ヘッドライトHID化
 純正品でメーターの視認性と合わせて僕を悩ませたのは、ヘッドライトの暗さでした。
 僕の地元は、大変自然が豊かで環境を大事にするところで。。。つまり田舎で、街灯の無いあるいは少ない道路が多くあるのです。そんなところで走行していると、いつ何時横からおばあさんが飛び出してくるかわかりません!(笑)
 そういう僕も、H18年2月にやっとの思いで塗装したバイクで夜道を走行中、路地から突然おばあさんがひょこひょこと出てきて、よけた拍子に転倒し、外装、タンク、ハンドルをクラッシュしてしまいました。その後、おばあさんは何事もなかったのごとく、転んだ僕を横目に、またひょこひょこと去っていきました。
 その時点では、プロジェクターレンズ付のマルチリフレクターライトをつけていたのですが、何しろバルブが純正のままでしたので、ヘルメットのスモークスクリーンと合わせて発見が遅れたが原因だと感じました。これを機に、僕のHID化が始まったのででした。

  マルチリフレクター
出品ライト  転倒するまで僕のヘッドライトについていたマルチリフレクターライト(色違いで僕のは青)です。お嫁入りの前の記念写真です。 
ライト装着中  装着していたときの写真です。こうしてみると明るそうにみえるのですがねぇ! 
  HID化
HIDパーツ  まずは、HIDキットの購入を検討しなくてはなりません。サ○テカなんかで販売されているHiLo切替タイプがほしかったのですが、何せお高く到底手が届きそうにありません。そこで考えたのが車用のパーツ流用でした。ここで問題は通常のバルブはLo固定タイプが主流でHiLoの切替ができないことでした。
プロトタイプ  そこで、考案したのが左のバルブでした。プロトタイプで見かけは悪いですが、H4台座にHIDバーナーとH1球がついています。また、SUS製パイプを切り出してシェードも作りました。
 一応は発光点を見て球の位置を決定したつもりでしたが、前述のライトに組み付けたときにはHiランプは空を明るく照らしていました。Loは使えそうなのでしばらくはこのままとします。(Loのみ使用)
  プロジェクター取付
バイキセノン表側  課題を解決すべく次に送り出した刺客はこれです!SUZUKI WAGONRR用バイキセノンランプです。
 
バイキセノン裏側  下の赤/黒の線にHiビーム用電源を送ると電磁石がシェードを引っ張りHiLoが切替できる仕組みです。
 
 ここで、新たな問題が発覚!このライトはとにかく
でかい!ヤフオクでは大きまでピンときていなかったのですが、これが本当にカウルに納まるのか?新たな課題を生んだのでした。
ライト換装後上側  まずは、ライトの後ろ半分をプロジェクターランプに合わせてカット、ヤスリでゴリゴリやります。そして新旧がドッキングです。ここでは、またもや100円ショップのエポパテに登場していただきました。上の形のプロジェクターをライトフレームに取り付けるのに苦労しました。
ライト換装後右側  はじめは光軸調整用にとつまみも取り付けていたのですが、懐がせまくそんなどころの話ではなくなってしまいました。
 純正のライトフレームはパイプがフレームのネック部分に2点のボルトで固定されているのですが、プロジェクターのお尻にぶつかってどうしようもありません!よって、サンダーで気前よくカット!
ライト換装後ステー詳細   ライトフレームの固定に悩んでいたとき、ふとガラクタ箱に目をやると以前知人にいただいたジャンクキャブのチョークワイヤーを固定する部品が出てきました。(おそらくBandit用)
 そこで、ライトフレームにあてがってみたところバッチリ合うではありませんか!即採用されました。恐るべし!DIY。
 ガラクタも取っておくものですね。
 HIDバラストも結構大きいので取付位置に困りましたが、結局はタンク下にタイラップで固定されることになりました。(四角い箱状のもの)
バラスト
ライト換装後正面  そんなこんなで無事取り付きました。
  CAUTION
CAUTION  250S、400Sのカウルは750S、1100S用とは違い、純正ライト廻りの形状が一回り小さいので、マルチリフレクターはそのままでは入りません。カウルのライト両サイドにあるネジ+一部のカウルをカットして削ることによりギリギリで入れることができます。車検制度のない250ccクラスならではのカスタムなので、400Sでご検討の方はご注意ください。
  IMPRESSION
 本来なら、HID取替え後の明るさの違いを写真でお伝えするのが一番なのですが、カメラのスペックが追いついてきません。
 しかし、視認性は抜群によくなりますので、僕のようにマルチリフレクター+プロジェクターをつけなくても、HIDに取替えのみでもお勧めしたいカスタムです。オークションでバイク用のキットも販売されており、特に400S乗りの方には車検のことを考えるとそちらがいいかも!
Topへ Back