●迷酒呑みある記バックアップNo.7


★第82回 2003年2月13日(木)

★酒の名前:ダイエット生 ★酒造会社:サントリー株式会社 (大阪市北区堂島浜) ★原材料:麦芽、ホップ、糖化スターチ、酸味料、クエン酸K、甘味料(アセスルファムK、スクラローズ)、苦味料 ★アルコール度 3.5% ★麦芽使用率25%未満 ★栄養成分 100mlあたり エネルギー21Kcal たんぱく質 0g、脂質0g、糖質0.9g、食物繊維 0g、ナトリウム 0r ★ラベルコメント:カロリー50%カット、糖質70%カット

★西管コメント:さて、今回は発泡酒。しかもいまはやりの健康にいい発泡酒。そう、糖質、カロリーカットというものです。まあ飲む前に偏見を持つのもどうかと思いますが、えてしてこういうダイエットものとかそういうのは体に良いのは分かるのですがお味の方はイマイチということが多々あります。

 あまり言いたくはないし、これは正直なメーカーの姿勢が現れているんでしょうが、どうも原材料を見れば見るほど首をひねりたくなりますね。そう、麦芽、ホップは当然なくてはならない。糖化スターチまではまあ許せますが、そっから先がどうもねえ。まあ正直化学物質を並べられても西管にとっては何のことやらさっぱりです。で、そのほかに酸味料、甘味料、苦味料…。そう、ここまで読んでどうみてもこの発泡酒は化学調味料の塊ぢゃん!と思ってしまうのです。(まあ天然の調味料と反論されるかもしれないが、そもそも調味料を入れないと成立しない飲み物を発泡酒と呼ぶのだろうか…。)

 そんだけ偏見を持ってしまって味わうのもどうかと思いつつ、味わうことなしにコメントもかけませんのでとりあえず。はは…。(苦笑)軽い味。刺激も薄い。なんだか少し気の抜けたジンジャーエールを呑んでいるような、そんな味です。これは…。

 以前別の発泡酒を飲んだことがありますが、そのときには刺激だけ、という言い方をしましたが、刺激すらない。そんな味です。悲しくなってしまいますね。おまけに何と言ったらいいか甘いようなすっぱいような人工的な後味が残るのはご愛嬌といった感じでしょうか。

 体には良いのかもしれません。でも、それだったらもっと美味しくて体に良いもの(アルコールが入っていないものでもよいわけです)がほかにたくさんあります。美味かったらいいんでしょうけど、私はここまでしてアルコールは欲しくありません。なんとも酷評を書くようですが、どうも…という感じを表すとこうなるのかもしれません。

 勿論こういう世界も存在していいとは思いますが、味を求めて買う人にはあまりお勧めできないということになりましょう。140円だから、見た目だけビールの気分を味わいたい人にはお勧めかもしれません。体にいいし…。そんな感じです。今回は多くを語らないことにします。


★第81回 2003年2月5日(水)

★酒の名前:聖の御代(ひじりのみよ)しぼりたて一番蔵出し生原酒 ★酒造会社:酒蔵有限会社北善商店醸(福井県南条郡今庄町) ★アルコール度 18度以上19度未満 ★原材料:米、米麹、醸造アルコール ★製造年月 15年1月 ★酒の説明:当酒蔵は今宿宿に位置し宿場町と共に時代を生きてきました。江戸時代から昭和初期まで、交通が盛んでなく一升瓶もない頃は地元人、旅人達に計り売りでお酒を販売していた為商標はなく、屋号「酒屋善六」を使っていました。戦後交通が盛んになるにつれて一升瓶が使われるようになり当酒蔵でも商標を決めたのが始まりで現在に至っています。

 今庄宿は回りを山に囲まれた山里。その山から湧き出る水はけのいい石岩盤層を潜り抜けた軟水(県内随一)吟醸酒向き。清らかな水の里の戦後の平和を祈り、京都の高僧から頂いた名称です。

 ★西管補足:同じくパンフレットには「聖乃御代」の意味として、清酒の異名の意味があるということと、万葉集の「酒の名を聖とおほせし古の大きひじりの言(こと)のよろしさ」という歌が引用されていました。

 ★西管コメント:旅行の祭にぶたり立ち寄った酒蔵で酒を買う。これを一度やってみたかったんだよねえー。ということで、今回は酒蔵で直接購入したお酒です。この旅行時代は別に酒を買いに行くのが目的だったわけではないのですが、今回たまたま酒蔵があってしかも営業いていたので、思わず購入してしまいました。

 残念ながらアル添酒ですが、知ってて買いました。試飲したら結構美味だったし、おそらく醸造アルコールといっても、それほど入っていない感じがしています。まあとにかく呑んでみましょう。

