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神宝1 
 「布忍八景(絵馬)扁額」
 市指定有形文化財
 布忍周辺の名称八景を中国の瀟湘(しょうしょう)八景にならって2組制作したもので、
宝永2年(1705)高木の東坊言推以下28名の文人が願主となり、絵師池何某に描かせている。
ケヤキの1枚板に1枚に2景収められ、4枚1組である。
 布忍八景とは宮裏白桜・狐村夕照・野塘春日・平田秋月・南山残雪・西海晩望・竹林黄雀・籠池白鴎をいい、
神社を中心とした景観を愛でたものである。
その中には、歌学者の下河辺長流、国学者の契沖、俳人の小西来山などの有名人も含まれている。

 
 
 
 
布忍神社八景(絵馬)扁額


 
 
「奉納札」 
 府指定文化財
「奉納札」寛文3年(1663年)昭和58年本殿修復の時発見されました。
息災延命の「災」の字が他の字より小さく書いてあります、
災いは小さくと意味でしょうかそれとも、神(仏)への奉納としての忌み字の為でしょうか。
先人の心配りが感ぜられます。
 
 

「奉納札」寛文3年(1663)

 「狛犬」
昭和58年復元修復され300年あまり前の姿に戻りました。
向かって左が男性神、右が女性神となっています。
 狛犬  狛犬
 木造狛犬(昭和58年)復元修復
台座 延宝7年(1679)の銘
(一言)
よく狛犬を見て「阿吽」の呼吸と言います。
阿(あ)は吐く息、吽(うん)は留める息を称します。
キリスト教においての聖音「アーメン」又、ヒンズー教においての聖音「オーム」も吐く息留める息を表しており、
この阿吽も同じと思われます。「あうん」も聖音と言えるでしょう。
相撲の中で「両者見合って阿吽の呼吸が合いました。」「ハッキョーイのこった。」言いますが、
「ハッキョーイのこった」の「ハッキョーイ」は「吐く息よいか」が元になっていると言われています。
息を出し留めたとき最大の力が出せることから息の調節を促しているのでしょう。

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