ドイツ戦車の墓標 |
末期のドイツ戦車の写真を見ていると本来の戦術番号の他に手書きの番号が記入された写真を見つけることがあります。それは撃破され、放棄されたドイツ軍の戦車や突撃砲、自走砲なのですが『この番号はナニ?』と疑問に思ったことはありませんか?
この番号はソ連軍が撃破したドイツ軍戦闘車両について、●戦闘車両の種類、●撃破した状況(砲弾や爆弾の命中状況)、●戦闘の日時と場所、●ドイツ軍所属部隊等を調査し車両にナンバリングを行った時のもので、写真は報告書に添付するために車両の全体象の他に撃破個所のクローズアップなど複数のカットが撮影されたようです。また、これらの公式に撮影された写真ほかにも非公式(?)に撮影された写真もあるようで、これらの写真の画質は様々ですが、いずれにしてもソ連の崩壊後に一気に西側に流出してきたようです。
この番号は便宜上「捕獲番号」と呼んではいますが、実際には原型をとどめないほど破壊されていたり、回収や再利用不可能と思われる状態の車両も多くあります。
●ソ連軍第3ウクライナ方面軍による調査
1944年12月26日、ソ連軍の進撃によりブタペストが包囲されると、1945年1月にはドイツ軍はブダペスト解囲をめざして3次にわたり『コンラート作戦』を発起し、バラトン湖~ドナウ川の戦線で激戦が展開されました。しかし、ブダペスト解囲は失敗に終わりブダペスト守備隊の生き残りは2月11日に脱出作戦を実施し、2月13日にはブダペスト守備隊の残余は降伏してブダペストはついに陥落しました。
1945年2月19日、第3ウクライナ方面軍砲兵司令部は赤軍砲兵総局と軍備人民委員部から『バラトン湖-ヴェレンツ湖-ドナウ川地区での防衛戦で破壊されたドイツ軍の新型戦車及び自走砲の調査実施に関する命令』を受領しました。この命令をもとに第3ウクライナ方面軍砲兵司令部は2月末までに第3ウクライナ方面軍砲兵司令官の指揮下、軍備人民委員会、赤軍砲兵司令部、機甲司令部からそれぞれ派遣された総勢14名の調査委員会を設置し、合計90両のドイツ軍装甲車両の登録、マーキング、調査を実施しました。このとき行われた調査されたドイツ軍戦闘車両の内訳は『ティーガーII×7両、パンター×31両、IV号戦車×12両、3号戦車×4両、各種自走砲×32両、装甲兵員輸送車×4両』となっていました。この時期に撮影された写真は①車体に白色迷彩、②地面に雪が残る などの特徴があり、途中の番号が飛んだりして未確認のものもあるものの#1~#118の番号があり、ほぼほぼ90両というのは間違いなさそうです。(バラトン湖の戦いP41)
1945年3月6日、ドイツ軍による『春の目覚め作戦』が発起され、再びバラトン湖周辺の地域で戦闘が展開されましたが、3月16日にはソ連軍による『ウィーン作戦』が開始され、ドイツ軍は撤退しました。第3ウクライナ方面軍砲兵司令部は機甲科学試験所、軍備人民委員部、赤軍砲兵総局とともに3月29日~4月10日の間にバラトン湖地区、エンシャ運河、カポシュ運河、ツェツェ、シャルヴィズ運河、セーケシュフェヘールバールで再び調査を実施し、968両の戦車、自走砲、446両の装甲兵員輸送車、オフロード乗用車(合計1,414両で2月に調査された90両を含む)を調査し、その内400両の重戦車、新型自走砲、新型重火砲搭載装甲車両については特別調査が実施されました。
特別調査対象400両の内訳は『ティーガーII×19両、ティーガーI×6両、パンター×57両、IV号戦車×37両、3号戦車×9両(火炎放射戦車、指揮戦車、砲兵観測戦車)、ハンガリー製の戦車と自走砲×27両、突撃砲と自走砲×140両、戦車回収車、装甲兵員輸送車、装甲自動車×105両』となっていました。(バラトン湖の戦いP73)
この時期に撮影された写真にはいくつかのグループに分けることができます。
①#1~#300 のメインと思われるグループ
②#301A~#357A の数字の後にAの付いたグループ
③#N2~#N28 の数字の前にNの付いたグループ(N1は未発見)
④#91~#133 ①のグループと番号が重複しているが、ブタペスト市内又は他の都市部と思われるグループ
⑤#1~#8 ①のグループと番号が重複しているが、セーケシュフェヘールバール(Szekesfehervar)の北で最初期に調査されたグループ
特に⑤については下記のようなロシア語のページがあり、第3ウクライナ方面軍がなぜこのような調査命令を受け取ることになったが書かれています。
http://old.redstar.ru/2009/08/19_08/3_04.html
このページの記事によると『バラトン湖での最初の戦闘(ドイツ軍によるコンラート作戦のことと思われる)のあと、モスクワでは総司令部の誰かが第3ウクライナ方面軍の不相応な損害について指揮官の責任を追及しようとした。』のが事の発端のようで、「ドイツ正面でもない戦線でこんなに損害をだすのは方面軍の指揮がまずいんじゃないの?」とか、あるいはこれに便乗して野戦軍司令部のポストを狙ったやつがいた?とも考えられます。
調査の方は方面軍指揮下の各地の砲兵司令部で行われた模様で、数字が重複したり、必ずしも数字が連続していない理由であろうと思われます。
●1945年ハンガリー戦線におけるソ連捕獲No.一覧表
『1945年ハンガリー戦線におけるソ連捕獲No.』については同好の士のDB103さんがHPで一覧表を制作しており、捕獲No.の全体像については下記のリンク先を参照してください。
DB103のMiniature World → 模型雑記帳 → (4)AFV/軍事知識編・1945年ハンガリー戦線におけるソ連捕獲No.について
http://db103rheingold.web.fc2.com/
1945年ハンガリー戦線におけるソ連捕獲No.一覧表(2012年現在)
http://db103rheingold.web.fc2.com/plattensee.htm
●2012年以降確認できたソ連『捕獲番号』
2012年のDB103さんの一覧表以後に明らかになった番号を以下に追加情報としてまとめました。現在までのところ「Tomb of the Panzerwaffe」と「Panzerwercks20」によりまとまって鮮明な写真が発表されたほか、ネットでも主にロシアのサイトで大量の画像が発表されており、検証が間に合わないほどです。
①追加情報(2014年) Tomb of the Panzerwaffe
捕獲No. | 出典 | 型式 | |||||||
原書 | のりっく | コメント | 情報更新 | 画像リンク | |||||
1 | Tomb of the Panzerwaffe | 46 | 下 | Panther | パンターG型 | 1945 P82と同じ写真 | 2014/11/20 | 画像あり | |
9 | Tomb of the Panzerwaffe | 52 | 下 | King Tiger | ティーガーII | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。Gのマーキング | 2014/11/20 | 画像あり | |
20 | Tomb of the Panzerwaffe | 174 | 下 | AtuG40 | III号突撃砲 | トラベリングクランプ装備、ザウコプ防盾、ツィメリットコーティングあり、目立った損傷もなくスタックして放棄された? | 2014/11/20 | 画像あり | |
21 | Tomb of the Panzerwaffe | 148 | 上 | Jagdpanzer Ⅳ/70(A) |
IV号戦車/70(A) | 1945 P147と同じ写真 | 2014/11/20 | 画像あり | |
22 | Tomb of the Panzerwaffe | 79 | 上 | Panther | パンターG型 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。炎上したようで車体番号は読めない | 2014/11/20 | 画像あり | |
23 | Tomb of the Panzerwaffe | 86 | 上 | TuranⅠ | トゥーランI | 遠景に建物が見える。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
25 | Tomb of the Panzerwaffe | 39 | 上 | BergrpanzerⅢ | III号戦車回収車 | 1945 P126と同じ写真 | 2014/11/20 | 画像あり | |
27 | Tomb of the Panzerwaffe | 109 | 下 | Pz.Ⅳ Ausf.H | IV号戦車H型 | バラトン湖P28とは別車両で番号重複。左の砲塔シェルツェンに貫通口?左側フェンダーが破損? | 2014/11/20 | 画像あり | |
32 | Tomb of the Panzerwaffe | 80 | 上 | Panther Ausf.G | パンターG型 | 木立の前で撃破された?車体機銃や装備品が残っている。 | 2014/11/20 | ||
37 | Tomb of the Panzerwaffe | 69 | 上 | MarderⅢ | マーダーIII | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。村の建物の前、戦闘室前面が破損 | 2014/11/20 | 画像あり | |
38 | Tomb of the Panzerwaffe | 175 | 上 | MarderⅢ | マーダーIII | 1945 P134と同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
39 | Tomb of the Panzerwaffe | 105 | 上 | Panther | パンターG型 | バラトン湖P83と同じ写真。捕獲No.39はキューポラにごく小さく記入 | 2014/11/20 | ||
39 | Tomb of the Panzerwaffe | 163 | 上 | Panther | パンターG型 | バラトン湖P83とは別車両で番号重複。湿地帯で行動不能になったように見えるが、砲塔右側面に貫通口があり、左側の履帯がはずれているので、擱座した後で雪解け水が溜まっただけかもしれない。捕獲番号「39」は砲塔前面に記入。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
