大村神社(おおむらじんじゃ)
鎮座地 三重県那賀郡青山町阿保1555
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大村神社は鹿島の神を奈良に迎えるにあたって、この地にて一休みしたという。
その場所に鹿島神宮と同じようにお祭りしたという神社である。
鹿島神宮と同じく要石がある。
地震除けとして昔より信仰を集めているとのことである。
本祀 大村の神
配祀 武甕槌命(たけみなかづちのみこと) 経津主命(ふつぬしのみこと) 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
大村の神は阿保氏族の初祖、息速別命と申す。
松原市にも阿保神社があります。
この神社は阿保親王住居跡といわれています。
阿保親王のお墓は神戸の御影にあります。
阿保という地名がこのような所にあるなんて思いもしませんでした。
この神社は延喜式神名帳にのっている古社で、鹿島神宮と同じく北向きの神社なのです。
今のご本殿は明治時代に建てられたのですが、それまでの本殿を遷宮の折りの仮殿として残こしたそうです。
今は宝殿と称しています。
この宝殿は一間社入母屋造で安土桃山様式を色濃く残した国の重要文化財です。
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このご本殿の前は、三社の本殿がありその紋が今の本殿の屋根に施されたあるとのことです。
真ん中の矢車は大村の神の神紋
向かって右の下がり藤は春日の神紋
向かって左は八幡の神紋
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虫食いの鐘を見るに付け、ここにも明治以前には神仏混合という形の宗教設備の伽藍が騒然とあったのでしょう。
今となっては伺い知るすべもありません。
この大村神社も北向きにに祀らなければならない、何か深い意図があったのだろうと思います。