 はて、アルコール度は18度と普通の日本酒よりちと高めですが、それを感じさせないまろやかさがあります。いいですね。アルコール度の割りに甘い。まろやか。これは飲みやすいですね。(その分、アルコールは高いので飲みすぎ注意ということも言えます。)でもその中にきりっとした部分もある。そんな味です。

 いいですね。アル添酒だけど、純米酒なみの風味があります。昨日敦賀駅前で購入したするめをかじりながら、ご満悦の西管です。

 酒造会社にもらったパンフレットをみると、この聖の御代という酒は結構いろいろ種類があるようです。(パンフレットには22種類載っていました。)中には純米や純米大吟醸その他貯蔵酒やにごり酒もあり、とてもバラエティーに富んでいて楽しめる感じですね。あまくち、からくちなんていう銘柄もありますので、是非また別の種類のも飲んでみたいと思いますね。(しかし、今庄までの交通費が…。)

 蔵元で酒を買って飲む。そんな贅沢に心が躍る西管でした。


★第80回 2003年2月2日(日)

 ★酒のコメントの前に:今日は酒のコメントを書く前に店のコメントを書いてみましょう。なんだか今日のひとことのコーナーみたいになるのですが…。今日は、フィットネスには行く気分にはならなかったので、夕方近所を散歩することにしました。まずJR南田辺駅の北にある新聞販売店まで新聞代の支払いに行きました。(いつもは集金に来るのだが今月はタイミングが合わず、未納のままも気分が悪いので店まで払いに行ったのである。)そしてその後周囲をうろうろ。さてそろそろ帰ろうかと思い阪南小学校の前を歩いていると、「Wine & Food」という看板が目に付きました。実は、今日はワインなぞ飲みたいなどと思っていたので、店も開いているようだし、ほんの思いつきで入ってみました。

 店はいろんな酒が置いてあります。酒のアテも一杯。そこで日本酒のコーナーを見に行くと、店のおばさんが「今日はワインの試飲をやっているので、いかがですか?」という。試飲は毎日やっているのか、と思いきや、なんと月一回。第一日曜日だけとのこと。正にすごい偶然です。(月一回の割りに客が一人もいないのは…?)早速、赤ワインを5種類制覇しました。白ワインにも目が移りましたが、夕方で腹が減っていたし、散歩の途中だったのであまり無理をしないことにしました。(それでも、結構帰りは足が幾分おぼつかない感じ。酒に弱くなったねえ。)

 さて、そこで試飲したワインを買ってきました。まあコメントについてはこれから書きますが、とにかく試飲の話は思っても見ぬ収穫です。それは抜きにしても、日本酒は各種地酒が並んでるし、ワインに関しては店のこだわりを感じますし、とてもいい店です。店の名前はESPOA ドイという名前です。場所は阪南小学校の西50メートルです。西田辺の駅からだと、ちょっと歩きます(20分くらいかな)。私の家からもざっくり15分くらい歩きますが、すっかり気に入りましたので、これからまた通ってみたいと思います。

 ★酒の名前:BALDOMA 2000 ★原産国:スペイン ★原産国:スペイン ★西管コメント:さて、ワインは本当に久しぶり。私は赤ワインは大好きなんです。おお、これはいいですね。非常に軽い感じがしますが、しっかりとした酸味が伴っています。なんともバランスがいい味です。そしてほのかに樽の風味が漂ってくるような、そんな味です。いいですね。くいくい行ってしまいそう。いやいや、いけない。

 まあ、明日も仕事なのでほどほどにしておきましょう。ちゃんとワイン用の空気抜きつきワイン蓋(また後日紹介します)も購入したので、保存に問題もありません。あと数日楽しみたいと思います。


★第79回 2003年1月26日(日)

←写真が小さすぎた。しかも歪んでいる

★酒の名前:樽生仕立 ★酒造会社:サッポロビール株式会社(東京都渋谷区) ★ラベルコメント:グラスに注いだ際にきめ細かな泡を立てやすくするため、ディンブル加工した缶蓋を使用しています。

★西管コメント:今日は少し暖かかったので、発泡酒なぞ…。しかし、この業界も銘柄の入れ替わりが激しいですな。まあキリンは淡麗、アサヒは本生という柱があるのでいいようなものの、どうもサッポロは今だ発泡酒の柱を立てることはできていないのかもしれませんな。いろんな銘柄が出たり消えたりしていますね。個人的にはサッポロは美味いと思うんですけどね。

 さて、呑んでみましょう。ううむ、軽いね。きりっとした味。でも、なんというかまあ軽くてある意味ちょっとインパクトに欠けるかなーという感じ。そう、このビールの顔が見えないというか、そういう感じ。悪くはないけど…。

