●迷酒呑みある記バックナンバーその9


★第115回 2004年12月18日(土)

★酒の名前:本場泡盛菊之露 ★酒造会社:菊之鶴酒造株式会社(沖縄県平良市) ★度数:30度 ★原材料:米・米麹 他にラベルコメントなし

★西管コメント:さて、久々の更新ですが、今回は泡盛を取り上げることにしました。このコーナーで泡盛を取り上げるのは初めて・・。で、小生自身も殆どこの泡盛というものを呑んだことがない・・。というわけで、予備知識もなしに、近所のコープのリカーショップで購入してしまったのがこの銘柄。

 そもそも泡盛とはどんなお酒なのか・・。ちょっと調べてみました。まず泡盛の原料は米。しかもその米はタイ米だとのこと。そう、タイ米といえば、数年前に米が不作だったときに、日本に輸入されたものの、日本人の好みとは合わずいろいろ言われたタイ米です。どうも、泡盛にはタイ米が合うようで一時日本米で作られた泡盛もあったようですが、あまり評判はよくなかったとのこと。

 次に、泡盛は黒麹で仕込まれるらしいです。芋焼酎なんかは麹については三種類あって、黒、黄色、白で黒はガツンときて、白はやわらか。黄色はすっきりという個性がありますが、泡盛はその黒麹を使っているとのこと。また焼酎とは製法が少し違って仕込み期間が短いとのことです。で、呑み方ですが。沖縄では水割りが一般的なようですが・・・何対何で割るのがいいんでしょうかね。難題です。アルコール度は30%。焼酎より少し高いです。

 まあまずはロックでのんでみましょう。匂いは米焼酎に近いですが少しツンと来る感じ。甘い匂いが立ちますね。有機溶媒系という感じ。この辺はアルコール度5度の差があるのかもしれません。さて一口。さすがにちょっときついですね。まだ氷が解けていないからかアルコールのきつさを感じます。ちょっとだけ水を加えてみることにします。おお、大分まろやかになりましたね。味としてはそうですねえ。米焼酎より酸味と甘みが少しつよい感じ。でも、水を加え過ぎたのか、氷が解けてきたのかだんだんと最初のインパクトは弱まってきますね。

 正解の呑み方は水割りということでしょうが、しかし水の加え方は微妙。ちょっとだけでいいでしょう。それこそ9対1か8対2くらいで、ほんの少し水を加える程度。これだと楽しめると思います。薄くなってくるとちょっと癖のある米焼酎という感じですね。(呑み較べると良く分かるんでしょうが)

 初めての泡盛であり、なかなか味についてコメントは難しいものがありますが、しかし心引かれる味であることは間違いありません。お湯割りは多分向かないでしょうな。試す気にもなりません。水割りかかなり氷の解けたロックが楽しめるのではないでしょうか。まあおいおい泡盛も数を飲んでくるといろいろ評論もできるようになるかもしれませんが、今日のとことはこの辺にしておきましょう。

 

 

 


★第114回 2004年10月3日(日)

★酒の名前:純米吟醸生酒 雨後の月 中汲み ★酒造会社:相原酒造株式会社(広島県呉市仁方本町) 

★麹米:山田錦 ★掛米:八反錦 ★精米歩合:麹米:50% 掛米:60%

★西管コメント:さて、今日も日本酒です。涼しくなってきましたからねえ。これからは、日本酒・焼酎に最高!の季節です。

 さて、今日のお酒は・・そうです。第112回に続いて広島県は呉市の相原酒造さんの雨後の月です!先般は普通の純米吟醸でしたが、今回は生酒、中汲みということで若干ラベルの趣も違います。味はどの程度変わってくるのか、興味のあるところ。このお酒は前も書きましたように、小生の会社の先輩の友人が勤める酒造会社で作られたものなのです。

 さて、早速味わってみましょう。味は・・前に呑んだのに較べると随分丸いですね。いや、しっかりとした味はあって、辛口という感じなのですが、若干おとなしい感じがします。でも、しっかり筋の通った味であることは間違いない。しっかり自己主張してます。なんといったらいいか、そう酸味と苦味が強くてそれで味が引き立っている感じ。しっかりと存在感のある味ですね。

 日本酒にふさわしい表現をすると、辛口なんですけどいわゆる灘の酒の端麗という感じからは程遠い、個性豊かな味といえるでしょう。でも、前飲んだものに較べると、そんなに尖った味ではありません。十分万人向けにお勧めできるお酒と言えるでしょう。

 まあ、小生なんかは前のもなかなか個性があって良かったと思うのですが、万人に勧めるとしたら、こっちの方かな、と思います。若干製法が違うのかもしれませんね。酒と言うのは製法によって当然味も変わってくるものですし、また極端な話呑む時の体調によっても大きく変わってきます。当然季節なんてものによっても変わってくるでしょう。だから、あまり当てにならないコメントかもしれませんが、前に飲んだものとは明らかに趣の違いを感じるような気がします。

