●迷酒呑みある記

 このコーナーは私が買い求め、飲んだ酒を記録するものです。その他、今後酒に関するリンク等も入れて行きたいと考えています。ただ、私も人並みに健康が心配なので、このコーナーの更新は非常にゆっくりしたものになると思いますが、ご容赦下さい。

健康のため、呑みすぎには注意しましょう。お酒は楽しく、適量を!


第14回 2001年1月19日(金)

★酒の名前:純米超辛口船中八策(せんちゅうはっさく) ★酒造会社:司牡丹酒造株式会社 ★所在地:高知県高岡郡佐川町(場所は下の地図をご参照下さい。) ★ラベルのコメントはなし

★管理人コメント

 このお酒、結構ラベルが派手です。まあ派手っちゅうか、“超辛口”っていう感じのラベルですな。文字は赤いし、インパクトある書体だし…。ついつい引かれてかってしまいました。でも、結構高かった。

 そういえば、このお酒、呑み屋でもよく聞く名前です。(辛口の船中八策といえば、ご存知の方もおおいかも)割と数が出ているんでしょうなあ。そういう酒の味は果たしてどうか…。

 なるほど…。辛いってのはよくわかります。でも、私的には比較的飲みやすい部類に入る酒ですな。味としてはむしろ薄い(いや、水臭いという意味では決してなく、あっさりしているというか、ねちっこくないというか…。)まあ、一言で言えば切れがあって、潔いのどこし…。(そんな日本語あるか?)

 まあ、日本酒がちょっと…という人にはとっつきにくいかもしれないけれど、嫌味はない味なので、少し冷やして呑むといいかもしれない。(私なんかはこんな酒でも常温でいってしまうが…。

 まあ、明日は冷で飲むことになると思いますので、そのレポートをお送りします。

 さて、冷蔵庫に一晩入れて冷に挑戦。うむ。冷やしてもやっぱり辛い。というか、冷やしたほうが若干味がとがる感じがありますねえ。やはりこの酒はかなり辛いちゅう、看板に偽りないないようですな。私個人的に言わせてもらえば、こういう酒もいいですが、もうちょっと味に丸みがあってもいいのでは、と思いました。

 

 

高知県佐川町の場所です。(赤の囲み参照)

 


第13回 2001年1月14日(日)

 

 ★酒の名前:長龍 純米吟醸 広陵蔵 ★酒造会社:長龍酒造株式会社(大阪府八尾市) ★その他:左写真のように、世界酒類食品コンクールモンドセレクション 9年連続ゴールドメダル受賞とのこと。

 ★管理人コメント

  またか、って言われそうなのを覚悟で…。今回も長龍です。(第7回、第11回に続き…。)まず、断っておきますが、特に長龍に肩入れしているわけでもありません。まして、宣伝しようというわけでもありません。ただ、純米酒、アル添酒に続き、今回は純米吟醸。同じ酒造会社の酒を3種類ってのもおつなもんじゃなかろうか、と思い取り上げた次第です。

 そもそも、この広陵蔵ってのは結構有名で、お酒のホームページなんかでも取り上げられていました。広陵とは、多分奈良県北葛城郡広陵町のことだろうなーと思いつつ…。(ラベルには“このお酒は奈良県大和広陵蔵で醸造した原酒を八尾工場にて加水調整後瓶詰めしたものです”と書いています。)つまり、奈良の米でできた酒ってことです。(水は大和川の水ちゃうやろな…。八尾市の工場とはいえ…。)

 ←ちなみに左の写真はこのお酒の瓶、いつも私が使っている器(益子焼)、そして部屋の整理をしていたらテレビの裏から出てきた、学生時代に使用していた私のメガネです。(ほこりをかぶっていたので、撮影後風呂できれいに洗った…。)

 さて、それはともかくまずはお味を…。(舌に口内炎ができており、少し心もとないが…。)ふむ。辛いという感じですな。香りはそんなにない。でも味にへんな混じりけがないのが純米酒って感じですな。辛いというのはちょっととがった味って感じですな。もうちょっとコクがあったほうがいいかもしれない。ぬる燗くらいにすると良い味がでるかもしれませんな…。

 まあ、普通の無難な純米酒って感じでしょうか。しかし、この値段でこの味ならなるほどの酒って言われても、納得できるなーと思いました。まあ、合格点ではないでしょうか。地元の酒だし、今後も頑張ってほしいものです。 


第12回 2001年1月8日(月) 成人の日 新成人よ、酒を呑んでも、おぢさんみたいになってはいけないよ…。

 今日は純米酒です。

 

 ★酒の名前:特別純米北の錦 まる田 ★酒造会社:小林酒造株式会社(北海道夕張郡栗山町 ★杜氏名:脇田 征也 ★酒質:無炭素濾過無加水特別純米吟造り ★精米歩合:55% ★日本酒度:+4 ★アミノ酸度:1.4 ★酸度:1.6 ★仕込水:夕張山系雪清水

