「まるごと抱きしめて」

理屈的にはね

理論的にはね

誰にだって影の部分があるってこと

100%いい人なんていないこと

わかってる

自分だってそうだって

わかってる


でも

自分のあまりに酷いココロに

情けなくなって

「なんて黒い(ヒドイ)ヤツだ」って

自分で自分を責める

黒い自分なんていらない

許せない

一粒の涙を流したからって

その黒い自分を

一緒に流してくれるわけでもないのに・・・


黒い自分

これも「わたし」なんだ

どれだけ責めようとも

どれだけさげすもうとも

どれだけ許せなくても

それも私の一部なんだ

それもひっくるめて

それが「わたし」なんだって

認めなきゃ

自分を抱きしめてあげなきゃ

いつまで経っても救われない


黒い自分は

決して認められることではない

許せることではない

でも

その部分を持ち合わせてる自分と

まっすぐ向き合って

自分という「ひと」だけは

否定しちゃダメだ

黒い自分を醜いと理解して

それでも自分を投げないで

まるごと抱きしめてあげよう

まるごと愛してあげよう

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「自分への励まし」

良いこともあれば悪いこともある

でも

悪いことばかりじゃない

良いことだってある

だから日々

生きてる


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「今を生きる」

「今やらなきゃ永久にせん」

そんなポストカードのコトバに

ドキッとした

そう

今やらなきゃ

今頑張らなきゃ

あなたの目に映る

私の最後の姿が

諦めない私であるために・・・

いつも上を向いてる私であるために・・・

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「傘」

ある日

その傘は私の手元から離れていった

雨上がりの青空が輝く日に

私のもとから離れていった


あなたの大切な人がこの世を去った日

雨が降っていた

あなたの代わりに

空が泣いてた

傘も差さずにいたあなたに

私はその傘を差しかけた

その傘に二人黙って入ってた

傘を持つ私の手を

包むように握り締めたあなたの手

その手から

深い悲しみが伝わってきた

けれど私は

あなたに何も言ってあげられなかった

ただ黙って

あなたと二人でその傘に入って

その傘を一緒に握り締めていた


その傘を差すたびに

あなたの悲しい顔を思い出した

いつも明るいあなたが

今までに見せたことがない

悲しい顔

そして二人黙って

同じ傘を握り締めたあの瞬間(とき)

重なり合った私とあなたの手


その傘は

わたしのもとから離れていった

雨上がりの青空が輝く日に

それでも

あなたの悲しい顔も

同じ傘を握り締めたあの瞬間(とき)も

重なり合った私とあなたの手も

私の心の中にあり続ける

その傘と共に・・・

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「今 私がいること」

あなたがいるから

今の私がいる

あなたがこの世に生まれてこなければ

あなたが戦争を生き抜かなければ

今ココにいる私は

誕生さえしなかった

だから

あなたが「生きている」

そのことに感謝


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「Sincerely yours」

今すぐ

この回線に乗って

あなたのもとへ飛んで行けたら・・・

そう思う

でも、飛んでいったところで

私はあなたの力になれるのだろうか

不安に思う

けれど、それでも

あなたのもとへ飛んで行きたい

あなたの悲しみを

私にも分けてほしい

あなたの流す分の涙を

私も流すから

あなたは

わたしの

大切な人だから・・・


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「ふたり」

声掛け合って

励ましあって

フォローしあって

信頼しあって・・・

時にはワタシがアナタを引っ張り

時にはアナタがワタシの背中を押す

そんなふたりだからこそ

生まれるチカラ

それを大切に

これからもまた

ふたりで歩もう


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「衝動」

甘いカクテルが

心地よい酔いを誘い

心の奥底に眠る想いを呼び覚ました

決して声に出してはならない想い

ただ伝えたくて

ケイタイを握りしめた

この想い

伝えることができたなら・・・

「伝えたい!!」

幾度となく思い続けていた

そう

今こそ そのとき!


