私が子供のころ、駄洒落を連なれた言葉遊びをしていた。
その言葉は作者不詳で、誰からともなく言い伝えていたものと思っていた。



そうだ村の村長さんがソーダを飲んで死んだそーだと
みんなが言うのはウッソーだって村長さんが飲んだソーダは
クリームソーダのソーダそうだ。
お代わり十回したそーだ。
海の色したクリームソーダ中で泳げば尚うまそうだ。
クリームソーダのプールはどうだと、
みんなと相談はじめたそーだ。
そうだ村では大騒動。プールは冷たい物騒だ。
風呂に限ると決まったそうだ。
そうだよ炭酸クリーム温泉あったかそうだ甘そうだ。
大人も子供も空想だけでとろける夢見て寝たそうだ。


このそうだ村の村長さんには、ちゃんと作者がいたのだった。
阪田寛夫というそーだ。
なぜ知ったかというと子供が音読の教材で持っていたからである。
そのひとつに大変面白い教材があった。



へんなまち     島田陽子

きやはる  しやはる  いいやはる

よびはる  まちはる  あるきはる

はるはる おおさか はるのまち

よめはん むこはん おかあはん

おまはん おばはん たなかはん

はんはん おおさか はんがすき

おまへん でけへん すんまへん


かめへん せかへん こまらへん

へんへん おおさか へんなまち