アンナプルナ・トレッキング・マップ
Annapurna Trekking Map




  ナヤプルNayapul 〜 シャウレバザールSyaulibazar 1051m


 ポカラPokhara 9:20 (バス)→
 ナヤプルNayapul 10:55 → ビレタンティBilethanti 12:15 → シャウレバザールSyaulibazar 13:45・・・・・・・・・・2時間50分
 (2007年3月20日 晴れ)



ポカラからバスで約1時間半のナヤプル
しばし休憩の後、6泊7日の
長いトレッキングがスタートする



ナヤプルの町は賑やかで住民や
トレッキング客目当ての様々な商店が並ぶ
バスもここまでは入ってこれる

ビレタンティの橋
ここがアンナプルナ三角地帯トレッキングの
始点であり終点でもある


トレッキング初日はモディ川Modi Khola
を右手に見ながらのほぼ平坦なコース



シャウレバザールのロッジ
個室が基本で各階に共同のトイレがある

村の外れでは鶏?をさばいて
その分配で何やらもめているようだった








  シャウレバザールSyaulibazar 1051m 〜 ガンドルンGhandrung 1939m


 シャウレバザールSyaulibazar 7:20 → キムチェKimche 9:10 → ガンドルン Ghandrung 10:40・・・・・・・・・・3時間20分
 (2007年3月21日 晴れ)




手際よくトレッカーの荷物をまとめるシェルパたち
女性でも一人で4人分の荷物を運ぶ
トレッキング中は常に彼らと抜きつ抜かれつの歩きが続く

シャウレバザーツルのロッジを後に
今日のトレッキングに出発
昨夜の嵐が嘘のように晴れ上がった


トレッキングルートではあるが
重要な生活道路でもある
住民の素顔がみれるのが
ネパールトレッキングの面白さ


急登で高度を稼ぐ
左下方にシャウレバザールが見える
ここで食料担当のシャルパが追いついてきた



少ない土地を有効活用するための段々畑
道は生活道路だけあって
石盤が敷き詰められ歩き易い

山の斜面に位置する小さなキムチェ村
老若男女 家の前で日向ぼっこをする姿が
多く見られる

村の子どもたち
薄化粧もして少々大人びているが
「ナマステ・スイーツ」は忘れない


ガンドルン村の入り口にある門
尾根には村の建物が見える



村では立派な方のホテル・マウンテン・ビュー
が強度は至って怪しい・・・


村の学校 授業も終わり家へ帰るところ



村一番の豪華な建物はやはり寺院だ








  ガンドルンGhandrung 1939m 〜 タダパニ Tadapani 2721m


 ガンドルン Ghandrung 7:25 → バシカルカ Bhasikharka 9:55 → タダパニ Tadapani 11:15 ・・・・・・・・・・3時間50分
 (2007年3月22日 晴れ)



ガンドルンを出てしばらくは右に
アンナプルナを見ながら歩く



この景色は正に
ネパールトレッキングの醍醐味

尾根に出ると再びここからは樹林帯へ




急な坂もほとんどが石盤の階段で整備されているので安心。
道幅も一部を除いてすれ違うだけの余裕がある。




この辺りからシャクナゲが多く見られる様になる。
日本の木に比べると背が高く色も濃淡が豊富。


急な登りを終えて
バシカルカで同行のシェルパたちと休憩。
女性のシェルパはザックを4個頭からの
紐で担ぎ、足元はゴムのサンダルと軽装


アンナプルナ・トレッキングルートの地図
今回のルート中で最も解りやすい看板だった


お昼前に宿泊地のタダパニに到着。
トレッキング客も多く賑わいのある村だ。




本日の昼食 毎回日本人向きに
美味しい食事を提供してくれる。









  タダパニ Tadapani 2721m 〜 ゴラパニ Ghorapani 2874m


 タダパニ Tadapani 7:30 → バンサンティ Banthanti 8:15 → デウラリ Deurali 10:15 → ゴレパニ Ghorepani 13:20 ・・・・・・・・・・5時間50分
 (2007年3月23日 晴れ)


タダパニの村
背後の山はシャクナゲの花で赤く染まっている

午前8時 後から出発した炊事担当の
シェルパたちが追い越していく


バンサンティ・ヒル
ここからのシャクナゲとアンナプルナ・サウス
の眺めが最高であった



3月にアンナプルナを訪れる理由がこの一枚の写真にある


街道沿いの家はほとんどが
小さなロッジ兼レストランだ







急坂を前にシェルパたちも一休み




デウラリ手前で標高が3000mを超えると、今回の行程で初めて雪が残っていた。
この辺りは例年1〜2月は積雪も多いらしい。

標高3103mのデウラリ村
裏山に上ればここで初めて
ラウラギリ・アンナプルナ・
マチャプチャレの三山が同時に見れる


寒そうに毛布に包まって
アンナプルナを見つめる親子
いったに何を待っているのだろうか?



