介護
04/10/11
 下記(9/5の文章)を書いて10日目に圧迫骨折にて入院をして、
 10/7に義母は永眠をしました。
 介護と向き合い、本気で取り組む時期が来るなと思った矢先の死でした。
母の経過を覚えているうちに、書き留めたいと思います。

9/9   階段から落ち、腰と足首を強く打った様子で、痛みがきつそう。
       夜 病院でレントゲンを撮るが、骨折はなく、帰宅を指示される。
       本人は、入院できると思っていたので、残念がる。
9/10  トイレに行くのに、痛みで冷や汗がでている。ずっと寝ている。
       訪問看護に来てもらう。人が来ると張り切るので、大したことは
       ないと判断されやすい。入院はしなくてもいいとのこと。
9/11  ずっと痛みがあり、ポータブルトイレを購入し、用を足す。
9/12  食事の時だけ、起きあがり、刻み食とおかゆをすする。
       近所の方にのぞいてもらう。一人で何とか、用が足せる。
9/13  昼間の1時間、ヘルパーさんに来てもらって、食事の介助。
9/14  やはり、痛みがとれないので、明日もう一度診察をお願いする。
       富田町病院は、満室のため、紹介してもらった病院へ転送。
9/15  デイの車で迎えに来てもらって、新生病院へ入院。
       腰椎、脊椎圧迫骨折と診断される。すぐに、サポーターと導尿。
9/23   ずっと寝たきりなので、夢と現実がかなり交差してることを言う。
        5割以上、内容が夢のような、昔の話の様な?
   家の者、体育大会、文化祭など行事が続き、時々見舞に行けてない。
9/27  次女誕生日。 母が「お祝いしてあげて」と私に託す。話8割が混沌。
       食欲もなく、起きあがる気力もなくなっている。
9/29  個人用コルセットができあがり、動けるように、導尿がはずれる。
       「いよいよ リハビリ始めるよ」の声にうなずく。
       しかし、運の悪いことに発熱。胆石のせいかも?
10/1  発熱がおさまらず、呼吸も荒く、あまり話ができない。
10/2  次女の声かけには反応しているが、目がうつろ。食欲少ない。
10/3  圧迫骨折の痛みはなくなった様子。ベットを80度あげても平気。
       食事もなかなかすすまない。口からあふれてくる。目がうつろ。
10/5  朝から夫が主治医によばれて、「かなり悪い」の言葉にびっくり。
       とにかく、個室に移動させてもらう。今まで狭くて落ち着かなかった。10/6  
16:30 今度は、私が主治医から呼ばれて、「腎臓の機能が、弱まっています。      これを回復させるには、人工透析しかありません。しかし、それをすると      心臓が持ちません。よって、今日、明日の命です」と宣告される。
      まさかの言葉に、絶句。「老衰に近いですか?」「ハイ、老衰の為にこう      なったと言えます。」の言葉にほっとしました。 
19:00 子供達や夫、父、がくる。意識はないが、父が「元気になりそう。          まだまだ大丈夫。」などと言えるほど、顔色もよく、力強い呼吸。
22:00 お姉さん一家が来てくれる。意識はないが、まだ大丈夫と思い、帰宅。      夫 以外の家族は、帰宅。
10/7  
 4:00 私は眠れず、病院へいく準備をしていたら、夫から電話 
 5:00 血圧が下がり、呼吸が乱れてくる。しかし、穏やかな様子。
 5:20 脈拍が45 40 35 30 25 20 10  0 と カウントダウン
 5:25 家族が静かに見守る中、永眠。


04/9/5
 介護に関する情報誌「ドクター・クロワッサン」を読んで、かなり介護保険の事  や老健、色んな人の悩み、歓びを知りました。そして、今89才の義母を「今の  状態以上で100才の誕生日を迎えられるような介護をしよう!」という目標が  持てました。今から10年後の母や、我々夫婦がどうなってるか?この本を読む ことによって、楽しみにななりました。

04/6/
 私達世代は、集まると老身介護の話題が必ずでます。

同居の義母は8年前の春に倒れ、町医者の主治医から「お母さんは、これ以上治ることはないし、ますます二人を困らすことになるから、嫁さんのあなたは仕事を辞めて、介護に専念しなさい。」といとも簡単に私達夫婦に言い切りました。全く優しくない言葉の数々に呆然としたことをよく覚えています。
 それで、すぐに医者を変えて、「富田町病院」に相談に行くと、院長の小西先生が、休診中であるのにもかかわらず、ケースワーカーと共に1時間近く相談にのって下さいました。そして、「せっかく続けてきた仕事、ちょうど今油がのり、育ててもらった人々に返せる時期のあなたが、辞めることはありません。仕事を頑張りながら、おばあちゃんを介護していく方法をさがしていきましょう。」とおっしゃいました。あの時の小西先生の言葉は、一生忘れないと思います。
 
 そして、みごとに母は元気と自分を取り戻し、今もデイケアや訪問看護、付添通院サービス、ショートステイ、レンタルなどあらゆる介護保険を受けながら、家族と一緒に暮らしています。 

キーワード
 ・「子供叱るな、来た道じゃ。年寄り笑うな、行く道じゃ。」
 ・「年寄りは、愚痴を言うて いやじゃろが、あんまり怒るな、いじめるな、
   こどもがみている、まねするぞ。」
 ・「一日中 言葉なき身の淋しさよ 君知り給え 我も人の子」
 ・「子守」をしてくれた親に、今度は私達が「親守り」をする番だ。
 ・年をとることは、健康、親しい人、身体的機能、地位や役割、お金などの喪失体験でもある。
 ・女へんの変化:  子供のうちは好かれる。そして、娘、嫁、姑、婆。  

入院に際して: うちの母は 年間 何回入退院を繰り返しているでしょうか?入院が決まったときにあわてないように、すべて用意しておくと気持ちの負担が軽くなります。入院もちょっとした旅行感覚で。

準備物  
 診察券・保険証・家にある薬・貼り薬・目薬・食事用エプロン・お箸・スプーン・フォーク・ナイフ・湯飲み・お茶瓶・コップ・ふきん・ラップ・ハンドタオル・洗面具・歯みがき・歯ブラシ・モンダミン・石けん・ティッシュ・スリッパ・パジャマ・肌着・上着・チョッキ・バスタオル・タオル・時計・ビニル袋・イス・お菓子・果物・小銭