●迷酒呑みある記
このコーナーは私が買い求め、飲んだ酒を記録するものです。その他、今後酒に関するリンク等も入れて行きたいと考えています。ただ、私も人並みに健康が心配なので、このコーナーの更新は非常にゆっくりしたものになると思いますが、ご容赦下さい。
健康のため、呑みすぎには注意しましょう。お酒は楽しく、適量を!
★第38回 2001年5月15日(火)
★酒の名前:るみ子の酒
無濾過しぼりたて
純米生原酒 ★酒造会社:合名会社森喜酒造場 ★所在地:三重県上野市 ★管理人コメント:はい、今回はお値打ち品です。このお酒、まなさんから提供頂いたもの(ありがとうございます。感謝、感謝。)です。まなさんが、酒蔵見学に行かれた際に記念品としてもらってこられた代物とのことです。(またそのとき、酒粕も1キログラムほどもらえたそうです。これもまたまことに美味だったということです。)
昔、“夏子の酒”(だったかな、漢字に自信がない)というテレビドラマ(これ、もともと漫画だったよーな記憶がある。)があったのを覚えておられるでしょうか。(私はストーリーなんかは忘れてしまったが)そのモデルとなった酒蔵だそうです。ふむふむ。
純米の原酒ということで、アルコール度ちょっと高めですね。17〜18%。原酒ちゅうからには、辛いはず、と思い少し覚悟の上、少し期待しながら一口。とその前に、色を見ます。おお、普通の酒よりずいぶん黄色い。愛用の益子焼の杯に入れても十分に分かるほど。ガラスの器なら尚更でしょう。無濾過、しぼりたてというのがよく分かります。ますます期待できそう。香りもいいです。うう、早く呑みたい…。
んん。辛いけど、でもこれぞ日本酒の味という感じ。辛いけど同時にまろやかな味がある。そう、あの前に取り上げたにごり酒の味にも合通じる部分があります。で、にごり酒ほどしつこくない。これは美味いねえ。本当、ヒット作という感じ。無濾過、しぼりたて、ってことは普通のお酒って、この段階から濾過したり、アルコール度を合わせるために水増ししたりしているんでしょうなあ。
原酒だからこそ、ごまかしのきかない部分もあるんでしょうけど、このお酒は原酒だからこそ余計に光っているんでしょうな。そういえば、同じしぼりたて原酒ということで、前に長龍を取り上げましたが、やはりこのお酒とは役者が違うという感じ。(まあ、長龍は原酒と云えどもアル添酒でしたから。)味の深みが違う。
気に入りました。ただ、このお酒やはりこの辺では手に入らないでしょうなあ。できれば現地に買いに行きたいなあ、とそんな気になってます。それだけの価値がある酒だと感じました。最後に、やはり呑み方としては冷やが一番。ちょっと辛いからねえ。常温でも楽しめると思いますが、一般的には冷でしょうな。こういう酒は燗は論外と思う。
いやあ、こんな貴重なお酒を提供いただいたまなさんに改めて感謝、感謝です。
★第37回 2001年5月12日(土)
★酒の名前:純米土佐鶴 ★酒造会社:土佐鶴酒造株式会社 ★所在地:高知県安田町 ★ラベルコメント等 なし
★管理人コメント:今回は瓶の写真なしです。(撮っていたが、酔っ払って撮ったもんで、使える写真じゃなかった…。)さて、土佐鶴といえば比較的良く聞く名前です。ただ、わりと高知の片田舎で作っているんですな。私はてっきり高知市内かと思ったのですが、安田町ということ。この安田町ってのがどこにあるかを調べたところ、安芸市と室戸市の間くらいのとことに位置するようです。
さて、味の方はと。ううむ。辛いという感じ。辛い、だけじゃないかなあ。でも、冷やして呑んでこの感じは結構辛いのかなあ。でもなんというかわかりにくいような味でもある。ちょっと飲みみくいいかな。体調もあるのかもしれないが、なんだかとても尖った味という感じがします。ここんところ連続かなりの量を飲んでいるので、ちょっと肝臓が参っているのかも…。
