スピードコントローラー
 外装の自家塗装を行おうと計画中ですが、そこでの必須アイテムは艶出し用のポリッシャーです。
 以前、自家塗装に挑んだときは手作業だったのですが、その大変さに今回はポリッシャーに頼ろうと、価格を調べてお値段に驚き。
 そこで購入を断念し、ディスクグラインダーに先端冶具を取り付けて使用したらどうかと考えました。ただ、ディスクグラインダーはあまり高回転で磨くと「焼き」が入って変色するらしいので、回転数を調整する「スピードコントローラー」が必要となります。
 これまた市販されていますが、安もののポリッシャーぐらいはするので即却下!
結果、DIYとなりました。
 今回も秋月電子通商さんのところで、トライアック万能調光器キット(40A−AC100V)を買いました。
 あとは、100円ショップで手ごろな大きさのケースと、コンセントを、また今回は、以前使用していたPC−98君がドナーを引き受けてくれ、電源部と電源コード、ファンなどを快く提供してくれました。(笑)
 トライアック万能調光器キットとは、AC100Vの機器の出力パワーをボリュームで、0%〜100%まで、可変させるというものです。
 キットを購入して、「いざ組立!」と同封されてきた説明書(回路図)を見るのですが、電子関係の知識が乏しい(ないとも言う)僕にとっては、何が描いてあるのか全くわかりません。そこで、ネットで調べて同キットの製作を紹介されているHPの写真を参考にやっと組み立てることに成功しました。
ありがたや!インターネット。
 キットを紹介されているHPを見ると、トライアックから放出される熱対策を採られているものが多かったです。
これは、トライアックがコントロールした電圧を熱に変えている(らしい)からで、僕も、ちょうどよいファンがあったので取り付けてみることにしました。左の写真は、ケースの上にファンを載せてみたものです。
 ファンにあわせてプラスチック製の蓋を加工したところです。電動ドリルの先端にダイヤモンドカッターを取付けて切り抜いたのですが、円の縁にキズをつけてしまいました。どうにかせねば。。。
 こんな感じになります。
 よこからのアングルです。グラインダーぐらいの熱なら、左の放熱板で十分らしいのですが。
 写真の右側に写っているのが、トライアックです。これを左の放熱板に取り付けるのですが、これまたネットで得た情報によると、その間に伝熱性を高めるために、シリコングリスを塗るといいらしいです。
 一気に工程が飛んでしまったのですが、組立後の写真です。
 箱の底に絶縁用のシート(PC電源部より拝借)を敷き、基盤を据付け、コンセントをばらして箱側面にビス留めしたのち再度組立てて、最後にボリューム、トライアックがついた上蓋に配線をした状況です。
 
 上の箱の電源部には、PCの電源差込口を流用。コンセントを脱着できるようにしています。

 ここまでできました。
 上蓋には黒のカッティングシートをはってキズ隠しをしました。
 次にファンの電源です。近くの電子パーツ販売店より、DCジャックのオスメスと、トグルスイッチ、また、電源には携帯電話のACアダプター(5V−600mA)を使います。
 できました!左の赤いのがファン用スイッチ、箱手前左がコンセント用差込口、右がDCジャック差込口です。携帯電話用のACアダプターも先がDCジャック用に変わっています。(すいませんAUさん!)
  BackData
 *Parts
 トライアック万能調光器キット     秋月電子通商   800円(送料500円)
   (40A−AC100V)
 ケース、コンセント           100円ショップ    計200円
 DCジャック(オスメス)、トグルスイッチ             計367円 
 (その他、ジャンクパーツ流用)                    0円

                         計       1367円(送料別)
 
 ケースはスチール製(蓋:プラスチック)を使用しましたが、肉厚が薄いためべこべこになりました。肉厚の厚手のものか、プラスチックケースのほうがいいかもしれません。また、熱対策は必要ですが、ファンまではいらないかも知れません。

 AC100Vを使用するため、作業は十分気をつけて行ってください。

         

  IMPRESSION
 これがまた、いい感じで調節できます!グラインダーのスピード調節のほか、白熱球の調光や、半田ごての温度調節にも利用できます。「一家に一台」お勧めです。
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