見晴らしの良い尾根を
下ればもうすぐゴラパニ村だ

ゴラパニ村
アンナプルナとジェムソン街道の
合流点だけあって大変にぎやかで活気がある。









  プーン・ヒル Poon Hill 3194m  &  ゴラパニ Ghorapani 2874m


 ■ プーン・ヒル Poon Hill 3194m ■
 今回のアンナプルナ・トレッキングのハイライトであるプ−ン・ヒルからの眺めは特に夜明けが美しい。
 午前5時過ぎにゴラパニを出て、真っ暗な一本道をヘッドライトを頼りにプーン・ヒル山頂まで登ること約40分。
 空が明るくなると午前6時7分から先ずラウラギリT峰8167mの山頂から赤く染まり、
 やがて日が昇る正反対の地平線にまるで後光のように放射状に影が伸びる。
 

日の出の正反対側には
影が後光のように広がっている
ラウラギリ山群 
一際高い中央がラウラギリT峰
        
アンナプルナ山群
アンナプルナT峰




日中の登山は時間を気にせずのんびり登れる
気温もちょうど過ごしやすいくらい



山の中腹にあるゲートとシェルパたち
早朝は閉鎖さているとの表示だが
本当なのだろうか



山頂手前のゲートと山頂展望台
森林限界を超えて見晴らしは最高


展望台からの眺め
ここは柱が邪魔だが写真撮影には
展望台階段の踊り場がベスト


プーン・ヒルの中腹に植わっている木は
そのほとんどがシャクナゲ
まだ時期が早く満開の木は数少ない

 ■ ゴラパニ Ghorapani 2874m ■
 ゴラパニの村はアンナプルナ地方の主要街道、ジェムソン街道沿いに位置し、車が通じるナヤプルから歩いて約二日の距離にある。
 多くのトレッカーでにぎわう村だが住民は素朴で人懐っこく、日本人にも興味津々で話しかけてくる。


無邪気な子どもたちはカメラを向けると
いろんなポーズをとってくれる

ビリヤードとおはじきを合せたようなゲーム
ネパールの町や村で真昼間から
これに高じる男たちをよく見かける





牛や馬はほとんどが放し飼いで村の中を自由に歩き廻っている

今回のトレッキングで二連泊した「Mountain View Hotel」


ホテルの女将は40歳 一人娘は
ポカラに住み学校に通っている
年に一度は娘に逢いに行くそうだ
日本語・英語も片言で話せる



ホテルの厨房
今回は炊事担当のシェルパが同行したので
ここで作った食事を食べることはなかった


女将の母親は72歳でネパールでは
かなりの高齢と思われるが
まだまだ元気そうだ







  ゴラパニ Ghorapani 2874m 〜 ヒレ Hille


 ゴレパニ Ghorepani 7:25 → バンサンティ Banthanti 9:3 → ティルケドゥンガ Tirkhedhunga 13:05 → ヒレ Hille 13:40・・・・・・6時間15分
 (2007年3月25日 晴れ)




ジェムソン街道はジェムソンからナヤプルを結ぶ重要な幹線道。
その為 トレッカーのほかに行商の荷物を運ぶポニーやロバが多く行き来する。

谷を見下ろす尾根に位置する村バンサンティ
昼食と休憩にはいところだ
この辺りのシャクナゲはちょうど満開

庭先でトランプ遊びをする子どもたち
足も裸足で日本の戦争直後の
子どもたちそのもの


ウレリ付近の急な下り坂
この日一日で約1500m降下する



谷まで降りて二箇所の立派な橋を渡れば
宿泊地のヒレは近い

今日の宿泊はSusila Guest House
ポニーのレンタルサービスも行っている









  ヒレ Hille 〜 ナヤプルNayapul


 ヒレ Hille 7:30 → ビレタンティ Bilethanti 9:25 → ナヤプル Nayapul 9:55・・・・・・・・・・2時間25分
 → ポカラPokhara 11:30
 (2007年3月26日 晴れ)






川に沿って徐々に高度を下げていく

川岸まで降りるとここからは
ほとんど平坦な道が続く




ビレタンティ村
今日は何やらお祭りのよう
”生けにえ”をささげたのか地面には血が飛び散っている
  
ここまで来ると村も子どもたちも他の街道筋と違って裕福そう
各家庭にはテレビも置かれている

トレッキング初日に渡った
ビレタンティ村のモディ・コーラにかかる橋
これでちょうどアンナプルナ三角地帯
を一周してきたことになる


旅行者歓迎の横断幕



出発点ナヤプルに帰って
参加者たちと無事完歩を喜び合う



ポカラに帰ってシャルパたちとお別れの記念撮影
一週間お世話になりましたm(__)m