なんだか弱気なコメントですが、なんだかそんな味です。純米酒といいながら、どこかちょっとえぐい感じがします。なんだか消極的なコメントで申し訳ないですが、そんな感じ。まあ、また体調の良いときに呑んだら感想は変わるかもしれないが、今日のところはそんな感じです。
★第36回 2001年5月8日(火)
★酒の名前:小樽港純米酒 ★酒造会社:雪の花酒造株式会社 ★所在地:北海道小樽市 ★日本酒度 +2 ★酸度 1.6 ★ラベルコメント:純米酒ならでわの味わいと、ふくよかで芳醇な味が特徴。小樽の風土が醸した、納得の逸品です。(原文のまま)
★管理人コメント:細道氏ご提供の酒、シリーズ第2弾。今日は小樽の地酒です。これも、前にちょこっと呑んでいますが、改めて呑んでみることにします。ところで、“ならでわ”ではなく“ならでは”ではないかな、などと思わずつっこみたくなります。(悪い癖だ。)
味は、ふうむ。日本酒度は+2ということで、中程度ですが、味に深みというか日本酒ならではのコクが結構あります。いやあ、京都で飲んだときは酔っ払っていたからか、昨日の曙光と似た癖のない酒、と思いましたが、いま冷静に飲んでみるとちょっと違うことが分かります。曙光よりは濃い味ですね。だからといって、特に辛いとかしつこい、ということではなく、平均的な味ですが、二つ比べるとやはり違いが分かります。(京都では分からなかったが)
やっぱり、飲み比べは素面のうちにやならいとね。でも、酒の味って、前にも書いたようにその日の体調によっても大きく左右されますので、なんともいえないですが。
最後にこの酒のコメントをまとめると、まあまあ平均的な味だけど、少し辛め。でも、日本酒全体としては癖のないほうに属するでしょうな。呑みやすいし、純米酒だし、まあこれもお勧めの酒といっても差し支えはないでしょう。
最後にお酒を提供いただいた細道さんに感謝、感謝です。
★第35回 2001年5月7日(月)
★酒の名前:曙光(うう、読み方が分からんのう…。) ★酒造会社:熊澤酒造株式会社 ★所在地:神奈川県茅ヶ崎市 ★ラベルコメント:創業より120年。ひたむきに日本酒を造り続けてきた当社も、湘南に残された最後の蔵元となりました。我々はこらからも造り酒屋の本来あるべき姿にこだわり、標準化(機械生産)による平均的な出来栄えをよしとせず、あくまでも手造りによる、人と自然の神秘的な力による傑出の酒を夢見ています。西暦2000年に向けて(?後注)、地元の人の手による、地元の風土が産み出す、湘南ならではの夢の酒をめざします。
★管理人コメント:さてさて、今日からしばらくは細道さんに提供いただいた酒でこのコーナーを進めてゆくことにします。さて、先日5月3日に京都の細道さんの家に遊びに行きました。その際、彼が旅行先で買ってきた各地の地酒を4本取っておいてくれたので、それを呑もうということになりました。
しかし、言うほどに強くない私は四合瓶一本飲み干すのも最近は辛い状況で、案の定残ってしまいました。細道氏の買ってこられた酒なので、彼がのむべきだと思ったのですが、かれが強く持って帰ることを勧めてくれたので、ついつい宅急便で寮に送ってしまいました。というわけで、今日から4回は細道さんに頂いた酒シリーズということになります。(細道さん、本当にありがとうございます。)
ということで、一本目。これは湘南のお酒ですな。珍しい。湘南とはなんだか髪のさびたサーファーたちしかいないので、ビールしかない(とんだ偏見である)と思いきや、日本酒の造り酒屋があったんですねえ。しかも、純米酒。そういえば、湘南じゃないけどもちょっと北の丹沢の地酒なんかもあったようにおもいますが、これはあくまでも湘南のお酒のようです。7割程度、5月3日に呑んでしまったので残りはあとわずか。ちびちび味わうことにします。