★管理人コメント

 実は、このお酒は昨日細道氏が来訪された際の際に呑んだものです。昨日はぐいぐい呑んでしまったので、コメントは書けなかった…。

 いちおうコメント執筆?用に一合弱ほど残していたので、それを呑んでみます。

 ふむ。呑みやすい。純米酒特有の香り(なんだろうか)がしますね。でも人工的な香りじゃない。うん、やっぱり純米酒はいいですな。

 すっきりしていて、かつ味にもちゃんと主張がある。いい酒ですね。不思議な風味は、なんか樽酒を思い出させるような、なんかそういう風味です。

 今回は常温で呑みましたが、冷やしてもいけるでしょう。(私はこの酒くらいだと常温が好きですけどね…。)久々の純米酒で、ついついいってしまう。ああ、もう空っぽです。

 

 

 

 

 


第11回 2001年1月6日(土) 今回もアル添酒。でも、まあまあいいセン行っているんでは…。

               

★酒の名前:長龍(ちょうりょう) 特醸『慶雲』

★酒造会社:長龍酒造株式会社(大阪府八尾市)

★ラベルコメント:左の写真参照

★管理人コメント:さて、またしても長龍。なーるほーど♪よいさーけちょーおーーーりょーう。でお馴染みですな。

 前回このお酒の純米酒のことを取り上げました。今回生駒山の麓で宴会をやった際に地元(でもないか)の酒を、ということで、この酒を購入しました。純米酒を捜してもらったのですが、行った酒屋には置いていなかったようです。で、アルコール添加酒と分かりながら購入しました。

 味は…やはり常温で呑むとアル添酒というのがなんとなく分かります。まあ、しかしそれにしてはラベルのコメントとおり、すっきり、上品な味ではあります。常温でも十分呑める酒というのは間違いありません。ま、若干人工的な味がするような感じはするが…。

 地元の酒なので,贔屓目に見ているのかもしれませんが、この長龍という酒には案外はずれがないのかもしれません。(まあ、この酒も特醸と書いてあるだけに、昔の特級酒並みの値打ちのある酒なんでしょうけどね…。)

 まとめると、アルコール添加酒にしてはよく頑張っている、というコメントになるかと思います。


第十回 2000年12月27日(水)

 さて、最初に断っておきますが,今回はアル添酒です。

 ★酒の名前:富士正 ★酒造会社:藤本雅一謹醸(会社なのか個人なのかわからん) ★所在地:大阪府藤井寺市 ★その他:コメント一切無し なんか富士山の絵が書いてある

★管理人コメント

 この酒は…。アル添酒なのを分かって買いました。というのは、会社の組合のバザーで顔見知りの組合役員の笑顔に負けて買ってしまいました…。だから、アルコール添加酒というのはわかっていました。

 ただ、産地に興味がありまして…。藤井寺だけに、例えば大和川の水を使っているとか、藤井寺の田んぼでとれた米を使っているとか、そんな独自性があるのかなーと思いきや、ラベルにはなにも書いていない。

 味はアル添酒だけあって、やっぱりえぐい…。昔呑んだ、安物酒(敢えて銘柄は言わない。あまり批判を書きたくないので)に比べればましですが、やはり人工的なのは否めない。

 まあ、よく頑張っている方だとは思う。けど、やっぱり純米酒のきりっとした味にはかなわないと思う。

 別に、こういった酒が悪いとか、そういうことを言うつもりはない。わたしだって、こういう酒でも呑むし、酔える。でも、私と違って、味のわかる人、本当に酒の好きな人の舌は誤魔化せないのではないか、と思う。

 同じ大阪の酒でも,長龍の純米酒、これは良い味を出してました。別に純米酒が酒のすべてという気はないけど…。でも、いつか…純米酒が当たり前という時代が来ればな、と思います。

 この酒を否定するつもりはありません。アル添酒としてはとても及第点と思います。でも、世の中に、アルコールを添加したワインとか、ウイスキーってあります?日本だけじゃないだろうか、平気で工業用アルコールの入った酒を呑んでるのは。

 ま、ちょっと堅い話しになったけど、でもこの酒を責めるとか、こき下ろすつもりは少しもない(何度も言うように、この酒の味は健闘していると思う)ので、念の為。

 


第九回 2000年12月17日(日) なんか上の赤い文字が胸に突き刺さる…。

 ★酒の名前:六歌仙 五段仕込 −12 ★酒造会社:釜Z歌仙 ★所在地:山形県東根市温泉町 ★ラベルコメント一部抜粋:舌からのどに滑りこむうっとりする甘味 とろけるうまみの山形牛には、うっとりする甘味の五段仕込み −12でじっくり堪能 ラベルによると冷やしてが◎ 常温でが○とのこと。

★管理人コメント:いつも同様、常温で。BGMはなぜかピアノソナタ…。ふむ。甘味というコメントですが、そんなにむちゃくちゃ甘くはない。むしろ、結構癖がありますな。どちらかといえば、純米酒特有のちょっとしつこいような、そんな味があります。私の好きな味ですな。でも、辛くないから、呑みやすいですな。まあ、しかし、何度も言うように味ってのは難しいもので、その日の体調にもよりけりですからね。

 ちなみに、ラベル(下の写真参照)によると、この酒は少しおだやかタイプでかなりふくよかタイプのようです。しかし、そういわれても、味がイメージできない。でも、言い得て妙かもしれんな…。今までの私のコメントに合わなくもないという気がする。しかし、華やかな味ってどんなだ…?

 まあそれはともかく、呑みやすい、かつ純米酒らしい良いお酒とコメントしておきましょう。

   


★第一回〜第八回まではバックナンバーのコーナーに移しました。

−戻る−