 もしかしてだんだんと発泡酒の味じたいに飽きてきているのかもしれない、最近そう思う西管です。まあ、酒の味は体調によって感じかたが違いますし。最近、気分によっても感じ方が違うと思ってます。まあ夏になるとこの発泡酒の軽さがまた良く思えてくるんでしょうな。


 ★第78回 2003年1月18日(土)

 ★酒の名前:特別純米酒酔鯨(すいげい) ★酒造会社:酔鯨酒造株式会社(高知市長浜) ★ラベルコメント:なし ★酒屋店主コメント:「これはわしも呑んだ。辛口でうまい。味かしっかりしとる。」 (原文まま)

★西管コメント:さて、今日は日本酒です。この時期は時期的に新酒がどんどん入ってくる時期でして、お酒を買うのも楽しいですな。お酒も旨いし。

 ということで、近所の酒屋さんで購入したのですが、いつもはむっつり黙っている店主が、ぼそりとつぶやきました。(酒屋店主コメント。)いつも他の酒に見向きもせず日本酒に向かうから、顔でも覚えられているのかな、と思いつつ。しかしこういうコミュニケーションも楽しいものです。

 さて、お味の方ですが、からいとうか、すっぱいという感じが先立つ。そう、確かに辛いというか、軽いと辛いが同居したような感じ。コクがあるのに切れがあると言う感じかな。とにかくしっかりした味。辛口という酒屋さん店主の言葉が正しいと思いますね。

 ちょっとある意味癖のある味なので、苦手な人もいるかもしれません。日本酒初心者の人には厳しいかな。でも、しっかりした味のものを呑みたいという方、酸味のきつい酒を呑みたい方にはお勧めです。

 しかし、高知には船中八策もありますが、辛い酒が多いのですかね。それもうまい酒が多いかも。高知もこれから注目です。

 


★第77回 2003年1月7日(火)

★酒の名前:連続テレビ小説 まんてん 屋久島天然水仕込 ★酒造会社:薩摩酒造株式会社(鹿児島県枕崎市) ★原材料:さつまいも、米麹 ★アルコール度 25度 ★ラベルコメント:本格焼酎「まんてん」は屋久島を舞台にした連続テレビ小説「まんてん」のタイトルロゴをラベルにあしらいました。南薩摩の新鮮で良質なさつまいもで仕込み、屋久島の天然水で仕上げた本格芋焼酎です。大地と人と天の恵みを一杯に受けて育ったおおらかな味わいの本格焼酎「まんてん」を水割り、お湯割りでお楽しみください。

★西管コメント:さて、年明け1回目の更新は焼酎。それも本格芋焼酎です。このお酒、実はうちの職場の課長さんから頂いたものです。新年会に課員が課長のお宅に招かれて鍋をしたのですが、その際に頂きました。(私が酒好きなのはなぜかばれている)

 この焼酎、ラベルコメントにもあるとおり、NHKの朝の連続ドラマとひっかけているようです。そう、やはり連続ドラマということで「さくら」というお酒も課長の家にあり、少し呑んだのですがこちらは日本酒。しかも、古酒という感じのあの甘い日本酒でした。こちらは写真等がありませんので、ここには取り上げませんが、なかなか特徴的な良いお酒でした。

 さて、このまんてんですが、今日は寒いので迷わずお湯割りで楽しみます。うう、手がかじかんでキーボードも打てない今日この頃。お湯割りお湯割り…はいいのですが、焼酎もちょっとあっためないとぬるま湯割りみたいになってしまうのが難点。特にこの季節は…。しかし、暖める手段はない…。(皆さんは湯せん等して楽しみましょう。火にかけると火を噴きそうで怖いですな。)

 さてひとくち。うむ、芋焼酎らしい甘いようなツーんと来るようなそういう風味が鼻と喉に広がります。これが芋焼酎の醍醐味。思わず陶酔してしまいそうですね。これをくっと飲み干すと食堂から胃にかけてキュッと温かくなります。いやあ、いいですね。味は素直な良いお味。芋焼酎にしては呑みやすいほうですね。これはくいくいと行ってしまいます。

 やはり冬は焼酎湯割りですね。つくづくそう感じる西管です。そうそう、お酒を進呈いただきました課長には深く感謝いたします。


★第76回 2002年12月20日(金) 

★酒の名前:キリン一番搾り生 毬花(まりばな) ★酒造会社:麒麟麦酒株式会社 東京都中央区 ★原材料:麦芽、ホップ、米、コーン・スターチ アルコール分 5.5% ★ラベルコメント:摘みたてのホップ(毬花)を凍らせて細かく砕いてしこみました。みずみずしいうまさをお楽しみください。