40 | Tomb of the Panzerwaffe | 28 | 上 | Pz.Ⅳ Ausf.H | IV号戦車H型 | バラトン湖P6上と同じ写真。解説では「冬季迷彩のIV号戦車H型」 | 2014/11/20 | 画像あり | |
43 | Tomb of the Panzerwaffe | 104 | 下 | StuG40 | III号突撃砲 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
48 | Tomb of the Panzerwaffe | 103 | 下 | Wespe | ヴェスペ | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。背後に建物があり村の中の広場? | 2014/11/20 | 画像あり | |
50 | Tomb of the Panzerwaffe | 104 | 上 | Hummel | フンメル | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。背後にⅣ号戦車も写っているが番号は不明。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
51 | Tomb of the Panzerwaffe | 149 | 上 | Wespe | ヴェスペ | 右側からの攻撃で撃破されたためか戦闘室の右側面は割れているのに左側は吹き飛んでいる。車体にも2箇所の貫通口がある。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
51 | Tomb of the Panzerwaffe | 18 | 上 | Wespe | ヴェスペ | #51の記入前の写真。車体番号「1??」 | 2014/11/20 | ||
52 | Tomb of the Panzerwaffe | 111 | 上 | King Tiger | ティーガーII | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
59 | Tomb of the Panzerwaffe | 150 | 下 | Jagdpanther | ヤークトパンター | バラトン湖P16中と同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
60 | Tomb of the Panzerwaffe | 57 | 上 | Tiger | ティーガーII | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。砲塔天蓋に「60」の書き込み。Totenkopf師団所属 | 2014/11/20 | 画像あり | |
61 | Tomb of the Panzerwaffe | 79 | 下 | FlammpanzerⅢ | III号火炎戦車 | 1945 P43と同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
62 | Tomb of the Panzerwaffe | 109 | 上 | PanzerjagerⅣ | IV号駆逐戦車 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。背後に建物があり村の中の広場? | 2014/11/20 | 画像あり | |
62 | Tomb of the Panzerwaffe | 112 | 上 | Panther | パンターG型 | バラトン湖P56と同じ写真。前面装甲に第24戦車師団のマーク入りだが、解説は第23戦車師団となっており、臨時配属された第24戦車連隊第1大隊の車両か?捕獲No「62」が車体と砲塔の両方に記入。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
63 | Tomb of the Panzerwaffe | 78 | 下 | Wespe | ヴェスペ | 1945 P63と同じ写真。第13戦車師団所属の解説あり。背後に建物と木立が見える。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
72 | Tomb of the Panzerwaffe | 29 | 上 | Pz.V Ausf.A | パンターA型 | 1945 P57と同じ写真。第6戦車師団と解説。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
79 | Tomb of the Panzerwaffe | 148 | 下 | Wespe | ヴェスペ | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
81 | Tomb of the Panzerwaffe | 96 | 上 | Mobelwagen | メーヴェルワーゲン | バラトン湖P83と同じ写真。ブダペスト地区との解説あり。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
84 | Tomb of the Panzerwaffe | 169 | 下 | Panther Ausf.G | パンターG型 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
86 | Tomb of the Panzerwaffe | 94 | 下 | PanzerjagerⅣ | IV号駆逐戦車 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。林の中のスクラップヤード? | 2014/11/20 | 画像あり | |
87 | Tomb of the Panzerwaffe | 118 | 下 | Panther Ausf.G | パンターG型 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。街中の広場?遠方にはタイガーⅠも? | 2014/11/20 | 画像あり | |
88 | Tomb of the Panzerwaffe | 27 | 下 | StuH42 | III号突撃榴弾砲 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。トラベリングクランプ装備だが台形防盾。Ⅲ号突撃榴弾砲? | 2014/11/20 | 画像あり | |
88 | Tomb of the Panzerwaffe | 150 | 上 | Pz.Ⅳ Ausf.J | IV号戦車J型 | バラトン湖P10と同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
89 | Tomb of the Panzerwaffe | 95 | 下 | Hummel | フンメル | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。背景に建物が見える村の広場か道路上? | 2014/11/20 | 画像あり | |
91 | Tomb of the Panzerwaffe | 170 | 下 | Wirbelwind | ヴィルヴェルヴィント | バラトン湖P55と同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
100 | Tomb of the Panzerwaffe | 152 | 上 | Panther Ausf.G | パンターG型 | バラトン湖P13と同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
111 | Tomb of the Panzerwaffe | 123 | 下 | Panther Ausf.G | パンターG型 | バラトン湖P63と同じ写真。第2SS戦車師団ダスライヒの解説あり | 2014/11/20 | 画像あり | |
112 | Tomb of the Panzerwaffe | 85 | 上 | FlakPanzerⅣ | メーヴェルワーゲン | PA Panzer in Ungarnと同じ写真 | 2014/11/20 | 画像あり | |
118 | Tomb of the Panzerwaffe | 97 | 下 | Munitionstrager Hummel | フンメル弾薬運搬車 | 番号が重複しているが捕獲番号「118」又は「115」に見える。ブタペスト市内で放棄された車両。 | 2014/11/20 | ||
134 | Tomb of the Panzerwaffe | 162 | 下 | Panther Ausf.G | パンターG型 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真 | 2014/11/20 | 画像あり | |
136 | Tomb of the Panzerwaffe | 28 | 下 | StuG40 | III号突撃砲 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真 | 2014/11/20 | 画像あり | |
199 | Tomb of the Panzerwaffe | 166 | 下 | Panther Ausf.A | パンターA型 | エンジンカバーが開けられており、故障か燃料切れで放棄された? | 2014/11/20 | ||
263 | Tomb of the Panzerwaffe | 151 | 上 | MarderⅢ | マーダーIII | バラトン湖P59と同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
279 | ? | Tomb of the Panzerwaffe | 135 | 下 | King Tiger | ティーガーII | 1945 P116と同じ写真。第509重戦車大隊の解説あり。番号が一部見えないため一応「?」とする。。 | 2014/11/20 | 画像あり |
328 | A | Tomb of the Panzerwaffe | 151 | 下 | Jagdpanther | ヤークトパンター | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり |
