月はだれしも一度は見たことがあるぐらい有名な天体なので、満ち欠けについても正しく答えられそうですが、意外とこれが難しい。
では、どれが間違っているか実験(検証)してみましょう。毎日、月を観察すれば一番いいのですが、幸いなことに天体写真を掲載しているウェブサイトがあるので、それで確かめてみましょう。
星への誘いのページに月の満ち欠けの写真があります。
それを見ると、間違っているのは、左から2つめの

です。もう一つ難癖^^;をつけると、月の絵文字の並び順も怪しいです。新月

から数えて三日目が三日月

になるはずなのですが、満月の前に来ている。まああとにかく、超漢字3の文字検索を見ると、「やや欠けた月」と説明がある

は明らかな間違いです。前号で紹介したHisa-Kunさん、これも見事に正解していました。\^o^/
ところで、

の形は、月蝕の場合には見える可能性があります。月蝕というのは、地球の影が月にかかってできるものですから、地球の影の一部分が月にかかっていると

のように見えることもあるでしょう。
しかし、月の満ち欠けが起こるのは、太陽に照らされて半分だけ輝いている月を地球から見たときの見え方が関係します。そして、その見え方(満ち欠け)は、地球の回りを公転している月の位置によって変わります。
簡単に言えば、ピンポン玉の半分だけをマジックで黒く塗っておき、それをいろんな角度から見たら白い部分(太陽の光が当たっている部分)がどう見えるか確かめれば、すぐわかるでしょう。
ですから、iモードの絵文字を並び順も考慮して直すと、次のような図になります。間違っている

に当たるのは、図の右から2つめにあたります。ようするに、欠け方が逆です。