★西管コメント:はい、復活2回目は麦酒です。しかし、このネーミング、まあユニークといえばユニークなのですが、どうもい発音がまぎらわしいような感じですね。まりななのですが、どうしてもまりなと読んでしまいそうになります。そうなるとどうしても、まりふぁなに聞こえてしまうのは私だけでしょうか。そう、まりふぁなといえば、飲んだら大変なことになります。まあ、そう思うのは私だけでしょう。

 さて、まあ名前の話はともかく、呑んでみましょう。ふむ。冬の麦酒は辛いものがありますので、部屋の暖房をキンキンに効かせて楽しみます。うーむ、最初はまあ麦酒だなー、一番搾りだなと感じますが後口が違いますね。このすっぱいような、甘いようなこの感覚。これがいわゆるラベルコメントのみずみずしさ、ということになりましょう。

 この味、どこかで。そう、若干違うのですが、系統的にはあのモルツのすっぱさを彷彿とさせるような味ですね。今までの麒麟にはなかった味なんですけど、どうもやはり私の中ではモルツのことが頭をよぎります。

 まあ、味が似てしまったのは偶然の一致ということでしょうかね。それはともかく、今までの麒麟さんにはなかったような風味。後口にアクセントがあり、なかなかよろしいというところでしょうか。


★第75回 2002年12月9日(月) ちょうど半年ぶり

 ★酒の名前:四海王純米吟醸真(thing) ★酒造会社:福井酒造株式会社(愛知県豊橋市) ★減量米:愛知県産酒造好適米“若水” ★精米歩合:50% ★酸度 1.5 ★アミノ酸 1.4 ★使用酵母 FIA−1 (??) ★杜氏名:田中栄治(越後) ★仕込水 天然アルカリイオン水

★コメント:さて、このコーナー再開の第1回はやはり日本酒!となりました。イヤハヤ、実にちょうど半年ぶりの更新です。なんとなく緊張してしまいますが、まあいつもの調子で行ってみましょう。

 このお酒、実はくろさんのお宅で宴会をしたときにあやさんが持参されて、皆で楽しんだものです。私一人で呑んだものではありませんので、みなさんのコメントも参考にしつつ、書いてみたいと思います。(といいつつ、今は一人で呑んでいるのだが…。)

 まず、とにかく一口。ふむ、久々の本格的な日本酒だからかかもしれませんが、これは辛口かな、と感じます。他の皆さんも同じ見解です。口に含むとまず辛味が口の中に広がります。しかし、辛いばかりではなく、その中にまろやか、というかやわらかな味が広がります。うむ、なかなかうまいですね。これはいいです。ついつい、くいくい行ってしまいそう。

 あっという間に一杯飲み干してしまいました。ああうまい。ひとことで、言うとそうですね。とても豊かで深みのある味とでも表現しましょうか。辛さも甘さも、またすっぱさも備えたような、それでいてそれらがうまく調和していて、なかなかいいですね。これはゴクゴクと行ってしまいそう。(事実、宴会の時はゴクゴク行ってしまいました(笑))

 いいですねえ。やはり日本酒はいい!そういう感覚を再び呼び戻してくれるような、そんなすばらしいお酒です。更新再開にうってつけの素晴らしい銘酒です。ご提供頂きましたあやさんに深く感謝致します。

 ということで、このコーナーも肝臓の様子をみもってこれからぼちぼち更新してゆきたいと思います。ご愛読宜しくお願い致します


★第74回 2002年6月9日(日) 

 ★酒の名前: CHIVAS REGAL AGED 12 YEARS ★アルコール度 40% ★酒造会社 CHIVAS BROTHERS LTD (場所:スコットランド) ★ラベルコメント:12年ものの高級スコッチウイスキー。洗練されたのみ心地にブレンドされたシーバスリーガルの素晴らしい味わいをお楽しみください。(原文は英語。管理人が勝手に訳しています。日本語でコメントがあるわけではない。念のため。)

★管理人コメント:このコーナーでウイスキーを取り上げるのは初めてです。最初で…最後かもしれない。というのは、管理人はあまりウイスキーの味がわかる自信がないのです。

 このお酒、入手した経緯は複雑ですが、結論だけ言うとうちの会社の偉いさんが置いていったものを私がもらった、ということになります。普通のシーバスリーガルなら、まあ手軽に手に入るだろうし、飲み屋なんかでたのむスコッチの定番なのですが、これは12年もの、ということで、ちこっとお値がはりそうです。(実際のところどれくらいなのか、興味がある。あだやおろそかに呑めない代物かも…。といいつつ、瓶はほとんどからっぽ。)

