ダンツィヒの警察装甲車小隊

 1939年9月1日、ダンツィヒ市内には4両の警察装甲車が出動しました。そのうち2両は中央郵便局の戦闘に出動したシュタイヤー装甲車で、それぞれには「オストマルク(Ostmark)」と「ズデーテンラント(Sudetenland)」と命名されており、残る2両は旧式のダイムラー警察用装甲車で「メーメル(Memel)」と「ザール(Saar)」と命名されていました。
 シュタイナー装甲車はダンツィヒの戦い後、10月末までポーランド軍の武装解除や捕獲兵器の収集にあたり、その後は他の警察戦車中隊に編入されたようです。ダイムラー警察用装甲車の方は残念ながら行動の詳細はわかっていません。


2001.6.2 新規作成
2019.7.13 構成を変更


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