2013/5/5
7回目 ヒレ     HILLE

ヒレ Hille
 ダランからマカルー登山の起点となるバサンタプルへ至る途中にある村で、標高1,850mの尾根に開けている。村からの眺望もよく、周辺を散策すればヒマラヤのパノラマを見ることが出来る。
 町のメインストリートといえるバザールは、端から端まで歩いても10分程度のこぢんまりしたもの。
 ヒレの町のほとんどの人はチベット人で、土産物屋やチベット仏教の寺、ホテルなどはこのバザールの中にある。
 ダランバスパークから30分〜1時間間隔で運行する、バサンタプルやパクリバス行きのバスに乗りヒレで途中下車する。
 ダランから65キロ、所要約3時間   カトマンズの ニューバスパークから所要約16時間

    
  
  こんな話が有りました。 ヒレに行く時の話しです。 
 ヒレにはダランという街から乗合バスで行くのです。
3時すぎダランのバスパークを出発。
 山奥の村への生活物資が運転席の後ろに乗り、その上に乗客が持ち込む大きな荷物が積み上げられる。
 出発時は皆が座れる位ですが、山道を行き所々の村で停まり徐々に客は増え、またこんなへんぴな家の見えない様に思われる所で下車してゆきます。曲がりくねった道をどんどん登ってゆくと、暑さもやわらぎ涼しい風が入ってくる。
 だいぶ時間が経って少し大きな村があり、10人ぐらい降りました。それからどんどん山奥にはいり、祭りで広場中音楽が鳴り響きわたる村で数人の人が降りたので、 「ここはヒレ?」と聞くと ヒレは先ほどの村だと言う。
 乗り越したのに気がついて、あわてて降りると外は真っ暗。
周りの様子がわからず見渡すと、バス停の前がほんのり明るく店の様、入り口の所が食堂になっており5・6人の人が食事をしている。この瞬間今日はここで泊まりと覚悟した。不思議と くやしいとか悲壮感は無かった。
 腹が空いているので食事がしたかった。。店に入り何か食べるものは無いかジェスチャーで聞くと、ダルバートがあるとのこと、一つ皿におかずとご飯と豆のスープのネパールの定食だ。食堂のかまどが赤々と燃え手をかざして出るのを待った。外は寒い。出てきたのを見るとご飯の量がすごく多いので減らしてもらった。(ダルバートはRs70)
 食べている時少し英語のできる若い人が話しかけてきた。乗り過ごしたことを話し、泊まる所は有るか?聞くとこの食堂の奥に泊まれることが分かった。そして自分もヒレに帰る、なんなら乗せてあげるとの事。ちょうど時間は夜の8時だった。
 食事が終わるやバイクに乗せてもらい、暗く曲がりくねった道を走る。ヒレまでは10キロは有る。途中山道で谷を越えて下の方に明かりが見え、それがヒレの村だと教えてくれた。
 ヒレでは彼の友達の家に一緒に泊めてもらった。
 旅行に苦労はつきものですが、心優しい人に会えて良かった。
 きょうは疲れました。 まー何とか旅続けています。

高台からヒレの町を一望 その1  ヒレのメインストリート その1    ヒレのメインストリート その2 

高台からヒレの町を一望その2   町の仕立屋さん チベット仏教の寺 

ダラン行き
 客が集まるまで出発しません 
 
マカル・ビュー ホテル アンド ロッジ 
(1泊 Rs600) 
泊まった部屋 

昼食の モモ (Rs60)  ヒレ の バスパーク  

   10月4日 マカル・ビュー ホテル アンド ロッジ に泊まる  1泊 Rs600
 展望台に行く。細長い1本道がこの村の繁華街で良く見える。
きょうは休日で朝から人通りが多い。昼食はチベットのモモを食べる。
 翌朝7時前にホテルの向いにある電気屋から、大きな音で音楽が鳴りだした。
おちおち寝てもおられ無い。
朝食は、きのうモモを食べた食堂でパン、オムレツ、を食べる。これ口にあって美味しかった。(Rs70)
10時すぎダラン行きのバス停にゆく。バスはきょうも満員。(バス代 ヒレ〜ダラン Rs180)
きょうはダランで泊まり、明日はイラムへ行く予定