「はり」と聞くと痛い感じがしますが、治療に用いる鍼は、太いものでも直径が約0.2ミリと髪の毛ほどの細さですので、せいぜい蚊に刺される程度の痛さです。もしもあなたが2・3ヶ所の治療でどうにも我慢できないということでしたら治療は中止します。でも、当院では自信をもっておすすめしますので、治療中の恐怖感・緊張感・不安感は全く不要です。




お灸はとても熱く、じっと我慢しなければならない感じがしますが、米粒の半分程度の大きさですので、「チクッ」という瞬間的な熱さのみで、むしろ快痛ともいえる心地良さであり、火傷や跡が残るようなことはありません。




治療後は一時的に、治療部位がだるくなったり、いろいろな症状が出てくることがありますが、これは鍼に慣れてない人に起こりやすい症状です。運動後の疲労感とよく似てますので、ほとんどの場合1〜2日で回復します。これを漢方では瞑眩(めんげん)といい、むしろ効果の現れる証拠とされていますので心配はいりません。しばらくするとその症状はなくなり、必ず良い結果を期待できます




鍼灸治療の効果は、発病して日の浅い病気ほど早く治ります。1回の治療で激しい症状がピタリと軽減することがありますが、慢性症状になりますと、気長に続けなければ治りません。治療は毎日続けたほうが効果的ですが、症状により1日おき、2日おき、または1週間に1回程度で快癒していく場合もありますので指示どうりご来院下さい。




・治療前後にアルコール類をとらない
・治療直後(1時間程度)の入浴は避ける

その他必要に応じてご注意しますが、最も大切なことは、あなた自身が真剣に病気を治そうとする心構えです。鍼灸治療は病気ばかりではなく、体質を改善し病気にかかり易い素因を除いてくれます。定期的な治療をすることにより病気を予防し、体力の向上をはかり健康管理の医術としてその真価を発揮します


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