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伊佐爾波神社
(いさにわじんじゃ)

鎮座地 愛媛県松山市桜谷町173

伊佐爾波神社楼門 伊佐爾波神社参道
左写真は伊佐爾波神社楼門。右写真は参道及び階段(135段)


伊佐爾波神社本殿
伊佐爾波神社本殿
伊佐爾波神社 八幡造り本殿
本殿の建築様式の一つに八幡造りがある。
八幡造りは切り妻造り・平入りの建物が前後に二棟並ぶ形で、後ろの建物を内殿、前野建物を外殿と呼ぶ。
内殿は神様の夜の住まいであり、外殿は昼の住まいとされている。
石清水八幡宮・宇佐神宮と伊佐爾波神社の本殿を三大八幡造りとして代表されているのですが、八幡造りの神社は数社しかないのが現状です。
神仏混合において、内陣を広くさせるために二つの建築を連結させたのではないかとも言われています。

伊佐爾波神社は近年の修復によって極彩された本殿は素晴らしく、桃山時代の優美な世界に引きもまれていくようです。
又、伊佐爾波神社には、和算学の絵馬が数多く残されていることでも有名です。

−算額−
和算の絵馬も社寺に多く奉納された。江戸初期以降いちじるしく開発された和算は、西洋の数学にもひけをとらない高度なものであったが、この進歩に和算の扁額、すなわち算額は大きな役割を果たした。和算家が自設の算題を絵馬にして神社仏閣に掲げ、それを見たものがその答術を試み、解答をまた絵馬にして掲げた。奉納の算題はみな興味をひく問題であったから、これを写載する算書もたくさんあらわれた。(「絵馬」岩井宏實・山崎義洋 共著  カラーブックスより)

道後温泉という日本を代表する温泉地でもあり、明治初期ににおいて俳句の正岡子規を始め夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台として、名を馳せるのも松山という土地柄なのかと思いきや、和算に見られるように勤勉な土地柄であったのだろうと伺えます。

伊佐爾波神社のホームページ

和算額のホームページ

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