 このシーバスリーガルはいわゆるスコッチの中でもブレンデッドウイスキーでいろんな蒸留所でできたウイスキーをブレンドして作ってあるものです。スコッチのなかにはシングルモルトというものもあって、これは1箇所の蒸留所からできたもののみを使用したものらしいです。(実はピュアモルトウイスキーってのがあって、これはシングルモルトとは違う意味らしい。ああ、話出すと長くなるので、この辺で。詳しくはおいしんぼ、のスコッチウイスキーを特集していた巻をご参考下さい。)

 さて、とにかく呑んでみましょう。うむ。スコッチ特有のこの薬品っぽいにおい。バーボンなんかはもっと甘ったるいんですよね。スコッチはちょっときつい感じがするけど、味がしまっていて管理人は結構好きなんですけどね。やはり40%のアルコール。ストレートで飲むときつすぎる。氷なしの水割りにします。(というのは前出のおいしんぼで、スコッチウイスキーの一番楽しめるのみ方は、常温の水と半々で割って呑むこととのことだったので、その通りにします。(水はミネラルウオーター。ちこっとひえていますがまあいいでしょう。)

 さて、ひとくち。うーむなんともウイスキーという感じの味が広がります。舌がしびれるような感じ。これはアルコールが濃いからだと思いますが。うーむ、やはりウイスキーの味は良く分からんと思いつつ、でも嫌いじゃないんですよね。ただ、スコッチの中でどれがいいとか、そこまで論じられるほどは味が分からないって感じですね。最近ではホワイトアンドマッカイなんかをよく呑むんですけど、(外での話。個人では買わない。)それとの違いを述べよといわれるとちょっと自信がないそんな感じです。

 でもウイスキーの味もできれば楽しみたいので、まあゆっくり勉強するしかないですかね。でもそんなことをしていたら肝臓が何個あっても足らないかも…。

 まあ、まとめると断言できないけどスコッチらしい渋い味というコメントしかできないなーという感じですね。


★番外 2002年6月5日(水) 北海道で呑んだ酒

 さて、北海道旅行記を今、ひとりある記のコーナーにアップしていますが、その北海道旅行の際に呑んだお酒についても若干コメントをしておきます。

 といっても、大分時間が経過しているのであまり詳細なコメントは書けないかもしれないのでその点はご了承ください。(だから、番外にしていますが)

 まずは芳醇くまざさ 摩周湖というものですが…。これは先に言うとはっきり言って失敗したなという感じです。弟子屈町の川湯温泉の売店で購入しました。最初は地酒というか地方の焼酎で何か特色があるのかな、と思っていたのです。

 しかし、呑んでみるとどうもあっさりしすぎていて…。アルコールの刺激はあるのですが、ただそれだけ、という感じ。なんだか工業用アルコールを飲んでいるのかな、という感じ。すっきりはしているのですが、芳醇といわれると…ほんまかいな、という感じ。

 果実酒なんかを作るのに使うといいかもしれないけれど、呑むとなんだか平坦な味で、特に特色が感じられません。ちょっと失敗かな、という感じ。まあ、まだ少し残っているのでもう少し呑むと旨い呑み方も発見できるかもしれません。

 案外チューハイなんかを造るといいかも…。

 

 

 さて、お次はこのこんぶ焼酎。これはNCBさんが釧路で調達された逸品です。こんぶ焼酎とはどんな味か、非常に興味を持って呑みました。

 結果、確かに昆布風味です。昆布茶にアルコールが入っているという感じかな。なんだかちょっと塩味の利いているような、そんな気もしました。とにかく、香ばしいというか、非常に特長のある味です。これは、非常に独特でいいものです。

 最初はストレートで飲みました。アルコール度が20%と、日本酒よりちょっと濃い程度で、味もまったりした感じなので、十分ストレートで飲めますが、ちこっとお湯で割ってみるのもいいかもしれません。(ますます昆布茶のようになる?)

 摩周湖と違い、こちらは非常に特色のある味でした。なんだか昆布と聞くと頭髪に効きそうな気がするのは私だけでしょうか。いや、そういうのは抜きにしても、なかなか旨い酒でした。地元に行かれたら是非購入して味をみてみてください。

 


★第73回 2002年5月22日(水)

 ★酒の名前:純米酔心(すいしん) ★酒造会社:株式会社酔心山根本店(広島県三原市) ★ラベルコメント:純米酔心は米と米麹のみを原材料とする米100%の清酒です。しかも酒造好適米の中で最も優れた山田錦八反錦等を高精白し、純米醸造十数年の経験に培われた技で醸し上げております。

 純米酔心は天然の原材料のみを使用しておりますので、個性豊かな天然の優雅な香りや味が楽しめますので個性豊かな天然の優雅な香りや味が楽しめます。飲みあきせず、又酔心地は素晴らしいものがあります。

 ★管理人コメント:広島のお酒です。管理人の個人的見解なんですが、広島って結構お酒が多いんですよね。ぱっと思いつくだけでも、加茂鶴、賀茂泉、そしてこの酔心。で結構旨い酒がある。広島という土地柄(寒くもないし、米どころでもない。名水があるとも思われない)から、酒ができるというのはちょっと不思議な気もします。まあ、名水という意味では中国山地から良い湧き水があるんですかねえ。

 それはそうと、ラベルコメントに突っ込み2箇所。「純米醸造十数年…」とありますが、その前は純米じゃなかったんでしょうね。まあ、どこもそうだったんでしょうけど。まあ今が純米なら良いとしましょう。(ひねくれ過ぎた見方か?)

