運河の橋のたもとでの一枚。個人的に最も気に入っている写真の一つ。
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← レーピン広場(Пл.Репина)で、小さいボールをリフティングして遊んでいた少年たち。 |
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→ これらの像(記念碑?)はレーピン広場の端にあった。周りには鉄柵や門が設けられてあって、担当の警備員までいる。尤もけっこう暇そうにしていたが…。
ユニークな像たちは、ロシアの民話に出てくる登場人物や精霊か、ロシアがまだ多神教であったころからの神々を表現しているのだろうか。平日ではあったが、多くの人が訪れていた。 |
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像を背景に写真を撮っていた彼女たち。思い切って声をかけたら、初めこそ戸惑われたものの、写真に写ってくれた。 |
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トレチャコフスカヤ駅に向かう途中、一番上の写真を撮って、その後地下鉄に乗ってアルバーツカヤへ向かった。ロシアで最大の規模を誇るという「本の家:ドーム・クニーギ」で、ペテルブルグの詳細な地図を買うことが目当てだった。
通りに面している手前から中央に奥行きのある白い建物が、旅行雑誌にも載っている「本の家:ドーム・クニーギ」である。閉店は夜9時だった。 規模はすごく大きかった。日本の政令指定都市にある大手の巨大書店と同じぐらいだった。店に入って最初に耳にしたのが、レジを通したのに万引き防止のための装置がよく誤作動している音だった。 |
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店内には書籍ナビもあり、OSの画面フォントがロシア文字だった。客の中には英語を喋る中米の男性もいたが、私が行ったときには日本人は見かけなかった。
購入本は『САНКТ−ПЕТЕРБУРГ ЮБИЛЕЙНЫЙ АТЛАС К 300−ЛЕТИЮ ГОРОДА』という357ルーブルもした詳細なペテルブルグの地図。地図を買ったらルーブルが無くなったので、この日はクインジとルブリョフの画集を断念した。 写真に写っている青い色の売店は街でならよく見かけ、お菓子や飴、タバコ、ミネラルウォーター、ジュース、パン、ベーグル、クレープなどが気軽に買えてたのしめる。 |
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地下鉄のアルバーツカヤ駅。まだ夜の9時半過ぎ。白夜のおかげで外は明るい。 |
町で両替したあと、キタイ・ゴーラトのホテルに戻ることにした。
地下鉄を乗り継ぎ、ホテル傍のキタイ・ゴーラト駅の外に出るまでの地下通路を歩いていると、横から悪魔≠フロゴが入った缶ジュースを手に持った中学生ぐらいの三人の女の子が私に話し掛けてきた。考えにくいが、まさかの逆ナンパか? 私の聞き取りの能力はほとんど無いので、彼女たちの言うことが残念ながらよく分からなかった。単に「この悪魔≠フ缶ジュース飲んでみた?」といいたかったのか…。ハチュー(ほしい)とかトリー(3)という単語は分かったので、まさか私から一人ずつもう一缶おごってもらおうとしたのだろうか…。 だが私は別に飲みたくないし、人前で財布出したくないし、また彼女らの言うことがはっきり分からなかったので、困惑しつつまた間抜けな返事と知りつつ「3ルーブル?」などと言ったりした。当然、相手は「ちがう、ちがう」と言う。そうこうしている間に彼女らは諦め?た。私は「さようなら」と言って階段を足早に上がった(この行為には少し自己嫌悪を覚えている。妙にご丁寧な別れの挨拶だけ言う必要もなかろうに!)。地下道ではあったが人通りも多くすぐ横に外に出る階段があったし、また彼女らは危なそうな雰囲気ではなかった。でも、こういうことは無いように気をつけなければ…。 |
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ライトアップされたクレムリン。夜景ショットの機能はいまいちなカメラなのでピントは合わず…。 |
遅い夕食は売店で大きいホット・ドッグを2つ買い、交差点の傍に腰をかけて済ませた。しばらくするとカッポカッポと馬に乗った2人の女性警官が、駐車違反の車の持ち主に聞き質す光景が目に入り、おお、かっこええ!とか思ってしまった。
その後、スタローヴァヤ(小さい食堂)に入り、ビールのハズが間違って高めのオランダ製のノンアルコールビアを頼んでしまう。気づいた時にはもう半分くらい飲んでしまっていた。冷たいものを飲んでことで、モスクワの夜風はさらに冷たく感じた…。 ホテルでは出入口の警備担当の青年が、ワイシャツをズボンから出してソファに身を投げ出していた…。 |
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