333 | A | Tomb of the Panzerwaffe | 29 | 下 | TigerⅡ | ティーガーII | バラトン湖P19中と同じ写真。第509重戦車大隊所属と解説 | 2014/11/20 | 画像あり |
349 | A | Tomb of the Panzerwaffe | 39 | 下 | StuG40 | III号突撃砲 | バラトン湖P64と同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり |
N3 | Tomb of the Panzerwaffe | 110 | 下 | King Tiger | ティーガーII | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。砲塔が外れている。第509重戦車大隊の解説あり。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
N4 | Tomb of the Panzerwaffe | 149 | 下 | King Tiger | ティーガーII | 1945 P117と同じ写真。第509重戦車大隊の解説あり。車体番号「213」 | 2014/11/20 | 画像あり | |
N5 | Tomb of the Panzerwaffe | 47 | 下 | Hummel | フンメル | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
N13 | Tomb of the Panzerwaffe | 166 | 上 | Panther | パンターG型 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。ネットでは「N3」としているが鮮明な写真で「N13」とわかる。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
N13 | Tomb of the Panzerwaffe | 165 | 下 | Panther | パンターG型 | 番号は見えないが上記と同じ車両の別アングルと判断。装備品がなくなっており、少し後の時期の撮影と思われる。 | 2014/11/20 | ||
N14 | Tomb of the Panzerwaffe | 110 | 上 | Panther | パンターG型 | PA Panzer in Ungarnと同じ写真。背景に建物が写っている。右側転輪がすべて取り外されている。 | 2014/11/20 | 画像あり | |
N28 | Tomb of the Panzerwaffe | 163 | 下 | Pz.Ⅳ Ausf.H | IV号戦車H型 | 捕獲番号の「N」が数字と違い細い字体で記入されている。小さな画像だと「N」が見えないので要注意。 | 2014/11/20 | 画像あり |
②追加情報(2014年~2017年) ネット検索その他より
捕獲No. | 出典 | 型式 | |||||||
原書 | のりっく | コメント | 情報更新 | 画像リンク | |||||
1 | http://old.redstar.ru/2009/08/19_08/3_04.html | PanzerIV | Ⅳ号戦車 | 番号重複。画像が小さく不鮮明。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
2 | http://old.redstar.ru/2009/08/19_08/3_04.html | PanzerIV/70(A) | Ⅳ号戦車/70(A) | Panzer Archive Forumの#2と同じ画像。画像が小さくて判読できない。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
3 | http://old.redstar.ru/2009/08/19_08/3_04.html | Panther | パンターG型 | Panzer Archive Forumで#3となっていたパンターとは別車両。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
4 | http://old.redstar.ru/2009/08/19_08/3_04.html | PanzerIV | Ⅳ号戦車 | Panzer Archive Forumの#4と同じ画像。画像が小さくて判読できない。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
5 | http://foto.rg.ru/photos/377c8831/5.html#5 | Panther | パンターG型 | Panzer Archive Forumでは#3と判読されていたが、ネットで鮮明な画像を発見して#5と判明。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
6 | http://old.redstar.ru/2009/08/19_08/3_04.html | PanzerIV | Ⅳ号戦車 | Panzer Archive Forumの#6と同じ画像。画像が小さくて判読できない。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
8 | https://fotowow.io.ua/s1195847/pantera_v_1945_godu | パンターG | パンターG型 | Panzer Archive Forumでは#6と判読されていたもの。ネットで鮮明な画像を発見して#8と判明。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
2 | https://www.yaplakal.com/forum7/topic1723405.html | IV号戦車 | IV号戦車 | バラトン湖P61上の#2のIV号戦車の逆方向からの写真。Sio運河方向へ下る斜面や向こう側の山の地形がよくわかる。 | 2017/3/1 | 画像あり | |||
16 | http://arsenal-info.ru/b/book/2671746484/ | PantherAusfG | パンターG型 | 背景の建物と重なってよくわからないが、エンジンルームの蓋が開いているように見える。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
19 | http://www.battlefield.ru/ | 1号対戦車自走砲 | I号対戦車自走砲 | この時期に?との疑問も残るが、数字の特徴は#1のパンターと類似している。 | 2014/11/20 | 画像あり | |||
23 | Panzerwrecks7 | 47 | Ⅳ号駆逐戦車ラング(V) | Ⅳ号戦車/70(V) | 捕獲番号は#23に見えるが、原書の記述では#223と解説している。しかし#223は他の車両があり#23でよいと思われる。針葉樹の林の横で放棄されており、#223だと前後の番号の場所の植生とは違和感がある。 | 2017/2/4 | |||
31 | ? | Panzerwrecks7 | 50 | メーベルワーゲン | メーベルワーゲン | Panzerwercks20で同じ第509重戦車大隊所属のメーベルワーゲン#32と#33が判明しており、背景の地形も類似しているので#31と推定。 | 2017/3/11 | 画像あり | |
34 | http://arsenal-info.ru/b/book/2671746484/41 | Panther | パンターG型 | 地面に雪が残る。バラトン湖P67掲載の#34ヤークトパンターとは別車両。 | 2017/2/4 | 画像あり | |||
35 | http://arsenal-info.ru/b/book/2671746484/41 | Panther | パンターG型 | 地面に雪が残る。Panzerwercks20掲載の#35パンターとは別車両で、砲塔番号「311」との解説もあるが、写真からは判別できない。。 | 2017/2/4 | 画像あり | |||
41 | https://military.wikireading.ru/4704 | TigerII | ティーガーII | 捕獲番号は砲塔右側面に小さな数字で記入。砲塔番号「231」を記入。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
43 | http://topwar.ru/ | TigerII | ティーガーII | 捕獲番号の字体が大きくて細いのが特徴。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
46 | http://arsenal-info.ru/b/book/2671746484/41 | Panther | パンターG型 | 番号重複。地面に雪が残る。バラトン湖P27の4号戦車とは別車両。 | 2017/2/4 | 画像あり | |||
49 | ? | PA Panzer in Ungarn | 9 | IV号戦車 | IV号戦車 | #50のフンメルの後方に見えるIV号戦車。車体シェルツェンが残り砲塔は後方を向いている。番号は推定。 | 2017/2/4 | ||
52 | http://old.redstar.ru/2009/08/19_08/3_04.html | ロイヤルティーガー | ティーガーII | 新規発見のHPには画像なし。調査報告書の情報として『(戦車)砲塔番号312のロイヤルティーガー;1945年1月15日にPettend東方2kmで炎上;命中-10発、非貫通-6発、貫通-4発(車体右側 76mm砲1発、85mm砲2発、左側 85mm砲1発)。両側の履帯が破壊。乗員は戦車内で焼死しており、死体の帽子4個には「トーテンコープ」師団の特徴がある。』の記載あり。 | 2017/3/1 | 画像あり | |||
58 | http://arsenal-info.ru/b/book/2671746484/41 | Panther | パンターA型 | 番号重複。地面に雪が残り2月の調査車両か。無線手席横に大きな破孔あり。バラトン湖P29の#58ティガーIIとは別車両。 | 2017/2/4 | 画像あり | |||
