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廣峯神社(ひろみねじんじゃ)

鎮座地 兵庫県広峯山52番地

      
廣峯神社
廣峯神社社殿(表門より)

廣峯神社本殿
廣峯神社


平成13年3月29日 参拝
布忍神社のご祭神は速須佐男之尊(はやすさのおのみこと) 八重事代主之尊(やえことしろぬしのみこと) 建甕槌雄之尊(たてみかづちおのみこと)である。
明治以前は神仏混合の時代は牛頭天王とされる祇園神であった。
この牛頭天王総本宮である廣峯神社に20年余り前一度参拝したのですが、もう一度お参りしたく思い、今回参拝する機会に恵まれました。
その時の印象は、なんと大きな本殿を有するお宮であろうか。また、神仏混合の形を残していることに驚いたものである。
今回参拝してもその思いは変わりませんでした。
神社案内板
牛頭天王とは元々インドの祇園を守る神であり、疫病や厄を除く神として古来より崇められ平安期に京都に祀られることとなったのである。
そうして各地の分霊されたといわれています。
布忍神社に於いても神仏混合時代本殿の蛙股の彫刻に薬師如来の梵字が刻まれていることから、牛頭天王の本地仏として薬師如来が祀られていたと思われています。
明治以降の神仏分離に於いて、薬師如来の垂迹神である須佐男之尊(すさのおのみこと)となるのです。
牛頭天王=薬師如来→須佐男之尊
という図式が出来ます。
この様に明治期における神仏分離という宗教改革が行われたわけですが、これは長い日本の歴史の中では是非は別として、幾多とあったわけで宗教史に変革の一つと思われるのです。
参道より望む
拝殿より本殿を望む

参道より望む廣峯神社(上)拝殿より本殿を拝む(下)


神社への道は姫路繁華街から北に車で半時間余りにて広嶺山の神社の駐車場に着く。
鳥居をくぐると左にアスファルトの道と右に旧の参道がある。
旧の参道には今は朽ちた社家の家々であろうか点在している。
一番神社に近い家だけが人が住んでいるが他は廃屋ないし、住居地跡になっている。
朽ちかけた土塀が歴史を感じ、時代の盛衰を感じるが、何か私には快い風景に見えた。
旧参道 旧参道
旧参道 旧参道
旧参道 旧参道


廣峯神社表門より姫路の町並みを望む
今此の増位 広嶺山の北側に播州飛行場が建設予定されているという。
自然成し神々の住むこの地に空港が本当に必要だろうか。

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