性、そして研ぎ澄まされた美意識から「シャボン玉ホリデー」「ゲバゲバ90分」「11PM」などの番組を生み出していった姿が小西とだぶって見えるのだ。
「我が名はムッシュ」がドキュメントというスタイルをとったバラエティショーだとするとこの「潟純_アキコ」はまさにど真ん中のエンターティメントな歌謡バラエティ。
このタイトルで和田アキ子が歌いまくる2時間のTVショーをまじで見たいと思う。


大阪出勤。
今日も久々の友人と飲み。
CD交換しつつ、近況報告&バカ話。
趣味の合う人と話をするのはほんと楽でいいなぁ。
言葉を選ばなくてすむし、ホントに思ってることだけを喋れるから。
で意味無く「笑い」について語り合ったりし「中島美嘉や後藤真希がいいというセンスがわからん」と指摘される。
「安いエロ」とばっさり切り捨てる友人になぜか必至に反論してる自分がバカらしい。
でも確かにその「安いエロ」感がまたおっさんには魅力なのかもね。


同僚の誕生日ということで仕事仲間とワイワイ食事。
一応、年長者ということもあって空白を埋めるべく喋り続けるが、これはこれできついもんがあるなぁ。
つくづく自分は偏った趣味なんだなぁと思い知る。
だって藤子不二雄の話題でAとFの違いがわからんなんて言われるとどうしようもないもんね。
「藤子不二雄って3人でしたっけ?」ってそんなこと義務教育で習うやろ!と言いたくなる。


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