自分が若い頃はこのバイクが結構町中でも多くみられたのですが、 さすがに最近ではみることが無くなってしまいました。 当時はそこそこ走るバイクだと思っていましたが、最近のバイク と比べると性能的にかなり劣ってしまうのも無理は無いですよね・・・ ちとさびしいな。 このバイクは友達の嫁が昔に乗っていたもので、もともとは、モノサス初期のスイングアームが丸パイプのものですが、外装を後期型に変えてありました。
当分修復するつもりは無かったのですが、最近小学校2年の息子がやたらとバイクの後ろに乗りたがり、ポッケで2人載りしていたのですが窮屈なのでミニトレを復活することにしました。
修復するに当たって、最初の問題点はステップの溶接が取れてぶらんぶらんになっており、スタンドもステップの根本についているのでバイクが自立しましぇ〜ん。
溶接屋さんに持ち込む時は溶接する周囲の塗装やさびをペーパーで落とし、パーツクリーナーなどで汚れを落としていきましょう。ステップの溶接が終わったら、溶接部分と事前に塗装を落としていた部分にタッチアップを忘れずに。
ぶ・部品が足りん・・・。
まっ、いつもの事だけど困るんだよねぇ〜
汎用部品やメーカーに在庫の残っている分はいいんだけど、欠品になっているものはパーツBGやオークションで探さないとだめやもんなぁ。
純正部品の欠品も無く、結構すんなりと部品が集まったんで、なんとか走れる状態まで復活しました。エンジンは72ccだけど、ケースに取り出しがないので、タコメーターがうごきましぇ〜ん!懐かしの野口のチャンバーにノーマルキャブでエンジンをかけると、煙幕モクモク。エアクリーナーエレメントを外すと普通になったのでそのまま乗ったのが間違いのもと、やっぱ混合気うすいわなぁ〜。走っている途中でリアホィールがキュッ♪と一瞬ロックした。あらら、焼いちゃった。でもシリンダーを開けてみるとたいした焼き付きではないのでペーパー当てて再利用しました。
せっかくタコメーターが付いているのに使えないのはもったいないので。ストックしてあるエンジンでクランクベアリングを焼いたやつを復旧することにし、とりあえずエンジンを全バラしました。
向かって右側が焼きついたベアリンクで、まわしてみるとゴリゴリした感触が手に伝わってきます。
ベアリングの型式を控えてベアリング屋さんに問い合わせてみると、その型番はヤマハ向けの特番で一般にはお出しできません・・・だってぇ〜ケチ!
ベアリングなんて寸法合えばOKとちゃうん?てことで現物をもってベアリング屋さんに行って同じサイズのもの(6204って型番)1個300円也、を買ってきました。後でパーツリストみたらカッコ書きでこの型番はいっとるやんけ!ちゃんと見なぁ〜アカンデェ。・・・・スンマソンm(_ _)m
ベアリング抜く時はベアリングプーラーで、入れる時はプレスで圧入します。右側のプレスはアストロ製で15000円ぐらい。 この79ccのエンジンはもともと、CDI仕様なんですが、ミニトレの配線が旧タイプなのでステーターもポイント式のものを使用します。