2017-07-30
日野原重明先生 追悼メッセージ

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日野原先生の天国での平安を心からお祈り申し上げます。

「老いることは冒険」とおっしゃておられた日野原先生のこと、天国へ行かれることさえ、「未知なる天国への冒険」というお気持ちで旅立たれたことと思います。

与えられた命を生き抜き、走るべき道を走り終え、神様を信じ、神様の御手に抱かれて、一番良い時にたましいの故郷に帰られたのだと思います。

日野原先生のこれまでのたくさんのお働きに心から感謝いたします。

私たちにとって、日野原先生は、105歳を超えられても尚、まだまだ永遠にご存命で、私たちを見守ってくださっているものと、どこか思っていました。

ひとりひとりが、日野原先生から、特別に見守ってくださっているという安心感をいただいていると感じさせてくださっていました。

直接話をしたことのない者さえ、日野原先生の御本や新聞のコラムを読んだだけの者さえ、先生に見守っていただき、特別に愛されている感覚をもたせていただいていました。

特に、音楽療法について、日本に浸透してくださるように力を注いでくださいましたことを心から感謝いたします。

これから、私たちは、天国におられる日野原先生との見えないけれど豊かな新しい関係性の中で、それそれ与えられた“今できること”をやっていきたいと思います。

「天国」、「永遠の命」は、大きな希望ではありますが、やはり、この世にいらっしゃらないという現実は悲しい気持ちでいっぱいになります。

悲しい気持ちであるご家族の上に、また私たちの上に、神様が寄り添ってなぐさめてくださいますよう、心からお祈りします。

祈りをこめて

後藤浩子
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2017-04-17
石村真紀先生・師岡宏之先生共著 新刊書籍 紹介

『実践音楽療法 関係の創造を目指して ― セラピーでの勘所を解く』

音楽療法における音・音楽の出どころとなり受けどころとなる「人」の心の動きと、クライエントとセラピストの関係性という点に焦点を当て、臨床的に活きた場をクリエイトするために必要なセラピストの基本姿勢とセラピーの実践原理を日々の臨床から明示する。


出版社 : 晃洋書房
発売日 : 2017/03
ISBN-10 : 4771028818
ISBN-13 : 978-4771028814
通販 : Amazon 晃洋書房 e-hon Neowing 新刊.net

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2017-01-22
自閉スペクトラム症 仮想現実装置 解析実験 支援要請

添付: 実験内容資料 2016年1月講座案内

 長井志江先生から『自閉スペクトラム症者の聴覚特性を解析する実験』に参加、研究支援の依頼要請のメールがとどきました。

 2016年1月に長井志江(大阪大学特任准教授・ロボット工学グループ)先生に講演をおねがいしました。
 テーマは『自閉症患者の見る世界 世界初の再現装置 阪大グループによる』でした。
 「自閉症スペクトラム障害」の患者には周囲がどのようにみえているかを再現する仮想現実装置を世界で初めて開発した大阪大のグループによる研究です。
 患者の見える世界を追体験したり、視覚症状がコミュニケーション能力の欠如など他の障害に与える影響を調べ、患者支援の在り方を考えるのが目的とされています。
 「この装置でASD患者への社会の理解を深めたい」と説く長井先生の話を音楽療法士、保護者、教師他広くに紹介してともに学びました。

 講演後、受講者の多くの方から「聴覚についての研究はされていないのですか」との質問があり、 「今、研究中ですのでしばらくお待ちください」とのお答えをいただいておりました。

 この度、長井先生よりこのような研究に協力、支援等の要請のご連絡をいただきました。
 音楽療法士の皆様から、他の機関にもご紹介いただければと思い、ここにお知らせいたします。
 よろしくお願い致します。

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大阪大学の長井です.

昨年1月の講演会では大変お世話になりました.
今日は標題の件でご協力をお願いしたく,ご連絡させていただきました.

現在,当研究室では自閉スペクトラム症者の聴覚特性を解析する実験を行っております.
講演会で紹介しました視覚体験シミュレータの聴覚版を開発することが目的です.
そこで,貴研究会にご所属の皆様や講演会にご参加いただいた皆様,またそのご家族や関係者で,自閉スペクトラム症と診断され聴覚過敏や聴覚鈍麻をお持ちの方に実験参加をお願いしたいのですが,ご協力いただけますでしょうか.

実験の内容をまとめた資料を添付いたします.
詳細については,下記の担当学生が対応いたします.

大阪大学大学院工学研究科 博士後期課程学生
謝 至中
jyhjong.hsieh@ams.eng.osaka-u.ac.jp

よろしくお願いいたします.

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もう一点,追加でご案内させていただきたいことがございます.
昨年12月に,発達障害者の自己理解の支援を目的とした新たな研究プロジェクトがスタートし,3月26日(日)に東京でキックオフシンポジウムを開催することになりました.
当プロジェクトは我々のロボットやシミュレータを用いた工学的研究と,発達障害当事者研究,そして障害者の学習・就労支援を行う企業とが連携することで,発達障害当事者の視点に立った支援を実現することを目指しています.

シンポジウムとプロジェクトの概要が下記ページにありますので,貴研究会の関係者の皆様にご周知いただれば幸いです.
シンポジウムでは研究者や教育・医療関係者,支援者,および一般の方を対象に,最新の神経科学や工学研究の成果をご紹介いたします.

http://cognitive-mirroring.org/event/

よろしくお願いいたします.

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[2017-02-13 更新]
実験参加者募集について同様のお問合せを複数頂きましたので、募集要項(添付資料ファイル)を修正しました。

[2017-01-30 更新]
添付資料ファイルのリンクを修正しました。

[2017-01-29 更新]
添付資料ファイルと担当学生情報を公開しました。

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