64 | http://arsenal-info.ru/b/book/2671746484/41 | Panther | パンターG型 | 地面に雪が残る。車体に冬季迷彩はなく、損傷もなさそうに見えるが、よく見ると砲塔右側面に85mm砲弾による2個の貫通孔が見える。 | 2017/2/4 | 画像あり | |||
80 | https://mihalchuk-1974.livejournal.com/34410.html | Panther | パンター | 右側面に貫通口があり炎上した模様。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
93 | https://mihalchuk-1974.livejournal.com/33626.html | ZrinyiII | ズーリーニII | 天井が吹き飛んでいる。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
100 | https://mihalchuk-1974.livejournal.com/34410.html | Panther | パンター | 番号重複。市街地で放棄されている。画像が不鮮明で捕獲番号は#160にも見える。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
104 | https://mihalchuk-1974.livejournal.com/33626.html | Pz.IV/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P81中と同じ写真で、背後の建物からPanzerwercks20 P40 #103と同じBalatonfűzfőの鉄道駅での撮影とわかる。#103の写真には砲塔のないパンターも写っているが、捕獲番号は付けられなかったようだ。 | 2017/2/4 | 画像あり | |||
115 | http://www.nnre.ru/ | ヘッツァー | ヘッツァー | 1945 P135と同じ写真。1945年2月にブダペスト郊外で撃破された。 | 2017/4/5 | 画像あり | |||
116 | https://mihalchuk-1974.livejournal.com/34410.html | Nimrod | ニムロッド | 街の中に放棄されたハンガリー軍の車両。116、122、123が縦列駐車。番号がとんでいるので他の場所から集めてきたのかもしれない。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
117 | https://www.yaplakal.com/forum2/st/25/topic1318073.html | Jadgpanzer 38(t) | ヘッツァー | Panzerwaffe 1945 vol.3 P62と同じ写真。背景の塀から#116のニムロッドと同じ場所であるとわかる。 | 2017/4/5 | 画像あり | |||
122 | https://mihalchuk-1974.livejournal.com/34410.html | ToldiI | トルディI | 街の中に放棄されたハンガリー軍の車両。116、122、123が縦列駐車。番号がとんでいるので他の場所から集めてきたのかもしれない。 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
123 | https://mihalchuk-1974.livejournal.com/34410.html | ToldiI | トルディI | 同上 | 2015/1/20 | 画像あり | |||
158 | http://nevsepic.com.ua/ | グリレK型 | 不鮮明が写真だが、#158がなんとか確認できる。左手前は#157のフンメル弾薬運搬車。 | 2017/4/20 | 画像あり | ||||
244 | Panzerwrecks7 | 17 | Hummel | フンメル | DB103さんの一覧に記載もれ。車体前面に命中弾を受けたようで戦闘室がバラバラに吹き飛ばされている。珍しくマーキングが残っており、第3中隊の3号車であることがわかる。 | 2017/2/4 | |||
281 | バラトン湖 | 78 | 中 | Ⅳ号駆逐戦車 | Ⅳ号駆逐戦車L48 | DB103さんの一覧では#28となっているが、ネットの画像を見ると#281と読める。 | 2015/1/20 | 画像あり | |
327 | A | http://arsenal-info.ru/b/book/2671746484/41 | Panther | パンターG型 | 砲塔が吹き飛んで車体右側に落ちている。 | 2015/1/20 | 画像あり | ||
335 | A | PA Panzer in Ungarn | 9 | PanzerjagerⅣ | IV号駆逐戦車 | 戦闘室天井が吹き飛んでいるようで自爆した模様 | 2014/11/20 | 画像あり | |
345 | A | バラトン湖 | 22 | 上 | Ⅳ号駆逐戦車/70(V) | Ⅳ号駆逐戦車/70(V) | DB103さんの一覧では#315で記載されているが、#345が正当。上部転輪3個、金属転輪2個の後期型。 | 2014/11/20 | 画像あり |
346 | A | バラトン湖 | 55 | 上 | Ⅳ号駆逐戦車ラング(V) | Ⅳ号駆逐戦車/70(V) | DB103さんのリストで#316のIV号駆逐戦車(PA Panzer in Ungarn)はバラトン湖P55の写真と同じで#346が正当。 | 2014/11/20 | 画像あり |
347 | A | バラトン湖 | 22 | 下 | パンターG | パンターG型 | DB103さんの一覧では#317で記載されているが、#347が正当。左最後尾の転輪のみが鋼製リム転輪に交換。車体番号「121」 | 2014/11/20 | 画像あり |
348 | A | バラトン湖 | 26 | 上 | ティーガーB | ティーガーⅡヘンシェル砲塔 | ネットの画像により不鮮明ながらフェンダーの捕獲番号は#348Aと読める。 | 2015/1/20 | 画像あり |
N2 | http://arsenal-info.ru/b/book/2671746484/41 | Panther | パンターG型 | 小屋の前で放棄されたパンター。 | 2017/2/4 | 画像あり |
③追加情報(2017年)Panzerwercks20
捕獲No. | 出典 | 型式 | |||||||
原書 | のりっく | コメント | 情報更新 | 画像リンク | |||||
3 | Panzerwercks20 | 7 | Pz.Kpfw.IV Ausf.J | IV号戦車J型 | バラトン湖P61の#2の後方に写っているIV号戦車のアップで、砲塔に#3の捕獲番号と「539」の車体番号がある。第12SS戦車師団、第12SS戦車連隊所属で、FAB-50M9爆弾と85mm砲によりOzoraの北側郊外、Sio運河の北側で撃破された。1945年3月11日に撃破された第5中隊所属の3両のうちの1両で、もう1両が#1又は#4と考えられるが未確認。 | 2017/2/13 | |||
5 | Panzerwercks20 | 8 | PanzerIV/70(V) | IV号戦車70(V) | 1945年3月21日にLepsényの市内で撃破されたIV号戦車70(V)の正面からの写真。写真には車体番号は写っていないが「22」の車体番号があり、第4騎兵師団、第70戦車猟兵大隊第2中隊の所属車両と解説されている。 | 2017/2/13 | |||
6 | Panzerwercks20 | 9 | Sturmgeschutz.III Ausf.G | Ⅲ号突撃砲G型 | Budapeszt Balaton 1945 P25と同じ写真で、162高地近くのFüle~Blatonfőkajár街道上で撃破された第3騎兵師団、第3及び第23戦車師団の典型的な突撃砲と解説されている。1945年3月21日又は22日に機関部にFAB-100爆弾の直撃を受けて撃破されたもので、戦闘室の天板が道路脇まで吹きとばされてさかさまになっている。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
10 | Panzerwercks20 | 10 | Bergepanther | ベルゲパンター | おそらくドイツ軍が撤退中の1945年3月22日~23日の間に、パンターを回収しようとしたまま撃破されたベルゲパンターで、1944年9月~11月のDemag生産車。この場所は173高地の東斜面にあたる(Berhidaの東、Küngös村のすぐ北側)。このベルゲパンターは第1戦車師団、第1戦車連隊所属の可能性が高く、回収部隊は損傷したパンターを牽引して3月21日にVeszprémを目指したもののこの地で放棄された。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
11 | Panzerwercks20 | 10 | Panther | パンター | ベルゲパンターに牽引されたまま空爆で撃破されたパンター。確証はないが下記は#11のパンターを後方から写した写真で、砲塔が吹き飛んでいるのがわかる。 https://ic.pics.livejournal.com/mihalchuk_1974/69228826/444714/444714_900.jpg |
2017/2/13 | |||
12 | Panzerwercks20 | 11 | Panther Ausf.A | パンターA型 | Balatonfőkajárの東側で擱座したパンターA型で、ドイツ軍がこの地域から撤退中の1945年3月21日から22日にかけて、おそらくFAB-50爆弾によって車体にわずかに損傷を受けていたが、軽い損傷にもかかわらずこの戦車は乗員によって放棄された。戦争のこの段階でも古い型のパンターを使用していた第23戦車師団、第23戦車連隊の所属と推定される。背景の建物は現在でもワイナリーのお店か事務所?として使われている模様。 | 2017/2/13 | |||