 それと、酔い心地が素晴らしい、とありますが、どんな感じかな。酔ってしまえば酔い心地なんてわからんぞ。(そんなになるまで飲むほうが悪い?いやごもっとも。)いえ、この突込みには悪意はありません。まあ、たまにはブラックなユーモアも必要かと…。

 ええい、前置きはともかく呑んでみましょう。ううむ。味が濃いですね。非常にキューっくる味。非常にコクがあって呑んでいて本当にキューって音がしそうなそんな味です。ううむ。

 管理人の好みを言わせて貰えば、これはいいですね。非常に骨があって満足感のある味です。辛くてかつコクがあってまあ表現するとしたら非常に鋭くかつ後にひく味どいうとことでしょうか。なんとなく、素晴らしい酔い心地という言葉が理解できるような、そんな気がします。

 広島に行ったら是非購入したいお酒ですね。

 


★第72回 2002年5月12日(日)

★酒の名前:手造純米福寿御影郷 ★酒造会社:株式会社神戸酒心館(神戸市東灘区御影塚町) ★ラベルコメント:神戸・大沢地区契約米使用。

★管理人コメント:今日は灘の酒です。

 あのね、灘の酒というのと、どうもまずい酒のような代名詞ではないか、という思いありました。(管理人だけかもしれないが…。)ただ、これは別に悪い意味ではなくて…。でも日本酒ってのはずうーっとまがいものが流通していたんですね。このコーナーでも再三申し上げている通り、日本酒には純米酒とそうでない酒がある。純米酒は本当に米を発酵させたアルコールだけのお酒。その他のものは工業用アルコールを入れてアルコールを水増ししている。

 アルコールを水増しするだけでは、味が尖るのは当然。だから、わけのわからない糖類(砂糖を作った残りかすを入れているという話もある)を入れて無理やり味を丸くしていたり。で、現在こそ純米酒ってのが多くなってきたけど、数年前までは全日本酒出荷量のうちの純米酒は10%にも満たなかったとのことである。つまり日本酒の9割は工業用のアルコールとか、人工的な糖類を混ぜて作ったまがい物だったわけなんです。

 そんなときに灘の酒ってのはどうも安かろう悪かろうのイメージがありましてねえ。で管理人的にはあまり良い印象は持っていなかったのです。でも、最近は灘の酒蔵も心を入れ替えたのかどんどん純米酒を出してきている。このお酒もそんな灘の酒蔵が真面目に作った酒なのかな、と思います。

 前置きが長くなりましたがまず一杯。だいたい、大手の純米酒というのは端麗辛口というキャッチフレーズでみんな水みたいな酒が多いけど…。おお、この酒はなんだか違う。辛い。あの、昔昔取り上げたあの一本義を思い出させるようなとても切れ味鋭い辛い味。灘の酒と思ってナメてかかると大怪我するぜ…というようなそんな主張のある良い味ですねえ。これはびっくりです。

 辛いといっても刺激だけではない本当のコクのある辛さという感じ。いやあ、いいですねえ。神戸にもこんなお酒があったんですねえ。少し驚いたとともに、灘の酒に対するイメージを変えなければいけないかなと思いました。このお酒なら全国に出しても恥ずかしくないかもしれないな、と思います。

 ちょっと誉めすぎかもしれないけど、それだけのお酒だと思う。実は、前述の事情などからこのコーナーで灘の酒を取り上げたのは初めてなんですねえ。その初めてに相応しい酒だったと思います。いろいろうまい酒がありました。それは過去に取り上げているとおりです。でも、このお酒もそれらの銘酒に十分肩を並べられるものだと思います。灘にこういう酒があるということを知って嬉しくなった管理人です。

 お勧めの一本と胸を張ってお勧めできる酒です。


★第71回 2002年5月6日(月)

★酒の名前:サントリー炭濾過純生 ★製造元:サントリー株式会社(大阪市北区堂島) ★原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖化スターチ

★管理人コメント:さて、あらあら気が付けば二回連続サントリーの発泡酒となってしまいましたね。特に深い意味はありません。まあ大分気温も上がってきたので、発泡酒を呑むのにもいい季節ですし。