 まあいずれにせよ、このお酒、前にもいいましたが、しっかりしていて、クセのあるのが好ましい非常に良いお酒です。また銘酒(迷酒でなくってです)を見つけたと言う感じです。ちょっと注目していきたい酒造会社であることに間違いありません。

 

 


★第113回 2004年9月26日(日) 

 ★酒の名前:諏訪泉特別純米ひやおろし ★酒造会社:諏訪酒造株式会社(鳥取県八頭郡智頭町) ★原材料名:米、米麹 ★精米歩合 55% ★日本酒度 +3.0 ★酸度 1・5 ★アミノ酸度 1.4 ★URL:http://www.suwaizumi.com/

★西管コメント:さて、今日も日本酒。実はこのお酒、いろいろあってずうーっと呑みたいなーと思い探し続けいていたお酒のひとつです。これまで残念ながら飲む機会に恵まれなかったのですが、ようやく呑めるので何だか嬉しいですね。

 そもそも何故このお酒にこだわっていたか。そう、その名前です。鳥取県なのに何故諏訪??と思いますよね。ふつう。実は今を遡ること約10年前、大学時代の小生がサークル関係の取材と称して鳥取県智頭町に赴いた時に、商店街に諏訪泉の看板を見つけたのが、このお酒を知ったきっかけでした。で、その時に地元の人に何故諏訪泉なの?と言うことを訊くと、「昔諏訪地方から杜氏を連れてきたから」という答えが返ってきました。なるほど、そんな経緯があって、鳥取なのに諏訪なのか、と納得しておりました。

 それ以来なぜかこの諏訪泉が小生の頭の中に残り続け一度は呑んでみたいなーと思っていたのです。で、今回いとも簡単に神戸の某百貨店でゲットすることができました。(補足しておきますと、酒造会社のHPを見ると諏訪の名の由来は蔵の裏手に諏訪神社があるので、それに由来しているとの説明がありました。前に聞いた地元の人の弁は誤りということになりますが、小生は前出のエピソードの方が気に入っております。ちなみにここのHP、相当気合入ってます。是非一読あれ。)

 少し話がそれてしまいましたが、そんなんで思い続けたお酒。味わってみましょう。ふむ、鮮烈な味というべきでしょうか。酸味が強いですね。キューットいう感じ。すがすがしく、なかなか楽しめる味です。ちょっとコクに欠けるかもしれませんが、鮮烈ですがすがしい酸味を感じます。透き通った味ですなあ。

 そうそう。WEBでいろいろ調べているとひやおろしってのは、秋に飲み頃に熟成したお酒を火入れせず、生のまま出荷する酒のことをいうそうです。つまりひと夏越したお酒ってことです。そういう意味で酒のコクというよりちょっとすっぱ味の方を感じて当然なのかもしれません。

 まあ、今回味わったのはひやおろし、ということで若干このお酒の個性を知るにはちと変化球だったかもしれませんが、想像するにキリッと澄んだ味が売りではないのかなーと思ってます。今後も是非純米や大吟醸の味を味わってみたいものですね。まあともかく、ずっと探していたお酒に出会えて少し嬉しい西管です。


★第112回 2004年9月18日(土) 

★酒の名前:純米吟醸 雨後の月  ★酒造会社:相原酒造会社(広島県呉市仁方本町) ★原料米:雄町・広島雄町・広島八反錦 ★精米歩合:麹米 50% 掛米60% ★使用酵母:KA−1自家酵母 ★:日本酒度:+5 ★酸度 1.2  ★杜氏:堀本敦志

★西管コメント:久々の更新です・・。更新を再開した理由については詳しくは語るまい・・。(だって、ないもん・・・。)しかしこのお酒については詳しく詳しく語ります。

 実はこの酒造会社、小生の職場の先輩の高校時代の友人が勤めている酒造会社なのです。で、その先輩の友人の方が大阪梅田の阪急百貨店に試飲販売に来られている、という話を聞き、これは!!と思い購入した酒です。実は阪急百貨店行って、この酒造会社の人(つまうところは、小生の会社の先輩の友人)とお話して購入した次第です。

 そんなわけで、みずしらずのお酒ではない、ある意味非常に親しみのあるお酒といえる、このお酒。心して味わってみましょう。おお、これはきつい・・。冷蔵庫に入れて冷やして呑んでいるのですが、これはきっつい味ですねえ。そう、ツンとくる味。言い過ぎると薬品系、そう、例えるとすればちときついスコッチウイスキーの味、と言う感じ。きゅうーっと来ますね。あの・・米の臭みというか、そういう感じ。米のツンとする部分を意図的に強調しているような味を感じます。

 西管的にはすごく個性的な味でいいなーと思いますが、万人向けの味ではないかもしれませんね。そう、ツーンという味。もっと具体的に言うと酸味と苦味が強い感じですね。酸っぱ苦い感じ。キューっとくる。でも、好きな人は好きだろうなーー。嫌いな人は嫌いだろうけど、そんな感じ。個性派な俳優を思い浮かべて頂ければ、このお酒の味を理解できるのではないでしょうか。

