2000年4月下旬

「ポンキッキーズ」が土曜の朝に移った。出勤前にチェック。「爆チュー問題」おもろい。これって爆笑問題にとってすごい発明だよな。


小林信彦「ハートブレイク・キッズ」読了。この前読了した「イーストサイドワルツ」とはうって変わってのさわやかな小説。読後感が心地よい。


松本人志ドラマ初出演ということで「伝説の教師」とりあえずチェック。批判は簡単なのであんまりしたくないんだが・・。切り張りしたような脚本と、凝ったつもりの画作りはいただけない。松本氏がどこまで怪演を見せてくれるかだな。でも、松本氏はかっての「石立鉄男モノ」みたいなきっちりした脚本がある、ホームコメディー的なもののほうが案外合うんじゃないかな、なんて思うのだが。


ここんとこ「わいせつ」な事件が多発してますな。きてますよ、「エロブーム」が。教師、警官を中心にわき起こってますよ「エロブーム」。新聞広げるとそこかしこに「わいせつな行為」とか「みだらな行為」なんて文字が踊ってるしね。この「わいせつな行為」「みだらな行為」ってようは、ナニでしょ。でもそれは愛し合う二人がすれば「愛情溢れる行為」だったり「美しい行為」だったり「スイートな行為」だったりするわけで。「ロマンティックな行為」かつ「アクロバティックな行為」になっちゃったり。人によっては「ストロングな行為」だったり「スポーツライクな行為」だったり「血沸き肉踊る行為」だったり「暇つぶしな行為」だったり「後でむなしくなる行為」だったり・・・。まぁ何にしろこの「行為」が男と女にはやっぱり必要だったりする。「本能に忠実な行為」だからなぁ。結局、なんつうか、男性が女性を好きになるという核にあるのは「子供を産ませたい」ということになっちゃうんだよね。


転職経験者・Mに転職についていろいろリサーチ。悩みまくる。


高野寛氏のライブ「Tour double oh」に行く。昨年7月のライブに続いて今回も弾き語りツアー。会場は同じくバナナホール。・・良かった、これが。特に2曲の新曲とみんなでコーラスした「夢の中で逢えるでしょう」に感動。いっしょにいったM、会場で会った京都の友人Kさんともども感動の中、ライブ終了後飲みに。ここんとこ悩み多き状態なのだが、音楽の前でそんなことも忘れる。


会社帰りに本屋で雑誌「ストレンジ・デイズ」小林信彦「おかしな男 渥美清」購入。


出張で久々に博多へ。帰りに「博多通りもんまんじゅう」買う。これ、「赤福」についでおすすめのお土産もの。しっとりとした洋風アンがおいしいんだ。


そうそう、「赤福」で思い出した。出張に向かう新幹線でいっしょに行った後輩が「赤福のどこがおいしいんですか?」と一言。「赤福」まずいって言う奴はじめて見た。世の中広い。


「堀ちえみ、できちゃった再婚」っていい年なんだからちょっとは計画しろよ。確かに気持ちいいかもしれんが、ゴムつける、もしくは「外出し」しなさいよ。元アイドルなんだから。もう、恥ずかしい。


ポンキッキーズの「爆チュー問題」おもろいなぁ。これ、このままの設定で長編とか作ってくれないかな。二人が冒険にでていろんな事件に巻き込まれるみたいなの。「トイストーリー」みたいな感じで。


会社帰りに久々に寄り道。本屋で「超私的・横尾忠則マガジン第4号」、レコードコレクターズ増刊「無人島レコード」「テクノ歌謡マニアクス」購入。でタワーで高野寛絡みのシングル2枚・櫛引彩香「空」中村一義「ハレルヤ」、それにクラムボンのニューマキシ「シカゴ」五島良子のニューアルバム「decade to date」購入。ちょっと買いすぎたな・・。4月から残業費つかなくなっちゃったから、自粛しなきゃなんないのだが。でも、今思えば結婚前、自宅通いだった頃はCDとか買い放題だったなぁ。わずかな金、家に入れて後全部こづかいだったしな。今や牛肉とCD、雑誌と米とかを同一線上に考えなきゃなんないもんなぁ。


関西テレビの新番組「Bee Bee's family」見る。越前屋俵太制作による不思議な30分番組。越前屋モノでお馴染みの平智之氏ももちろん登場。一見の価値有り。おすすめ。


久々に「めちゃイケ」みたら、やたらおもしろかった。


ここんとこ「ストーカー」絡みの事件が相次いでる。醜いなぁ。どんな関係であれ、「好き」という感情をお互いが抱き、それを確かめあえたなら、こんなに嬉しいことはない。「僕は君が好きで、君も僕が好き」というそれだけのことで世界は違って見えるものだ。しかしながらいつもそうだとは限らない。お互いが好きという感情を持っていても、伝えあえないこともあるし、それ以前に100%片思いなことだってある。かってイモ欽トリオの長江健次はヒット曲「ハイスクールララバイ」の中でこう言った。「こんなに好きやのに、つれないなぁ・・なぁっ!」。こういうことである。僕みたいなさえない男はしょっちゅう、こういう状態に陥る。だからといってその相手を包丁でめった刺しにしたり、家に火をつけたりはしない。要は「なぁっ!」と叫んでいればいいのだ。僕なんか結婚してるから、なんというか、もうどんなに人を好きになったって「100%片想い」なわけで、いや、そう決まったわけでもないんだが、そうじゃないとそれはそれでいろいろ大変なわけで。結局、今だに「なぁっ!」なんて状態に陥ったりするわけなんですよ。


祝・「ちゃらんぽらん」上方漫才大賞受賞!昨年来、当日記において「ちゃらんぽらんブレイク必至!」と大風呂敷広げていただけに感慨無量。苦節21年、こつこつ漫才続けてきたかいがあった。まだまだ「うまい」漫才ではないが、「ちゅーと半端やなぁー」を武器にこの勢いにのってもらいたい。OFF!はちゃらんぽらんを応援します。


そうそう「海原はるか・かなた」の奨励賞受賞も見逃せない。結成30年にして「はげ」芸で注目という漫才コンビ。大木こだま・ひびきのブレイク以降、横山たかし・ひろし、酒井くにお・とおる、東京の昭和のいる・こいる、あした順子・ひろしなど中堅漫才コンビがその底力でもってして注目を集めているというのは、なかなかいい状況である。


会社帰りにカーネーションのアナログ「LOVE SCULPTURE 2」購入。限定1000枚と聞いてたので手に入るか心配だったが、ちょうど品出し中であっさり手に入れられた。良かった、良かった。こういうの逃しちゃうとめちゃめちゃ悔しいからなぁ。


NHKで細野さんの特集番組。うんうん、うなずきながら観る。ここんとこ細野ブームだからなぁ。新バンドTIN PANは楽しみ。


で帰りの音楽はやっぱり「HOSONO BOX」。いまさらながら「ハリケーンドロシー」「シムーン」が最高。僕自身、98,99年は「HOSONO HOUSE」な感じだったが2000年に入って、「トロピカル3部作」に突入。ちょっと抽象的な言い方だけど、わかる人にはわかるでしょ。


4月も終わり。なんとなくまっすぐ帰る気がしない。いつものように梅田の地下街をうろうろ。ヘッドフォンステレオからは佐野元春。随分暖かくなったとはいえ、夜のプラットホームに吹く風はまだ冷たい。


俺はまだ、ポケットいっぱいのハートブレイクを星空に投げ捨てることができないでいる。

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