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30系

大阪市営地下鉄で
唯一残っている抵抗制御

冷房化されていない初期30系

冷房化され谷町線で走っている
新30系

30系の元々の歴史は谷町線開業の1967年にさかのぼる、1967に谷町線(東梅田〜谷町4丁目間)開業用
に7000、8000形が新造されこの車輌が30系の前身である、その2年後、万博を直前に控えた1969年、
万博輸送にあたり従来の車輌(初代100、200、300、400、500、600形)では万博輸送に差し支えるので
初期30系(旧30系)が御堂筋線に投入された、これにより従来車輌(100〜600形)は順次廃車され万博まで
にアルミ、ステンレス車合わせて200両以上が出揃った、万博終了後も大阪地下鉄のエースとして活躍を続け
されに黄金期には北急からも7000、8000形が初期型30系に組み込まれた、されに新30系をさらに新造
これにより30系は旧(初期型)と新(後期形)をあわせて360両以上に及んだ、そして長らく活躍を続けて来た
しかし30系は制御装置が抵抗であること、それと何よりも非冷房であることから大阪市は冷房化促進、廃熱削除
等の理由から10系を投入、30系は少しずつではあるが御堂筋線から姿を消して行った、しかし他線ではまだまだ
運用につける30系は、廃車ではなくその殆どが他線へ転属して行った、そして追い撃ちを掛けるかのように
21系を御堂筋線に投入、30系は完全に御堂筋線から姿を消した、そして時を同じくして他線にも冷房化の波
が押し寄せ、新20系(21,22,23,24、25系)を各線に導入、30系は他線からも姿を消して行った。
しかし完全に姿を消したのではなく、比較的年齢層の若い新30系に順次冷房化を実施すると共に室内更新を
施した78両が谷町線のみに残っている。