+++ 先天性股関節脱臼のサイン +++
【一般的な症状】
●太もものしわの位置や数が左右で違う
●足の長さが左右で違う
●両膝を立てたまま足を開くと、脱臼している方の足が十分に開かない。
ただし、両足とも脱臼している場合は左右差が少ないので判断が難しい。
【ゆうみの場合(右足:亜脱臼、左足:完全脱臼)】
<病院に行く前に気がかりだったこと>
○両足とも普通に動くが左足のほうが少し動きが鈍い
○左足の付け根のしわの部分がすぐオムツかぶれしてなかなか治らない
○紙オムツの左足側がなんとなく着けづらい
○左足を開く時コリッと音がする
○赤ちゃんの足はふつうM字型なのに、伸びをすると妙に足がまっすぐ下にピンと伸びる
<病院で指摘されて気付いたこと>
○太もものしわの位置が5ミリほど違う
○左足が微妙に短い
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ゆうみの場合脱臼しているにもかかわらず、両足の開きはそれほど悪くなく足もよく動いていました。ただ何かに夢中になっているときはなぜか右足ばかり蹴るので「ん?」と感じていましたが、利き足が右なんだろうくらいに思っていました。
初めて診察してもらったときも触診では判断できず、エコー、レントゲンで脱臼と断定できました。といっても症状は決して軽いわけではなく、骨の屋根の角度も正常範囲からかなり外れていました。
ゆうみはもともと関節がかなりやわらかいらしく、見た目は特に分かりづらい子だったようで「よく見つかったなぁ」と先生もおっしゃいました。本当にラッキーだったと思います。
先天性股関節脱臼は、痛いとか、足が動かないとか、そういった明らかに異常と気付くサインがあまりなく、素人目にはわかりにくい症状です。ほんのちょっとでも気がかりなことがあれば、ためらわず病院で見てもらうことが大切だと思います。