更新日2019/2/4     トップページへ戻る       次へ

  〔ご紹介〕

障害を持つ人達の働く場であり、自立のための教育の場でもある
NPO法人「のじきく高砂」を紹介します。

高砂市立あすなろ学園卒業生…3〜4人。(知的障害者)
姫路養護学校…2〜3人。(知的障害者)
軽・重度障害者…男性2人。女性1人。
 兵庫県高砂市立米田小学校近くにある「ベーカリーのじぎく」は、オーナー宅の塀の上に「やきたてのパン」と看板があがっているだけ。中に入ると食パン類や菓子パン類、ケーキにクッキーなど並んでいます。毎日午前10時頃になると焼き立てパンのこうばしい香りがただよってお店の場所を教えてくれます。
 上質の小麦粉と赤穂の天塩そして優化水を使用してつくられた全てのパンは、もちろん無添加。品数は限られているけれど、質のいい、体に優しいパンが並べられます。「ここのパンを食べてから、本当のパンのおいしさを知りました」と11年間ずっと買いつづけているお客さんもいます。
 オーナーの山本さんは、16年前に自宅を改造して、息子さんそして高砂市立あすなろ学園の卒園生2名の計4名で個人経営として開店。4年前に高砂市の小規模作業所として現在10名のスタッフで頑張っています。昔から『一生の問に、何かしたい!』と考えていた山本さんは、最初、
神戸市養護学校の小規模作業所「エンピツの家」でパン作りを学びました。その時に障害を持つ人と共に働き、一日一日進歩する青年達の姿に感動した山本さんは、「自分にも出来ないことはない」と50歳をすぎてお店を持ちました。とは言っても初めてのオーナー業。経営面では大変苦労した時代もあるとか。でも純粋な彼らの姿に心を打たれたり、友達や周囲の人の励ましのおかげで、今もおいしいパンを提供し続けています。ときどき旅行や趣味など、もっと楽しいことをすればいいのにと言われることもあるあるそう。「何を幸せと感じるかは人それぞれ。私は今の仕事が充実していて、とても満足しています。でもそんな毎日を過ごせるのは、周りの人達の支えがあるからこそ。本当に感謝しています」と山本さんは語ります。来春(2002)には新たに姫路養護学校の卒業生2名が入ってくる予定になっているそうです。食パン2山175円(他にも種類有り)、あんパン、クリームパン、ジャムパン、チョコパンなど各80円。配達も出来ます。TEL0794−31−2059
2001年10月に「リビング東はりま」2001年10月6日13号という
ミニコミ誌に載りました。



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