15 | Panzerwercks20 | 12 | Jagdpanzer 38 | ヘッツァー | Balatonzabadiの東で撃破されたハンガリー軍第20突撃砲大隊所属のヘッツアー。爆弾が右側車体後部に直撃したようだ。大隊は1945年3月10日から18日にかけての戦闘で大損害を被っている。 | 2017/2/13 | |||
16 | Panzerwercks20 | 13 | Jagdpanzer 38 | ヘッツァー | Balatonzabadiの700m東側で撃破されたハンガリー軍第20突撃砲大隊所属のヘッツアー。この車両はエンジン部にPTAB爆弾2発が命中した模様で、1945年3月10日から18日にかけての戦闘で撃破された。ハンガリー軍の戦術番号「T-005」が記入されている。 | 2017/2/13 | |||
26 | Panzerwercks20 | 14 | Pz.Kpfw.IV Ausf.J | IV号戦車J型 | バラトン湖P28中の鮮明な写真。Balatonkeneseの南東で撃破されたIV号戦車で、砲兵の待ち伏せに応戦しているところをシュトルモビクに襲撃され、PTAB爆弾の命中でとどめを刺された模様。バラトン湖の写真ではわからなかったが、車体後部には「Chilikinがカウント済み」の文字と日付がチョークで記入されている。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
31/2 | Panzerwercks20 | 15 | Pz.Kpfw.IV Ausf.J | IV号戦車J型 | 番号が31/2と変則的な書き方となっている。Csajagの南東郊外で撃破された砲塔ナンバー「61X」のこの戦車は第3戦車師団、第6戦車連隊所属で、1945年3月22日か23日に失われた。操縦席横の装甲版にはチョークで「Ucht.31/2」(31/2カウント済)と記入されている。 | 2017/2/13 | |||
32 | Panzerwercks20 | 16 | Mobelwagen | メーベルワーゲン | 場所はAkarattya(Balatonakarattya)の西郊外の切通の手前で現在周辺は公園のようになっている。この車両は1945年3月23日に撃破された、第509重戦車大隊の「37」号車と解説されているが、戦術番号は写真には写っていない。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
32 | Panzerwercks20 | 17 | Mobelwagen | メーベルワーゲン | 戦闘室左側板を移動位置に起こした状態で、37mm機関砲弾の貫通穴をクローズアップしたもの。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
33 | Panzerwercks20 | 18 | Flakpanzer IV | メーベルワーゲン | #32と同じ場所で撃破されたもう1両のメーベルワーゲン。戦闘室側板が開かれておらず、突然の空襲で撃破されたのか、あるいは燃料切れで放棄された後で撃破されたのかもしれない。 | 2017/2/13 | |||
33 | Panzerwercks20 | 19 | Flakpanzer IV | メーベルワーゲン | 戦闘室右側板に空いた大穴のクローズアップ。 | 2017/2/13 | |||
34 | Panzerwercks20 | 20 | Jagdpanther | ヤークトパンター | バラトン湖P67上と同じ写真。戦闘室上面にFAB-100爆弾の直撃を受けてBalatonkeneseの鉄道駅で撃破されたヤークトパンター。所属部隊ははっきりしないが、第560重戦車駆逐大隊、第2SS戦車師団または第9SS戦車師団のいずれかと思われる。この地域は1945年3月23日にソビエト軍によって蹂躙されたが、このヤークトパンターはそれ以前に撃破されて鉄道で後送のために回収されてきた可能性が高い。 | 2017/2/13 | |||
35 | Panzerwercks20 | 21 | Panther Ausf.G | パンターG型 | 1944年12月生産のダイムラー・ベンツ製の特徴を持つパンターG型で、Balatonkeneseの鉄道駅でPTAB爆弾により撃破された。「212」号車は第1SS戦車師団、第1SS戦車連隊第2大隊のWerner Schreber曹長の搭乗車で、バラトン湖での攻撃前に配備された補充車両。この戦車は珍しく「生きている」状態の写真を確認することができる。 https://lavieillegarde.files.wordpress.com/2016/06/panther-121-in-gran-bridgehead.jpg |
2017/2/13 | 画像あり | ||
36 | Panzerwercks20 | 22 | Panther Ausf.G | パンターG型 | 1944年12月のダイムラー・ベンツ製の特徴を持つパンターG型で、Balatonkeneseの鉄道駅でシュトルモビクの37mm砲弾により撃破された。第1SS戦車師団、第1SS戦車連隊第2中隊の「222」号車。 | 2017/2/13 | |||
36 | Panzerwercks20 | 23 | Panther Ausf.G | パンターG型 | #36の砲塔上から37mm航空機関砲弾の被弾孔と弾薬誘爆による破孔のクローズアップ。 | 2017/2/13 | |||
47 | Panzerwercks20 | 24 | Panther Ausf.G | パンターG型 | Ceceの西方2.5Kmの道路脇で、3発のFAB-100爆弾と2発の85mm戦車砲弾により撃破されたパンターG型。第23戦車師団、第23戦車連隊第2大隊の所属で、1945年3月10日~15日の間に失われた。おそらく戦車砲で行動不能となり、その後シュトルモビクの攻撃を受けたと考えられるが、車体機銃が残されている割に履帯がすべてなくなっているので、回収されて牽引中に再度攻撃された可能性もある。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
47 | Panzerwercks20 | 25 | Panther Ausf.G | パンターG型 | 破壊された砲塔破孔部分のクローズアップ3枚 | 2017/2/13 | |||
48 | Panzerwercks20 | 26 | Jagdpanzer IV | IV号駆逐戦車 | このIV号駆逐戦車は第23戦車師団第128戦車猟兵大隊の所属で、1945年3月14日から16日の間に失われ、Simontornyaの南東3Kmの120高地付近で発見された。戦術番号「467」が描かれていたと解説にはあるが、写真からは確認できない。 | 2017/2/13 | |||
48 | Panzerwercks20 | 27 | Jagdpanzer IV | IV号駆逐戦車 | 車体後部のクローズアップ | 2017/2/13 | |||
49 | Panzerwercks20 | 28 | Pz.Kpfw.IV Ausf.J | IV号戦車J型 | このIV号戦車J型はSimontornyaの鉄道駅から東2Kmの地点、Simontornya~Cece間の鉄道線路南側のソ連軍の塹壕で擱座し、最終的にはPTAB爆弾が機関部に命中して1945年3月10日~15日の間に撃破された。第23戦車師団第23戦車連隊又は第1SS戦車師団第1SS戦車連隊の所属と考えられる。背景に小さく見えるのは#49aの装甲兵員車。 | 2017/2/13 | |||
49 | a | Panzerwercks20 | 30 | Sd.Kfz.250 Ausf.B. | Sd.Kfz.250装甲兵員車 | #49の背景に小さく写っている装甲兵員車で、#49aと変則的な番号となっている。線路の近くで撃破されており、一番奥に見える堤防の高さに向かって、線路が上り坂になっているのがわかる。 | 2017/2/13 | ||
50 | Panzerwercks20 | 31 | Panther Ausf.G | パンターG型 | Simontornyaの東2kmの地点で空爆と砲撃の共同攻撃の犠牲となったパンター。第23戦車師団第23戦車連隊の所属で、1945年3月10日から15日の間に撃破された可能性が高い。 | 2017/2/13 | |||
51 | Panzerwercks20 | 32 | Mobelwagen | メーベルワーゲン | Kálozの北約100mで塹壕に突っ込んで、76mm砲と37mm機関砲の空爆の共同攻撃により撃破された「メーベルワーゲン」。第1SS戦車師団の所属で1945年3月7日から8日の間に撃破された。解説には車両番号「925」となっているが写真には写っていない。シャベルなどの装備品ほか、機関砲も取り外されているので、使えそうな部品を取り外す余裕はあったようだ。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
55 | Panzerwercks20 | 34 | Panther Ausf.G | パンターG型 | Felsősárréti-majorの森の西側(Soponya南東)でシュトルモビクにより撃破されたパンターG型。白色迷彩はおそらく1945年2月10日から15日の間に第6戦車師団が主力だった反撃作戦で失われたことを示唆しており、この反撃作戦の後、戦場はドイツ軍の支配下に残り、回収しようとしたが結局放棄された。車体後部に装甲収納箱の扉が見えるので、「インフラロート」夜間戦闘装置を装備していたようだ。 | 2017/2/13 | |||
55 | Panzerwercks20 | 35 | Panther Ausf.G | パンターG型 | 破壊された車体後部右側のクローズアップ。 | 2017/2/13 | |||
61 | Panzerwercks20 | 34 | Panther Ausf.G | パンターG型 | 1945年3月20日、21日にBörgöndの東側で2発のPTAB爆弾と85mm戦車砲弾により撃破された第24戦車連隊第1大隊のパンター。 | 2017/2/13 | |||