 イヤハヤ、広島の酒。思ったより手ごわいですなあ。西管も久々に刺激された!と言う感じです。(ここんとこ焼酎に傾倒していたからなあ。)もしかして久々の日本酒ゆえ、余計に鮮烈な感じがしたのかもしれませんが・・。しかしどっしりキューットいう味を持った個性豊かな酒。私の中ではとても印象に残ったお酒と言えるでしょう。

 聞いたところによるとこの雨後の月。梅田の阪神百貨店越の地下では常時置いているそうです。同じ雨後の月でも純米大吟醸とか、冷やおろし、とかいろいろバリエーションがあり、いろんな味が楽しめるようです。小生もできれば何点か購入して呑み比べしてみようと思います。


★第111回2004年6月13日(日)

★酒の名前:本格焼酎黒丸 黒麹仕込み ★販売者:サントリー株式会社(大阪市北区) ★製造元:濱田酒造株式会社(鹿児島県串木野市西薩町 ★ラベルコメント:丹念に選別されたさつまいも(黄金千貫)を使用し、伝統的な黒麹仕込みにより、さつまいもの柔らかな香りを持ちつつ、クセのないすっきりとした味わいに磨き上げました。

★西管コメント:さて、今回は焼酎です。おお、図ったわけではないのですが、二週連続サントリーさんのお酒になりましたね。しかも両方ともサントリーさん製造ではなく、あくまでもサントリーさんが販売元(製造者は別)になっているお酒ということで共通しています。

 尤も前回はワイン。今回は芋焼酎と、まったく対極なのですが・・。そう考えると、サントリーってのも手広く頑張ってると思いますね。ビールではモルツ、発泡酒ではマグナムドライ。ウイスキーでは山崎等等。おまけにワインも焼酎も・・。まさに総合酒造会社ということになりましょうか。

 さて、この黒丸ですが、黒麹の芋焼酎とのこと。パンチの強い味を想像しながら、ひとくち。ふむ・・。黒麹だけになんというか、まあパンチは感じられますが・・パンチというよりかは、アルコールのきつさ、とも取れる感じですねえ。ううむ、癖はない。そう、素直な味とも言えるんでしょうけど、これまで取り上げた芋焼酎の数々と比較すると、どうもイマイチ個性に欠けるという気がしますねえ。なんというんだろうね、アルコールの強さというかきつさが正面に出ていて、それだけ、といえば言い過ぎか。

 まあ、好みはあるんでしょうけど、どうも味を癖のない方癖のない方に振りすぎた感じがしますね。まあ、人それぞれ、好みそれぞれですから、こういうのが呑みやすくていい!という方もおられるでしょうが、しかし、西管的には・・・・。

 お湯割りで呑んでいたのですが、どうも味気ないのにきつさだけを感じる。(もしかして体調悪いのかな、と思いました。まあ、何回呑んでも一緒なので、それはないと思いますが・・。)こういう味はロックにしてはどうか、と思い芋焼酎では珍しくロックにしてみると、これが結構いいんですよね。もともと味はきつくない。氷でアルコールのきつさも抑えられ、結構バランスいい感じになります。西管は芋は黄麹のものを除き湯割りという主義でしたが、これに限ってはロックがお勧めと言えそうですね。

 まあ、販売元が大手さんということもあり、あまり味に冒険できなかったのかな、とも想像できます。まあ、まずくはない、でも、なんか訴えかけてくるものがないんだよねえ。ラベルなんかは写真のとおり、結構味があるんですから、中身の方ももう一癖、ふた癖あってほしかった、そう思いますね。まあ、何度も言いますが、好みによりけりですが、西管的にはもうちょっとかな、という感じです。


★第110回2004年6月5日(土)

★酒の名前:シャルツホーフ リスニング2000 (エゴンミューラ家) ★輸入者 サントリー株式会社(大阪氏北区堂島) ★原産地:ドイツ

★西管コメント:さて、今日は久々にワインです。ここのこところすっかり焼酎づいていたので、ワインを取り上げるのは新鮮ですね。

 さて、このワインですが、先日5月のGWに我が家で友人を呼んで焼肉をした際に友人の一人が差し入れてくれたものです。当日は他にも酒の差し入れがたくさんあり、これは空けずに残っていたのですが、あまり置いていても良くないだろう、と思い呑んでみることにしました。白ワインは久しぶりです。楽しみなようなl、少し不安なような・・。

まず一口。甘い!!前にも書いたような気がしますが、西管の白ワインに対するイメージは、少し敷居が高い味と感じていました。それを根底からひっくり返すような、そんな味です。これは甘いと思って甘くみていると、とんでもない。甘いだけでなく、しっかりと味に腰もあります。これはいいですねえ。なんというか、贅沢な味というか、豊かな味というか、深い味というか。またこのワインの色!普通のワインよりも黄色かがっていて、この味のイメージとダブって黄金色という表現をしても大げさではないと思います。いいですねえ。正直、ここ最近呑んだ白ワインの中でも一二を争う味と言っても良いでしょう。