けれど

喉元まで出ていたそのコトバは

決して

声にも文字にも

なることはなかった

こみあげた衝動とともに

行き場をなくしたそのコトバは

また深い眠りについた

いつかまた

目覚める日が来るかも

わからずに・・・


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「流星群」

幾つもの星たちが流れてゆく

それぞれの流れ星に

それぞれの託された願いがある

わたしの願いをのせた星は

どこへ流れていったのだろう

いつかわたしのもとへ

帰ってくるのだろうか


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「original feeling」

思いがけない再会に胸が躍った

変わらない笑顔

相変わらずのアバウトさ

安心を与える雰囲気

懐かしい時間がよみがえって夢中で話した

不思議な気持ち

離れていた家族に会った感じ?

恋人に会った感じ?

きっと

どれも違う

あなたと私のふたりだからこそのfeeling


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「Dear Friends」

長い道のりを経て

いろんな困難を乗り越えて

よき日を迎えたふたり

誓い合ったふたり

その誓いに決して偽りはない

だからきっと

大丈夫

この先

辛いことがあっても

苦しいことがあっても

きっと大丈夫

ふたりなら大丈夫

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「痛み」

もう傷つきたくない・・・

幾度と傷ついたら

そのひとつひとつが積み重なって

私を蝕んでゆくんだ

もう傷つきたくない

だから

ひとりでいよう

そしてまた

そのことばかり考えて

ますます傷ついてゆくんだ

だから

眠ろう


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「three years」

あなたは

「そんな辛い思いでは早く忘れなさい」

と言うけれど

私には忘れることは出来ないのです

確かに思い出せば、辛く涙することもあるけれど

決して辛いことばかりじゃなかった

暖かい人たちに囲まれて過ごした日々

優しい言葉をかけてもらったこと

だから

忘れることなんて出来ないし

忘れたくないのです

あなたはきっと

私が「辛い」と思うことが

自分にとって辛いことだと思ってくれているのでしょう

私は大丈夫

時がね

ただ「辛い思い出」じゃなくて

「懐かしい思い出」に変えてくれたから

あなたに会ったら伝えたい

私はもう辛くないんだよ


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「流れゆくときの中で」

夜空を見上げれば月

月が私を照らし

私は月と光を共にする

風が雲を連れてきて

月と私を遮るんだ

それでも私は

また光を共にしたくて

夜空を見上げて君を待つ

そして

風は雲を連れ去って

再び私たちは

光を共にする


そう

時間(とき)と同じ

君と私

あなたとわたし

時間(とき)を共にして

そして

忙しい時間(とき)に遮られ

それでも

互いに会えるのを待ちながら

必ず再び出会う


時の流れの中

月と私

君と私

あなたとわたし

同じ時間(とき)を

共有することを信じて・・・。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「enjoy」

いつ会えるかわからなくても

それはそれで楽しもう

待つほどに会ったときのうれしさは

増してゆくはずだから・・・

だから待とう

雨上がりの虹を見るような

そんなキモチが待っているから・・・


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「涙から伝わる愛」

ヒトのために涙を流す

そんなあなただから

私は惹かれたのかもしれない

あなたのなみだには

大きな愛を感じる


いつもいつも

当たり前のように受けていた

あなたからの愛

あなたのなみだを見るたびに

気づかされる

あなたからの愛の大きさを・・・


私はあなたに

あなたが私に与えてくれるほどの愛を

与えてあげられているのかな


いつもいつも

愛を与えてくれて

アリガトウ


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「へりくつな原動力」

強がりは

不安なキモチをふきとばすパワー

ワタシを奮い立たせるスパイス

ココロの糸をピンッと張り詰めて

上を目指そう

あそこまでいけたら

糸をゆるめて

強がりはしまっておこう

また上を目指すときまで・・・


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「あまのじゃく」

強がりなアタシが

アナタに頭をなでられると

幼いコドモに戻ったようになってしまう

照れくさいけど

なんだか心地よいカンジ

アタシにもこんなところがあるんだ

だから

まだまだ強がっていられる


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「レ・ミゼラブル」

神様なんているのかな

小さないのちを守ってほしかった

いのちを宿すチカラ

なくなってもいいから

ただ 守ってほしかった

ただ 守ってほしかった・・・


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「なみだのある場所」

どうして泣いているの?