うん。純米酒だけあって、非常に澄んだいい香りです。味は、ふむ。まあなんというか平均的な味という感じ。若干辛口かな、という感じ。そんなに癖はなく、非常に呑みやすいと感じますね。まあなんというか、基本に忠実な味といえるのではないでしょうか。細道氏と呑んだときは冷やして呑んだのですが、今はコメントを書いている間冷蔵庫から出しておいたので、少しぬるめになってます。でも、丁度いい感じ。こういう酒だったらかすかに燗をすると、ほどよくコクが出ていいかもしれません。
まあ、まとめるとラベルのコメントとおり、まじめに酒を作っているなあ、という感じですね。湘南唯一の蔵元ということで、これからも頑張ってほしいものです。ちなみに、ラベルのいちばん上のコメント(写真では見えにくいかな。)がいいですね。“よっぱらいは日本を豊かにする”
★なお、ラベルコメントは2000年を迎える云々とありますが、当然このお酒は2001年製造のものです。念のため。
(細道氏と呑んだ時の机の写真。左に酒が4本並んでいるのが見えますでしょうか。それと肴です。)
★第34回 2001年4月27日(金)
★酒の名前 YEBISU(エビス)オールモルトビール ★酒造会社:サッポロビール ★アルコール度 5% ★原料:麦、ホップ ★ラベルコメント:バイエルンのアロマホップふんだん。麦芽のみを用い、熟成に時をかけて仕上げます。ノドを潤す円熟の香味。ビールを知る人のビールです。
★管理人コメント さて、本格派ビールといったらこれを忘れてはいけません。エビスビール。このビールは結構古くからあり、本格派ビールとして一部筋では有名でした。ちょっと前に、サッポロに吸収されたようですが、デザインとか味なんかは昔のままのようです。前回、本格派ビール対決ということで、キリンビール職人とサントリーモルツスーパプレミアム取り上げましたが、このエビスが元祖本格ビールじゃないかなーと思います。ちなみに、一本じゃさびしいので、またモルツスーパープレミアムも買っています。
では、ひとまず試飲です。ふむ、やはりズシンと来ますが、ううむ。でも、モルツスーパープレミアム(以下モルプレと略す)とはずいぶん違う気がする。まあ、あとで比較できればと思いますが。思っていたより、エビスが軽く感じます。でも、悪くはない。味はピンと一筋通っているし、本格派ビールって感じ。これに比べると、モルプレは若干すっぱみがきついような気がする。エビスはにがみがしっかりしているという感じ。
あっちゅうまにエビスはなくなり、次はモルプレ。うむ。やっぱりすっぱい。というか、これ、不思議な風味。エビスと飲み比べると一目瞭然。同じ傾向を目指したのかなと思うが、最終的な味はやはり違う。私個人の感覚で言わせてもらえば、エビスのほうが味が上品でいいです。モルツはこの、不思議な風味の好みが分かれるだろうなあ。なんか、ハッカみたいな、なんともいえないすっぱいような甘いようなそんな微妙な風味があります
そうえいば、モルツ(ノーマル)もなんだかすっぱいビールだな、と思うことがあるので、これがサントリーの特徴なのかもしれませんな。でも、なーんか甘いような複雑な味だなあ。なんだかしつこい味というべきか。(ノーマルモルツと飲み比べるとその辺の味のルーツがわかるかもしれません…。)
まあ、まとめると、どちらも本格派ビールと銘打つだけあってなかなか個性的な味を持つことは間違いないです。ただ、あくまでも私の好みで言わせてもらえば、エビスのほうがずっと、正統派な味であり、ビールの本道を行っているなという気がします。これにこれに対して、モルプレは変化球。味の自己主張はわかるが、なんだか直球勝負じゃないなあーとという感じ。でも、癖があることは決して悪いことじゃない(殊、酒造りに関しては)ので、これはこれでひとつの形だと思う。でも、売れるかどうかは分からないけどねえ。
ということで、いわば苦手分野である、ビールに関して語りました。でも、何度も言うように、酒の味ってのは体調とか、気分とか、肴によって変わるので、なんともいえません。特にビールは難しく感じました。あまり皆さん、本気にしないように。参考までにして下さいね。特にビール編は。
★第33回 2001年4月24日(火)
