8月19日〜22日まで、韓国の中学生が大阪に、親善試合に来日した。
昨年、大阪選抜チームが韓国遠征し、今回韓国がやって来たのだ。

この伏線は、8年前にさかのぼる。
8年前に、大阪選抜チームが、オーストラリアに遠征に行ったことから始まる。
当時、教育委員会はノータッチだった。
遠征に際しての、メンバーのセレクションは、公平なのか?
また、遠征費用の自己負担を出来ない生徒は?
結局、「スポーツ少年団」を結成して、遠征をすることになった。

当時の遠征メンバーは、数年後、関東、関西の名門大学に進学した選手が多かった。
全日本高校にも、何人か選ばれた。
それから数年経ち、大阪で「世界ジュニアラグビー交流会」が開かれた。
そして、2年前に再度、大阪チームはオーストラリアへ遠征をした。
昨年は、韓国に遠征をしたのだった。

今回、韓国側が大阪に遠征を希望し実現した。
私は、国際交流の観点からは大変素晴らしい企画だと思う。
しかし、多くの問題点も併せ持っていると思うのである。
保護者の経済的負担、メンバーの選考方法などである。

実際、同じ教師でも、先輩、後輩に縛られた、人間関係でメンバーが決まることがある。
自分の生徒を、「選んで貰いたい」という気持ちが働くからである。
記録だとか、選考試合の勝ち負けで決めれれば、すっきりするのだが・・・
悲しいかな、国体のメンバーを見てみたときに、「えっ!?」と思うような選考がある。

誰が、メンバーを組んでも異論が出てくるのだが・・・・・・・・・
あまりにも露骨な選考はしてほしくないものである。
これは、ラグビーに限ったことではなく、あらゆるスポーツにある問題だと思っている。