「堺正章にしびれる」(1996)

 何故か最近、「堺正章」にしびれている。
マチャアキがいればもうなんにもいらないって程に。
きっかけは中古盤屋で手にしたシングル盤「さらば恋人」。
筒見京平先生(30年に渡り星の数以上の名曲を生み出し続ける天才作曲家。
バンドブームの間しばらくシーンから遠ざかっていたがオザケンとの競演に藤井フミヤ、小泉今日子、鈴木蘭々らへの曲提供とここに来て完全復活。
恐るべし筒見京平。
「サザエさん」と五木ひろしの「かもめ町みなと町」と小沢健二の「強い気持ち強い愛」が同じ人物によって書かれているというこの事実。
69年に書かれた佐川満男の「フランス人のように」も最新の山下久美子「手のひらの星屑」どっちも最高!こんな作曲家世界中探してもいない。
リスペクトあるのみ。)
のペンによる大ヒット曲だけどこれのB面に収められた「気楽に生きよう」という曲がもう最高。
それ以来中古盤屋へ行けば歌謡曲さ行の棚を一番にチェックしそこにマチャアキの姿を見つければとりあえずゲットすることになってしまった。
(気がつけばシングル盤もだいぶ集まった。
しかしドラマの主題歌にもなってた「メリーゴーランド」という曲がどうしても見つからない。誰か持ってたら売って下さい。)
特にコロンビア時代の筒見京平作品はまるでアトランティックレーベルのバカラックのコンピ盤を聞いてるよう。
「幸福への招待」、「誰でも愛をもとめてる」なんてタイトルもそれっぽい。
流麗なストリングスに軽快なホーンアレンジ、それに女性コーラスの使い方なんて今聴いても全く古さを感じない。
そしてなによりもマチャアキの小粋かつソウルフルなボーカルが素晴らしい。
今年50歳になりますます元気な氏であるがここらでまた歌を聴かせて欲しいものだ。
それも良質のポップスを作り出す若手ミュージシャンとの競演で。(高波敬太郎あたりのプロデュースでヒックスビルとかがバックなんてのはどう?「堺正章シングス筒美京平」なんてのもいいねぇ。)
それとマチャアキが「芸達者である」ということは「隠し芸大会」を見たことのある人なら「地球は丸い」というのと同じぐらい常識的な話だけど、どこか隠し芸大会におけるマチャアキの至福の芸をまとめてビデオ化してくれないだろうか?
(「ベスト・オブ・マチャアキ〜これが隠し芸だ!<個人芸編>」なんてタイトルで。もちろん同時発売は「ベスト・オブ・ジュン〜これが隠し芸だ<団体芸編>」として井上順主演のパロディードラマをまとめて。
(関係ないけどマチャアキと順の関係は男同士の友情の最も美しい形だと思う。)
マチャアキ、順主演の大人のコメディー映画も絶対見たい。
三谷幸喜あたり作ってくんないかなぁ。
そうなれば野口五郎と研ナオコは友情出演間違いなし。
かまやつひろしも特別出演して欲しい。



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