 これは掘り出し物、というか、ワインを頂いた友人に感謝。感謝です。いやあ、このワインの唯一の欠点といえば、飲みすぎてしまうことでしょうか。口当たりが良く、かつ味がしっかりしてますからねえ。でも、アルコール度は日本酒と同じくらいきっちり入ってますので、二日酔いには重々ご注意を。

 それはともかく、素晴らしいワインといえるでしょう、友人に改めて感謝です。また良いワインに出会ったと言いたくなる一本でした。

 

 


★第109回 2004年6月4日(金)

★酒の名前:本格米焼酎洞窟かめ貯蔵 巖窟王(がんくつおう) ★酒造会社:宝酒造株式会社高鍋工場(宮崎県児湯郡高鍋町 ★原材料:米 ★ラベルコメント:気温や湿度の変化が少ない洞窟でうまさをゆっくり育む。かめを通して呼吸をさせ、まろやかな味わいを深めていく。磨きに磨いた米からつくった米麹だけを原料に使う。あくまでも自分を貫き通す。こだわりの米焼酎。

★西管コメント:さて、今日は大企業の焼酎です。まあ、決め付けるのも悪いですが、宝酒造といえば、甲類焼酎というイメージがありますよね。「純」というブランドが頭に残っています。そうそう、甲類焼酎と乙類焼酎のことについてこのコーナーでは触れていませんでしたね。

 西管もいろいろ調べたのですが、理屈っぽい話をすると、甲と乙だと甲の方が良いような気がしますが、実は逆で西管がこれまで取り上げてきた焼酎は皆、乙種です。(北海道のくまざさ云々(番外参照。バックナンバーでいうと67から82回のところ)は間違えなく甲種だったと思ってます・・。)まあイメージの問題もあり、最近では乙種ではなく、本格焼酎という呼び名を定着させようとしているようですね。

 で、甲種と乙種の違いはまあ焼酎なら何でも甲種と名乗れるようなのですが、乙種と名乗るには一定の条件(例えば原料に占める芋や米・麦の割合が5割を超える等)をみたすことが必要なようです。実際乙類の焼酎はそのまま呑んでも旨いですが、甲類はそのままじゃアルコールがきっつくてとても呑めないですな。(場末のバーなんかに行くと、焼酎水割り、と称して甲類の焼酎に水道水を混ぜて氷を浮かべて出してきますが、西管は無料であっても、飲みたいとは思いません。)だから、甲類は梅酒に使用したり、あるいは他の果実酒、チューハイ等にして使用されるのが殆ど・・・と西管は思ってます。

 それはともかく、この巖窟王はこのコーナーに取り上げるのですから当然乙類です。まあ呑んでみましょう。まずストレートで。まず香りを嗅いでみます。ふむ、米焼酎らしいなんとも甘みのある香りがします。呑んでみると、ふむ。ちこっとアルコールを感じて、でかすかな甘みと刺激を感じる。でも、刺激なんだなー。これはアルコールの刺激。それが強いと感じる。当然25度以上アルコール度数があるわけで、ストレートはやはりきつい。

 そこでロックにしてみました。すると、刺激と微妙な甘さがあって良い感じ。しかし、それを通り過ぎると・・・。つまり氷が解けて薄くなってくると、今度はアルコールも薄くなるが味も薄くなる感じ。そう。なんかアルコールを除いた部分の味が薄くインパクトに欠ける、と言う感じですね。

 逆の言い方をすればすっきりさわやか、上品な味ということになりましょうが、西管的には少し物足りなさを感じでしまいます。まあ、程よい濃さのロックだとなかなか魅力のある味ではあるのですが、それと通り越すとインパクトが薄れてしまいます。まあこれは米焼酎全般に言えることかもしれませんが、しかし天草にあった粘り(第99回参照)というか個性が少し薄いなと言う感じ。

 まとめると、まあ味は上品で比較的呑みやすい。焼酎初級者にはぴったりかも。お勧めの呑み方はストレートかロック。ロックにするときは、くれぐれも氷を入れすぎないように。ちょっと冷たくなる程度の氷で行くと、アルコールの刺激は緩和され、本来の持ち味も殺さず、という飲み方ができるでしょう。氷少な目のロックがお勧めです。まあ味については悪くはありませんが、西管的にはもう少し自己主張してくれ、ということになるかと思います。ちょっと辛口のコメントで申し訳ないですが、そんな感じです。


★第108回 2004年5月29日(土)

★酒の名前:さつま七夕(たなばた)  ★酒造会社:田崎酒造株式会社(鹿児島県日置郡市来町 

★西管コメント:さて、今日はまたまた焼酎です。結構有名どころなのか、比較的どこの店でも見ることの出来る品です。その名もさつま七夕。そういえば、もうすぐ七夕だなーなどと思ってこの酒を買ったわけではありません。

