黐木舎


平成18年







8月1日(火)くもり
朔日が晴れると何となく気分爽快なんだけれども、今日は朝から小雨が振り、今のところ曇っています。
昨日は昼食を食べて、お宮から南の空を見ていますと、雲の霞の間に金剛山の姿が見えました。
「ドーン。金剛山に登ろうか」と愛犬に声を掛けると、散歩にでも連れってくれると思ったのか、滅多に鳴かない犬が鳴いたのです。
それじゃ行こうと、家族に伝えるとあきれ顔。
シャツの着替えを持って出発したのです。
久しぶりの金剛山。
うまく登ること出来るかな。なんて思いながら、金剛山ロープウエイ下の駐車場に車を駐車して、登ることに。
どうも、雨が降ったようです。
約2週間遅れの梅雨明けをしたというのに、まだ安心になれません。
傘を持っての登山となりました。
何とか中腹まで登りつきましたが、少しもやっていて幻想的な雰囲気でした。
金剛山ドーンとともに金剛山にて
雨が降らないことを祈りながら、約1時間半で頂上の葛城神社付近に到着jしました。
40年前の高校時代には、高校が富田林にあったこともありますが、一ヶ月に一回は登っていたでしょうか。
いつも、お宮からは見える山なのですが、その後は数えるほどしか登っていません。
山頂付近一帯では、ブナ林が生い茂っていた記憶がありますが、一部ブナ林が残るものの、今では杉と檜林に成っていました。
ブナの木肌金剛山
綺麗なブナの木肌を見ていると、時間の経つのを忘れそうです。
金剛山の素晴らしい霊気に触れ、沢山の樹木から沢山の気を頂きました。
金剛山金剛山頂上から
綺麗な蝶が優雅に飛ぶのを見て、一ヶ月に一度くらいは登ってみようかなと、今は思っています。
因みに、金剛山頂上の午後3時の気温は21℃でした。
涼しかったです。
ドーンとともに金剛山にて
帰り道「遅いな」という目で見ているドーン。
私は膝が笑って思うように前に進めません。

4月16日(日)晴れ時々曇り
久々に大陽を見たような気がする。
本当によく雨が降りました。
今楠の枯葉が散ってきます。
パラパラという音がして、あれ雨が降ってきたのかなと、思って外を見ると日が照っている。
楠の枯葉が屋根に当たる音なんです。
昔は、この楠の茎や根っこから樟脳(しょうのう)を取ったのです。
樟脳は防虫・防臭剤として使われていたのです。
この楠の枯葉を10枚程度取りまして手のひらで揉みます。
そうしてその臭いを嗅ぎますと、人工の芳香剤には負けることのない臭いがします。
私がこの臭いが好きで、よく嗅ぐのですが、この臭いを嗅ぐと、気分が静まるとともに疲れがとれるように思うのです。
もし、神社に来られるような機会が有れば、一度楠の枯れ葉を拾って臭いを嗅いでください。

4月14日(金)曇り
老いるってどういう事なんでしょうかね。
私が老いてきたなと思う時は次のようなときです。
昼飯を食べた後、何故か眠たくなる。
歩いていて足が上がっていないのかよくけつまづく。
他にも、老人性の障害(老眼など)
それと他に腰痛が私にはある。
本当に困った物だ。
毎日この腰痛を克服したく5キロ余りを歩いて、後は腹筋背筋を鍛えるために私なりのトレーニングをしているのです。
昨日も颯爽と歩き出しました。
いつものごとく、少しの段差に足を引っかけながら歩いていました。
もうすぐ家に着くかと思うとき、前から犬を連れている方が来た。
私はとっさに犬を除けようと左に曲がろうとしたとき、そこに微妙なる段差があることを知らなかったのです。
柔道でいう足払いというのでしょうか、転けてしまいました。
驚いたのは、犬を連れている女の方。
「おじいさんいけますか?怪我はないですか?」と親切に私を起こそうとしたとき、犬が私の顔をぺろり。
またもや「おじいさんにそんなことしては駄目」と犬を叱る。
私は「いやいやいけますよ」と立ちあかる。
ほんとにまあ、老いると言うことを実感した一日でした。
因みに私は57歳。
見た目そんなに老いた感じはないと思うのですが。