82 | Panzerwercks20 | 37 | PanzerIV/70(V) | IV号戦車/70(V) | ROFS-132ロケット弾が直撃し、Veszprém-Várpalota-Berhidaの道路交差点で撃破された。爆発は戦闘室側面を吹き飛ばし、転輪のゴム部分を灰にした。操縦席バイザーの横に大きな穴があり、こちらが致命傷の可能性が高い。この車両は第1SS戦車師団、第1SS戦車猟兵大隊の所属で1945年3月22日か23日に撃破された。背後に見えるのは#81のIV号戦車70(V)で#81が#82を牽引中に空爆にあって2台ともに撃破されたのではないか?下記リンクは#81の画像(バラトン湖 P56と同じ) https://ic.pics.livejournal.com/mihalchuk_1974/69228826/431483/431483_900.jpg |
2017/2/13 | 画像あり | ||
84 | Panzerwercks20 | 38 | PanzerIV/70(V) | IV号戦車/70(V) | SS第1戦車猟兵大隊所属の戦術番号「311」のIV号戦車/70(V)で、Devecserの東800mでPTAB爆弾によりおそらく1945年3月25日又は26日に撃破された。ストリートビューを見ると背景に見える山が見えないので、現場はDevecserではないかもしれない。 | 2017/2/13 | |||
85 | Panzerwercks20 | 39 | Panther Ausf.A | パンターA型 | 第5SS戦車師団第5SS戦車連隊所属の戦術番号「524」のパンターA型で、Várpalota郊外で盛り土の後ろに配置されて固定陣地として使用された。特徴的な「ワッフルパターン」が残る年季の入ったパンターで、予備履帯による「追加防御力」も役にたたなかったようだ。 | 2017/2/13 | |||
103 | Panzerwercks20 | 40 | PanzerIV/70(V) | IV号戦車/70(V) | このIV号戦車/70(V)はBalatonfűzfőの鉄道駅まで回収されたものの、爆撃で破壊され最終的に放棄されてしまった模様で、1945年3月23日にソ連軍が占領したときに発見された。 | 2017/2/13 | |||
110 | Panzerwercks20 | 41 | Jagdpanzer 38 | ヘッツァー | Balatonfűzfőから約1km北のVeszprémへの道路上で2発のFAB-250爆弾により撃破された。ハンガリー軍第20突撃砲大隊のヘッツアーで1945年3月23日に失われた。「T-036」の戦術番号がある。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
114 | Panzerwercks20 | 42 | Jagdpanzer 38 | ヘッツァー | Berhidaの南2kmで4発のPTAB爆弾と76mm砲弾で撃破されたヘッツアーで、第44帝国擲弾兵師団の所属車両。1945年3月22日~23日に失われた。 | 2017/2/13 | |||
114 | Panzerwercks20 | 43 | Jagdpanzer 38 | ヘッツァー | 爆弾が命中して破壊された#114のヘッツアー車体上面のクローズアップ。 | 2017/2/13 | |||
117 | Panzerwercks20 | 44 | Sturmhaubitze 42 | III号突撃榴弾砲 | 1945年3月22日~23日に撃破された第303突撃砲旅団又は第3騎兵師団所属のIII号突撃榴弾砲で、Berhidaの南方3.5kmの173高地でROFS-132ロケット弾により撃破された。 | 2017/2/13 | |||
119 | Panzerwercks20 | 45 | PanzerIV/70(V) | IV号戦車/70(V) | Berhidaの南3.5kmの173高地でFAB-50M9爆弾および37mm航空機関砲により撃破された。 | 2017/2/13 | |||
121 | Panzerwercks20 | 46 | Sturmgeschutz.III | III号突撃砲 | Berhidaの南2kmFAB-50M9爆弾の直撃により1945年3月22日~23日に撃破されたSS第9戦車連隊第7中隊の「711」号車。 | 2017/2/13 | |||
125 | Panzerwercks20 | 48 | Sturmgeschutz.III | III号突撃砲 | Berhidaの南4kmで撃破された別の3号突撃砲で、PTAB爆弾により撃破された。背景に写るIV号戦車が#126かと思ったが、捕獲番号は付けられていないと解説されている。 | 2017/2/13 | |||
130 | Panzerwercks20 | 49 | Panther Ausf.G | パンターG型 | Pákozdの南400mで砲撃と空爆により撃破されたパンターG型で、この地域で戦闘のあった1944年12月20日~1945年3月20日までの間に撃破された。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
174 | Panzerwercks20 | 50 | Panther Ausf.G | パンターG型 | 第24戦車連隊第1大隊のパンターG型で、Székesfehérvár の北東でPTAB爆弾と37mm航空機関砲により1945年2月1日~4日の間に撃破された。 | 2017/2/13 | |||
175 | Panzerwercks20 | 51 | PanzerIV/70(A) | IV号戦車/70(A) | FAB-100爆弾により戦闘室が完全に吹き飛んだIV号戦車70(A)は、第3戦車師団第6戦車連隊第8中隊の所属で、Székesfehérvárの東で1944年12月21日~23日の間に撃破された。 | 2017/2/13 | |||
179 | Panzerwercks20 | 52 | Panther Ausf.G | パンターG型 | Seregélyesの東郊外で撃破されたパンターG型で、FAB-100爆弾の直撃により車体上面と砲塔が完全に吹き飛んでいる。第1戦車師団第1戦車連隊第1大隊又は第3戦車師団第6戦車連隊第1大隊の所属で、1945年3月7日~20日の間に失われた。 | 2017/2/13 | |||
182 | Panzerwercks20 | 53 | Pz.Beob.Wg.IV | IV号観測戦車 | 珍しい4号砲兵観測戦車で、Seregélyes北郊外でFAB-100爆弾により撃破された。1945年3月7日~20日の間に撃破された第1戦車師団第73機甲砲兵連隊又は第6戦車師団第76機甲砲兵連隊の所属車両。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
183 | Panzerwercks20 | 54 | Panther Ausf.G | パンター | これも珍しい後部に装甲収納箱を備えたパンターG型で、「インフラロート」夜間戦闘装置を装備していたようだ。FAB-100爆弾の直撃により砲塔が吹き飛んでいる。場所はSeregélyesの北1kmの地点で、第1戦車師団第1戦車連隊第1大隊又は第3戦車師団第6戦車連隊第1大隊の所属で、1945年2月3日~8日の間に撃破された。 | 2017/2/13 | |||
188 | Panzerwercks20 | 56 | Panther | パンター | FAB-100爆弾により砲塔が吹き飛んで手前に落ちている。解説では戦術番号「405」と書かれているが、写真には写っていない。Szabadbattyánで発見されたが、この地区で戦闘があった1944年12月22日~1945年3月22日の間に撃破されたらしい。 | 2017/2/13 | |||
189 | Panzerwercks20 | 55 | Pz.Kpfw.IV Ausf.J | IV号戦車J型 | 履帯が短縮されており、回収されてきた車両であることがわかるが、最終的にPTAB爆弾が命中して放棄されたようだ。乱暴な白色塗装は冬季迷彩ではなく、ロシア軍が夜間の衝突事故防止のために塗ったもので、交通量の多い主要街道沿いかもしれない。 | 2017/2/13 | |||
196 | Panzerwercks20 | 57 | TigerII | ティーガーII | Polgárdiで放棄されたティーガーIIだが、装備品はもちろんのこと転輪、サスペンションアーム、主砲など、取り外せるものはすっかりなくなって基本パーツのみとなっている。その割に車体機銃が残されており謎だが、内部機構は壊れていたのかもしれない。この地区は1944年12月から1945年3月までの間に3回にわたり持ち主を変えており、その度に部品が「回収」されたのだろう。主砲まで取り外しているので、修理工場部隊がしゃぶりつくしたようだ。第503重戦車大隊第1中隊の「124」号車で、1944年12月8日の戦闘で撃破された。 | 2017/2/13 | |||
240 | Panzerwercks20 | 58 | TigerII | ティーガーII | このティーガーIIは第503重戦車大隊第1中隊の「133」号車で、1944年12月23日にドイツ軍による反撃でÚrhida村の再占領時に失われた。ドイツ側の記録では隠れていた76mm対戦車砲弾が命中したと言われているが、一方で1945年春に調査したソ連軍第17空軍調査団によると機関部に3発のPTAB爆弾が命中して炎上した。残骸はÚrhida村の東側700mに位置しており、この残骸は1945年1月にドイツ軍が村を奪還した際にはスペアパーツの供給源となったようだ。 | 2017/2/13 | |||
246 | Panzerwercks20 | 59 | Panther Ausf.G | パンターG型 | Nádasdladányの北で撃破された第9SS戦車連隊のパンターG型で、FAB-100爆弾により後部が大きく破壊されている。1945年3月22日の激戦で撃破されたが、アルディンヌ攻勢やマーケット・ガーデンの戦闘を生き残ったベテランらしい。 | 2017/2/13 | |||
249 | Panzerwercks20 | 60 | Jagdpanzer 38 | ヘッツァー | 第44帝国擲弾兵師団のヘッツアーで、1945年3月22日にFAB-100爆弾により撃破された。 | 2017/2/13 | |||
249 | Panzerwercks20 | 60 | Jagdpanzer 38 | ヘッツァー | 機関部左側面にFAB-100爆弾が命中してできた破孔のクローズアップ。 | 2017/2/13 | |||
