おいしい紅茶のための保存方法


いい紅茶が手に入ったら、おいしくいれることのほかにも もう一つ心に留めて欲しいことがあります。
それは、茶葉の保存方法。
乾燥させたものとはいえ、開封した後 ほおっておくとどんどん変質してしまいます。
新鮮な茶葉ほど出来上がった紅茶の味わいに「冴え」があり、よい香りが立ち上るもの。
だから、開封後の茶葉の鮮度をいかに保つか、これがとても大切になってくるのです。

茶葉の弱点は「湿気」「匂い」
それらを吸い取ってデリケートな味や香りがダメージを受けてしまいます。
「光」が当たるのもよくありません。そこで保存についてのポイントを述べます。
★ 保存容器 ★
  • しっかり「密閉」できるもの
  • アルミ袋なら しっかりジッパーを閉めること
  • 遮光性のある金属製(茶筒)などが 家庭での保存にはベスト 
  • 透明なガラスのキャ二スターや木製の容器は不向き 
★ 保存場所 ★
  • 温度や湿度が低く、直射日光の当たらない、風通しのよい場所に置く 
  • 冷蔵庫内は 他の匂いを吸い取ってしまうので不向き 
  • 石鹸などの油脂類やカレー粉などのスパイスの近くにも置かないこと 
日本紅茶協会における統一見解では、リーフティーの品質保持期限は、
アルミ完全密封の場合なら、開封前は3年、開封後は2〜3ヶ月がベスト
また一般的なティーバッグの場合は、開封前は2年、開封後は2〜3ヶ月
となっています。

だけど紅茶は生き物。
出来れば開封前1年、開封後1〜2ヶ月以内に、出来るだけ早めに飲まれるといいですね。


参考 : 紅茶の辞典

[紅茶の豆知識]