 しかしながら、ビール業界も紛らわしい名前をつけるのが好きですね。再三このコーナーでも言っているとおり、キリンからは極生、アサヒからは本生。そしてサントリーからは純生。紛らわしいったらありゃしない。これでサッポロから真生とか出たら面白いですな。ああ、そうかサッポロはラガーを出しているから、もうそんなことはしないかな。(そういえば、キリンはサッポロに対して法的措置に出たというニュースを聞いたような気がします。)

 まあ、とにかく呑んでみましょうかね。阪神VSヤクルト戦を見ながら…。ふむ。すっきりした感じですね。サントリーの発泡酒特有の不思議な苦いような甘いような風味がありますが、若干ゆるい感じ。ひとこと、呑みやすいというのが第一印象ですね。非常にすっきりしている。かといって、某赤い缶の○生に比べると若干骨のあるというか、しっかりした味。すっきり系の味で、かつバランスが取れているというところでしょうか。

 管理人的には合格という感じですね。この夏結構売れてくるんじゃないでしょうかね。

 

 


★第70回 2002年4月6日(土)

 ★酒の名前 サントリーマグナムドライ ★製造元:サントリー株式会社(大阪氏北区堂島) ★原材料:麦芽、ホップ、大麦、糖化スターチ ★ラベルコメント:キレ味抜群。ますますドライへ。これが辛口<生>マグナムドライ。

 ★管理人コメント:さて、今日は発泡酒。今更ながら、といわれそうですが、発泡酒のハシリのころからある、このサントリーマグナムドライ。なぜ今更取り上げることにしたか、といえば、このマグナムドライ。新聞の記事によると近々製造中止となるそうです。

 誤解しないで頂きたいのですが、別にサントリー自体が発泡酒をやめるというわけではありません。ただ、現行製品であるダイエット、爽快仕込み。そして、新発売予定である純生(なんだか本生とか極生とかとまぎらわしいのは今に始まったことではないが…。)にシフトしていくとのこと。で、ひっそりこのマグナムドライは消えていくとのこと。特に思い入れのある銘柄というわけでもないのですが、昔サントリーのビール工場でタダで飲ませてもらったことが記憶に残っています。

 さて、そんなことで、もう呑めなくなるこの銘柄について味をどうこう言うのも無意味な気がしなくもありませんが、まあ呑んでみましょう。うむ。やはり発泡酒特有の刺激。そしてなんというかサントリーの発泡酒特有の不思議な苦いような甘いような風味がコクとかそういうものとは無縁なのですが、不思議なさわやかさがある。サントリーの発泡酒の個性というところでしょうか。

 なかなかすっきりしていてのみ易い。その中に個性のある味で、今呑んでもそこそこいいな、と感じますね。まあ、今後この缶ともお別れですが、また後続の商品が我々を楽しませてくれることでしょう。次の商品に期待していますよ。サントリーさん。

 今日はなぜだか甘口の管理人です。

 


★第69j回 2002年3月27日(水)

★酒の名前:百蔵酒(BEKSE JU) KOREAN TRADITIONAL WINE (韓国の伝統的なワインということでしょうな) ★ラベルコメント:375ml 13% 薬酒 あとはハングルゆえに読めない…。

★管理人コメント:またまたお酒を頂いてしまいました。NCBさんありがとうございます。

 このお酒、NCBさんの韓国旅行のお土産ということで、頂きました。ということで、韓国のお酒!です。(このコーナーも国際的になってきたねえ。)まず、なんの酒か原料や製法などが一切わかりません。まあ、アルコール度が13%でワインということなので、日本のワインのようなお酒であろうという想像はできますが…。でも、この薬酒という文字が気になりますね。

 まあ、とにかく一杯。まずは香りを嗅ぎます。ふむ。なんだかすっぱいような苦いような香り。どっかで嗅いだことがある香りなんだけど、なんの香りか思い出せない。(後になっても思い出せなかった。)どこか薬品っぽい香りですね。

 まず一杯。ううむ。なんともいえないそうですね。ワインのようなフルーティーなイメージのほかに何か軽い苦味のような、香ばしさのような不思議な味があります。恐らく、米か麦か穀物系のお酒であるような感じですね。(実際のところ全てハングル文字なので、原料もなんとも…。)

 どちらにせよ、初めて体験する味です。興味深いですね。口当たりはそこそこいいですけど、薬品ぽさが少し好みが分かれるかな、という感じ。(やはり薬酒というところか。)

 しかし、この風味、どこかで…。と思うのですが思い出せない。そんな味です。なかなか海外の地酒というのもよいものですね。もし、このページの読者の方で何かこのお酒に関する情報をお持ちの方がおられましたら、西新町ででも発言してください。