 実はこの田崎酒造の焼酎といえば、私が行きつけの職場の近くの焼き鳥屋では、無濾過のたなばたの方を置いてるんですね。で、この無濾過のたなばたはすっかり私のお気に入り焼酎になってしまってまして、で、田崎酒造の名前は私にとっては馴染みのあるものです。もっとも、無濾過のたなばたはあまり数が出ていないのか、それともその人気ゆえなのか、店で並んでるのを見たことはありません。

 恐らく薩摩宝山とその他の関係のとおり、このさつま七夕がスタンダードクラス、無濾過の方がプレミアムという位置づけになっていると思われます。

 まあいずれにせよ味わってみましょう。今日は暑いのでまずロックで。ふむ、呑みやすいというと語弊があるかもしれないけど、でもロックでも悪くないですね。だからといって味にインパクトがないわけでわない。そうですね。芋焼酎として持つべき味をしっかり持っている、そんな感じですね。でも、決してきつ過ぎない。呑みやすい。いいですね。

 次はお湯割で。やはりお湯割にしても味のバランスの良さはかわりませんね。酸いも甘いもほどよいといった感じ。そう、安心して呑めるという感じですね。オーソドックスと言えるかも。でも、決して弱くはない。この不思議なバランスの妙。これがこの焼酎の特徴と言えるかもしれません。

 スタンダードクラス、と言ってしまいましたが、十分な味を持っていると言えます。で、ありがたいことにお値段も比較的スタンダード。(5号ビンで1000円を楽に切ってます)この値段でこの味。十分満足できるでしょう。まあ、まとめれば、焼酎初級者向けで呑みやすく、且つバランスも良く取れた味ということになりましょう。

 


★第107回 2004年5月13日(木) 

★酒の名前:清酒焼酎 天の酌(あまのしゃく) ★酒造会社:井上酒造合資会社(大分県日田市) ★:ラベルコメント:天領日田の清水に映る 麦の穂いつしか薫りを宿す ゆらりほろり、かおりほのり 酔いて候 あまのしゃく

★西管コメント:さて、今回は焼酎は焼酎でもちょっと変わった焼酎です。なんでも清酒焼酎というらしいです。清酒って言ったら日本酒ですよねえ。その清酒を蒸留して焼酎クラスのアルコール度にしたもの、のようです。何だかすごく手間隙かかってそうなお酒。

 味は想像できないですねえ。まあ、清酒ってことは米から作っているので米焼酎みたいな味がするのかなーと思いつつ。まあ一杯やってみましょう。まずはそのまま・・。ストレートで。色は無色透明。匂いはすっぱいような匂いですね。ツンとくる感じにアルコールの強さを感じる。そんなちょっときつい匂い。

 味は・・・うむやはり少しきつさを感じますね。端麗辛口という感じ。まあ、やはり一番近いのは米焼酎の雰囲気ですかね。でも、アルコールはきついものの、芋のような甘さはなく、少し味わい的には寂しいという感じですかね。まあ、しつこくないので、こういう方が良いって言う方も多いと思います。

 この呑み方は合わないだろーなーと思いつつ、確信犯的にお湯割りに挑戦です。思ったほど悪くはないが・・・やはり少し味がぶれますねえ。西管的にはあまりお湯割りはお勧めできませぬ、という感じ。やはりこれjはロックでいきますかね。うん、ロックで行くと良い感じですね。アルコールのきつさが薄められ、ちょうどいい。でも残念なことに、日本酒ほどの旨味というか微妙な味がないんですよねえ。

 水割りにしてみましたが、少し水を入れすぎた・・・。半々くらいの水割りにしてしまったのですが、これでは当然の如く味に迫力がありません。するとしたら、焼酎8:水2くらいでしょう。9:1でもかまいません。

 そうなると結論はやはりロックが一番ということになりましょう。うむ、やはりロックだとバランスが良い。きつすぎず、かといって適度に甘みのようなこの焼酎の味わいが味わえる。けど、ちいと味のインパクトに欠けることは否めないですなあ。まあまとめると、一風変わった焼酎ということで非常に面白みはあるけど、若干インパクトに欠ける味かな、と思います。まあ、日本酒が好きで焼酎はダメという方には良いかもしれませんが、しかしこれを呑んで焼酎に目覚める!というほどのインパクトは残念ながらないかもしれません。

 まあ好みの問題もありますし、少し辛口な表現になってしまったかもしれませんが、いやしかし決して旨くない酒ではありません。その点は最後に強調しておきます。


★第106回 2004年4月25日(日)

★酒の名前: まろやか酵母 ★酒造会社:麒麟ビール株式会社 ★原材料:麦芽、ホップ ★アルコール分 5% ★ラベルコメント:酵母がつくるビールのおいしさを生きた酵母と共にそのままびんに封じ込めた無濾過のビールです。濁り、沈殿物は酵母などの中身成分であり、品質に問題はありません。