4月7日(金)晴れ
桜は満開!桃も満開!寒椿も咲いた!
色々な草木の花が咲き始めた。
春爛漫である。
昨年の冬は大変寒い日が続いた。
そうして、梅が咲くのも本当に遅かった。
それでか、草木の春の花はいっせいに咲き始めた。
そのような中、例年境内の一角(拝殿受付の前)に菫(スミレ)の花がひっそりと咲く。
今年も咲き始めた。よく見ると、ここにも、あちらにも、こんな所にも。と、いっぱい咲いて居るではないですか。
可憐な菫は知らない間にも参拝者の足で踏まるからであろうか、菫の花は庭の端っこに咲いている。
イヤ待てよ、この場所は意外と人が踏む場所ではないかな。
菫は結構強い草花なのかも知れない。
菫って、隅っこに咲くからスミレなのかな。なんてふと思いました。
境内の隅っこに咲くスミレ境内の隅っこに咲くスミレ


3月20日(月)
外は静かに更けています。
午前2時。
今時風に、3月19日26時と言っていいのかも知れません。
このところ、布忍神社宮司として少し反省するところがあります。
それは私自身やりすぎたと言うことです。
布忍神社という舞台で、私は宮司として多くの参拝者の方々に楽しんでいただける神社であり、楽しいお宮と布忍神社成ることを願い、今までやって来ました。
しかし、それがこれからの神社関係者には重荷に成ってくるのではないかと思います。
すこし、サボることにするかと思っています。

2年前から少し太り気味なり、医者からは少し痩せるようにと忠告を受けていました。
それ以来、一日5キロは歩いています。
すごいですね、余りにも太っていたときとは定期検診の数値は違います。
限りなく平均に近づいています。が、ただ一つ腰痛だけが治らないのです。
痩せれば直るかなと思っていたのですが駄目のようです。
腹筋と背筋を鍛えると良いというので、実は昨年の11月から腹筋・背筋を鍛えています。
そうして、ウエイトトレーニングもやっているのですが、少しは良くなったと思うのですが相も変わらず足のしびれはあります。
誰か腰痛によい治療法あれば教えて下さい。
そうして、毎日歩いています。
今日も一日の予定である5キロ近くを歩きはじめて、ふと一度走ってみようと、100近くをメーターを全力疾走。
気分爽快でした。だけど、足の付いてこないこと。
本気で走るなんて、何十年ぶりでしょうか。
50メーター歩いては100メーター走るを繰り返していて、中学時代のことを思い出しました。
私は中学時代陸上部に所属で短距離を走っていたのです。
よく部長の先生から叱られました。
「腕をもっと振れ。太ももをあげて走れ」と、叱られたものです。

人間が動物なら、歩く・走るは基本なのに、何年ぶりとはどういう事なんだろうと。
人間が動物でなくなっていると痛感しました。
明日から歩くことと走ることをやろうと思っています。

因みに、ウエイトトレーニングを4ヶ月もしていると凄いですね。
風呂に入るときのに、鏡に映る自分を見て「これが自分か」と驚くことしきり。

我が輩57歳。断崖の世代!
頑張りましょうか。断崖の世代。

しかし、100メーター走ったとき気持ちよかったな。
明日から変なオッサンが西除川の堤防を走っていても驚かないで下さい。


1月7日(土)曇り時々雪
お宮の受付に一人座り、何を考えるというのでもなく、外を見ています。
例年になく、昨年の暮れからか各地は大雪に見舞われ、日本海側や北国では雪害に遭って大変な思いをされていることでしょう。
大阪でも南に位置する此の地域は、一年に一度うっすらと白く雪化粧をする程度です。
それが先ほど、小雪が舞い散り、一時的に白く雪化粧をしました。
今年の元旦は思いの外暖かく良い天気になりました。
大変多くの人が、初詣に来てくださいました。
若い人の中には、着物姿で参ってくださった方が多かったです。
この数年本当に和装で初詣の風景が少なかったのですが、今年は多かったですね。
今年こそは景気回復して欲しいものです。
私は今年の座右の銘として「転ばぬ先の杖」
何事も前もって支度をすると言うことでしょうか。
そのようなことを思う年の初めです。