●開いた仮身の表示領域背景色を変更する裏技[2001/11/05(月)]

 「μPoint」の取説にちょこっと書いたんですが、超漢字3の「取扱説明書」にも書いていない方法を見つけたので、書いておきますね。
 仮身の属性は普通、メニューの「仮身操作――属性変更」を選び、「仮身属性変更パネル」で設定するようになっています。
 ところが、開いた仮身の表示領域背景に関しては、次のような方法で変更することもできます。

開いた仮身を画用紙上に持っていきます。
開いた仮身を選択状態にします。
描画パレットをプレスしてパレットを表示し、指定したい色を選びます。

以上の操作で、簡単に「開いた仮身の表示領域背景色」を変更することができます。→開いた仮身の表示領域背景色の変更例

 ただ、この操作ができるのは、開いた仮身のときのみで、閉じた仮身の状態では行なうことができません(もちろん、開いた仮身での設定は閉じた仮身でも保存されていますが)。また、他の仮身背景などの属性は変更することができません。
 しかし、画用紙上で他の図形や文字と開いた仮身を混在したデータを作成して、その背景色を同じ色に統一したいときにはとても便利な方法だと思います。「μPoint」にいくつか実例を入れていますので、そちらの方も見てください。
 それから、この方法がもう一つ便利なのは、現在指定している表示領域背景色がパレットのどの色であるのかすぐわかるんですよね。しかも色の指定がワンタッチ。
 それから、もう一つおもしろいのは、メニューの「仮身操作――属性変更」からの指定では、そこにあるパレットの色以外は指定できません。しかし、上記の方法だと、基本図形エディタのパレットを変更すれば、もっといろんな色を指定することもできるようになります。→開いた仮身の表示領域背景色の変更例[このパレットは石田勝則さんの「カラーチャート」(超漢字2に添付)に入っています]
 
 皆さんも普段、メニューの「仮身操作――属性変更」から仮身の色の属性を変更していて、ちょっと面倒だなあって思っている人もいるかもしれません。特に出したい色を出すのに苦労します。しかし、特定の場合にせよ、上記の方法でやってみるとかなり便利だと感じるのではないでしょうか。

 超漢字はアイコン等が少ないので、ともすればWindowsなどと比べると、地味なOSだと言われたりします。しかし、仮身の色をうまく指定すると、ほれぼれとするぐらいきれいに見えることがあります。(その実例としては、すえぞうさんの各種フリーソフト(超漢字にも付属)のパッケージ。とてもきれいな色使いです)
 他の色属性も簡単にできるようになると、「美TRON」にますます近づくんではないかなって思うんですけどね。
 ってだれか仮身の色を簡単に設定できるフリーソフト作ってくれないかしら。(後半の部分は、話がちょっとそれてしまった^^;)

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