No.03 東京物語




 ■ 20歳くらいの頃は、よく皆で東京に行っていたものである。
   毎回毎回、色んなことが起こっていたものだ。
   大変だったことの時ほど、思い出として残っている。
   その中でも一番思い出深い話がある。
   ちょっと前に、MIXIにて日記で書いたのものがあったので拾ってきた。
   ちょっと前かと思っていたら、2007年の1月頃だった...
   11年も前じゃないか。
   読み返してみると、結構忘れていることが多くて、当時に書いておいて良かったなーと思う次第。
   その時に15年前って書いてあるから、26、7年前の話。
   懐かしい。
   では、以下はMIXIからの切り取りです(一部、編集してます)。

   <第1回>
   今から、約15年ほど前。(注1)
   まだ20才かそこらの頃。
   東京に憧れていた。

   東京の何に憧れていたのか?
   そう。それは...
   コ○ケ(爆)。

   実に邪念の固まりを持って憧れていたわけだが。
   やはり、奈良から東京へは遠すぎるのである。
   まだ、大学生の時だし、兎に角金がない。
   友人も然りである。

   それでも、大勢で一台のワゴン車で行くことで 交通費の節約を行い何度か行ってはいた。
   晴海の時も。
   幕張の時も。
   東京ビッグサイトの時も。

   15年前の時は、まだ晴海だったと思う。(注2)
   その時は、何故か同時期に行くメンバーがいなかった。
   おいらと友人のたお殿と二人で行くことになったのである。

   <第2回>
   さて、結局車で東京に行くことになった訳ですが。
   たおどのが、車を用意してくれていました!

   フォルクスワーゲン・ゴルフです!
   外車か!?
   外車だよ!

   さらに冗談のように安い。
   5万円!
   5万円かよ!(注3)

   さらにスピードが測れない!
   景色は後ろに過ぎ去っていく。
   しかし、ゼロKm/h!
   しかし、ゼロKm/h!?

   カーステなんて、気の利いたモノも付いてないので
   ラジカセを後部座席に乗せて、いざ出発!!
   夜の街を東京に向けて旅立ったのです。

   深夜の街は、昼間とは違った顔を見せており
   なんだかワクワクとしたものであります。

   <第3回>
   さて。
   結構順調に進路を取っております。
   途中、高速を降りて下を走る時もあり
   その時に24時間やってそうなゲーセンもどきに入って
   ラーメンの夜食を食べたり、ゲームをしたり。
   普通の生活では、なかなか味わえなかったことに感激です。
   若いっていいですな。

   しかし、当時は今ほど眠気に勝つ力が無く
   いつしか助手席で眠ってしまいました。
   気がついた頃には日が昇っており、その後しばらく走って無事東京に!

   その後、先ずは東京に出張に行っている友達と合流。
   これは結構順調に合流できたと思われる。
   なぜなら苦労した記憶がないからだ!
   そして、地元の知人と合流。
   この人は、真夏だと言うのに全身黒ずくめで怪しすぎる男だ!
   何かコートっぽいのも羽織っていたと記憶してますが!?

   その二人を車に乗せて、東京タワーの見える所にやってきました。
   実は先行して行っているみひどの、たまどのが車で来ているハズなのです。
   いったん、車を停車させて、後部座席の二人と地図を見て場所を調べていました。
   その時...

   <第4回>
   後部座席の二人が、驚きの声をあげる!
   何だ!?
   前を見て驚愕の表情が!?
   助手席のおいらと、運転手のたおどので前を見る。

   !!?
   なんじゃ!!?
   目の前がまっしろだあああああっ!!?
   エンジンをかけっぱなしだったので速攻で止める!
   車から、こんなに煙が沢山出てるのは初めて見たー!!
   って、喜んでる場合ではない!
   ただ、煙と思っていたのは水蒸気だったのが救い?
   車の下からは、水が大量に漏れてるし...

   本当にこんな車で大丈夫だろうか?
   ーとは思いませんでしたね。
   何も考えていなかったのでしょうな!