250 | Panzerwercks20 | 62 | Hummel | フンメル | Füleの北西郊外の森近くでROFS-132ロケット弾により1945年3月22日に撃破されたフンメル。バラトン湖の北東では5個戦車師団が包囲されており、これらの機甲砲兵連隊の所属車両。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
251 | Panzerwercks20 | 63 | Wespe | ヴェスペ | #250のFüleから北方6kmのJen?で1945年3月22日に破壊されたヴェスペでFAB-100爆弾により原型がわからないほどバラバラになっている。 | 2017/2/13 | |||
252 | Panzerwercks20 | 64 | Hummel | フンメル | #251の後方に写るフンメルで、やはりFAB-100爆弾により車体後部が完全に吹き飛ばされている。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
253 | Panzerwercks20 | 65 | Hummel | フンメル | Jenőの南郊外でやはりFAB-100爆弾により車体後部が完全に吹き飛ばされたフンメル。 | 2017/2/13 | |||
254 | Panzerwercks20 | 66 | Wespe | ヴェスペ | Füleの北西で1945年3月22日に撃破された第5SS戦車師団第5SS機甲砲兵連隊第4中隊のヴェスペ。背後に#255のヴェスペも写っている。 | 2017/2/13 | 画像あり | ||
255 | Panzerwercks20 | 66 | Wespe | ヴェスペ | #254のヴェスペの背後に写るおそらく同じ中隊のヴェスペ。 | 2017/2/13 | |||
258 | Panzerwercks20 | 68 | Wespe | ヴェスペ | Füleの北西2.5kmのSándorkaでPTAB爆弾とRSロケット弾により撃破されたヴェスペで、車体後部が完全に吹き飛んでいる。 | 2017/2/13 | |||
261 | Panzerwercks20 | 69 | Wespe | ヴェスペ | Sándorka近くでシュトルモビクにより1945年3月22日に撃破されたヴェスペ第5SS戦車師団第5SS機甲砲兵連隊第5中隊の「510」号車。 | 2017/2/13 | |||
264 | Panzerwercks20 | 70 | Hummel | フンメル | Jenőの南、Erzsébetpusztaの西で撃破された初期型のフンメルで、ROFS-132ロケット弾により車体後部を破壊されている。他のフンメルと同様に1945年3月22日に撃破された。あるいはフンメル弾薬運搬車かもしれない。 | 2017/2/13 | |||
269 | Panzerwercks20 | 71 | PanzerIV/70(V) | IV号戦車/70(V) | Sándorkaの西の森の近くの農地でROFS-132ロケット弾が命中して炎上し、搭載弾薬が誘爆して戦闘室上面が吹き飛んでいる。これも1945年3月22日に撃破された。 | 2017/2/13 | |||
281 | Panzerwercks20 | 73 | JagdpanzerIV | IV号駆逐戦車 | Füleの北でFAB-100爆弾が直撃し、戦闘室全体がずれてしまった4号駆逐戦車。第3戦車師団第543戦車駆逐大隊の所属で、1945年3月22日~23日に撃破された。 | 2017/2/13 | |||
283 | Panzerwercks20 | 74 | Pz.Kpfw.IV Ausf.J | IV号戦車J型 | Füleの北で37mm航空機関砲により爆発、炎上したIV号戦車J型で、#49のIV号戦車と予備履帯の積み方など共通点があり、同じ部隊かもしれない。 | 2017/2/13 | |||
286 | Panzerwercks20 | 75 | Pz.Beob.Wg.III | III号砲兵観測戦車 | Nádasdladány~Sárszentmihályの街道上でPTAB爆弾により1945年3月21日~22日に撃破された珍しい3号砲兵観測戦車だが、爆弾の直撃により車体上部が丸ごと前方に投げ出されている。第3戦車師団第75機甲砲兵連隊第2大隊の所属車両。 | 2017/2/13 | |||
296 | Panzerwercks20 | 76 | Panther | パンターG型 | Zámolyの南東で37mm航空機関砲により搭載弾薬が誘爆して砲塔が吹き飛んだ、第1戦車師団第1戦車師団第1大隊のパンターで、1945年1月11日に撃破されたと思われる。 | 2017/2/13 | |||
298 | Panzerwercks20 | 78 | TigerII | ティーガーII | Zámoly南東で撃破された重戦車大隊「FHH」のティガーIIで、ROFS-132ロケット弾が砲塔に命中して撃破されたが、他にも45mm砲弾の命中痕が多数ある。1945年1月11日に撃破されたが、#300のティーガーIIと共通点が多い。 | 2017/2/13 | |||
309 | A | Panzerwercks20 | 80 | Bergepanther | ベルゲパンター | Zámolyの南東で撃破されたベルゲパンターで、1945年1月11日に撃破されたと思われる。以前からネットの画像はあったが、不鮮明で番号はわからなかった。 | 2017/2/13 | 画像あり | |
315 | A | Panzerwercks20 | 81 | Sturmgeschutz.III | III号突撃砲 | Mórの南東でPTAB爆弾により撃破された第3SS戦車師団の3号突撃砲で、1945年3月16日~18日の間に撃破された。 | 2017/2/13 | ||
316 | A | Panzerwercks20 | 82 | Nimrod | ニムロッド | ハンガリー第2戦車師団のニムロッド対空戦車で、Mór~Söréd地区で1945年3月16日~18日の間に撃破された。 | 2017/2/13 | 画像あり | |
317 | A | Panzerwercks20 | 83 | Sturmgeschutz.III | III号突撃砲 | 第3SS戦車師団の3号突撃砲で、Söréd村の南西100mでPTAB爆弾が戦闘室及び機関室に命中して撃破された。泥でスタックしたところをシュトルモビクに発見され攻撃された。おそらく1945年3月16日~18日の反撃作戦中に撃破された。 | 2017/2/13 | ||
327 | A | Panzerwercks20 | 84 | Panther | パンターG型 | 1945年3月24日、Veszprém北西のMárkó村で乗員により爆破された第1SS戦車連隊第1大隊又は第12SS戦車連隊第1大隊のパンターで、砲塔が車体右側に転がっている。 | 2017/2/13 | ||
338 | A | Panzerwercks20 | 86 | Sd.kfz.7/2 | 3.7cm自走対空ハーフトラック | 3.7mmFLAK43搭載のSd.Kfz.7/2装甲ハーフトラックで、シュトルモビクによりVeszprém~Városlőd街道上のHerendで1945年3月23日~24日に撃破された。対空砲火も役に立たなかったようで、周辺には薬莢が散乱しており、3.7mmFLAKは地上用のまま台車上に搭載されていたことがわかる。 | 2017/2/13 | ||
338 | A | Panzerwercks20 | 87 | Sd.kfz.7/2 | 3.7cm自走対空ハーフトラック | 同じ車両の左側からの撮影で、運転室側面に「7」の戦術番号が記入されている。 | 2017/2/13 | ||
344 | A | Panzerwercks20 | 88 | PanzerIV/70(V) | IV号戦車/70(V) | 原型をとどめないIV号戦車/70(V)。車体上部、エンジン、転輪、履帯がすべてなくなっている。この車両は第1SS戦車師団、第1SS戦車猟兵大隊の所属で、1945年3月25日~26日の間にBakonygyepesにおいて2発のPTAB爆弾が機関部に命中し、搭載弾薬の爆発で炎上した。 | 2017/2/13 | 画像あり | |
353 | A | Panzerwercks20 | 89 | Mader38T | マーダーIII | Jánosházaの東約10kmのApácatornaで1945年3月26日~27日にシュトルモビクにより撃破されたマーダーIII。 | 2017/2/13 | 画像あり |
④追加情報(2017年)グランドパワー2017年3月号
捕獲No. | 出典 | 型式 | |||||||
原書 | のりっく | コメント | 情報更新 | 画像リンク | |||||
42 | グランドパワー2017年3月号 | 131 | 下 | パンターG | パンターG型 | 転輪がすっかりなくなっていることから回収後に部品どりをされた車両らしい。ジャッキがなかったのか地面を掘って転輪を外したようだ。 | 2017/2/4 | ||
54 | グランドパワー2017年3月号 | 132 | 上 | パンターG | パンターG型 | 番号重複。バラトン湖P1上とは別の車両。転輪がすっかりなくなっていることから回収後に部品どりをされた車両らしいが、機関室の上にラジエターがひっくり返っているなど自爆処分された? | 2017/2/4 |
⑤追加情報(2019年)グランドパワー2019年10月号
捕獲No. | 出典 | 型式 | |||||||
原書 | のりっく | コメント | 情報更新 | 画像リンク | |||||
22 | グランドパワー2019年10月号 | 141 | 下 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | Panzer Archiv Forumの写真と同じだが、車体前面の#37に加えて同一車両側面の#22もソ連軍による捕獲番号とのことで、車番は「331」と解説されている。 別の調査チームが別番号を付与したか、調査の進展によって番号を修正したと思われ、他でも例がある。。 | 2019/9/5 | ||