★酒の名前@ ビール職人 ブラウマイスター責任醸造 ★メーカ:麒麟麦酒株式会社(正式名称って未だにこう書くのか) ★原材料:麦芽、ホップ ★アルコール度 5.5% ★ラベルコメント:ブラウマイスターの称号を得たキリンのビール職人が素材選びから仕込みに至るまで手造りにこだわり、責任を持って仕上げました。芳醇なコクとしっかりした飲みごたえのビールです。
★酒の名前A モルツスーパープレミアム ★メーカーサントリー株式会社 ★原材料:麦芽、ホップ ★アルコール度 5.5% ★ラベルコメント:醸造家の夢と情熱を凝縮した贅沢なビールです。アロマホップとビルスナー麦芽を、天然水で丹念に仕込みました。スーパープレミアムならではの上品で華やかな香りと味わいをお楽しみください。
★管理人コメント:このコーナーを3日連続で更新したのはおそらく初めてではないだろうか…。明日は絶対にノーアルコールデイ(の予定)
さて、第31回で予告したとおり、いよいよサントリーのモルツスーパープレミアムの登場です。実は、今日たまたまこれを探しに酒屋に入って、購入したら、前ににごり酒の時に話し掛けてきた酒屋のおばさん(第29回参照)が、「これ、今日入ってきたんですよ」と教えてくれました。まさにラッキーです。
ただ、一本だけじゃ寂しいので、もう一本。同じく普通のビールより少し割高だが、本格派、と銘打つキリンのビール職人も購入し飲み比べてみることにします。ただ、ふと思ったけど缶の色。詳細は違うけど、なんだか似てないとも言い切れないですな。どちらも、高級感という意味と麦の色を考慮し、こんな色にしたんでしょうけど、お互いになんか意識してるんですかね。そういえば、本格派ビールとしては老舗のエビスビールもこんな缶の色ですよね。なんだかオリジナリティーに欠けるような…。(アサヒのスーパーモルトの時にも言いましたが…。)
まあ、それは別の機会にでも述べるとして、お味のほうはいかがなもんでしょう。まずは、キリンビール職人から。ふむ。コクがあるのは分かりますね。ずしりと重い感じ。ビール本来のずっしりした苦味があります。発泡酒とかスーパードライってのは、割と清涼感があって、すっきりするけど、こういったビール本来のコクというのが欠けている。このビール職人を飲むとそういった事がよく分かる気がします。ううむ、ラガーなんかに比べると味は丸いって感じですね。ある意味飲み易いけど、あるいみねちっこさのようなものがある。(それを好む人は多分、ちょっと昔のビール党なんでしょうね。)
ただ、コクがあるってことは味としてはいささか清涼感(スッキリ感とでも言い換えられるか)に欠けるわけで、どちらかといえば、夏向きではないビールかもしれませんな。
さて、モルツスーパープレミアムのほうですが、ひとくち。うわー濃い!!第一印象です。味の傾向としては、前出のビール職人と同じ方向と言えるでしょう。コクがある。しかし、その度合いが深い。舌の上に塔が立つというのはまさにこの感じでしょうな。
最近、モルツを呑んでいないのでノーマルのモルツとの比較はできませんが…。でも、ノーマルのモルツとはおそらく全然違う印象の味になっているのではないでしょうかね。管理人個人的にはなかなか気に入った味ですな。ただ、これだけコクがあると、好みは分かれるでしょうな。最近なにかとスッキリしたものがはやっているという印象があります。ビールなんかでも発泡酒といったまことに清涼飲料水的なものがはやっている。そんななかであえてこういうこってりした味のものを出してきた(しかも挑戦的な価格設定で)サントリーの思惑というのがあるんでしょうな。
ただ、私の個人的意見(あくまでも個人的意見と理解ください)では、これからの季節はこういう濃い味のものは苦戦するのでは、と思います。みんな暑くなると、清涼飲料水的な味の物が受けるのではないでしょうか。そんな中で、どこまでこの濃い味のものが善戦できるか、大いに興味深いところがあります。あとは世論がこういう本格ビールを受け入れるか、ですな。