   その後は、みひどの,たまどのと合流できましたし。
   コ○ケでも、無事に欲しいモノを得ることができました。
   特に問題もないように思えました。

   そう言えば、よひどのの社宅に我々が大勢で押し寄せたのですが
   みんな怪しい様なヤツばかり。
   後日、よひどのは社宅の仲間から
   「あの人たち、ヤンキー?」って聞かれてたそうな。
   どういうことやねん!?

   さて、みひどの,たまどのは一足先に帰ってしまいました。(注4)
   そして、一日遅れで、おいらとたおどのは帰途についたわけです。
   ーが...

   <第5回>
   さて、おいらとたおどのが、東京を出たのが昼前くらい。
   そのまま、奈良まで帰っても仕方がない。
   ってな訳で、あちこちふらふらしながら観光地を探す。

   順序が逆になってるかも知れませんが...
   最初に適当に走ってると見つけたのが「湘南」と言う土地。
   湘南!!!
   あの漫画で有名な!!
   そんな訳で、お土産を買うために直行!!
   「湘南饅頭を買うのだああああああっ!!」
   って、そんなモンあるんですかね?

   しかし、行った土地が悪かったのか?
   見つけたのは、大衆食堂っぽいお店が一軒。
   入ってみれば、干物とかしか売ってないし...
   期待はずれもいいところだ!!

   ってな訳で、湘南を脱出。
   次に見つけたのが、鎌倉大仏と言う看板。
   行かねば!!

   とりあえず、近場まで行って車を止める。
   そして、近くのお寺?とかお土産売り場等をウロウロ。
   はて?
   鎌倉大仏はどこにあるのだろうか?
   車に乗って、移動。
   探す。
   「鎌倉大仏→」と言う看板を見つける。
   それで満足しておしまい。
   何をしに行ったんだ!?

   そろそろ時間も迫ってきたので帰ることに。
   高速に乗って、暫く走った頃に事件は起きた...

   <第6回>
   順調に帰っているように見えた。
   まだまだ昼間だし、気持ち的にも余裕がある。
   ーと、その時。

   カランカラーン...!

   何か、軽い金属の転がるような音がした。
   何だろう?
   たおどのに問いかけると、たおどのは必死に運転中。
   そして、すぐそばにあった静岡の袋井ICへと入って行った(注4.5)
   そのまま、車は駐車場の空いていた場所へと止まる。
   おひ「どうしたん?」
   たお「エンジンが止まった」
   そんな阿呆な!!
   しかし、まさに不幸中の幸い!
   目の前にICがあって助かりました。

   ただ、原因がよくわからない。
   たおどのは、トラックの運ちゃんとかに聞いてなんとかしようとする。
   バッテリー切れってこともないと思うけど、いろいろトライ。
   しかし、動かない。
   時間だけが過ぎていき、いつしか暗くなってきた。
   たおどのは、明日仕事で絶対に帰らないとイケナイらしい。
   「電車で帰ろう!!」
   ってなことになり、車は後日取りに来るってことで。

   しかし、電車で帰ると言っても、いろいろある訳です。
   先ずは予算の問題。
   帰りは高速代・ガス代と後は食事代くらいと思っていたので、
   それ以外を、かなりギリギリまで東京で浪費しております。(注5)
   そして、荷物。 荷物ですよ!!
   コ○ケで大量に買った、怪しいブツ...じゃなかった。
   大切な書籍を置いて帰る訳には行きません!!

   ってな訳で、袋井のICから歩いて駅を探すことにしました。
   ICで聞いた所、歩いてすぐの所に駅があるらしいです。
   ってな訳で、一般車道に出てきた訳ですが...(注6)
   暗い...
   四方に、ほぼ何もないのですが?

   とりあえず、言われた方に灯りがかすかに見えるのでそちらに向かって歩く。
   何十分歩いただろう?
   一軒の本屋さんを発見。
   そこで、たおどのが地図を立ち読みして場所の確認。
   もう少し行けば、駅があるらしい。

   そして、そこからさらに何十分も歩いたところ...
   線路を発見!!
   駅が数キロ先にあるのが見える。
   でも、道はない...