37 | グランドパワー2019年10月号 | 141 | 下 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | Panzer Archiv Forumの写真と同じだが、車体前面の#37に加えて同一車両側面の#22もソ連軍による捕獲番号とのことで、車番は「331」と解説されている。 別の調査チームが別番号を付与したか、調査の進展によって番号を修正したと思われ、他でも例がある。。 | 2019/9/5 | ||
69 | グランドパワー2019年10月号 | 138 | 下 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P7上中と同じ写真。 | 2019/9/5 | 画像あり | |
81 | グランドパワー2019年10月号 | 137 | 上 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖 P56中と同じ写真。1945年1月、ブダペスト近郊での典型的な初期生産型。Panzerwercks20によるとVeszprém-Várpalota-Berhidaの道路交差点で撃破された。#82を牽引中に空爆により2台ともに撃破されたのではないか? | 2019/9/5 | 画像あり | |
92 | グランドパワー2019年10月号 | 136 | 下 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P14下と同じ写真。1945年2月、ブダペストでの第13装甲師団所属車両との解説あり。 | 2019/9/5 | 画像あり | |
96 | グランドパワー2019年10月号 | 134 | 下 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | Panzer Archiv ForumではL48と解説されていた写真。 1945年2月、ブダペストで撮影されたツメリット・コーティング塗布の初期生産型で、砲身が折れて吹き飛んでいる。第1転輪のみ鋼製転輪を装着。捕獲番号#96の書体が特徴的。 | 2019/9/5 | ||
103 | グランドパワー2019年10月号 | 133 | 下 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | Panzer Archiv Forumの写真と同じだが、1945年2月、ブダペストでのFHH装甲擲弾兵師団所属車両との解説あり。車体右側の泥除けを跳ね上げてその裏側に捕獲番号を記入している。 | 2019/9/5 | 画像あり | |
104 | グランドパワー2019年10月号 | 134 | 上 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P81中と同じ写真。1945年2月、ブダペストでのFHH装甲擲弾兵師団所属車両との解説がある。しかし車番「333」のこのIV号戦車/70(V)はブダペストではなくバラトン湖近くのBalatonfűzfőの鉄道駅での撮影とわかっている。 | 2019/9/5 | 画像あり | |
107 | グランドパワー2019年10月号 | 135 | 上 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | Panzer Archiv Forumの写真と同じだが、1945年2月、ブダペストでのFHH装甲擲弾兵師団所属車両との解説あり。ツメリット・コーティング塗布の初期生産型。#103と同様に車体右側の泥除けを跳ね上げてその裏側に捕獲番号を記入している。 | 2019/9/5 | ||
160 | グランドパワー2019年10月号 | 135 | 下 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P41上と同じ写真。1945年2月、ブダペストの車両集積場で撮影された。FHH装甲擲弾兵師団所属車両との解説あり。 | 2019/9/5 | 画像あり | |
238 | グランドパワー2019年10月号 | 140 | 中 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P24中と同じ写真。 | 2019/9/5 | 画像あり | |
268 | グランドパワー2019年10月号 | 137 | 下 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P51上と同じ写真。Panzerwercks20 P71には#269の写真があり、Sándorkaの西の森の近くの農地で1945年3月22日に撃破されたとなっており、おそらく同時に撃破されたのではないかと思われる。 | 2019/9/5 | 画像あり | |
270 | グランドパワー2019年10月号 | 138 | 上 | IV号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P57下と同じ写真。#268、#269と同じ場所で撃破されたと思われる。 | 2019/9/5 | 画像あり | |
330 | A | グランドパワー2019年10月号 | 139 | 上 | Ⅳ号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P43中と同じ写真。 | 2019/9/5 | 画像あり |
342 | A | グランドパワー2019年10月号 | 140 | 下 | Ⅳ号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P55中と同じ写真。 | 2019/9/5 | 画像あり |
345 | A | グランドパワー2019年10月号 | 141 | 下 | Ⅳ号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P22上と同じ写真。 | 2019/9/5 | 画像あり |
346 | A | グランドパワー2019年10月号 | 140 | 上 | Ⅳ号戦車/70(V) | IV号戦車/70(V) | バラトン湖P55上と同じ写真。 | 2019/9/5 | 画像あり |
●参考資料
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バラトン湖の戦い ドイツ軍最後の戦車戦1945年1月~3月 |
M・スヴィーリン+O・バラノーフ+M・コロミーエツ+D・ニェドゴニーフ/大日本絵画/ISBN 4-499-22719-4/ロシア語書籍からの翻訳版/2000年4月初版第1刷 | |
1945年1月から3月の間にバラトン湖周辺で行われたブダペスト救出作戦、春の目覚め作戦の戦場写真集・・・というよりも、ソ連側が撮影した撃破、放棄されたドイツ軍戦車の記録写真集。番号の記入されたドイツ軍戦車がソ連軍による組織的な調査であったことを初めて知り、捕獲番号を調べ始めるきっかけとなった基本的資料本。 Amazon.co.jp |
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1945年のドイツ国防軍戦車部隊 |
マクシム・コロミーエツ/大日本絵画/ISBN 4-499-22924-3/ロシア語書籍からの翻訳版/2006年10月初版第1刷 | |
1945年、断末魔のドイツ戦車部隊をくまなく網羅した資料集。戦車装備数の記載間違い(元資料の読み違い)は監修の高橋氏により細かく修正されていて安心して読めます。 Amazon.co.jp |
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Tomb of the Panzerwaffe: The Defeat of the 6th SS Panzer Army in Hungary 1945 |
Aleksei Isaev,Maksim Kolomiets/Helion & Co Ltd/ISBN 978-1909982161/英語/2014年新版 | |
「戦車部隊の墓標:1945年ハンガリーにおける第6SS戦車軍の敗北」 ハンガリーでの第6SS戦車軍の記録。コンラート作戦から春の目覚め作戦までのおなじみの「バラトン湖」周辺での戦いがテーマです。例のソ連軍捕獲番号の新写真も多数発見! Amazon.co.jp |
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Panzerwrecks7: Ostfront |
Lee Archer、William Auerbach/Panzerwrecks/ISBN 978-097541837-6/英語/2008年11月初版 | |
東部戦線の特集号でソ連軍捕獲番号の写真が30件収録されています。 Amazon.co.jp |
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Panzerwrecks20(Ostfront 3) |
Lee Archer、William Auerbach/Panzerwrecks/ISBN 978-1-908032-14-0/英語/2016年4月初版 | |
東部戦線特集の3回目でソ連軍捕獲番号の特集号です。今回は所属部隊と場所が特定されており、特徴的な目印があればストリートビューで場所を特定することも可能となりました。 Amazon.co.jp |
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グランドパワー2017年03月号[雑誌] |
ガリレオ出版/月刊誌/ | |
パンターG型の特集号だが、ソ連軍捕獲番号の写真が数枚あり、このうち新規発見の番号が2件ありました。 Amazon.co.jp |
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グランドパワー2019年10月号[雑誌] |
ガリレオ出版/月刊誌/ | |
IV号戦車/70(V)のソ連軍捕獲番号付きの写真が16枚ありますが、「バラトン湖」と同じ写真が12枚、「Panzer Archiv Forum」と同じ写真が4枚ですが、「Panzer
Archiv Forum」はリンク切れで現在見れなくなっています。 Amazon.co.jp |
2017.3.20 新規作成
2017.4.15 Panzerwercks20を追加
2019.9.5 グランドパワー2019年10月号を追加
2025.4.22 リンクを一部修正