★西管コメント:さて、今日は少し変わったビールを飲んでみましょう。そう、にごりビール。そういえば、最近、発泡酒やなんやらで、なかなか本格派ビールというものの影が薄くなって来てますが、たまには本格派ビールを飲んでみたいと思いつつ、しかし名前がまろやか酵母。まりやかな味だとそれはそれで、物足りなく感じないかな、などと不安にも思いながら。しかし、にごりビールってのが気になります。

 まあとにかく呑んでみましょう。ふむ、まず透明なグラスに入れると濁りってのが良く分かります。ビールってのは黄金色をしていますが、少し白い濁りのついた黄金色と言う感じ。まさに濁ってます。味の方は、ふむまず甘みと酸味がきますね。酸味の方が少し濃いかな。苦いと言うよりは酸っぱいと言う感じ。コクじゃないですね。まあキレがいい、というわけでもない。この味が少しまったりと後を引きます。

 そう、一言で言うとすればこのビールの商品名とおり、まろやかという感じになるでしょう。苦味が少なく刺激が少ないのでビールも発泡酒も苦手、という人にはとても馴染みやすい味かもしれません。しかし、本格ビール好き、または軽い発泡酒が好きという向きにはなんとも中途半端な味と感じるかもしれません。まあこれも個人の好みと言うしかありませんよね。

 西管的にはどうか、と言われたら・・・。ううむ。悪くはない。でも印象に残らない味だった、というのが結論でしょう。ただ、濁りビールという少し変わったジャンルで味もそれなりに個性的。評価はできるレベルではないか、と思います。時々買ってもいいな、それくらいには思えるビールということになりましょう。

 最後にこのお酒の欠点。製造後2ヶ月しか品質保持期限がないということ。で、西管が飲んだのがちょうど本日が品質保持期限・・。もしかしてそれで味が物足りなかったのか・・。そう勘繰ってしまいました。まあ、それはないと思いますが、もう少し賞味期間が長くてもいいのになーと思ってしまいました。

 

 


★第105回 2004年4月4日(日) 

★酒の名前:アサヒ本生オフタイム ★酒造会社アサヒビール株式会社(東京中央区) ★ラベルコメント:@苦味成分40%オフ。苦味を抑えたいわば「おいしいビターオフ」発泡酒。さらに低温保管ホップを使用することによりマイルドな味わいを実現しました。 A糖類無添加。苦味と甘み味の調和を実現するため、原材料には糖類を使用しておりません。

★西管コメント:赤の本生、青の本生、そして緑の本生。なんだかビールっぽくない色という気がしますが、まあ綺麗という感じはしますよね。この写真結構いい感じに撮れていてこれでは宣伝になってしまう、などど思ったりして・・。

 それはともかく、本生の緑。つべこべ言いたいこともあるけど、まあ飲んでからにしましょう。ふむ。・・・・・あーあ。これは発泡酒??まず刺激が走ります。炭酸のね。でも、それだけ。あとはかすかな酸味というか渋みというか・・。味にまったく存在感が感じられません。この味・・・どこかで・・。そう、ノンアルコールビールがこんな味でしたねえ。でも、これは正真正銘の発泡酒。アルコール度4.5%です。

 まあ、堂々と苦味40%オフと書いていましたので、まあこんな味だろうねーーという予測はあったのですが、個人的にはこれだったらノンアルコールビールの方が安くてアルコールも入っていなくてよっぽどマシですね。まあ、個人の好みもあってこういうのを好きな人もいるでしょうし、事実本生シリーズは結構売れていると言われています。でもねえ、発泡酒とかビールの旨さと苦味ってのは切っても切れない関係にあるわけで、それを敢えて切ってしまうのは、どうも何だか違うような気がする。まあいいか。発泡酒はビールの一種ではない。清涼飲料水の一種という考え方なんでしょうかね。

 きついことを言いましたが、実際こういうコンセプトの発泡酒は他社からも出ております。例えば大豆を使ったものとか、蜂蜜を入れたビールとか。飲みもしないで論ずるのも説得力がないので止めておきますが、なんだか奇をてらいすぎというか、本末転倒というか・・。

 まあ、しかし原則はみんながそれぞれ好きなものを飲んだらいいわけです。こういう清涼飲料水的な発泡酒に惹かれる人もいるでしょう。特にこれから暑くなってくると結構ウケるかもしれません。でも、西管的にはこの銘柄を飲む必要性は感じません。半額ぐらいで売っていれば買うかもしれませんが・・。

 


★第104回 2004年3月31日(水)

★酒の名前:古式甕仕込み 鉄幹★酒造会社:オガタマ酒造株式会社(鹿児島県川内市) ★ラベルコメント:古式甕仕込み焼酎鉄幹はオガタマ酒造の杜氏が丹精込めて育て上げた、原材料・水に気配りした焼酎の逸品です。オンザロック・ストレートでお飲み頂くか、割り水をするとさらにうまさが増します。前日に5対5の割合で割り水をし燗をつけてお飲みいただくとうまみ、甘みが一層引き立ちます。

