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琴弾山神社(ことびきやまじんじゃ)

鎮座地 島根県飯石郡頓原町大字佐見(琴引山山頂付近)


琴弾山神社
琴引山の由来
琴弾山神社由緒  琴引山の由来


琴弾山神社
琴弾山神社


琴弾山神社の巨石
琴弾山神社 琴弾山神社 琴弾山神社
琴引山山頂近くに中央写真の巨石がある。その横の石階段の正面に鳥居共に社(左写真)がある。
初めはこの社が琴弾山神社と思い階段を上ると、そこに石の割れ目がありその奥に神社が見えた。
琴弾山神社は巨石の割れ目の奥に静かに鎮座していた。。
右の写真は琴弾山神社から見た石の割れ目である。

以前から島根県の三瓶山に行ってみたいと思っていた。
20数年前に一度行ったことがあるが、何故か記憶の中に三瓶山が、どの様な山でどの様な風景であったか思い出せない。
丁度、姫路から岡山に行く用事が出来たこともあり、一泊して次の日に三瓶山に行こうと、中国自動車道を三次で降り、国道54号線を北上した。
しかし、私はどうも寄り道をする癖があるようだ。
国道を走っていると、道標に赤名湿地とある。
湿地フェチである私は、これを見逃すわけにはいかないと国道をそれ赤名湿地に向かった。
赤名湿地
赤名湿地
 
赤名湿地
赤名湿地

赤名湿地 ミツカシワ(赤名湿地)
赤名湿地の花(白い花はミツカシワ)

赤名湿原を出発したのは正午過ぎ。
少し急かなければ、三瓶山に行けなくなると車を走らす。
琴引山なる標識。
変な名前だと思うがまさかその頂上に神社があるとは思わなかった。
ましてや、修験に関わる神社である。
そうと判れば行かなければ成るまいと、車を走らす。
琴引山の登山口に行くとそこは、スキー場に成って居るではないか。
丁度ゲレンデの草取りをしている人を見つけ、登山道は何処かと聞くと、ゲレンデの一番奥に登山道入り口があるという。
登り1時間半ほどで上れるとのこと。
頂上には大木の石の間に神社が奉られてあると教えてくれた。
1時間半なら何とか登れるのではと思い、ゲレンデを横切り登山口にとたどり着く。
琴引山登山口
琴引山登山口より見たスキー場風景

それからが大変であった。ただ登るだけの道。
谷川の水の音を聞きながら、ひたすら登る。
途中、林の間から三瓶山が見えた。
あの山に行くつもりが、なんと三瓶山の見える山に登っているとは。
途中、三瓶山が見える

そうして、登ること1時間半。
そこに巨石があった。
琴弾山神社があった。
琴引山の由来に書かれてあるように、この巨石は御陰石(ミホトイシ)である。
巨石の割れ目を通るとき、何故か母胎に入り込むような不思議な気持ちに駆られた。
この地には、何十もの寺院があったのだろう。
そうして、百数十年前までは修験道の行者が、日夜業に励んでいたことであろう。
琴弾山神社から、50メートル余り登るとそこは琴引山山頂である。
琴引山(1014m)からの展望は少し曇っていたが素晴らしかった。
三瓶山も見ることが出来た。
次回必ず行こうと思う。
この度の旅はここで終了しようと思い、下山に入った。
忘れることの出来ない思いでも残しながら。
琴引山頂上 琴引山頂上
琴引山頂上

琴引山頂上より三瓶山を望む
琴引山頂上より三瓶山を望む


琴引山頂上より大山方面を望む
琴引山頂上より大山方面を望む
平成15年5月13日参拝

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