涙が流れるのは

悲しいだけじゃない

愛があふれるところにも

涙は流れる

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「同じあおぞらの下で」

そばにある満開の桜よりも

その向こうにあるあおぞらを

みつめていた

あなたにつながるあの空を・・・


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「桜坂〜そのあと〜」

あなたが口ずさんだあの歌を

メールの着信音にしてから

いくつもの夜が過ぎて

いくつもの朝を迎えた

そして

ついにそのときが来た

「桜坂」にのって

あなたの想いが飛んできた

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「桜坂」

あなたがふと口ずさんだあの歌

ケイタイのメール着信音にした

あなたからのメールが来るようにと・・・。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「軟らかなコトバ」

あなたが言った

「ミスしても、次、頑張ればいいから」

そのたったひとことに救われた

そのたったひとことが

私に

冷静さと

勇気を

与えてくれた

軟らかな

あなたのそのひとことが

私の心を包み込んだ


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「ココロの奥」

私があなたを想うように

あなたも私を想ってくれていますか?

私があなたを思い出すように

あなたも私を思い出してくれていますか?


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「秘められた想い」

伝えたいけれどできなかった

彼女との距離が変わってしまうのが

とてもこわくて・・・

今のままなら

彼女の笑顔を

彼女の声を

この瞳で

この耳で

感じていられるから・・・

だから伝えたい思いは

まだ胸の中


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「上昇気流をつかめたら」

ありがたいはずの忠告

多ければ多いほど

落ち込んで

自分を追い込んで

堕ちて 堕ちて

奥深い底へ・・・

そしてほんの少しでも吐き出せたなら

また浮かぼう

堕ちるのも自分なら

浮かぶのもまた自分だから

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「あなたへとつながる糸」

うれしかったよ

突然のメール

「どうしてるかなぁ」て思ってくれたことが

ホントにうれしい

お互いに「どうしてるのかなぁ」って思ってたんだ

そう知ったら

もっとうれしくなって・・・

私とあなたとを繋いでくれたあの人に感謝


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「親愛なる君へ」

君は小さな体で

涙をこらえてた

心配かけまいと

明るく振舞っていた

3歳という幼さ

それでも我慢していた君を見て

いじらしかった

そしてわたしは

君を誇らしく思ったよ

君のママは強い

君のために頑張ってるよ

一日でも早くその腕に君を抱くために

君のママは精一杯生きてるよ

君のママである

わたしの姉に

教えられたよ


「生きるということ」

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「新しい思い出を・・・」

あの日がやってくると

2年前の私がそこにいるような感じだと

そうつぶやいた私のメールに

あなたからの返信メールの最後のひとこと

「いい意味で早く忘れなさい。

そして、新しい思い出を残そう。」

他の誰よりもあなたが言ってくれたからこそ

その言葉は重たくて

その言葉は温かくて

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「only one」

自分を壊したら

そのあとはどうなるんだろう?

壊れたら元には戻らない

だから

大切にしよう

この世にたった一つのもの


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「真夏のあおぞら」

明るくって

まぶしくって

ほら

雲なんてもくもくしてさ

私のココロをつかんで離さないんだ


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「通り雨」

空間を割るような轟音

灰色の世界へと塗り替える

そして ナミダ

激しい慟哭

慟哭にも終わりが来る

そのときは

一面の青


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「懐古」

まんまるの月

たくさんの星

ふと見上げた夜空に輝くのを見て

1年前の自分の姿を思い出す

あのころ

この同じ夜空にいつもいつも

願いをかけた

遠い夢

はかない思い

叶わぬことはない願い

それでも

毎日 まいにち

何かにすがるように

ただ祈りつづけた

1年後の今日の私

願いは叶わぬままだけれど

笑って見上げたよ

輝く月 瞬く星


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ゼロのココロ」

ペダルこいで

冷たい風を頬に受けて

髪を揺らして

空を見上げて

そして真っ白


さて

今度は何色に?