★西管コメント:さて、またまた芋焼酎です。鉄幹。これは比較的どこの店でも見る銘柄のひとつです。結構酒造会社が大きいのかもしれませんね。

 まあつべこべ言わず飲んでみましょう。ラベルコメントにある、割り水燗はちょこっと面倒なので今回はパス。まずはストレート。これはきついでしょうねーと思いきや。ふむ、すっきりした味ですね。ある意味のみ易い感じ。でもほんのりと控えめに芋の風味がある感じ。芋にしては随分おとなしい味と言えるでしょう。

 アルコールが強いので、胃がピリピリする感じがあります。胃のためにもロックに切り替えます。すると、ますます飲みやすいですねえ。もちろんアルコールの強さはあるのですが、あとは本当に控えめな味。西管的には少し物足りないかな、という感じ。アテがいかなごの釘煮で少し味が濃すぎる(これ配合ミスですな)こともそう感じる理由かもしれませんが・・。でも、すっきりした味わいの中に、ほのかな芋の香りというのを感じますね。そう、上品な味という言い方もできるでしょうね。

 次はお湯割りで飲んでみましょう。割り水燗をする時間はないので、まずお湯に焼酎をドボドボと・・。ふむ、これもかなり控えめですね。薩摩宝山や吉兆宝山を湯割りしたような甘みは殆どない。あるのはかすかな芋の香りと甘み。上品ですね。これはちょっと濃い目にお湯割を作るといいかもしれませんね。7対3とか、しかも熱めのお湯がいいと思います。そうすると、控えめな中の甘みとか芋臭さに出会えるのではないか、と思います。

 これはかなり飲みやすい芋焼酎初級編の味といえるでしょう。でも、決して薄っぺらい味ではない。そう、上品というべきでしょう。上品こそ、この焼酎の個性なんでしょうね。まあ、好みもあります。人によっては物足りない、と思う方もいるかもしれない。でも結論。なんだか安心できる味ということになるでしょう。


★第103回 2004年3月27日(土)

★酒の名前:三年貯蔵本格米焼酎 大河ドラマ武蔵(加茂川源流の伏流水仕込み) ★酒造会社:多胡本家酒造場(岡山県津山市) ★ラベルコメント:武蔵が生まれ育った作州の米焼酎です。 加茂五葉の厳選された原料と加茂川源流の伏流水で仕込みました。樽でじっくりと三年熟成ささえ、さらに竹炭でていねいにロカした本格仕上げです。淡い黄金色の輝き、豊かなコクのある旨味をお楽しみください。

★西管コメント:このお酒、実家に帰ってもらってきました。先週実家に帰ると、焼酎が三本、日本酒が二升転がっており、何だかびっくり。いわゆる酒が余っている状態だったので、一本貰い受けることにしました。それがこの武蔵です。

 この焼酎その名の通り、NHKの大河ドラマと引っ掛けて売り出しているようですね。そういえば、連続ドラマ焼酎なんてのもあったっけ。(本コーナー第77回参照)あれは芋焼酎でしたが、今回は米焼酎です。この焼酎がどんな経緯で作られたのかなということが少し気になって、インターネットで調べてみたのですが、なんとも、武蔵 米焼酎というキーワードで出るわ出るわ、126件。しかも、どれも似たような名前が多い。米焼酎武蔵の舞とか、本格焼酎宮本武蔵とか・・・。

 そこでもう少し絞りこみをかけるべく、産地である津山市というキーワードを追加すると、出てこなーーい。あまりこのお酒は有名じゃないのかもしれませんね。まあ西管的にはあまり一般的な焼酎よりは、小さな酒造会社でこっそり作っているお酒の方が好みなので・・。ということで、ちょっと興味が湧いてきて、今度は酒造会社名で検索を掛けたところ、ヒットしました。ちゃんとホームページも持っていました。ここって合資会社なんですねえ。ふむふむ、どうやら加茂五葉という日本酒がメインのようですね。残念ながら、この焼酎のことにはホームページ上には触れられていないですね。ますますレアものって感じがしてきだぞーー。

 そうそう、今回は何だか無駄話が多いですが、そもそも焼酎っていったら、九州が本場ってイメージがありますけど、米ってのは全国で採れるものだけに、米から作った米焼酎ってのは結構全国で作ってるんですな。まあ、九州以外の焼酎ってのもある意味興味は湧いてきます。

