滋賀県草津市下笠町
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上記の写真を見て、「暑かった」 「大変だった」と言う思いのみが思い出されます。
今から10年前神社建造物の配置を調べるために、全国の古社巡りを思い立ち年甲斐もなく、
バイクでの一人旅が始まりでした。
滋賀県を始めに選んだのには、
神社建築に関する文化財が多く残っていること。
明治初期における合祀が余り成されてないこと。
建築物の配置古い形で残っていること。
これらの事から滋賀県を選んだ訳です。
ここに紹介する 老杉神社は、大変興味深い建造物の配置が、成されています。
一見何の変哲もないのですが、本殿の中心が向かって左の方を向いています。
上記の写真の白い壁の建物より、まだ左の方と思っても良いくらいなのです。
何故かと言われても、解らないとしか言いようがないのです。
色々な憶測はありますが、自然とこのような配置をしたのかというと、決してそうではなく、
人工的にその様に成されたように思います。
一つはっきり言えることは、中心をずらす事により、俗なる世界と聖なる世界を分けることが出来る。
違和感なく神の鎮まる本殿に、近づく事が出来ると言うことです。
境内では一人老婆が、露草を干していたのは印象的でした。
あれから10年久しく又行ってみようと思っています。
表門を入って舞殿の正面から本殿を拝す。
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唐門より本殿を拝す。
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写真で見ての通り大変綺麗に整備されています。
神職の方を始め氏子の皆様の信仰心の厚さの表れでしょう。
少しの時間この老杉神社にて休憩したのですが、
時のたつのを忘れ、又夏の暑さを忘れたのを覚えています。
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