 ということで、不思議な味のお酒でした。提供いただいたNCBさんに深く感謝申し上げます。


★第68回 2002年3月22日(金)

★酒の名前:キリン発泡酒極生(ごくなま) ★酒造会社:麒麟麦酒株式会社 ★原材料:麦芽、ホップ、大麦、米、コーンスターチ、糖類 ★アルコール分 5.5% 

★管理人コメント:さてさて、久々の更新は発泡酒です。最近発売されたキリン極生です。なんだか特長ある缶の色ですねえ。良く言えばシンプル。悪く言えばなんだか愛想がないデザインと言えなくもない。そうそう。この極生、自販のほかの発泡酒に比べて10円安い値段設定となっています。(350CC缶で140円。他社は150円)まあ、微々たるものですが、なんでも安いってことは良い事です。得した気分になります。でも、安かろう悪かろうでは困りますが…。

 まあ、つべこべ言う前に呑んでみましょう。うむ…。表現に困るなあ…。そのーなんというかまず刺激が口の中に走る。そこまではいいんです。でも、それだけ。あとは、何のコクもなくただ、味があまりに潔く消えてゆく。そんな感じですね。イヤハヤ。なんと表現すればいいのかね。

 そう。大分前に某A社の赤い缶のやつに関して、コメントを書いたけど、あれと似てるかな。なんだか刺激が走るけどそれだけかい、と言う感じ。なんだか物足りない。もうちょっとコクとか苦味とかあってもいいんじゃないかな。そう感じてしまいますね。でも、A社の赤い缶のやつは大変売れまくっているという報道も聞きます。でもね、でもね…。

 のど越しはいいかもしれない。あっさりして夏向きかもしれない。けど、あえて管理人の好みを言わせて貰うと、どうも味が物足らない気がしますね。まあ、今までそういうジャンルってのがなかったから受けているのかもしれませんが、これはもうのど越しだけの飲み物ですねえ。

 まあ、発泡酒ってそんなもんかも知れないですけど、発泡酒を呑むとなんだか、苦味とかコクといったものに対する恋しさを刺激され。本格的なビールが呑みたくなるってのもどうか、と思う。もしかして、それはビール会社の戦略なのでしょうか。変に勘ぐってしまう管理人です。

 まとめると、まあ味も値段もお手ごろ発泡酒です、という感じかな。コテコテ好みの方、冬のビール(発泡酒)を楽しみたい方にはお勧めはできません。これに対して、コーラとかサイダー代わりに発泡酒と言う方のニーズには合うかもしれません。お値段もたった20円増しなだけですから。そんな感じです。はい。


★第67回  2002年2月9日(土)

 ★酒の名前:竹風山鶴特別純米 ★酒造会社:中本酒造店 (奈良県生駒市) ★日本酒度 +9 ★酸度:1.5  ★アミノ酸 1.5 ★モロミ日数 25日 ★粕歩合 30% ★杜氏:西坂信一(但馬杜氏) ★酒造米:山田錦 100%

 ★管理人コメント:いやはや、この時期はとにかく日本酒ですな。酒屋に行っても、毎回新酒が入っていて、管理人としてもうれしい限り。これが夏だとそうは行かないんだよねえ。当たり前といえば、当たり前の話ですが…。

 そんなわけで、今日は奈良のお酒。地元(というほどでもないが)のお酒だけに楽しみです。ふむ、日本酒度+9ということは、相当辛い部類のお酒ですな。(だいたい+3を境に小さいほうが甘口、高いほうが辛口と言われている。この辺は日本酒ファンの方には言うまでもないが…。)

 ちょっと辛いというので、冷にしてまず一杯。おお。確かに辛いというか、なんともコクのある味で、確かに辛口という感じです。でも、そのなかでなんだかまろやかな、やさしい味もある。なんというかな。うむ。優しい辛さという表現が合うかな、という感じ。なかなかいいですね。辛いけど、どこか呑みやすいような、これはなかなかいいかもしれません。

 奈良のお酒、ってそんなに聞かないし正直、あまり期待していなかったのですが、なかなかこれは良いです。それと、このお酒、瓶をむき出しではなく、瓶を銀紙で包んで販売されていました。お酒ってデリケートなもので、高温多湿はもちろん、光なんかにも弱くて、すぐ変化してしまうそうです。(だから、昔の一升瓶って、ああいう薬品を入れる瓶のような色をしていたわけです。まあ、今でもそういう一升瓶は多いが。)

 そういう点にも気を使っているわけですな。そう思うとますますおいしくなり、もう一杯。そうこうしているうちに、3連休初日は更けていくのでありました…。

 


★第一回〜第六十六回まではバックナンバーのコーナーに移しました。

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