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譽田八幡宮(こんだはちまんぐう)

鎮座地 大阪府羽曳野市誉田3−2−8

      
譽田八幡宮社殿

5月8日 この日は私の母方の叔父が奉職している譽田八幡宮の夏祭りである。
何となく夏祭りと言ってもピンと来ないのだが、今年も5月5日が立夏であった事から考えると、暦上は確かに夏である。
毎年夏と秋の二回母の縁のあるお宮であることと、幼いときから良く母に連れられてやって来た親しみもあり、譽田の神に恩返しとお手伝いしているのである。
私にとって譽田八幡宮は、宗教伽藍の建築物のずれを考えるようになった原因の一つである。
今の本殿拝殿と参道の関係、神宮寺と神社の関係、応神陵と宗教設備との関係、何時行っても感がさせられるところの大きい神社である。
本殿は東を向き、神宮寺は南を向いて居たと想われます。そうして御陵は南北の軸より西に10度余り振っています。
後円頂上に六角堂が江戸間で存在していたのです。
その事が河内名所図絵に描かれています。



今の拝殿は、室町時代の建築物で建築そのものも興味深いものであるが、蛙又の彫刻は大変素晴らしいもので一級彫刻であると思われます。 
中国の故事に習った彫刻、動物、植物と素晴らしい彫刻が並んでいます。

 
南門(明治まではこの向こうに寺院があった)


放生橋(太鼓橋)から応神御陵を望む


まとも本殿上に沈む太陽


素晴らしい神社であり、この神社を維持運営してきた歴代宮司並びに神職関係者の苦労がにじみ出ています。
私自身この神社に佇むと、50年余りの思い出が巡ります.。
河内飛鳥(近つ飛鳥)の古社からは少し時代的に新しい神社ですが、中世に置いてこの神社の占める位置は壮大なものであったと思われます。

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