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「アカルイミライ」

遠い日に願ったコト

もうかなうことはないと

あきらめていた

そう願っていたことさえが

思い出に変わり始めた頃

ほんの少しの光が差した

思わず手を伸ばした

ほんの切れ端だっていい

もう一度

あの願いに近づけるのなら・・・

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「ゆっくりと・・・」

「時が経てば、悲しみは薄れてゆく」と

そんな言葉を聞いたことがあったっけ?

3ヶ月のときが過ぎ

あの頃ほど

寂しいくらい思い出す日は減ってしまったけれど・・・

ある月夜の晩

あの当時 必死に月へ願った思いを

また願ってみた

あきらめてしまって

いつしか願わなくなった思いを

ふと願いたくなった


あの当時と同じ気持ちで・・・


薄れていたはずの悲しみが

溢れ出して

それは涙となって

こぼれおちた


あの頃から

涙することも

最近ではなくなっていたのに

「思い出に出来ない」と

散らかっていた心の中が

少しは整頓されていたはずなのに

開けることがなくなってきていた

扉をどうやら開けてしまったみたい


時の流れは否応なしに流れてゆくけど

わたしの心の中だけは

もうしばらくだけ

ゆっくりと流れて・・・

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「解放区」

余裕のない心のそらには

あおぞらは広がらなかった

夕日は紅くなかった

夜空は暗闇でしかなかった


そんな毎日に自分でピリオドを打った

そうすると

オレンジのそらが

鮮やかすぎて

まぶしすぎて

涙がこぼれた



これこそが

私の

「らいふわーく」


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「ガラスの向こう側」

遠い夢の中で懐かしい声を聞いた

会いたくて会いたくて・・・

そんなあなたの声を聞いた


いつもそばで笑っていてくれていたあなたが

今はそばにいない

遠い夢がそのことをよりいっそう

寂しくさせた

夢の中はあまりにもリアルで

そして私の願いをそのまま映し出していた

あなたのそばにいる私

充実している私

前と変わらずにいる私

私がいたかった場所にいる私

もう2度と叶うことはないの?

この夢がいつの日か

本当になる日は来ないの?

