柿の品種紹介

刀根早生

刀根早生は種がまったく入らない渋柿(種無し柿)で和歌山県の紀ノ川沿い(かつらぎ町など)で多く栽培されている品種です。平核無(ひらたねなし)に良く似ていますがそれよりも早く収穫できます。渋柿なので脱渋しなければ食べられませんので巨峰村の中にある脱渋施設で二酸化炭素脱渋をおこなってから出荷となります。渋抜きに時間がかかるため日持ちが悪いのが難点です。

基本的に産地直送はおこないません。
西村 当園での栽培は終了しました。
西村は受粉して種ができたときだけ甘柿になる不完全甘柿です。甘柿になると柿の実に褐斑(かっぱん)とよばれる黒い粒が入ります。実は硬く、水分が少ないため「カリコリ」とした食感で日持ちが良いのが特徴です。また収穫の時期は9月中旬ぐらいからと非常に早熟です。

外見から渋柿と甘柿の区別がつきにくいので基本的に産地直送はおこないません。
伊豆と松本早生富有

写真は伊豆
 伊豆と松本早生富有(松本)は種があってもなくても甘柿になる完全甘柿で、刀根などの渋柿に比べて着色がよく、実がしまっており、味、食感ともに良です。
 伊豆は10月上旬から収穫できる、甘柿にしては早熟の品種です。しかし秀品率(きれいな柿になる割合)が低いのが難点です。
 松本は伊豆よりは遅く普通の富有柿より早い10月下旬ごろから収穫できる早生系の富有柿です。収穫時期は遅いものの甘柿の王様「富有」系であり、外観はきれいで味、食感ともに優秀。

この2品種を産地直送いたします。

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