発泡酒がずいぶんビールの市場を荒らしている今、これらの本格ビールの活躍を期待したいものです。
★第32回 2001年4月23日(月)
★酒の名前:特別純米酒 綾菊 ★酒造会社:綾菊酒造株式会社 ★所在地:香川県綾歌郡綾上町 ★日本酒度 +5 ★酸度 1.7 ★アミノ酸度 1.5 ★酒米品種 香川県産オオセト ★精米歩合 53% ★醸造用水 阿讃山系綾川伏流地下水 ★ラベルコメント:讃岐平野の穏やかな自然を背景に、風土の恵みを何にも変えがたい誇りとして醸した「特別純米酒」。それは、人と自然との豊かなかかわりを大切にしてきたかけがえのない産物です。
冷やしても、人肌の燗にしても、すっきりとした喉越しと優しい香りが息づいています。
★管理人コメント:なんか写真のとおりラベルがなかなか凝ったデザインです。どうやら、これは漢字ばかりなので、漢詩かなーなどと想像したりして。
さて、今回は香川県のお酒。小生、香川県のお酒を飲むのはおそらく初めて。あまり香川のお酒って聞きませんよね。果たして、どんな感じなのでしょう。ま、純米酒なので、そんなにはずれはないと思いますが…。
一口、常温で呑む。ふむ、なかなか辛い。辛いって、こっていりした辛さではなく、すっきりした辛さという感じ。一本筋が通った味ですな。これは冷やしたほうが呑みやすいでしょうな、おそらく。
ということで、冷やして一杯。ふむ、大分飲みやすくなりましたね。まあ、辛口好きの人にはいいでしょうなあ。でも、なかなか日本酒らしい味ですな。香川県の酒も素晴らしいと思わせてくれる味です。まあ、飲み方としては少し冷やしたくらいがいいでしょうな。案外、ぬる燗くらいでも、甘味が出て良いかもしれません。
まあ、管理人的には、いいお酒って感じですね。月曜日からついついぐいぐい行ってしまいそうです。
★第31回 2001年4月22日(日)
★酒の名前:アサヒ SUPER MALT ★ラベルコメント モルトの味わいと、ライトのかろやかな飲み口を兼ね備えた新麦芽100%生ビールです。
★管理人コメント たまには趣向を変えてみて、普通のビールです。まあ、前に発泡酒を取り上げましたが。今回はいわゆる普通のビールです。実は、小生、このビールを買い間違えたのです。
あの、サントリーからモルツスーパープレミアムという新製品が出ましたよね。で、是非呑んでみたいと思ったので、なんとなく無造作に酒屋で探したところ、見慣れないパッケージと”SUPER”と” MALT”の文字に目が行き、これこれ、と思って買ってみたものの…。間違いでした。(しかし、紛らわしいと思いません?訴えられかねないですよ)
ただ、まあ買ったものは取り上げねばと思った次第です。(いずれサントリーの方も取り上げます。)さて、このアサヒスーパーモルトに関してはどんなビールか皆目不明なので、ちょっとインターネットで調べてみることにします。
すると、4つの特徴があげられていました。カッコ内は管理人の独り言です。 @厳選麦芽100% (そりゃいいことだ) Aスーパードライと同じ「辛口酵母」使用(それは…。後述。) Bアルコール分3.5%(まあ、これは関係ない。うまけりゃいいんだ。) Cカロリー40%オフ(という麦酒に残念ながらうまいものはない。健康には良いんだろうけど…。)
まあ、とりあえず試飲。うむ、麦芽100%ビールってもっとこってりした味を想像していたのですが、わりと軽いですな。ま、スーパードライほどではないですが…。(私は個人的にスーパードライはあまり好きではありません。まあ、あまり悪口は書きたくないけど、一言で言うと、刺激だけ。腰がない。呑んでいて涙が出る、ということですな。)
まあ、普通の麦酒って感じですな。ただ、辛口酵母ってのが悪さをしているのか、やはり刺激が強い。麦芽100%麦酒らしくない、という感じですな。まあ、悪くはないけれど、それほど引かれるものではないですな。まあ、そんなに悪くはないけれど。
