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宇太水分神社(うだみくまりじんじゃ)

鎮座地 奈良県宇陀郡菟田野町古市場245

今年は何か変な天気が続く。
5月になってからずっと雨が降っているような気がする。
又肌寒い感じがする。
これは余りにも人間のエゴに対して、神々が怒っているのかも知れない。
水が湧くところに神が生まれるともいう。

2年前(平成16年)に修復され極彩色が復元された宇太水分神社の詣でることとした。
宇太水分神社 宇太水分神社

宇太水分神社

宇太水分神社
(左から)本殿三棟(国宝) 右二殿は (左)春日神社(右)宗像神社(共に重要文化財) 

宇太水分神社
本殿三棟

御祭神
 第一殿/天水分神(あめのみくまりのかみ)
   第二殿/速秋津彦神(はやあきつひこのかみ)
第三殿/国水分神(くにのみくまりのかみ)
 
春日作りのこの三棟の本殿の極彩色は本当に素晴らしい。
ただ雨音だけのする静かな雨の中の参拝でした。
国の指定文化財で 神社の建造物の中で国宝は全国で32件しかないのです。
考えてみれば、その32件の中には、同じ奈良県では春日大社本殿、大阪の住吉大社本殿、又栃木県の日光の東照宮などと同じ建造物としての価値がある訳です。
この素晴らしい建造物をいかに後世に伝えるか、また今の維持を如何にするか。
大変なことです。
以前、厳島神社の国宝の建造物が、2度にわたる台風の被害で大変な損傷を受けました。
その時に厳島神社という多分なる知名度により(それだけではなく、関係者の努力によるとおもいます)早くに復興成りました。
しかしこの様な人知れない神社だとどうかと思うと、同じ関係者として不安に駆られます。
日本人お心のふるさとでもあるこれらの神社に数多くの人が参拝することを願っています。

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