GSXRいじくり日記

「 乾式クラッチ化計画 」(換装にあたってはL'sファクトリーのRyuさんに面倒みていただきました)
乾式クラッチに換装するに当たり、1100よりエンジンを降ろしました。
今まで2スト250ぐらいしか降ろしたことがなかったので、あまりの重さにびっくらこいたなぁ〜。

1100のエンジンに乾式クラッチを組むためには、750RRの乾式クラッチのユニットをごっそり移植します。
ただカウンターシャフトの長さが若干違うためそのままぽん付けはできません。
コレが問題の750RRの乾式クラッチ付きエンジン。

当初は部品で取って新品を組むつもりだったのですが、発売より15年以上もたっているため、メーカーに無い部品が数点あったのと新品でそろえると20万以上かかるので、中古エンジンを見つけてきました。
上の写真が1100の湿式クラッチ用、下のが750RRの乾式クラッチ用のプライマリードリブンギア(クランクの出力をクラッチとミッションに伝えるためのギア)で、歯数が違うためセンター部分のリベットを外しギアを入れ替える必要があります。もちろん自分でできないので外注に出しました。
エンジンを分解するのは最小限に抑えたかったので、下半分を分割しました。留ってる箇所が多い&しっかりくっついていたのでなかなか苦労をしました。

外注から帰ってきたプライマリドリブンギア。

違いがわかりますぅ〜?ギアが油冷のものに変わって上の写真と比べるとすこし小さくなってるでしょ。

上が1100の湿式クラッチのカウンターシャフト、下が1100に乾式を入れるために削り出されたものでセンターのギアから右側が長くなっているのと、右側先端のネジを切ってある部分が細くなっています。
も一つ見えないところで、1100は油圧クラッチなのでカウンターシャフトに貫通穴が空いていますが、乾式用はワイヤー式なので穴が空いていません。
せっかくブレンボのクラッチマスターをつけたから油圧にしたかったけど、一部径が細くなっており1100をと同じ径の穴を貫通すると強度的に不安があったので今回は見送りました。

次に上側の1100のギアをそっくり組み替えるのですが、センター右側に入っている大径のベアリングが圧入されているので、これもプレスを持っている鉄工所に外注です。

クラッチプレートがへたっていたので新品購入しました。

←これなんぼすると思いますぅ〜

なんと!1枚5600円!!!!!

どないせ〜ちゅ〜ねん、これが6枚もいりまんネンで!

18年も前のものだからストックコスト掛かるのは分かるけど、あ〜怖わぁ〜〜〜〜、気軽に部品も注文でけへん。

高級部品を組み込んだクラッチ部分、これでちゃんと動けへんかったら・・・・

今は考えんとこ

とりあえずシールやベアリングは新品に交換して2年かかりましたが(単にほったらかしだっただけ)
なんとか組上がりました。


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