 さて、前置きが長くなってしまいましたが呑んでみることにしましょう。おお、色は・・小金色というと少し言い過ぎかな。まあほんのり色がついている程度。薄黄金色という感じでしょうか。店で見た田苑ゴールドに較べればかなり薄い色です。でも無色ではないのは明白。まずはストレートで。ふむ。まず香りは甘い。25%というアルコール濃度を感じさせない、なんとも柔らかな甘い香りです。呑んでみるとさすがに濃いアルコールを感じますけど、どこか控えめ。そして口の中に広がるのはかすかな甘みとコク。まろやか!というべきでしょうかね。そうですねえ。ウイスキー系の味。だけど、ウイスキーほどはきつくない。表現は悪いけど、薄めのウイスキーと言う感じ。長期貯蔵系の焼酎(例えば神の河とか、田婉ゴールド、天使の誘惑とか百年の孤独等)共通のウイスキーのような味。まあこれは好みによりますけど、西管的にはちょっと苦手かなー。まあ、たまに呑むには非常に良いですけどね。

 味はまろやか。でも、アルコール度はきっちり25%あるので当然胃の中が熱くなります。ここで氷を入れてロックに切り替えます。(部屋に冷凍冷蔵庫があると、こういうとき甚だ便利ですなあ。しみじみ)ふむ、なかなかよいですね。ウイスキーロックほど濃くはなく、味はまろやか。でも薄すぎない、ロックがベストかもしれませんな。特にウイスキー系の味が好きだけど、ウイスキーロックは苦手っていう人(そんな人いるか?)には相当良いかもしれないですね。といいつつ、あまり氷をたくさん入れると薄くなってしまい、口当たりが良すぎる感じになる。ここら辺が難しいところ。

 最後はお湯割りに挑戦!先入観は良くないけれど、この系統たぶんお湯割にはあまり合わない筈・・。そのとおりでしたね。芋焼酎なんかをお湯割りにすると、結構甘みが増したりしていいんだけど、これはちと厳しい。刺激が表に出てせっかくのやわらかみが身を潜めてしまう感じ。まあ好みはあるでしょうけど、西管的にはこういった長期貯蔵系の焼酎はロックかストレートという結論になりそうです。

 でも良く考えたら西管の知っている長期貯蔵の焼酎は麦焼酎が多いのですが、米焼酎ってのは出会ったことがありません。恐らく珍しいのかもしれませんね。いずれにせよ、個性という点ではなかなか。まあ、長期貯蔵をじっくり味わうのは西管は初めてということで、若干贔屓目になったかもしれませんが、個性やその素性というところで、なかなか珍しいお酒というのがしめくくりのコメントということになりましょう。

 いつになく饒舌(饒筆)になってしまいました。まあなかなかうまいお酒だったと思います。


★第102回 2004年3月14日(日)

★酒の名前:黒麹仕込み つくし 白ラベル ★酒造会社:西吉田酒造株式会社(福岡県筑後市) ★ラベルコメント:さわやかな香りと、軽さのあるしっかりした味わいが特徴の本格麦焼酎です。黒麹を使用して仕込んだもろみのさわやかな個性を、低温蒸留法で引き出しました。5年以上寝かせた原酒をブレンドした柔らかな口当たりをお楽しみください。「つくし」という名前は北部九州の古代王朝筑紫国にちなんで名づけました。

★西管コメント:久々にラベルコメントが力作だなーと思いつつ。実はこのお酒、引越し直前になんとなく西田辺の酒屋さんで購入して、そのまま引越しの荷物にまぎれてここまで来た、というものです。まあ、一緒に引越しした焼酎と言えるものでしょう・・?

 実はこのコーナーでは米、芋、と取り上げて来ました。麦焼酎は記憶を遡ると(というか記録を遡ると)27回目(3年前の4月です)で一度取り上げたきりですが、その時はそれほど焼酎に関する薀蓄もなく、なんとも頼りないコメントを書いていたものだなーと思います。(まあ、今も味の感覚は当時とどっこいどっこいですが。ただ、芋や米と較べてどうか、という議論はできると思います。)

 まあつべこべ言わず呑んでみましょう。まずはお湯割りで。うむ。なんというか、芋に較べるとまず刺激がきて、という感じですね。甘みは少なく苦味というか渋みが来る感じですね。まあ、好みは人それぞれかと思いますが、西管的には少し苦手な感じ。そう、この渋いような苦いようなこの感じ。結構麦焼酎全般に対して感じるものなんですね。まあ、これが好きな人も当然いるんでしょうけど、西管的には芋の方が好きですね。だからといって、この焼酎がだめ、というのではなくて、そうこれは個人の好みとしかいいようがないんですな。まあ、このお酒だったら私は湯割にせずにロックかストレートにしますね。試しにストレートで。うむ、西管的にはお湯割りよりこっちが好き。米焼酎の時にも書いたんですけど、麦もやはりお湯割よりストレートの方が素直な味と感じますね。

 まあ、いろいろ書きましたが あくまでも独断と偏見です。肝心なのは皆さんが好きな焼酎を見つけて好きな飲み方をするのが一番と思います。いろいろ書いたけど、この焼酎だってしっかりした味を持っています。今後も店で見つけたら買いのものであることは間違いないのではないかと思います。もし辛口と取られる人がいるといけないので、念のため。

 


 

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