誰に聞けるわけでもない

誰かが答えてくれるわけでもない

私の問いかけは

風に乗って

あの青空にとけていくだけ・・・

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「親愛なる人へ」

忘れないで 私のこと

忘れないから あなたのこと 

みんなのこと


「別れ」になんかしたくない

ずっと関わっていたい

だからこそ

「忘れないで」

だからこそ

「忘れない」


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「さよならの予感」

ただそばにいてくれるだけで

それだけでいい

だから

そばにいてほしい

否応無しに

離れ離れになってしまう日が

いつか来てしまうけれど

その日まで

私のそばで

朗らかな笑顔で

そばにいてほしい

あなたがそばにいることが

私の力になるから

私の笑顔のもとになるから


離れ離れになる日なんて

来ないでほしい


いつの日かまた

あなたと

みんなと

一緒にいられる日が

来るでしょうか

私はそれを

いつもいつも

心のどこかで祈ってる

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「古傷」

どれだけの月日が流れても

決して癒されることのない苦しみがある

胸と胃の間が締めつけられ

息をするのも苦しくなる

あの時感じた苦しみと同じ

思い出は色褪せるって言うけれど

この苦しみが色褪せることはない

他人の軽い気持ちによって課せられた

苦しみ

なのに背負うのは私

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「Take it easy」

考える

考え込む

私は「わたし」のなかの迷路に迷い込む

ふらふら ふらふら

イライラ イライラ


「Take it easy」

声が聞こえた


気楽にいきましょっ

すぐに忘れてしまうけど

気楽にいきましょっ


「Take it easy♪」


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「静寂」

肌を刺すような冷たい空気の中で

白い息をただ見つめ続ける

その白い息は

空気の冷たさを物語り

そして

体温の暖かさを物語る


震えながら

舞い降りる雪に手を伸ばし

てのひらに降っては溶ける雪を見ながら

頬をつたう暖かいものを感じた


「暖かかったんだ・・・・」

頬をつたうものに

皮肉にも誰かから与えてほしかった

ぬくもりがあった


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「snowman」

家々の木にはクリスマス飾り

ある家の玄関のそばに

笑顔で立ってる大きな雪だるま

玄関のライト代わりにもなるくらいの

明るい光りを放った

笑顔の雪だるま

思わず笑ってしまったよ

去年はなかったのに・・・?

ふと聞こえた泣き声

元気な元気な赤ちゃんの声

そっか

新しい命のために

やってきた雪だるまだったんだね


笑顔の雪だるま

私も笑顔になる

冷たい風が吹き抜けるけれど

笑顔の雪だるま

心に暖かな光りが

優しく灯った

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「星に願いを」

夏の星たちはあでやかに輝き

冬の星たちはひっそりと輝く

その輝きがまぶしくても

その瞬きが小さな光でも

夜空を見上げて

星に願う気持ちは

みんなおなじ

雲ひとつない夜空に

無数にちりばめられた星たちであっても

厚い雲に覆われた中でその隙間から

たったひとつぶだけ輝く星であっても

目には見えない

心に思う星であっても

星に願う気持ちは

みんなおなじ


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「はじめのいっぽ」

暗闇の中で ただじっと その闇に耐える

しかし それにも限界がある


光を欲する心


その心が立ち上がらせる


このままじゃいけない

立ち上がっては見たものの

右も左もわからない

足元はどうなっているのか

何に向かって歩けばいいのか・・・

そして今度は 途方にくれて立ちすくむだけ

それでも

光を欲する心はそこにある


とにかく

とにかく踏み出さなければ・・・

行き着く先になにがあるのかわからない

ましてや ほんの先さえも見えやしない

それでも意を決して 一歩踏み出す

足元をさぐりながら

おそるおそる

でも 確かな一歩

大丈夫かな?

そしてもう一歩

大丈夫そう?

そしてそして さらにもう一歩

うん 大丈夫


最初の一歩よりも

最初の三歩が肝心

その三歩が大丈夫なら

あとはどんどん歩いていける

暗闇の心細さを吹き飛ばすかのように

大好きな歌をうたう


たとえ先が見えなくても

光を欲する心

最初の三歩の「大丈夫」 

そして大好きな歌

そして また歩き出す


++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「ブランコ」

ゆらゆら ブランコ

少しずつ 少しずつ 勢いをつけて

あおぞらへ向かってこぎだす 

思いっきり 力いっぱい 

あおぞらへ・・・


どんどん近くなる

あおぞらが近くなる

目に映る景色は

一面のあおぞら


もうすぐ あおぞらへ手が届きそう

手を伸ばせば ほら

そこにはわたしだけのあおぞら


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「しゃぼんだま」

ふんわりと浮かんだのは虹色のしゃぼんだま

 
あおぞらへ向かって飛び立つけれど
 
吹き付ける風は厳しい
 
わが身を砕かれることがないよう
 
その風向きと強さに耐え
 
それでいて決して上を目指すことをやめない
 
風が優しくなったら
 
わが身をまかせ
 
その優しさに包まれながら
 
ひとときの安らぎを胸に
 
さらに上を目指す
 
優しき風にふんわりと
 
しなやかに浮かぶ
 
 
ぱちん
 
 
わが身のおわりは
 
儚く あっけない
 
けれど
 
わが身は優しき風となり
 
上を目指す
 
 
わが身は砕けても
 
その想いは空のかなたへ
 
風となって舞い上がる

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