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土御門神道本庁

鎮座地 福井県遠敷郡名田庄村納田終

5月になって暖かい日が続いていたのに、昨日の雨も止んだが、まだすっきりしない曇り空。
今日は大安吉日という日なのに、お宮を空けて一泊二日の予定で福井は敦賀の方に行くことに成った。
平成神道研究会の定例会で、今回土御門神道を訪れ、宮司さんのお話を聞くという企画に是非とも参加したいと思ったのである。
大阪駅から特急雷鳥に乗り一路敦賀へと向った。
午前11時半近くに敦賀に到着。
平成神道研究会の代表者でもある東京新宿花園神社片山宮司以下七名の各地の宮司初め神社関係者と合流。
昼食を食べた後、一路名田庄暦会館へと向う。
二時間ぐらい車に乗ったであろうか、京都と福井県小浜を結ぶ鯖街道のもう一山超えれば京都府に入ろうかという山間に、名田庄村暦会館があった。
こちらで館長でもあり土御門神道の代表者でもある藤田氏と会う。
藤田氏は素晴らし人柄のご老人であり、何ともいえない味のと風格を持ち添えた人柄には敬服。
暦の話、安倍家の話、土御門神道の話を興味深く聞く。
藤田氏の案内で安倍家三代の墓、土御門神社、土御門神道本庁へと案内される。
土御門家三代の墓
安部家三代の墓
安倍家の三代の墓

天社宮 泰山府君社跡 (室町時代〜明治41年まで奉祀)
土御門家居城跡

泰山府君を祀る社
天壇
天壇
聖地北面の巨石(全て北方向を向いている)
土御門神道本庁
天社宮・泰山府君を祭る社があり、四方に鳥居を配置し儀式のする天壇、北面後方には三つの巨石は全て北を向いている。
茅葺の土御門神道本庁には五星紋と太一と描かれた提灯が吊られていた。
本庁の中にて拝礼した後、藤田氏の話を聞いている間中、ひきりなしの電話のベルが鳴り響いていた。
藤田氏の言うには「電話には出ないのです。安倍清明ブームによって土御門家の名を語る者が絶えないのも困ったものです。」と、嘆いておられた。
この田舎の一角に、土御門神道は続いてきた。
これからも一時のブームに押し流されることなく続いて頂きたいものだ。

最後に土御影神道編集の今年の暦は有るのですかと聞くと「もう無いです。何分にも宣伝などはやってないもので、注文を受けた部数だけしか印刷しませんので」とのことでした。
平成14年5月9日参拝

名田庄商会ホームページ


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