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生島足島神社

(いくしまたるしまじんじゃ)

鎮座地 長野県上田市下之郷


生島足島神社
生島足島神社

平成17年8月29日
8月も終わり28日の夜「行きますか。行ってしまいましょう」パソコンの前で独り言を行っていました。
と言うのも、前々から北向きの神社をパソコンで検索していて気になっていたのが長野県の上田市に鎮座する「生島足島神社」だったのですが、何分にも遠いと言うこともあり敬遠していました。
29日30日なら行ける。と言うことで28日午後8時過ぎに早寝して29日の午前1時に起床、出発という計画を立てたのです。
このことを家族に告げると、あきれ顔されるも「一度言ったお父さんは聞かないものね」と、娘は手作りの弁当とポットのコーヒーを準備してくれた。
午前1時過ぎこそっと出発しようとするに、娘達の部屋から「気を付けて」「おみやげ忘れないように」「スピード違反しないように」と声を掛けられた。
さあ、出発。
近畿自動車道→名神高速道→中央自動車道→長野自動車道と有料道路を走る。
途中寄りたい神社は沢山あった。
20年あまり前よく長野県に単車で来て沢山の神社を巡った思い出がある。
長野県は土地柄であろうか、明治初めにおける神社の合祀が余りされなかったように思える。
そのこともあり国の指定有形文化財の古社が点在するのである。
その代表格といえるのが「仁科神明社」なのである。
しかし「生島足島神社」には何故か参拝できなかった。
この思いが募っての今回の参拝旅行となった。

午前7時過ぎにカーナビを頼りに着いたところが、神社の西門であった。
生島足島神社 西門
境内をはそんで向こうに東門がある。そこに立派な駐車場があるのを確認したので車をそちらに回すことにした。
そこから見る生島足島神社の拝殿は島に浮かんだ御殿のように見えた。
神池の中心に鎮座する生島足島神社の神殿
まさに本殿は北向きに鎮座しこの島自信がご神体だという。
その北の正面には摂社諏訪社がある。
生島足島神社は諏訪社と向かい合っている関係にあるのである。
諏訪社には建御名方命(たてみなかたのみこと)八坂刀売り命(やさかとめのもこと)

「神代の昔、建御名方富命(たけみなかたとみのみこと)が諏訪の地に下降する途すがら、この地にお留まりになり、二柱の大神に奉仕し米粥を煮て献ぜられてたと伝えられ、その故事は今も御籠祭という神事に伝えられています。
生島神は生国魂大神、足島神は足国魂大神とも称され、共に日本全体の国の御霊として奉祀され、太古より日本総鎮守と仰がれる極めて古い由緒を持つ大神であります。」(生島足島神社公式ホームページ:http://www7.ocn.ne.jp/~ikushima/より抜粋)
と言うことは、諏訪の神々がやってくる以前よりこの地に生島神・足島神は居たと言うことなんですね。
このような素晴らしい神々がこの日本の国を支えて下さったのかと思うと感無量に成りました。
生島足島神社を望む 舞殿の向こうが諏訪社
向かう会う生島足島神社と諏訪社
別所温泉の北向観音に行く。
北向きと言うだけで名所になるのなら、我が神社にも北向きに何か一つ社を造るか、という不謹慎なこと思いながら上田市の寺社巡りをしました。

北向観音 本堂の隣のお堂は三徳山の投げ入れ堂を思い出した。
北向き観音 北向き観音の薬師堂

安楽寺八角三重塔(国宝)       常楽寺石造多宝塔(重文)  
安楽寺八角多宝塔 常楽寺石造多宝塔


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