   線路の上を行くしかないのか!?

   ってな訳で、たまに後ろから来る電車に注意しながら線路の上を歩く。
   荷物は重いし。
   足は疲れてくるし。
   さらに、夏場なので、めちゃくちゃ暑いし。
   それでも、よれよれになりながら駅に到着!

   って、線路から出る方法が見つかりません!!

   線路から、駅の隣の宅配便屋さんの敷地に入り込み、そこから脱出!(注7)
   なんとか駅についてほっとしたものの...
   時間が、かなり遅くなっており、電車が途中までしかありません...
   それでも行けるところまで切符を買って、そこまで向かう。

   夜中に駅に到着。
   この駅がどこだったか覚えてないんですが、名古屋まで行けてなかったかと。
   豊橋の辺りか?
   ここで、たおどのが、みひどのに電話をして迎えにきてもらうことに。
   しかし、今と違って携帯電話もない時代。
   たおどの→みひどの実家に場所を連絡。
   みひどのは、みひどのの家に電話をして場所を確認。
   ってな感じで、何度も連絡を取り合う。
   後は、ひたすら待つだけ。
   途中、警察官に家出人と間違われたり...
   しかし、カバンの中はチェックさせられねえ!!

   数時間後、みひどの,たまどのが現れた時は、とにかく感動と安堵のみ。
   帰りは、車の中で爆睡しながら帰りましたですよ。
   めちゃくちゃ疲れましたが、かなり記憶に残ってる事件でした。

   ちなみに、ゴルフ君ですが、エンジンのピストンが折れてたそうな...
   そして、もう二度と彼の雄志をみることは無かったです。

   おしまい。(注8)


  注1:最初に書いているとおり、これを書いたのが2007年の話なので、今からだと27年ほど前(1992年頃)になる。
  注2:行ったのは夏のこと。
  注3:ちなみに、これはタイヤの値段で、車がオマケで付いてきていたのだったと思う。
  注4:MIXIなので、みひどののコメントより
     『みひどのとたまどのは一足先に帰途に着きましたが
      帰りの高速で2人が乗っていた車の前輪がバースト(破裂)するといった些細なことはありました。』
     些細じゃねえよ。
  注4.5:ICじゃなくてSAですね。でも袋井SAって無いんですが…どの辺りだったんだろう。
  注5:2人の金額を合わせてギリギリです。
  注6:「ってな訳で」が多いですな。
  注7:不法侵入も甚だしい。
  注8:みひどののコメントより
     『
      では補足を…
      (ココからはみひ側視点で…)

      おひ達が帰ってくる日の夜、電話が掛かってきた。
      時間は20時過ぎ…
      みひ「おう!帰ってきたんか?」
      たお「お前明日仕事休み?」
      みひ「?」
      たお「迎えに来て欲しいねん…」
      みひ「?」
      たお「エンジンが焼きついてもうてん…」
      みひ「?!お前、今どこ??」
      たお「静岡の袋井ってトコ…」
      みひ「!!!」
      突然の事でパニックッたが、とにかく迎えに行かねばならない。
      と、言っても静岡など土地勘が全く無いので、長距離運転に慣れている友人、たま と、静岡へ。

      おひ☆さんが書いているとおり携帯の無い時代。
      実家を中継点に移動するおひどの達の居場所を確認しながらの追跡となった。
      (後で思ったことだが彼らが袋井インターから動かなければ事態を拗らせる事は無かったのだが…)

      無事(と言っても相当苦労はしたが)彼らと合流、回収し岐路を辿った。

      が、この日たま、腹が痛いところを、この緊急事態に無理をして一緒に行ってもらったが…
      なんとこの日たまの会社の社員食堂で食中毒を出していて、彼も食中毒を出したメニューを昼に食べていた…。
      この救出劇、静岡から奈良までの往復6時間をたま一人で運転していた。

      翌日、たまは仕事を休んだと言う…。
     』
     いやー。悲惨ですなー(人ごと!?)。

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