まあ、最後にアサヒビールってのはスーパードライで一世を風靡した印象が強いですが、それ以後はどうなってるんでしょ。アサヒ本生を出して、宣伝では、生産が間に合わなくて云々って言ってるけど、本当かねえと思う。(ま、ものめずらしさってのもある)本生に関する私のコメントは前に述べたとおり。
酒呑みとして、美味い酒が出てきてほしいと思う。そういう意味で、アサヒにも当然頑張ってほしい。スーパードライに関しては、前述のとおり。しかし、あれだけ売れるということは、それだけの(私は感じることが出来ないが)ものを持っているんだろう。それはそれで、麦酒の一つの形である。今後も健闘してほしいと思う。ただ、その次にパッとするものがない、ってのも由々しき事態ではないだろうかと思う。
発泡酒ブームですが、麦酒メーカーは発泡酒が売れても、そう儲からないのではないか。(だって安いもん。)でも、消費者は安いから発泡酒に走る。こうなると、よっぽどうまくないと、麦酒離れを抑えることは困難。(それは麦酒メーカーがいやというほど分かっているはず。)
高い出費をしてまでも呑みたいものを作ってほしい。これぞ麦酒だというものを作ってほしい。ビールメーカ全体への意見具申です。(ただ、個人的にサントリーは時期を誤っていたのでは、と思う。ま、この話はモルツスーパープレミアムを呑んでから…。)
★第30回 2001年4月15日(日)
★酒の名前:菊駒 ★酒造会社:八戸酒類株式会社 ★所在地:青森県三戸郡五戸町 ★ラベルコメント:女川−豊かなものを産み出す川として、古くからそう呼ばれた五戸川。その川と底をひとつとした湧水を汲みあげ、清澄な大気の中で醸された地酒−菊駒、芳醇な酒の命を守るため、厳冬期の仕込、昔ながらの酒つくりを大切にしています。また名馬を産み出した五戸地方はその同じ土に香り高い菊の鼻を咲かせます。たてがみをふるわす、南部馬の勇士と菊のやさしさを銘柄に託して…。
★管理人コメント:青森のお酒です。まず飲む前に、ラベルコメントがいいですねえ。なんだか五戸町の風景が目に浮かぶようなコメントです。五戸町というのは、八戸の北西15キロほどのところにある町です。
少し話がそれますが、青森には一戸から九戸までの町があります。(しかし四戸はないようです。)そのうち5番目の五戸町のお酒。
おお、寒い土地の酒だけに辛いですなあ。きりっとした辛味です。これは少し冷やしたほうが良いかもしれません。ということで、冷蔵庫で冷やし、再チャレンジ。冷やすとすこし味が丸くなり、ちょうど良い感じです。でも、辛いのは間違いない。なんだか、前に飲んだ福井の一本義を思い出させてくれるような味。なかなか辛口好みの人にはいいかもしれません。
辛口の味を久々に味わったという感じですな。でも、純米だけに澄んだ味です。辛口好みの方、是非飲んでみてください。
★第29回 2001年4月13日(金)
★酒の名前:純米白川郷 にごり酒 ★酒造会社:株式会社三輪酒造 ★所在地:岐阜県大垣市 ★日本酒度: −20 ★酸度:1.8 ★ラベルコメント:10℃くらいが一番おいしく召し上がれます
★管理人コメント:はっはっは!!にごり酒です。いやあ、最初から結論。いけますねえ。結構うまいです。しかも純米ですから。
にごり酒ですから、下の写真のとおり、ミルクのよう。トロリとしていて、なんともいえない舌ざわりです。これは一度経験しないとわからないです。結構にごり酒の味って、複雑です。最初の数杯はすごく甘く感じるけど、じっくり呑んでいると辛く感じる。なんとも複雑な味です。舌ざわりは一言で表すと、ドロって感じ。(綺麗に聞こえないね。)
店の人と会話したのですが、人によって全くかきまぜないで、(当然にごりの部分は下に沈殿する)上澄みを楽しんでから、より濃い沈殿を楽しむ人もいれば、まず最初にかき混ぜる(私はこのパターン)人もいるといっていました。特にこのにごり酒は売れていて、予約で一杯のこともあるということです。(ある意味ラッキーでした。)
