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丹生酒殿神社

鎮座地:伊都郡かつらぎ町三谷631

丹生酒殿神社 丹生酒殿神社
丹生津比売神社・丹生官省符神社に参拝したおりに、行き過ぎていまい帰りにでも立ち寄ろうと思って参拝できなかった悔しさはひましつのり、数日後に行きました。
大変に綺麗に整備された神社に驚きました。
行く道すがら、道の整備や村の家々が新しく立て替えられているのを見るにつけ、不思議に思っていたのが、丹生酒殿神社についてやっと分かりました。
拝殿に掲げられた献旨という扁額に平成10年9月22日の台風による被害が増大だったこと、復興に大変な村人の力が結集されたことが書かれてありました。
村の人々の拠り所であるこの神社に対しての熱意が記されているのを見て感銘を受けました。

この神社の本殿も丹生官省符神社:丹生津比売神社と同じく北向きに祀られています。
神社の左裏山が、丹生津比売大神が降臨したという榊山であろうとおもわれました。
榊山                              丹生酒殿神社のご本殿
 
この神社には、鎌八幡宮があります。
何故、このように鎌を木に打ち込まれるようになったのかは諸説があるようです。
大阪の天王寺区空清町の円珠庵内にも鎌八幡がある。
これらは縁切り・病根断ち・厄除けを願って鎌を木に打ち込むという。
能登や諏訪地方では風鎮の為に鎌を木に打ち込む風習がある。
法隆寺の七不思議とされる五重塔の相輪に差された鎌は雷よけと言われるが、此の風鎮の部類にもなるのであろう。
 鎌八幡宮 鎌八幡宮   鎌八幡宮
 
今回の丹生津比売神社・丹生官省符神社・丹生酒殿神社を参拝して、北向きの神社の謎は深まるばかりです。
平成17年8月記



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