奈良豆比古神社(ならつひこじんじゃ)
鎮座地 奈良県奈良市奈良坂町奥垣内2489
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梅原猛「神と仏」対論集 第4巻 梅原猛・松岡心平の「神仏のしづめ」を読んでいて赤穂坂越の大避神社行って次は奈良市の奈良豆比古神社に無性にも行きたくなった。
奈良には西名阪自動車道で行くと小一時間で奈良の市内に着く。
今年の長い梅雨もやっと明け、天気も良くなった。
奈良には一種独特の風情がある。
大好きな風景だ。
鎮座地は奈良市の北端、平城山(ならやま)の東の端に位置し、京都府との県境に近いところである。
旧奈良〜京街道に面した処で地名からもわかるように「奈良阪の氏神さん」といわれ、古くは奈良坂春日社と呼んでいた。
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本殿は、一間社の春日造が三殿並んでいる。小さなお社が三殿並んで鎮座している。
春日造りの社殿は一般には小振りのものが多い。
この奈良豆比古神社の本殿も、大人四人いれば簡単に運べるような大きさだ。
中殿に平城津比古大神(当地の産土神。奈良豆比古神とも)、左殿に春日宮天皇(施基親王、志貴皇子、田原天皇とも)、右殿に春日王(志貴皇子の子)を祀る。
祭礼は10月8日・9日で8日の宵宮に翁舞(三人翁)が奉納される。
社伝によると、春日王が白癩を患った時、子の淨人王(弓削首夙人)と秋王(安貴王)が翁舞を神に奉納すると、父の病は翁面に移って癒ったと伝えられている。
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