にごり酒っていったら、なーんか敬遠されそうですけど、結構良いですよ。ただ、最初の口当たりがものすごく甘く感
じるのでその辺は要注意ですね。がぶ飲みすると日本酒だけに確実に回ります。(私はこれで2回失敗した。ある意味、そんなシーンばかりでにごり酒をゆっくり楽しむのはこれがはじめて。でも、一度やってみたかったんだよねえ。ゆっくりにごり酒というのを)
これは純米酒のにごり酒。味もすんでいて、なかなかです。ただ、やはりしつこい味というのは間違いないので、間違っても常温とかで呑まないほうがいいと思います。このお酒は私もちゃんと冷蔵庫に冷やしたものをのんでいます。ただ、酒屋さんいわく、これの一升瓶が売れないそうです。なんとならば、家庭の冷蔵庫には一升瓶は入らない、というケースも多いそう…。私だったら、ペットボトルに詰め替えて冷やすけどねえ。
まとめると、にごり酒とかゲテモノ好きな私はついついひいき目に書いてしまいますが、でもそれだけの価値のある酒だと思います。にごり酒…というと敬遠される方、是非飲んでみてください。(当然純米のやつですよ。)
★第28回 2001年4月4日(水)
★酒の名前:美濃菊 特別純米 一擢 ★酒造会社:玉泉堂酒造株式会社 ★所在地:岐阜県養老郡養老町 ★精米歩合:60% ★日本酒度:+3 ★酸度:1.6 ★アミノ酸度:1.3 ★杜氏名:樋口孝次(卓越技能者) ★仕込水:日本名水百選「菊水泉」 ★ラベルコメント:最高峰の酒造好適米山田錦を磨き上げて醸した特別純米酒です。瓶詰めしてから蔵の氷温冷蔵庫で大切に保存したお酒をお届けします。上品な香りと味わい深い芳醇な口当たりをお楽しみください。
★管理人コメント:さて、今日は岐阜のお酒。最近、近所の酒屋Aさんの酒は飲みすぎた感があるので、近所の酒屋Bさんに行って見ました。(そのうちここも呑み尽くすだろうなあ…。)
さて、味のほうですが、おお、ドスンとくる味ですなあ。なんか久々にしっかりした味わいの日本酒という感じです。体調もあるのかもしれませんが、ズシンと響くような、そんな味です。でも、喉越しさわやか。非常にいい酒ですねえ。常温で試したのですが、なかなかいいです。
今日のアテはいかなご釘煮ですが、また良く合います。久々の日本酒だからか、みょーに美味く感じる。いや、本当に美味いんだろうね、多分。味はバランスよく、酸度、辛さ、喉越し、どれもいいなあーと言う感じ。いやあ、大ヒットという感じですなあ。ラベルのコメントは伊達ではないようです。
なんか日本酒のよさを思い出させてくれる味でした。
★第27回 2001年4月1日(日)
★酒の名前:THE 城島 ★酒造会社:鷹正宗株式会社 ★所在地:福岡県久留米市 ★アルコール度 25度 ★原材料:麦、麦麹 ★ラベルコメント:福岡ダイエーホークス公認 この商品は、九州キオスク株式会社の開発商品です。 その他、水島新司さんの描いたキャッチャー(城島選手でしょうな)が目立っています。
★管理人コメント:このお酒も羅生門さんからご提供頂きました。いつもありがとうございます。このお酒は麦焼酎です。そういえば、このコーナーで焼酎を取り上げるのは初めてですね。私は焼酎も時々飲みます。まあ、家だと、お湯割をするのが面倒くさいので、自分で焼酎を購入するkとは殆どありません。でも、飲み屋なんかで、焼酎湯割り、梅干入り、というパターンが気に入ってます。(でも最近このパターンで多々自爆して皆さんにご迷惑をお掛けしている…。要反省。)
それはさておき、お味のほうですが…。まず原液で。やっぱり焼酎だからきつい。でも、麦焼酎だから、そんなに癖があるわけではない。さて、お湯割りにします。だいたい、焼酎湯割りは焼酎6:お湯4が美味しいということなので…。でも、これだと、ぬるいのが難ですなあ…。
お湯割の味。ふむ、普通の味。なかなか焼酎の味の差ってわかりにくいかも。当然芋焼酎とか、ごま焼酎との差はわかりますが…。麦焼酎の他のものとの味の差といわれると、ちょっと難しいものがある。もっともじっくり飲み比べたらなにかあるんでしょうな。まあ、あえてコメントを言うとすれば、普通のまあおいしい麦焼酎というところでしょうか。
ところで、このお酒の名前の“城島”とは、もちろんダイエーホークスの城島捕手のことです。今年も緒戦から活躍しているようです。ダイエーファンの人には欠かせないお酒なのかもしれませんね。福岡ドームでみんなこの酒を飲みながら応援しているのかもしれませんな。しかし!焼酎は当然アルコール度が高く、回りやすい(その分翌日に残りにくいが)ので、要注意。球場でぶっ倒れたりして…。いや、福岡の人は酒は強そうだから、大丈夫か。
ということで、初めて焼酎を取り上げてみましたが、なんだか頼りない内容で申し訳ないです。もうちょっと勉強すべきですな。
★第26回 2001年3月28日(水) ちょっとここんところ酒浸り…。
★酒の名前:サントリーリザーブアンドウオーター 10年リザーブの天然水割り ★アルコール分:9% ★原材料:モルト、グレーン ★管理人コメント:今日はちょっと趣向を変えて…。写真のとおりです。
私はウイスキーはあまり飲みません。でも嫌いじゃないです。むしろ、時々無償に呑みたくなる瞬間があります。そういうときは、店ではウイスキーロックって頼んでしまう。
なぜ、ロックか…。水割りって結構難しくて、水によりけりと感じるからです。まあ、最近の店ではないと思いますが塩素臭がするのは論外としても、水割りってなかなか難しい。濃度の問題もあるしねえ…。なかなかウイスキーの味が浮き出すような水割りって作るのは難しいのかなと思う。
さて、この缶入り水割りですが、これが結構うまいのです。私はウイスキーの味は良くわからない(もっとも日本酒も分かっているわけではないが)ので、なんともいえないですが、なかなかウイスキーの味がしっかり残っているという感じです。
濃度は結構濃いように感じます。店で出てくるシングルよりは濃い。ダブルほどではないかなーという濃度。でも、これが私には合うな、という感じです。アルコール度は9%ということで、ビールの2倍弱。つまりこれ一缶でビール500ml弱、というところ。適量ですな。
ただ、水割りは氷を浮かべて飲まないと風情も何もない、という意見もあるだろうな、と思います。しかし、この手軽さは捨てがたい、しかも、濃度を気にすることなく呑めるわけですから。(冷やしていれば氷が溶けて薄くなる心配も不要)
思わず新幹線で日本酒かこの水割りにするか悩む今日この頃。私としてはなかなかイケル酒というとことだと思います。
★第25回 2001年3月26日(月) ★酒の名前:小樽純米心白(しんぱく)北の誉北清水紀行 ★酒造会社:北の誉酒造株式会社 ★所在地:北海道札幌市 ★ラベルコメント:酒造りに絶好な気候風土のもと、米と米麹だけで醸した純米酒。穏やかな甘い香りとドライで切れのある味わいが格別です。 日本酒度+2 酸度1.4
★管理人コメント:今回は北海道のお酒です。北の誉ってなんか聞いたことのある酒造会社ですが…どこで聞いたのか思い出せない…。
さて、さっそくお味のほうですが…。うむ。すきりしていて、ちょっと辛口。でも、それほどめちゃ辛くもない。非常に呑みやすいですねえ。癖がない、というかすっきりしているので、冷やすと味が物足りないかもしれません。(事実、お勧めの呑み方は35〜40度の人肌程度の燗とのこと)
純米酒を燗するなんて…と思いますが、ラベルにそう書いてある以上、燗がうまいんでしょうなあ。いちおう人肌燗が◎、常温が〇とのことでした。なんか、とても呑みやすくてくいくい行ってしまうのですが、ある意味印象に残りにくい味かな、という気がしました。
しかしながら、透き通った味は純米酒特有で、飲みやすいのは間違いないと思うので、お勧めできる酒ではないでしょうか。値段もかなり手頃でしたし…。
★第一回〜第二四回まではバックナンバーのコーナーに移しました。